GURPSよろず - 絞首具

技能〈絞首具〉(Garrote) B183P

第4版『ベーシックセット』B183P参照。

<絞首具>(敏捷力/易)……戦闘・武器系技能
 技能なし値敏捷力-4

 ロープやワイヤーを使って、敵を窒息させる技能です。
 絞首具の詳細については「特殊な白兵武器のルール」(2巻第13章。下記参照)を参照してください。絞首具は「受け」には使えないことに注意してください。

アイテム「絞首具」(Garrote) B262P

第4版『ベーシックセット』第8章「装備」の「武器」の「白兵武器表」より。
武器名(原書名)武器名(日本語名)対応技能TL武器威力価格重量注釈
Garrote絞首具<絞首具>TL0独自処理CNo$2無視-■8
  • ■8:相手を窒息させるための紐です。「絞首具」ルールを参照してください。

別表記

TL0【絞首具】 
■絞首具 特殊 長さC 必要体力- 2$ 軽い 「受け」に使えない。
 相手を窒息させるための紐やワイヤー。こちらに気付いていないか、無力な敵にしか使えない。

特殊な白兵武器のルール「絞首具」 B383P/2巻

第4版『ベーシックセット』第13章「特殊な戦闘の状況」の「特殊な白兵戦闘ルール」の「特殊な白兵武器のルール」より。
 「絞首具」というのは紐やワイヤーを使って敵を窒息させる武器です。こちらに気づいていないか、無力な敵にしか使えません。攻撃は背後から行わなければなりません(しばしば〈忍び技能判定が必要にでしょう)。
 うまく位置につくことが出来たら〈絞首具技能命中判定を行ないます。必ず(普通は-5の命中修正があります)を狙わなければなりません。大抵の場合、相手は気付いていないため、攻撃側は安心して全力攻撃(必中の一撃)を行なって+4のボーナスを得ることができます。
 目標は準備状態近接戦闘用武器で「受け」を試みることができますが、-3の修正があります。「戦闘即応」がない限り、相手はほとんどの場合、精神的朦朧状態になります。そのため防御判定にさらに-4されます。成功すると、目標はなんとか絞首具の間に武器をはさむことに成功します。ワイヤーの絞首具を用いていない限り、はさんだがダメージを受けることはありません。
 攻撃を行ったターンとそれ以降の毎ターン、あなたは「締め」を行うことができます(「組みついた後の行動」参照)。あなたはその即決勝負の際、体力に+3のボーナスを得ます。ロープの絞首具は「叩き」ダメージ(に対しては1.5倍)、細いワイヤーの絞首具は「切り」ダメージです(に対しては2倍)。さらに目標は「窒息」を始めます。犠牲者は即決勝負に勝てば振りほどくことができます(体力-5か<柔道>-3か<レスリング>-3対攻撃者の<絞首具>技能)。
 即席の絞首具(ロープで十分でしょう)を使用する場合、技能に-2の修正を受けます。ワイヤーの絞首具には、両端に取っ手が必ず付いています。これがない絞首具の場合、使っている方も両手に毎ターン「突き/切り」ダメージを受けてしまいます。