芋煮？計画@mhik

登場キャラクター:　クック船長　ぷっしーきゃっつ　プリティー・ハート　リトルリトル

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　クック船長さんが倒れていました。
いつもと違う服を来ていたので一瞬わかりませんでしたが慌てて走り寄ります、べちょべちょ。
…べちょべちょ？　なんでしょうかこれは？
「船長さん！　大丈夫ですか？」
「リトリト…？　だめ…今アタイ…触られたら…」
何を言ってるかよくわかりませんが気にせず抱き上げる為に触った瞬間
「だめなんだってば…！　ぁあアッ…！！！」
　と、紅潮した顔で荒い息を吐いて気を失います。
あ、どうしましょう。これはものすごくかわいい。食べちゃいたい。
ワタシの中で新しい感情が一瞬芽生えましたが、押さえ込みます。今はそれどころじゃないです。
　船長さんが誰かに襲われたのは間違いなく、それはつい今しがただと言うことです。

　触腕を6方に限界距離の20mほどまで伸ばします。
　イカの触腕は神経細胞の塊で匂いすら判断します ワタシの触腕も似た能力が使える事に最近気づ
きました。成長ですね、えへん。
神経を集中すると船長さんに塗れた粘液と同じ匂いが右後方に伸ばした触腕から強く感じます。
あちらですね。
　匂いの感じた方向に伸ばした触腕を地面に吸着させて全力で引き戻します。
するとどうでしょう。体が触腕に引っ張られ、弾丸のように撃ち出されるワタシ。

　撃ち出された初速を失わないように跳ねて行くワタシ。
ピンク色の魔法少女と猫耳ビキニの魔法少女が見えました。脇に船長さんの服を着たどなたかが倒れ
ているのも見えましたがたぶん被害者でしょう、今は放置です
ワタシに気づいた猫耳さんは猛ダッシュ、状況がよく判ってなかったらしいピンク色の魔法少女がワタシの
射程に入ると同時に触腕で捕縛、あっさり捕まってくれたので飛ぶ勢いもそのまま触腕を引き戻します。
ワタシの進行速度×引き戻される触腕速度＝破壊力。のドロップキックがピンクさんの顔面に叩き込まれ
「きゅう」という声なのかよくわからない音を口から放って気を失います。

「マンマン様の尊い犠牲は無駄にしないにゃー！」という叫びを上げながら逃げていく猫耳さん。
逃しません、ワタシの大事なお友達にワタシが手を出す前に手を出した報いは受けてもらいます。
気を失ったピンクさんをその場に無造作に放り捨て猫耳さんを追いかけます。

　それにして先程から体が熱くてむずむずします…、特に船長さんを抱きとめた部分が熱い。何でしょうこれ…？
跳ぶ為に触腕が地面に触れる度に口から熱い吐息が漏れそうになります。
追いかける猫耳さんがとてもかわいらしく思えてきて、だんだん抱きしめてさしあげたくなって。
ワタシの熱は加速し、追いかける速度は加速し、地面に触れる度にワタシの熱は加速し、つい口から
声が漏れてしまいました。

「ああ…食べちゃいたい♪」