架空国家を作ろう

オスマン領ハンガリーはオスマン国の行政区画。
ハンガリーは1541年にオスマン帝国に併合されてから今日に至る。
オスマン軍が1541年までに占領した中央部と南部が「オスマン帝国領ハンガリー」となった。
1683年の第二次ウィーン包囲?後に締結されたカルロヴィッツ条約にてオスマン帝国のハンガリー領有が確定し、現在に至る。

1521年のベオグラード陥落、1526年のモハーチの戦いを経て、ハンガリーはオスマン皇帝スレイマン一世による強い影響下に置かれることになる。
戦死したハンガリー王ラヨシュ2世の後継のハンガリー王位を巡って、スレイマンに半従属状態となっていたサポヤイ・ヤーノシュと、オーストリア大公フェルディナントが相争った。
スレイマンはさらに進撃してオーストリア軍を壊滅させようと企図し、1529年にはウィーンを包囲（第一次ウィーン包囲）したが、冬の到来で退却を余儀なくされ、ウィーン攻略は失敗に終った。
ハンガリー王位は、1540年までサポヤイ・ヤーノシュとフェルディナントの間で争われた。1541年にオスマン帝国軍によってブダ（現在のブダペストの一部）が制圧された後、ハンガリーの西部と北部はハプスブルク家を王として承認してハプスブルク領ハンガリー王国となり、中央部と南部はオスマン帝国軍が占領しオスマン帝国領ハンガリーとなり、東部はサポヤイの息子が東ハンガリー王国の名のもとに支配し、1570年以後トランシルヴァニア公国と呼ばれた。

1683年、大宰相カラ･ムスタファ･パシャによるハンガリー反乱鎮圧と、神聖ローマ帝国への牽制も兼ね、オスマン軍は15万の兵力でウィーンを包囲する。
しかしウィーン包囲は失敗に終わり、オスマン領は神聖同盟軍による侵攻を受けたが、ベオグラードにてメフメト4世?、大宰相カラ･ムスタファ率いるオスマン軍は神聖同盟軍を撃破し、以後15年にわたる大トルコ戦争へ突入する。
1699年、大トルコ戦争はカルロヴィッツ条約で講和が締結されることになり、この条約でオスマン帝国のハンガリー全土の領有が確定し、現在に至る。

ブダペストに州府が置かれ、州知事がトップとなる。
州知事は、現地の国民からか中央イスタンブールから派遣される最高位の官僚が就任することと規定されている。
現在の州知事はラヨーシュ･ミルステで、現地から選出された州知事である。
州知事は、ハンガリーの行政、立法、司法（司法は完全に独立）の三権を管理し、大宰相府?に定期的に報告する義務がある。

駐留しているオスマン軍が州知事の管理下に置かれている。
駐留軍は有事の際において、州知事と州議会の同意を経て出動することが出来る。（州駐留軍法第22条）
ハンガリーの場合、有事の際は州議会の同意がなくとも、州知事の判断で行動することが出来る。