img街の魔法少女の素質ある「」を集めてるポン

登場キャラクター:ヒトミ-2 リトルリトル


 前回までのあらすじ
 オナバレ、後に拘束。




 俺は今、最大のピンチが訪れようとしていた。

 両腕を一本の触手、両脚を二本の触手で捉えられ、うつ伏せの体勢のまま俺は股を大きく開かれている。

「何故、ワタシの下着がこんなところにあるか、とかは聞きませんよ」

 ゆっくりとした口調で、リトルリトルが俺を責める。

「そこは問題じゃないのです、貴方が何をしていたか、が問題なのです」
「ち、ちが」
「違う?ワタシは何をしていたか……を聞いているのです」

 俺に言い訳の機会を与えてくれない。ただ淡々と一人で納得し、会話とは呼べぬ会話を続ける。

「言えばちゃんと答えるんでしょうね、ヒトミさん結構真面目なタイプだと思いますし、まさか、ワタシの口から言わせる……なんてことはしないでしょう」

 触手に力が入る。体がむず痒くなる。こんな時に何故だ。

「俺は、ぁ」
「もういいです、それが分からないほど初心じゃありませんしワタシ」

 話そうとした口の中にまで触手が入り込んでくる。口の中一杯に、触手の弾性のような感覚が伝わってくる。

「……こっ、こぁ」
「無理に喋らない方がいいですよ」

 舌の付け根の部分にまでその感触はあった。吐き気がする、涙も止まらない。顔中がべとべとになっていく。
 体が持ち上がる。四本の触手で俺を拘束したまま、ベッドの上に乗せられる。今度は仰向けでだ。だらしなく開脚した姿で固定される。恥ずかしい、なんて言ってる状況ではないのだが、それでもこの姿はちょっと……。

「ぁぇぁ…ぁぇ……」

 言葉にならない。涙で前が見えなくなる。
 口の中で触手が蠢いている。さらに奥へ奥へと進んでいくような、そして少しずつ口の中を拡張していくような、そんな感じで動いていた。

「〜〜〜っ!〜〜〜〜〜〜〜〜っっ……」

 息ができない、続かない。
 手も足も必死に動かそうとしているのに、全くびくともしない。
 涙と、汗と、鼻水と、涎と、多分愛液と。今俺は体中ぐちゃぐちゃな状態なんだと思う。
 遠くで、リトルリトルの声がしている。もう何を言っているかわからない状態だった。声はしているのに、それを聞いている余裕がない。


「はぁ……はぁ……はは……はぇ……」

 荒い息遣い、とてもじゃないが苦しくてたまらなかった。

「!?」

 突如、首元から何かが入っていくような感覚があった。背筋からも。
 くすぐったい。体中を這いまわるように二本の触手が伝っていく。上から下へと、躰を滑っていく。そして、股関節のあたりで止まる。

 リトルリトルが何か言っているが、俺の耳にはまともに入ってこなかった。
 涙で前は見えず、手を封じられてるからそれを拭うこともできない。
 言葉は聞こえなかったが、代わりに入ってきたものはあった。






 魔法少女は、人間の行う様々な機能を必要としないと聞いたことがあった。
 食事、睡眠、排泄、そういった人間がしなければならない、絶対に避けては通れない行為をする必要がないらしい。
 現に私も、変身した後でトイレに行ったりしたことは今まで一回もなかった。意識して眠ったり、食事を取ることはあったが、それでも居眠りをしたことや空腹を感じたことはなかった……と思う。





「ふぅっ……!!ふぅ……ふぅ……」

 だから、その下の両の穴は使い道はなかった。
 そこに、無理やり触手が捻じ込まれる。
 片方は、排泄をするような、それが永遠に続くような、なんとも形容しがたい感覚。
 もう片方は、味わったことのない感覚だった。睾丸の真下から切り込みを入れられ、そこに何かを入れられているような、とにかく、痛かった。

「ふぅぅ!ふぅう!……ぅぅ……」

 痛い、痛い、やめて、痛い。
 私は暴行沙汰とかに巻き込まれたことは、最近では一度もなかった。だから余計につらかった。抑え込まれ、分からない暴力に身体を弄ばれるなんとことは、今までなかった。
 脚が痺れるような感じ、恥部がどんどん濡れていく。失禁、なんてここ数年であったものじゃない。

「ぅぅ……ぅぅ……」

 前が見えない。何も。恥ずかしかった。女性として、こんな仕打ちを受けるだなんて思ってもみなかった。ましてや私は男性だ。絶対にありえない。こんな――。



「大丈夫、痛くしませんから」

 耳元で声がした。後頭部には柔らかい感触があった。
 目元を指が伝う。涙が拭われて視界が開く。赤い、瞳。

「大丈夫、大丈夫……」

 頭を抱きかかえるようにして、私に話しかける。逆さまのまま映っている顔、何となく膝枕をされていることがわかった。

「大丈夫、だってヒトミさんはワタシの友達じゃないですか、ひどいことなんて、しません」

 諭すかのように、ゆっくりと話しかける。さっきまで何も聞こえなかった、いや聞く余裕がなかったのか。今は少しだけ、安心した気分になる。

「だから、ね?体を楽にしてくださいね」
「……ぅん」

 その甘い囁きに、私は逆らえなかった。





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