デビルサバイバー　テキスト保管庫

ユズ

ミドリちゃん、逃げて！
そいつらは、
私たちが食い止めるから！

COMPを持たない人間に、
ダメージを与え過ぎると死亡します。
充分に注意してください。

アツロウ

クソっ…！
相手が普通の人間じゃ、
ぶっ倒すわけにもいかないのか！

ユズ

そうだね…力を加減しないと、
ますます悪魔使いの印象が悪くなるよ！
みんな、注意して！

女性社員

今までの恨みよ！

暴力団員

全部オマエのせいなんだよ！

暴力団員

よくも悪魔をばらまいたな！

ミドリ

違うの…！
アタシじゃない…！
…信じて！

ミドリ

う…痛い…、
痛いよ…お父さん…。

ミドリ

し、しないもんっ…！
正義の味方は、普通の人なんて、
絶対に攻撃しないのっ！

ミドリ

う、うん…。
きっとみんな、
分かってくれる…。

ミドリ

に、逃げなきゃ…。
誰か助けて…誰か…。
…たしか、あそこから
地下道に行けたはず…。
…あそこから逃げれば…！

アツロウ

やべぇ！
ミドリちゃん、地下道へ逃げる気だ！
ラプラスメールでは、
地下に逃げ込んだところを、
襲われる事になってる！

アツロウ

ミドリちゃん、待つんだ！
そっちはダメだ！

ミドリ

だ、大丈夫…！
きっと逃げられるもん…！

アツロウ

そうじゃなくて、
地下道は危険なんだよっ！

ミドリ

だって…！
このままじゃ、捕まっちゃうよっ！

ミドリ

に、逃げなきゃ…。
地下道…地下道に入れば…。

暴力団員

よし！　かかったぜっ！
ソイツを捕まえろ！
魔女だ、ソイツは魔女だっ！

暴力団員

しっかり押さえつけろっ…！
その変な機会を取り上げるんだっ！

ミドリ

きゃあああっ！
いやあああああっ…！

暴力団員

ざまぁみろ！
魔女は捕らえたぞっ！

ミドリ

い、いやっ、放してっ！
何で…アタシは…！
いやあああああああっ…！

（主人公）は
ミドリに話しかけた！

ミドリ

あれ…。
も、もしかして、
アタシのために…？

ミドリ

う、うん。
分かった…。

ミドリ

に、逃げなきゃ…。
地下道…地下道に入れば…。

アツロウ

ミドリちゃん！
無事かっ…!?

ミドリ

あれ…。
も、もしかして、
アタシのために…？

アツロウ

地下道には、こいつらの仲間が
待ち伏せしていて、危険なんだ！
この場から離れてくれ！

ミドリ

う、うん。
分かった…。

ミドリ

に、逃げなきゃ…。
地下道…地下道に入れば…。

ユズ

ミドリちゃん！
シッカリしてっ…！

ミドリ

あれ…。
も、もしかして、
アタシのために…？

ユズ

地下道には、この人たちの仲間が
待ち伏せしていて、危険なの！
ミドリちゃん、この場から離れて！

ミドリ

う、うん。
分かった…。

ミドリ

も、もうダメ…。
アタシ…何も悪く…。
お父さん…ごめんなさ…。

暴力団員

やった！
魔女が死んだぞっ！

女性社員

な、何なの、キミたちは…？
まさか、魔女の仲間!?
ジャマするなら、
アンタたちも許さない！

暴力団員

何だ、このガキども！
お前たちも、この魔女の仲間か!?
ジャマすると、痛い目に合うぜ！

暴力団員

何だ、このガキども！
お前たちも、この魔女の仲間か!?
ジャマすると、痛い目に合うぜ！

女性社員

ひっ…！
こ、この子たちも悪魔使いよっ！
逃げましょう、殺されるわ！

暴力団員

ひぃっ！
お、俺たちも逃げるぞっ…！

暴力団員

ひっ…！
こ、こいつらも悪魔使いだ！
逃げろ、殺されちまう！

女性社員

あ…わ、わ、私も…、
私も逃げなきゃ…！
ひぃいいいっ…！

暴力団員

ひっ…！
こ、こいつらも悪魔使いだ！
逃げろ、殺されちまう！

女性社員

あ…わ、わ、私も…、
私も逃げなきゃ…！
ひぃいいいっ…！

女性社員

たっ…助けて…！
殺されるっ…！

暴力団員

ひぃっ！
お、俺たちも逃げるぞっ…！

暴力団員

ひっ…！
こ、こいつら魔女の仲間だ！
逃げろ、殺されちまう！

女性社員

あ…わ、わ、私も…、
私も逃げなきゃ…！
ひぃいいいっ…！

暴力団員

ひっ…！
こ、こいつら魔女の仲間だ！
逃げろ、殺されちまう！

女性社員

あ…わ、わ、私も…、
私も逃げなきゃ…！
ひぃいいいっ…！

アツロウ

クソっ…マジかよ？

ユズ

そ…そんな!?

ケイスケ

見つけたぞ…。

ミドリ

あれは…ケースケ!?

ケイスケ

…命を救われておきながら、
その恩人を殺そうとする
人間のクズどもめ！
この封鎖の中に法と秩序がないなら、
代わりにボクが裁く！
お前たちの罪を教えてやるっ…！

声

…怒りに満ちた声…、
裁きを望む者よ…、
お前は正義を欲するか…？

ユズ

この声って…、
カイドーの時と同じ…！

声

答えよ…人よ…、
お前は正義を欲するか…？

ケイスケ

…ああ。
欲しいね…！
…ボクは正義を欲するっ！

声

契約は成された…。
汝、我が名を唱えるが良い…。
この、ヤマの名を…！

ヤマ

我こそは裁定者、
我こそは怒れる剣…！
悪しき者を裁く、正義の刃なり…！

ケイスケ

…ヤマだって!?
つまり、エンマ大王じゃないか！
はは…良かったよ。
悪人を裁くのに、
これほど適した悪魔はいない…！

暴力団員

あ、悪魔使いが増えた！
コイツ…ヤバそうだぜ…！

ケイスケ

…さぁヤマよ、正義の裁きを！
奴らに罪の重さを教えてやれっ！

ヤマ

汝に代わり、
我が正義の裁きを下そうぞ！

暴力団員

う、う、うわああっ！
助けてくれ！

ケイスケ

…もう、遅いよ。
地獄に落ちて、自分たちのした事を
後悔するといい…！

アツロウ

ケイスケ！
やめろっ！
何をするつもりだ！

ケイスケ

…ボクはこの封鎖に巻き込まれて、
良かったのかもしれない…。
世の中には生きているだけで、
害になる奴がいるんだ…。
そんな奴に…生きている資格はない！
秩序も、法律もない今だからこそ…、
ボクはヤマの力で、正義を行うんだ！

アツロウ

…なっ!?
何をバカなこと言ってんだ！
ケイスケ、よせっ…！

ケイスケ

…分かってもらえないかな。
ボクは…ボクはずっと思ってたよ。
封鎖の始まる前から、人の社会は、
とっくに壊れていたんだ！
力を持った正義が裁かなきゃ…、
この先も、もっともっと、
秩序は壊れて行くんだよっ！
そうだ、これこそが、
正しい力の使い方だろう!?
どうして分かってくれないんだっ！

女性社員

あの男、私たちを殺す気よ！
反対側へ逃げましょうっ…！

ユズ

ケイスケ君…、
どうして、そこまで…！

アツロウ

ケイスケ…オマエ…、
オマエ…どうしちまったんだよっ！
みんな…！
たのむ、ケイスケを
人殺しにさせないでくれっ！

ユズ

分かってる…分かってるよ。
力で人を裁いたって、
何も変わらないんだからっ…！

アツロウ

ケイスケ！
やめろ、やめるんだっ！

ケイスケ

退いてくれっ…！
キミたちと戦うつもりはない！
邪魔しないでくれっ！

ケイスケ

行け、ヤマ！
悪しき者に正義の裁きを…！

ミドリ

あ、あの…。

アツロウ

いいから、
そのまま逃げるんだ！

ユズ

いいから、
そのまま逃げて！

ミドリ

う、うん…。

暴力団員

クソっ！
ジャマさえ入らなきゃ、
逃さなかったのに…！

ケイスケ

…逃さないよ。
キミたちの罪は、ここで裁かれるんだ！

暴力団員

うう…うわぁああぁっ！
こ、こっちにも悪魔が…！
助けてくれぇ！

ケイスケ

…どうしたの？
悪魔使いをやっつけるんだろう？
さぁ…ボクを殺してごらんよ。

アツロウ

何やってんだよ、ケイスケっ！
一体、どうしちまったんだ！

ユズ

何やってるのよ、ケイスケ君！
一体、どうしたっていうのよ！

ケイスケ

…人間は、いつもそうだ。
自分が困った時だけ助けを求めて、
その場が過ぎれば、恩も忘れて、
平然とした顔で加害者になる…！
そんな連中は人間のクズだ！
存在するだけで、罪なんだよ！
裁かれて当然だろう!?
コイツらが心を
入れ替える事なんて、
絶対にないんだ！
誰かが裁かなきゃ、
罪を重ねるだけなんだよ！

ケイスケ

自分たちがした事を、
悔いるがいい…！

アツロウ

やめろ、やめてくれ！
ケイスケっ！

アツロウ

ケイスケ、やめるんだ！

ケイスケ

…邪魔をしないでくれ！
これ以上、邪魔するなら、
キミたちを倒さなきゃならない…！

アツロウ

ケイスケ君、やめてっ！

ケイスケ

…邪魔をしないでくれ！
これ以上、邪魔するなら、
キミたちを倒さなきゃならない…！

アツロウ

とりあえず、コイツを叩いて
民間人への被害を減らすぞっ！

ケイスケ

…邪魔をしないでくれ！
これ以上、邪魔するなら、
キミたちを倒さなきゃならない…！

ユズ

とりあえず、この悪魔を叩いて
民間人への被害を減らさないと…！

ケイスケ

…邪魔をしないでくれ！
これ以上、邪魔するなら、
キミたちを倒さなきゃならない…！

女性社員

怖い…怖い…。
悪魔が来る…悪魔がっ！

暴力団員

悪魔だ…アイツらみんな悪魔なんだ！
もうおしまいだぁっ…！

暴力団員

ひぃいいいっ！
ば、バケモノめっ…！

ケイスケ

絶対に許さない…。
ボクは、奴らを裁く！
邪魔をするなら、
キミたちでも許さない…！

ケイスケ

…キミたちにだけは、
分かって欲しかったよ…。
次は…ボクも全力で行くから…！

ユズ

…ケイスケ君。
もういいでしょ？
こんな事やめて…。

ケイスケ

…キミたちにだけは、
分かって欲しかったよ…。
次は…ボクも全力で行くから…！

アツロウ

…ケイスケ。
これで気は済んだか？
もう、バカな事は…。

ケイスケ

…キミたちにだけは、
分かって欲しかったよ…。
次は…ボクも全力で行くから…！

ユズ

…ケイスケ君。
もういいでしょ？
こんな事やめて…。

ケイスケ

…キミたちにだけは、
分かって欲しかったよ…。
次は…ボクも全力で行くから…！

暴力団員

くそっ、魔女め！
いつかブッ殺してやるぞっ…！

暴力団員

この悪魔ヤローどもめ！
お前たちなんかに負けねぇからなっ！

女性社員

ま…魔女よ…。
やっぱり魔女なんだわ…！
い、いつか…殺さなきゃ…。

アツロウ

ケイスケ…。

ユズ

…ミドリちゃんを襲ったあの人たちは、
たしかに、間違ってるけど…。
だからって…殺していいワケないよ…。

ユズ

うん…。
まさかカイドーみたいに、
ケイスケ君が、自分の力で
悪魔を喚び出しちゃうなんて…。

ユズ

…うん。
それだけ本気で
怒ってたって事だよね…。

ユズ

…あの悪魔、ヤマって言ってたっけ？
エンマ大王の事だって言ってたね。

アツロウ

ああ…地獄の裁判官か…。
悪い悪魔じゃなさそうな事だけが、
唯一の救いだな…。
それにしてもCOMPなしで、
人間がこんな簡単に、
悪魔を喚び出せるのかよ…。
強い意志と欲望、か…。
はは…そんなんでいちいち
悪魔が出てきたら、たまんねぇよ…。

ミドリ

あの…。

ユズ

ミドリちゃん…。
…無事で良かった…。

ミドリ

助けてくれて、ありがとう…。

ユズ

例え正しい行いをしていても、
全ての人が感謝してくれるとは
限らないって、分かってくれた？
これにコリたら、
もうちょっと大人しくしていてね？

ミドリ

……。
…ヤダ。

ユズ

え…？

ミドリ

…大人しくって、
困っている人を見捨てろって事でしょ？
アタシには…出来ないよ。

ユズ

あ〜…もぅ！
そうじゃなくてね…。

ミドリ

…助けてくれて、嬉しかった。
でも、アタシは正義を貫くから…。

ユズ

あっ…ちょっと！
ミドリちゃん!?

ああ、もうっ…！
せっかくラプラスメールの予言を防いだ
のに、このままじゃ同じ結果になるよ…。

…ねぇ、（主人公）。
ミドリちゃんの余命って、どうだった？
次に危険なのは、何日後？

ユズ

え…。
それ、どういう事？
そんな…じゃあ、どうすればいいのよ!?

ユズ

どうしたの、（主人公）？
黙り込んじゃって…。
……！
ひょっとして、ミドリちゃんの余命、
０のままだったの!?
そんな…！
じゃあ、どうすればいいのよ!?

アツロウ

…サンキュな、（主人公）。
ケイスケが俺のダチだから、
気を遣ってんだろ…？
でもさ…今はミドリちゃんを
救う方が先決だ…！
さ、彼女を探そうぜ！

ユズ

うん。
そうだね…！

ユズ

うん、そうだね。
まずはミドリちゃんを助けましょ？
それから…次はケイスケ君だね！

アツロウ

…サンキュな、ユズ。
ケイスケの事、気にしてくれて…。

アツロウ

それにしてもさ…。
悪魔使いと、普通の人との関係が、
こんなに悪化するなんて…。
まさかこんな状況なのに、
人間同士で争うとはなぁ…。

ユズ

…うん。
ケイスケ君じゃないけど、
ちょっとゲンメツするよね…。
人間は、そこまでバカじゃないって
思っていたのに、ちょっとショック…。

アツロウ

ああ…ミドリちゃんは、
一般人に襲われても、
やり返す事はないだろう…。
でも、ケイスケは一般人を
攻撃する事を、ためらわなかった…。
…助けた人に攻撃されたら、
他の悪魔使いはどうするだろう？

アツロウ

だよなぁ…。

ユズ

…私たちだって、
いつまで耐えられるか分からないよ。
そうなったら…どうしよう…。

ユズ

そう願いたいけど、
ムリなんじゃないかなぁ…。
…私たちだって、
いつまで耐えられるか分からないよ。
そうなったら…どうしよう…。

アツロウ

だよなぁ…。
やり返さないまでも、
助けたいとはおもえなくなるよな…。

ユズ

…私たちだって、
いつまで耐えられるか分からないよ。
そうなったら…どうしよう…。