ぼくはかんぺきでむてきなさいきょーのようせいなのだ。
どんなやつでもかんたんにひねりつぶしてひざまずかせるのだ。
｢はなちて！はなちて！たすけてほしいのだー！｣
たいへんなのだ！めすずんがくちょにんげんにつかまってるのだ。
まっててね。いまからくちょにんげんをぶっころちてやるのだ。
くらえ！ぐるぐるぱんちなのだ！！
｢ぐわー！やられたー！｣
やったのだ！くちょにんげんをたおしたのだ！
｢ありがとうなのだ。おれいにヘコヘコさせてあげるのだ。｣
ヘコヘコ ヘコヘコ ヘコへコきもちいいのだ
｢ずんぽいいのぉ！｣
ヘコヘコ ヘコヘコ
ヘコヘコ ヘコヘコ
ヘコヘコ ヘコヘコ……
｢うっ！うまれりゅ……！｣
ﾎﾟｺﾎﾟｺﾎﾟｺ……
｢おぎゃーのだ！｣｢おぎゃーのだ！｣｢おぎゃーのだ！｣
うまれたのだ！いっぱいうまれたのだ！なんてかわいいこどもたちなのだ！
(数ヶ月後)
おちびちゃんたちがぼくのようにたくましくそだったのだ！
これならくちょにんげんなんてらくしょーなのだ。
さっそくくちょにんげんのしゅうらくにでせめこむのだ！あとにつづくのだおちびちゃんたち！
「「「のだ！」」」
(しばらくして……)
やったのだ！ここのしゅうらくをぼくたちのものになったのだ。
いずれはすべてをぼくのものにするのだ！！のーだのだのだっ！！
のーだのだのだっ……………………。
｢のだっ！？｣
ずんだ虫は目を覚ました。見渡すと相方のメスずんと子ずん達は皆グチャグチャにやられた状態だった。そして四肢がもがれて、ほぼたりないの体になっていた。
｢ママずん……。おちびちゃんたち……。しょんな……。これまでのことはゆめだったのだ？うう……うわぁああああああああ！！｣
幸せだった夢から覚めた後の現実に起きた理不尽の跡はこのずんだ虫にとって直視できないものであった。
現実から逃げるように体を張って這うように明後日の方向に進んだ。しかし……
バサバサッ
突然、日本で全く見ないであろうコンドルに掴まれ飛んでいった。
｢とりさん、ぼくをどこかにつれてってくれるのだ？｣
コンドルはずんだ虫を離した。
｢のぎゃっ！！うぅ……ここは…どこなのだ……？｣
落ちた所は工事中の道路であった。
ブルルルルルル……ブチッ
ロードローラーに乗っていた男は降りて言った、
「ばっちいなぁ。ずんだ虫かぁ？」
あのずんだ虫の野望は体とともに潰れた。
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このページへのコメント
夢の中で子ずんたちがみんなムキムキになってるの面白いです。ただ、やはり現実は甘くはなくて、人間の悪意とか自然の厳しさにやられるのがオチなんですね。
ムキムキなずんだ虫が大量発生している絵面が面白すぎました。
タイトルが「かんぺきでむのーなようせい」に見える
多くの妖精が、この手の妄想をしているのでしょうか…
『へこへこ』のシーン、おぞましい………動いたらさらに気持ち悪いことになりそうですね()
大きくなった子ずんにも性器がついているの、抜かりなくていいですね〜！！
寝バックのシーンなんかリアルで面白いｗｗ
思わずむせてしまった（お茶飲んでなくて良かった…）。
良く見ると人間の顔が「くちょ」なのもなんかイイですね〜。