平沢進所有のタルボについては平沢進とタルボを参照のこと
東海楽器製造(旧東海楽器研究所)により1983年より発売されたエレキギター
解説
1983年より「アルミ合金」で作られたことをキャッチフレーズにしたエレキギター。
1985年の東海楽器製造倒産まで生産された。
1987年に発売終了。

年を経て1996年より、東京の池部楽器にてTalbo secret factoryが設立。
代表に三鷹楽器の倒産により異動された稲澤氏が就任。
東海楽器製造とのOEM(業務提携)により細部を変更した新型モデルを今日まで開発・発売し続けている。
構造・特徴
周知の通り、金属(アルミ合金)は非常に密度が高い(重い)ため、”ガワ“のみアルミ合金で作られ
ボディー内に建材などで用いられる「発泡ウレタン」を充填し、ハウリングや響鳴を抑えている。
高音を主張させるため、‘83〜’85年の東海楽器製モデルは回路にコイルが付いている。

‘83〜‘85年製のタルボにはノントレモロ仕様が存在する。
ピックアップ(マイク)は東海楽器製では当時同社にて生産されていたストラトモデルに搭載されていた
オリジナルのシングルコイル、オリジナルのハムバッカーが搭載されていた。

’96年以降の池部楽器通常生産モデルにはGOTOH社製のシングルコイルが搭載されている。
余談・注釈
平沢氏がP-MODEL・初期ソロにて使用しているモデルは‘83〜85年製のタルボです。
ICE-9は池部楽器Talbo secret factoryによる特注です。

1994年に当時東京の「三鷹楽器」所属の稲澤氏により、在庫として東海楽器製造に余っていたボディー・ネックを組み合わせ
所謂「三鷹タルボ」として少数(100本前後?)が生産された。
判別方法
初期・現行モデル問わず、同シェイプで木製のタルボが存在するため注意
‘83〜’85年製の東海楽器製造のタルボは現行モデルよりややシェイプが丸い。
ネックは2点留め、バックパネルはビス1本で支持されている。
トレモロ付きの場合、ブリッジが2点支持である。
ヘッドロゴはTOKAIの後に「BLAZING FIRE」と続く。
カラーは基本的に黒・金・(銀)・赤・蛍光赤・青・パールホワイト。(その他サンバーストなど)

‘94年製の三鷹楽器製造の「三鷹タルボ」は東海楽器製造モデルとほぼ同一だが、ヘッドロゴがTOKAIの後に「GOLDSTAR SOUND」と続く。
’95〜‘96年の三鷹楽器製造の「極初期現行モデル」は現行のモデルとほぼ同一だがヘッドロゴがTOKAIの後に「GOLDSTAR SOUND」と続く。

’96年以降の現行モデル・池部楽器販売のタルボは東海楽器製造モデルよりやや尖ったシェイプとなっている。
ネックは4点留め、バックパネルはストラト等と同様に6点留めとなっている。
トレモロ付きの場合、ブリッジはスタッド支持となる。
ヘッドロゴはTOKAIの後に「BLAZING FIRE」と続く。

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