中ボス扱いでありながら出現数に制限が一切なく、どのセルリアンよりも攻撃回数が多く、そしてレベル3までとレベル4とで別物レベルで性質が変わる特異点だらけの中ボスセルリアン。
派手な広範囲攻撃を持たない代わりに攻撃のペースに特化しており、同時に中ボス特有の高いステータスと対フレンズ衝撃耐性を備えているためにそのまま殴り合うと非常に危険。
特に近距離タイプのフレンズを向かわせれば毎秒ペースの恐ろしいスピードでHPを持っていかれ、一瞬でレベルアップの餌にされてしまうこと間違いなし。
遭遇したらまずは何が何でもサーバルが率先して攻撃して引き付けなければ被害は甚大になってしまう。セルリアン側からも近付いてくるので恐れず応戦しよう。
1体しかいない状態であれば武器を持っている手のパターンに注目し、右手の個体ならば右回り、左手ならば左回りをしながらの至近距離戦が有効。
向きを合わせて横回りしながらコンボアタックを連打しているだけでサーバルは被弾せず、他のフレンズにも攻撃が向かないために全員が無傷でダメージを与えることができる。
但し、戦っている場所が狭い通路内の場合は横回りをするスペースが取れず、サーバルともども大ダメージを受け続ける羽目になってしまうためその場合は部屋区画まで誘導しよう。
そうして石が出たら、あとはフレンズ達と一斉に仕掛けて速攻あるのみ。位置が下側であればそのまま横回りコンボアタックを続ければ自然と当たり続けて撃破可能であるが、
後頭部や腕に出た場合はそれでは届かないため、ボルトアタックの雷撃部分で強引に当てに行く必要がある。タイミングよくクイックエスケープで避けつつ、すかさず頭上に叩きこむと成功する。
ボルトアタックの雷撃部分が石にヒットすれば必ず仰け反るため、そこから連続で当て続ければHP0になるまで仰け反らせ続けることも可能。
…という具合で、1体しかいない時はサーバルが冷静に対処すれば寧ろ完封しやすい敵。
Desmodesmus communisと似たタイプと言えよう。
しかしながら
このセルリアンは上述の通り、普通に複数体同時に出現して同時攻撃を仕掛けることができ、その場合は横回り戦法は通じなくなる。
攻撃判定の狭さを解消し、そこにあるのは
近距離タイプのセルリアンでも屈指の追尾性能に加えて間合いに入ったら反撃を入れる隙も無い攻撃密度で押し寄せる攻撃判定の壁、
なおかつその数に応じて
こちらの攻撃対象が分散されることにより即ゲームオーバー級のペナルティ行動「シャウト」の発生率も上がっていくリスクを付与し、
単体の時とは比べ物にならないプレッシャーをかけてくる。2体以上が揃い、群れてこそ中ボス相応の実力を発揮するセルリアンであり、しかもその状況は寧ろ頻発し得る。
こうなってしまったら真正面からの突破は非常に困難であり、他のフレンズともども一方的に蹂躙されかねない。
この状態に対してサーバルが安全に通せる行動は一つ。複数体に同時ヒットし、なおかつ一撃で高い衝撃力を与える「ジャッジメント」を出し惜しまず使うこと。
石が出ていない状態であってもこのセルリアンはジャッジメントの雷撃部分1ヒットで仰け反って隙を晒すため、その間にもう一度ジャッジメントを当てる、
または2回分必要であるがボルトアタックを当て続ければ石露出までの衝撃力に達する。石さえ出ればその後はこちらの攻撃1ヒットずつでもノックバックさせ続けやすく、
他のフレンズが石めがけて一斉にかかれば一瞬でHPを大きく削って各個撃破を早いペースでこなしていけるようになるためあとは複数体同時であっても十分対処できる範疇の敵となる。
無論、石が出た後も横回り戦法は通じないのでまずはこのセルリアンの攻撃タイミングを見計らい、ジャストドッジ狙いのクイックエスケープでその場回避しつつ石に目掛けてボルトアタック。
ジャストドッジ成功となれば無敵時間によって多重に繰り出される攻撃もまとめてすり抜けられ、なおかつ攻撃によって前に出てくることで複数体の石をまとめて1回のボルトアタックで巻き込むことも可能。
その繰り返しで数を減らし、1体になったら被弾しにくい横回り戦法に戻る…
などとは考えずに最後の1体まで即撃破を怠ってはいけない。
この残り1体に「シャウト」を使われてしまったらそれまでにどれだけ有利に戦えていたか関係なしに一気に逆転負けコースへ向かわされる。
多人数戦時の立ち回りの延長上で多少の被弾は恐れずに石への攻撃を撃破するまで継続。時間経過によってはジャッジメントも惜しまない。
多人数戦での厄介さは最後の1体まで続く。
「シャウト」を使われた後のことは最早アイテムを大放出して凌ぐこと以外に通用する手段が無いに等しいため、そもそも使わせてはならない。
もしもこの
ジャッジメントが使えない状態で複数体同時との戦闘となったらそれだけで非常に厳しい戦況になってしまうため、サンドスターゲージの管理がとにかく大事。
そのために、
このセルリアンが1体しかいない状態で遭遇したら撃破を怠らず、それもなるべく撃破するまでにゲージを大きく稼ぐ癖を付けておく。
「シャウト」はその使用条件上、石が出ていない間の戦闘時間がいくら長引いてもその発動率には全く影響しないため、石が出ていない間の横回りコンボアタックはその面でも効率が良い。
石が出た後もなるべく野生解放無しで攻撃を続け、撃破するまでの過程全てをゲージ回収にあてたいところ。1体だけであれば野生解放無しでも撃破が間に合う猶予は十分にある。
この前準備を経て、複数体に出くわした時に溜めたゲージでジャッジメントを放って数を減らす…というサイクル全体がこのセルリアンに対する攻略の要となる。
やむを得ずサンドスターゲージが空の状態で複数体に出くわしてしまった場合の応急措置として考えられるのはスピンアタックでのゲージ稼ぎ。
衝撃力稼ぎとしては雀の涙であるが数が多ければ大きいほど一度に溜まるゲージの量は多く、間合いを取りつつ移動しながら繰り出した場合はある程度は被弾を免れることも可能。
また、スーパーアーマー特性の存在によって被弾しても連続ヒットは阻止されない点も効いてくる。…レベル3は一撃でノックダウンさせられるため要注意。
あくまで応急措置であり、このセルリアンが出る階層では基本的には常にゲージを最低3つ以上保ったままの状態をキープできるようにしたい。
…以上は、レベル1〜3の個体についての話。
レベル4の個体はセルリアンとして別物レベルであり、上記の攻略は殆ど役に立たないため別途の対策と立ち回りが必要。
「射撃武器」があまりに高性能であり、
1体しかいない場合であっても横回り戦法どころかこちらが回避行動を一切とらずに攻撃を継続できる状況が存在しない。
かつ、反撃をするにもハイペースの後退移動によってこちらの攻撃の殆どはこのセルリアンが次の攻撃判定を発生させるまでに間に合わず、
普通のヒット&アウェー戦法では互いにダメージが入り、そうなればこちら側のHPが何倍も早く先に尽きてしまって勝負にならない。
そんな相手に無傷でダメージを通せる方法は至近距離でジャッジメントをぶち込み続けて何もさせずに倒す…なんて方法はこのセルリアンに限ったことではないので置いといて、
それ以外での方法となると
ウェーブアタックかパイルアタックのみを繰り出し続ける方法に限られ、いずれも専用対策らしい立ち回りが必要。
ウェーブアタックの場合は遠距離を維持し、横移動とウェーブアタックを交互に繰り出す方法。遠距離であればウェーブアタック後の硬直を考慮しても移動による飛び道具の回避が間に合う。
パイルアタックの場合は中〜近距離を維持し、飛び道具に対してドッジステップでジャストドッジを決めつつキャンセル発動、攻撃後にドッジステップが間に合うのでそれを繰り返す方法。
通常、パイルアタック連打は衝撃力効率が悪い場合が多いが
このセルリアンは自分から距離を離してくるために威力上昇と後退行動対策の両方を兼ね備え、例外的に有効な選択肢となる。
前者の方が難易度は低いが状況によっては後者を選ぶ必要があり、いずれにしてもロックオン対象が他に移らないためにロックオン固定機能を使う癖をつけたい。
この方法でも石が出るまでに時間こそかかるがこのセルリアンがサーバル狙いである状態を維持しつつ被弾を免れられ、その隙に他のフレンズが攻撃可能になり、
石が出た後も焦らずに同一パターン行動を続け、他のフレンズに有効なアタッカーが居ればそちらにダメージ稼ぎを任せてサーバル自身は石は無理に狙わない。
アタッカーとして有力候補は
ツチノコや
アフリカオオコノハズク/ワシミミズクといった後退行動に耐性があり、石も狙いやすいフレンズ。このセルリアンへのピンポイント対策でも最低1人は優先的に連れておきたい。
そうしてこのレベル4の個体さえもサンドスターゲージ源にできたらもう言うことなし。
いくら高性能な攻撃でもそれ1つしか使ってこないのであれば、こちらも同じ対策行動で返し続ければいい。
…以上は、レベル4の個体が2体以上いると成り立たない。2体同時に出くわしてしまったら、もう回避やら無傷で処理などという思考は放棄し、何を使ってでも残り1体に減らすことを最優先するしかない。
サンドスターゲージがあるならば周りに構わずレベル4個体の1体めがけてジャッジメント連打。
とにかく1体だけにしよう。そうしなければどの作戦であれ回避行動の一切を放棄したゴリ押し戦法に劣る程度に全く機能しない。
ということはレベル1〜3同様に事前のサンドスターゲージ温存と稼ぎのサイクルが半ば必須事項であり、そのためには1体相手であれば上記の立ち回りを完璧にこなしてしっかりゲージ源にするよう努めるべし。
万が一、
ゲージが無い状態で2体以上に出くわしたらスピンアタックで現地調達する暇などとてもないため、アイテム使用を即決して構わない。この場面以上にアイテム無しで切り抜けられない場面もそうそうないのだから。
…アイテムまでも底を付きてしまったのならば、このセルリアンのことなど無視してゴール地点へ駆け込むのも手である。