試作型「FASTパック」(俗称「スーパーパック」(機体背面上部側 【NP-BP-01 R/L】相当部分のみ)とVF-1専用・大気圏離脱用ブースター(自動帰投型)。 詳細はVF-X6『ジニーア』の項目も参照ください。 |
VF-X2の増加試作機は、バトロイド形態への変形試験と、1号機に引き続いて全く新しい動力源である、プロトカルチャー (資源)・核融合・ターボファンエンジンの搭載と実用試験を主な目的にしていました。 従来の航空機とは全く異なる形態へ、しかも飛行中に空気抵抗や、重力、慣性に逆らって、各部のアクチュエーターで各部ユニットを移動させるこは、如何に高度な革新技術OTM【オーティーエム、Over Technology of Macross】を用いても、当時の科学技術力では大変な困難が伴いました。 彼女、アナスタシア【Anastasia Focke】は、自ら志願してこの困難な飛行中の変形試験に挑んだのですが、残念ながらその過程で生命を失う結果となりました。 実父マクシミリアン・フォッケはこの結果を、地球統合政府の「統合思想の過ち」、つまり烏合の衆による衆愚政治【Ochlocracy】による、エミール・ラング工学博士らのチームの指導力不足と考えました。 こうしてフォッケは、これらの技術ファイルと自らのパイロットとしての素質、更には『アルモン』【Arumon】アルマン社の技術提携以後の改良型試作機である、YVF-X14 タイガー・キャット試作2号機そのものを持って、ソビエト連邦崩壊後に再結成されたロシア社会主義独立州【Eastern Bloc Soviet Independent State /EBSIS】に亡命します。 |