当項では1本1本づつ平沢所有のTalboの解説等をしていきます。

東海楽器製造 A-100S 「Talbo」 ゴールドカラー

解説
1983年発売の際、雑誌を見た平沢が東海楽器にコンタクトを取り、もらってきた(平沢談)うちの1本。
まず中期P〜解凍Pにかけて、具体的には1983年から1992年まで第一線で使用された。

1992年6月27日、ドラムスのヤスチカ氏不在の「P-MODEL LO-RES」として行われたライブにて
機材トラブルに対し腹を立て(平沢曰く「なんとなく」)振り回し、再起不能にしてしまった。
この件は後にFERNANDES PHOTON誕生のきっかけになったと思われる。

PHOTONの開発と並行して(?)修理が進められ、1993年のライブツアー「能率の予感」のいずれかのライブで若干仕様変更の上復活した。(それ以前に登場の可能性あり)

最後に1994年、ソロ「Aurora tour」でも使用されたが、その後の動機は不明。
参考画像
1992年6月以前 
1992年12月11日「能率の予感」
1993年10月11日「待機」
1994年

東海楽器製造 A-100S 「Talbo」 シルバーカラー/池部楽器Talbo secret factory「TALBO-ASTRO」

解説
ゴールドカラーと同じく、1983年発売の際、雑誌を見た平沢が東海楽器にコンタクトを取り、もらってきた(平沢談)うちの1本。

シルバーは‘83年当時の生産ラインにはラインナップされていないカラーである。

中期P・解凍P・改訂P・ソロと通して使用された。具体的には1983年〜2001年まで使用された。
ライブで最後に確認されたのは2001年のソロ「LIVE SOLAR RAY」

Roland社製のGK-2が取り付けられ、MIDIギターとして用いられる事も極短期間だがあった。

平沢のキャリアで最も長く、かつ未改造で使われていたが調整のため、2011年に池部楽器Talbo secret factoryにて調整・改造。
カラーをゴールドに塗り替え、ピックガードがパールクリーム色になった。
センターピックアップを排した上、ピックアップのパラレル(並列)スイッチと位相反転スイッチが追加された。(FENDER社のjaguarを意識)

現在は主に宅録で使用されているためライブなどでは確認されていない。
参考画像
1994年頃1991年2001年
「TALBO-ASTRO」

池部楽器Talbo secret factory 「ICE-9」

解説
依頼・製造時期は2004年後半、初出は2004年11月の核P-MODELのライブ「トーキョー・ビストロン」
池部楽器Talbo secret factoryによってTalbo生産が復活したことを知った平沢進がSSHタイプ(推定)クロームメッキのTalboを購入
その後電装をカスタムしたものが上記のライブで使用された。

2020年にシグネーチャーモデルが完全数量限定で発売された。
パーツ/仕様
ボディーはクロームメッキ加工が施されている。
ピックガードは白。サスティナー用のスイッチが増設されている。

ピックアップはフロント FERNANDES サスティナードライバー(白)
       センター Gotoh GS-1
       リア   SeymourDuncan JB-Jr
ブリッジはGOTOH製Wilkinson VS100N
ネックの仕様が時期によって変わっており、下記のように変化している。

前期型(2004〜2006)
「トーキョー・ビストロン」からInteractive Live Show 2006「LIVE 白虎野」までの仕様。
ポジションマークが6弦側に偏ったタイプのネックをつけている。


中期型(2007〜2009)
「PHONON2550」からInteractive Live Show 2009「LIVE 点呼する惑星」までの仕様。
標準仕様のポジションマークを追加している。要するにポジションマークが二重になった状態。
視認性の向上のために付けられたと思われる。


後期型(2010〜2022現在)
「PHONON2553」から2022年INTERACTIVE LIVE SHOW 2022「ZCON」で最後に確認されている。
ネックが青色LED埋め込みタイプに変更された。

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