エル・シッド:第二席。実質的な近衛騎士の長として厚遇している。
「そうある因果があったとはいえ、私は貴公に不遇を与えた全てを許せそうにない。どうかこの地において、騎士達の模範を示して欲しいと願っている」
「―――特に、ここの騎士と傭兵は隣り合わせにある。彼らの誇りを失わせないために、どうか貴公の力を貸してほしい」
ウィリアム・マーシャル:第三席。近衛騎士団が誇る無敗の騎士。
「それで構わない。奪わずに済む命であれば奪わないに越したことはないのだから。私は、奪ってきたが故にそれを知っている」
「王ではなく、また円卓の騎士の中でも、私が貴公の主となるとは恐縮だが。私も必ずや責務を果たしていこう」
ライト兄弟:第四席。アレが戦争に参加しているのは、果たして望ましいことなのだろうか。
「何も戦うばかりが能ではない。貴公の魔剣は自在に空を飛ぶもの、輸送や偵察にも手を伸ばしてほしいと思っているが」
「―――だから厄介なのだ、傭兵などという概念は。言われずとも騎士は戦いで糧を得る、そこに彼らのような者まで巻き込まないで欲しいものだな」
勇者アルトリア:第七席。……ん?んんん???
「……その、何と呼べば?父上? あっ姉上ですか。ハイ……」
「とはいえ、貴方もまた騎士王であるならば、私にとってこれ以上の相談役もいない、か。頼りにしていますよ。……あ、姉上?」
八房:第八席。とある少女に拾われた犬……と思いきやサーヴァントだった。
「ところで、会話は通じているのだろうか。作戦の指示を聞く以上できないハズはないのだが……」
「ふむ、どうしても主が気になるか。いっそ貴公の上に騎乗できるようになればいいのだが……重すぎるだろうか?」
マンフレート・フォン・リヒトホーフェン:第十一席。確かな実力とカリスマ性を兼ね備えた傑物だが、如何せん暴走しがちなのが玉に瑕。
「いいか貴公、単独での突出は控えて……了解ではない!絶対に聞いていないだろう!」
『ミレトス』:配下の組織。彼らの活動中は直接の上司ということでオブザーバーの位置に収まる。
彼らが挑む先を見守るが、たまに
荒唐無稽が過ぎる世界では平静を失うことが多々ある。
「一体何を狼狽えている?君達はあらゆる困難に挑む使命を帯びたミレトスの人間だ、滅多なことで―――おいアレは何だ!???今すぐ説明しろ!!!!!!!」
マイアナ:アナトリアの少女。騎士達の管理で多忙なためか、直接顔を合わせる機会は少ない。