借金問題・多重債務の解決方法を紹介します。

ブラックリストとは

ブラックリストというと、まるで要注意人物一覧の名簿のようなものを想像するかもしれませんが、実際にはそういった名簿が存在するわけではありません。
では、ブラックリストとは一体どのようなものなのでしょうか?

個人信用情報機関では、ある一定期間支払いを延滞したユーザーには通常の支払い遅れとは区別した情報を登録します。この情報は専門用語で「異動情報」や「事故情報」または「延滞情報」という名称です。これらの情報が、通称ブラック情報と呼ばれているのです。このブラック情報が登録された状態をブラックリストに載ったと表現しているのです。
要するに、「ブラックリスト」=「事故(延滞)情報が登録されている」という状態のことなのです。


ローンの信用情報機関について

住宅ローンにせよ、クレジットカード作成にせよ、ローンに関する契約の際には必ずその人の信用情報(与信情報)が調査されます。個人の信用情報は「信用情報センター」と呼ばれる機関で一元管理され、各金融機関で情報共有されています。

日本国内の信用情報センターには、以下の4つがあります。国内で融資業務を行っている金融機関は、ほぼ例外なく以下のどれか(場合によっては複数)に加盟しており、貸し出し審査の最重要項目である各個人の与信実績は、全てのローン会社で情報が共有されているのです。

名称加盟している会員企業履歴保存
全国銀行個人信用情報センター
(通称:全銀協/KSC)
銀行、信用金庫、信用組合、農協などの金融機関延滞5年
自己破産10年
(株)シー・アイ・シークレジットカード会社・信販会社延滞5年
自己破産7年
全国信用情報センター連合会
(通称:全情連/JIC)
消費者金融業者延滞1年
自己破産10年
(株)シーシービー外資系クレジットカード会社と消費者金融延滞5年
自己破産7年


消費者金融が加盟しているのは全国信用情報センター連合会、通称:全情連で他の信用情報機関に比べて記録している情報が細かくて精度が高いことが特長です。全情連は全国33の情報センターから組織されており、本部の役割を担っています。

情報交流CRINについて

個人信用情報機関のうちCIC、JICC、KSCはそれぞれ相互に事故情報(延滞情報)だけを利用できるようになっており、このシステムをCRIN(クリン)といいます。
つまり、どこか1つでも個人信用情報機関にブラック情報が登録されていると、どのクレジットカード会社に申込みをしても信用情報照会の際に判明するようになっています。

個人信用情報の掲載情報


情報の種類確認できる情報
本人を特定する情報氏名、性別、生年月日、住所、電話番号、勤務先
借り入れ状況に関する情報貸付日、貸付金額、貸付残高、最終入金日、次回入金予定日、完済日
照会に関する情報照会状況 (消費者金融に申込みをした年月日と回数)
異動情報延滞日、延滞解消日、債務整理日、自己破産、特定調停、民事再生



CICで個人信用情報を確認する際の手順

PR

過払い請求はアヴァンス法務事務所

メンバーのみ編集できます