キャスターが作成し、使用する“杖”。
その見た目は水晶体で構成された長方形の板。
この“杖”は内蔵した魔力バッテリーの続く限り、所持者の魔力消費を代行することが可能である。
また魔術の過程をアプリケーションとして登録しておけば、魔術行使における飛躍的な効率化が可能となる。
さらに電波が通じる所であれば、人類作の情報ネットワークに(不正に)アクセスし、ある程度操作することも可能。
神秘、現代の二側面からキャスターを強力にサポートする次世代の杖である。
しかし耐久性には物凄く難がある。
落とすと割れるし、ぶつけても割れる。攻撃を当てられなどした際には粉々になる。
「そもそも前線で振り回すもんじゃないかんね??
っつか軍師がわざわざ前線に出る状況ってナニよ?? 詰んでんじゃね?? フツー詰んでねそれ??」
とは本人の談。
壊れると一から作り直しなのでキャスターは泣く。泣いた。
製作モデルとなったものは、ラーズグリーズが過去に根源の智慧に触れた際に見た“遥か未来の道具”。
ラーズグリーズはそれを参考にし、この“杖”の設計を完成させた。
現代で言うところのスマートフォンに近い形をしているが、因果関係は不明である。