信者
…おい、キミ。
そこのキミたちだよっ…。
アツロウ
…えっ?
お、オレたちの事か?

住宅街で翔門会の服を着た男に
突然声をかけられた…。

信者
き、キミたち、
翔門会を探っているんだろ?

はい
ああ、話が早くて助かるよ。
いいえ
アツロウ
そ、そうそう!
ななな何言ってんだよ。
別にオレたちは、え〜っと…!
信者
ち、違うんだ…!
隠さなくてもいい、
時間が惜しいんだよ…。
アツロウ
…は…へ?


し、翔門会の信じている主上とは、
神なんかじゃない…。
あれは…あれは、悪魔なんだ!
だから私は、
翔門会を脱走するつもりなんだよ!
その前にキミたちに情報を提供したい。
どうして?
…キミたちなら翔門会の野望を、
食い止めてくれるように思えるからだ。
とにかく聞いてくれないか。
信じられない
…ムリもない。
だが話を聞くだけなら損はないだろう?
キミたちなら、翔門会の野望を、
食い止めてくれると思ってるんだ。


私は、COMP作製関連に携わっていた。
だから、その方面でなら多少、
知っている事がある…。
話を続けてくれ
私はナオヤという男の指示で
仕事をしていたんだ…。
ナオヤと仕事をした?
ああ、そうだ。
あの男の指示で仕事をしていた。


き、キミたちの中に、
あの男の従弟がいるんだろう?
キミたちが召喚プログラムの
サーバーについて、
調べている事も知っている。
アマネ様を除く、翔門会のほぼ全ての
人間は、すでにキミたちを、
警戒し始めているんだ…。
早く話して
そ、そうだな。
まず、私が関わっていたのは、
それはまずいね
ああ、その通りだ。
だから、キミたちのために、
私の知っている事を教えよう。
だが、私が関わっていたのは、


データや動作の検証がほとんどだ。
悪魔を完全に消したり、
制御する方法を求めているなら、
キミたちの望む答えは返せない…。
アツロウ
それでもいいっスよ!
(主人公)、質問してみようぜ。
召喚プログラムの仕組み
信者
わ…私は、COMPの作成に
携わったとは言っても、ナオヤの指示した
処理の末端を作ったに過ぎない。
プログラムのほとんどは彼が行っていて、
完全にブラックボックスだったんだ。
彼の頭脳は尋常じゃない。
我々の理解は到底およばなかったよ…。
すまないが、そこは役に立てそうにない。
従来の召喚との違い
伝統的な悪魔召喚は、魔法陣と触媒を
用い、決められた手順に従う必要がある。
つまり、術者自身に膨大な知識が必要だ。
…あのプログラムは儀式に必要な手順を
マクロ化し、完全に再現する事で、
術者の知識を、不要とするものだ。
だが、開発は最終段階で困難を極めた。
儀式において最も重要な、術者の願望、
つまり思念の力が再現できなかったんだ。
どうやって再現した?
でも成功してる

それは…分からない。
ナオヤがそれを見つけたんだ。
何らかの方法で思念の力を再現し、
見事に悪魔召喚プログラムを、
完成させた…。
サーバーの場所
信者
…サーバーの場所は、
翔門会の中の人間でさえ、
もう誰にも分からないんだ。
COMPが完成し、量産に入った頃、
サーバーは突如として消えてしまった…。
COMPの悪魔召喚プログラムが
機能している以上、サーバーも
どこかで機能しているワケだが…。
ただ1人、アマネ様だけが、
その在り処を知っているかのような
素振りを見せていたのは確かだ…。
COMP開発の経緯
アマネ様は…COMPの開発以前に、
悪魔を喚び出す事に成功していた…。
それが巫女としての力なのか、
または違う何かによってもたらされた
ものなのか…それは分からないが…。
ただ1つ、信者の中でまことしやかに
ささやかれるウワサがある。
アマネ様の中には、何か強力な悪魔が、
棲み着いているというんだ…。
ウワサでは教祖の九頭竜が、
アマネ様の子供の頃に、
何か儀式を行ったらしいのだが…。
とにかくアマネ様は、古い伝統に
乗っ取った儀式を行うことで、悪魔を
喚び出す事が出来たようだ。
しかし、精神的にも、肉体的にも、
大きな負担を強いられるらしく、
教団は、COMPの作成に着手したのだ。
悪魔を喚べるのはアマネだけ?
いや、実はアマネ様の他にも、
悪魔を喚べる者がいたのだ。
COMPの設計が難航した折、
アズマ様が1人の女を連れて来た…。
その日から、COMPの開発は、
劇的な進歩を遂げたのだ。
作製にアマネの力を流用した?
いや、違う。
アマネ様の力が、開発の起源と
なったのは間違いないが…。
実際の開発に用いられたのは、
アマネ様ご本人の力ではないのだ。
COMPの設計が難航した折、
アズマ様が1人の女を連れて来た…。
その日から、COMPの開発は、
劇的な進歩を遂げたのだ。

アズマ様?
アズマ様は、翔門会の幹部だ。
柔らかな物腰で話すが、
何を考えているのか分からない節もあり、
信者の中でも怖れられている…。
アズマ様の連れてきた女は、
自分の作った旋律を奏でる事で、
悪魔を喚び寄せる事が出来た。
…ただし、どんな悪魔が出てくるかは
彼女にも全く分からないらしくてな。
つまり、喚び寄せたというよりも、
悪魔が出てきやすい状況を作れた、
と言う方が正しいのかもしれない。
1人の女?
アズマ様の連れてきた女は、
自分の作った旋律を奏でる事で、
悪魔を喚び寄せる事が出来た。
…ただし、どんな悪魔が出てくるかは
彼女にも全く分からないらしくてな。
つまり、喚び寄せたというよりも、
悪魔が出てきやすい状況を作れた、
と言う方が正しいのかもしれない。

彼女はどこに?
それは…私には分からない、
私は彼女と話した事もないからな。
だが、悪魔を喚び出す力を持った女だ。
翔門会が手放すはずがない。
どこかの施設にかくまわれているかも
しれないし、逃げた可能性もある…。
なるほど…


少しは、悪魔召喚とCOMPの
関係を分かってもらえたか?
私は、そろそろ戻らないと…。
…いいか?
さらに情報を集める気なら、
アズマ様か、ナオヤを探すんだ。
キミたちの成功を祈っているよ!
ユズ
…なるほど。
全ての真実が明らかに
なったワケじゃないけど、
色々と役に立つ情報だったね。
アツロウ
ああ…、
情報は少しでも多い方がいいからな。
それにしても…。
アマネはCOMPなしで、
悪魔を喚ぶ事が出来るのか。
身体の中にいる…って、あれ?
何か忘れているような気が…。
天使もいなかった?
……!?
そうだよ!
確かアマネの中には
レミエルって天使が
いるんじゃなかったのか…!?
ソイツの事なのか…それとも、
また別の悪魔がいるのか…?
…でも天使と悪魔が身体の中にいたら、
戦いになっちまったり、しないのか…?
あ〜もう、ワケが分かんねぇ…!
アイツ何者だ?
ん…ああ。
確かにここまで来ると正体不明だな、
正直、混乱しちまいそうだ。
そもそも、あの子が人間なのかさえ、
疑わしくなって来ちまう…。

ユズ
もう1人…悪魔を喚ぶ事の出来た
女性がいたって話も気になるね…。
もう少し調べよう
(はぁ…また〜に飛ぶ)
旋律って何?
アツロウ
旋律…って、曲だろ?
…ってことは、悪魔を喚ぶ曲!?
どういう事だ…?

ユズ
はぁ…また謎が増えちゃったよ。
…でも、ナオヤさんに協力した女性と、
悪魔を喚ぶ旋律、か…。
この情報は、何か役に立ちそうな気がするね。

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