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[SSメモ] 087 2012/03/25 33-143(6)

やよい誕生日2012

  • 以下本編-


「プロデューサー、どうでしたかぁ?」
「伊織と響が行ってくれるって。あの二人なら晩飯込みで安心できるからな」
「済みません……」
「気にするなって。しかしまさかこんな嵐になるとはな」
「そう……ですね」
「せっかくの誕生日に、こんなでところで泊まる羽目になるとはな……」
ソファーの隅っこで膝を抱えたやよいがが小さく頷く。

日帰り圏内の営業先にドライブ気分で来たにはよかったが
午後から崩れた天気が台風のように荒れたおかげで唯一の帰路が遮断されてしまい
仕方なく逃げ込んだのが昭和テイストを色濃く残したこのラブホテルというわけである。
戸別ガレージという構造は助かったが、巨大な円形ベッドにあちこち鏡張りの内装は
やよいでなくても落ち着かないのは当然である。
事務所に事情を連絡したついでに高槻家の弟妹たちの面倒をお願いして
コンビニで買った晩飯を済ませば、あとはもう他にすることもない。
賑やかしにつけたテレビがAVのチャンネルだったというアクシデントもあって
やよいはすっかり元気を失って今に到るというわけである。

「やっぱり家が気になるか?」
「あっ、いえ……そんなことはないですけど」
「伊織と響がいなくても、長介がしっかりしてきたから心配はないだろ?」
「……そうですね」
「だったらあっちのことは任せて、今日くらい自分のことも考えたらどうだ?」
「自分のこと……ですか」
「えっとほら、お兄ちゃんって呼んでくれてもいいし」
「…ありがとうございます。でも私も高校生になるんだし甘えてばかりもいられません」
「それはそうだけどさ……」
「それよりプロデューサーもお疲れですから、お風呂用意してきます!」

風呂場から叫び声が聞こえたのは、恐らく巨大な浴槽に驚いたせいであって
まさか紫色のスケベイスではないだろう。
ジェットバスが壊れてなければバブルバスで楽しんでもらおうか、などと考えていると
元気を取り戻したらしいやよいが興奮した顔で戻ってきた。

「凄いです! 泳げそうなくらい大きなお風呂でした」
「ああ、高槻家の兄弟まとめて入れるくらいの大きさだろ」
「この前連れて行ってもらった旅館の露天風呂よりも大きいかも!」
「そんじゃ、あの時みたいに一緒に入ろうか?」
「ふぇっ!? い、一緒に……ですかぁ?」
「あっ、いや冗談冗談。今日は水着もないからな」

咄嗟に言い繕ったのはやよいが戸惑った顔をしたからである。
やよいにもそろそろ大人の意識が芽生えてきたのなら、15歳という年齢に達した今
これまでのような妹扱い(即ち子供扱い)はそろそろ改めるべきなのかも知れない。
可愛い妹が女として成長するのは、嬉しいと思う以上に寂しさが大きい。

「あのぉ……プロデューサー、どうかしましたか?」
「んっ? なんでもないぞ。それよりやよい、あの風呂には凄い機能があってだな……」
液体石鹸を入浴剤と偽って浴槽に投入しておいて、風呂に入ったら
ジェットバスのスイッチを押してみるように伝えてやった。

「うわぁ、凄い泡です! まるで外国の映画に出てくるお風呂みたいです!」
大人になりたいと思っていても、あんなので喜ぶようじゃまだまだ子供か……

「ひぇぇ、泡が止まらないですぅ、あの、もう泡泡で、あうぅ、どうしよう……」
予想通りの反応にそれでも笑いがこみ上げてくる。


「はわわー、プロデューサー! 大変ですぅ!!」
すりガラスの向こうに肌色のシルエットがドアを叩き悲痛な叫びをあげている。
「プロデューサー、助けてください! 泡がぁ、泡でうまってしまいますぅ!!」
「大丈夫だって、さっきのスイッチを止めたらいいから」
「スイッチが泡で見えません!……、えっと、確かこの辺、はわっ!」
ジャバジャバと派手な水音がしたあと静かになったのは……?

「やよい……おい、やよい?」
返事が無い。しまった、泡に埋まった浴槽の中で転倒でもしたか?
慌ててシャツとズボンを脱ぎ捨てるとパンツ一丁で風呂に飛び込んだ。
溢れた泡が覆いつくした洗い場を滑らないよう慎重に進み、なんとか浴槽にたどりつくと
泡の山に手を突っ込んで手探りでやよいの体を捜した。

「やよい、どこだ! 返事してくれ!」
泡の中、俺の手が不意に掴まれた。
「えへへー! ドッキリ成功です!!」
「お、脅かすなよ。溺れたのかと思って心臓が止まりそうだったぞ」
「ご……ごめんなさい」
「まあやよいが無事だったからいいけどな」
「プロデューサーならきっと助けに来てくれると思ってました」
「あんな悲鳴が聞こえたら飛んでくるさ。それよりスイッチ止めたからゆっくり温まれ」
「あの…せっかくだからプロデューサーも一緒に入りませんか?」
「いや、一緒にって……」
「背中流してあげます。温泉の時にはしてあげられなかったから……」
「気持ちは嬉しいけど……やよいだってもう子供じゃないんだし」
「泡で見えないですから大丈夫です」
「この泡もそのうち消えるんだぞ」
「それでもプロデューサーは……私のおにいちゃんだから平気です」

最初はなんとなく気まずくて浴槽に向かい合っていたのだが
いかんせん広すぎて湯気で顔も見えないくらいだから、なんとなく二人とも近寄って
その結果、今やよいは俺の足の間に座っている。
泡で体は隠れているが、肩から上は健康的な肌が見えている。
「こうしてみるとやよいも成長したって実感するな」
「そうですか?」
「ああ、身長も伸びたしデビューの頃とはだいぶ違って見えるな」
「えへへぇ、プロデューサーにそういうこと言われると嬉しいかなぁって」
「やっぱりやよいも大人になりたいって思うのかな」
「そうです。大人になって大きくなるとこんな風にプロデューサーとの距離も近くなります」

やよいは振り返って立ち上がると、そのまま顔を近づけてきた。
湯から出たため腰から上の泡は流れて落ち、ふくらみを隠すものは何も無い。
「やよい、分かったからお湯に入ろう、な?」
「プロデューサー……わたし、ちゃんと大人になっていますよね?」
「ああ、もちろん。でも大人の裸は俺にも刺激が強すぎて」
「えへへぇ…プロデューサー、すごく困った顔になってます」

もっと困ったことになっている下半身はなんとか泡が隠してくれているが
お湯の中に戻ったやよいが背中を預けてきたおかげで、あっさりそれがばれた。
「プロデューサーのおちんちん、かちかちになってますね」
「あ、ああ……そうみたいだな」
「エッチなこと、考えたからですか?」
「違うぞこれは。女の子の裸見たらエッチなこと考えなくてもこうなるんだよ」
「私の裸でもですかぁ?」
「そうだよ。やよいのおっぱい、大人になりかけの綺麗なおっぱいだったからな」
「えへへ、今日はいっぱい褒められてうれしいかも」

やよいが俺のほうに向き直ったため、当然砲身は柔らかいものにぶつかる。
「や、やよい……それはいかん」
「大丈夫です、弟ので見慣れていますから」
「いやいや、弟たちのはまだ子供のおちんちんだろ」
「同じです! 弟も…おにいちゃんのも」
「だだだ、だからってそういうことは流石にまずい……はぅわ!」
「でもやっぱりお兄ちゃんのは全然大人ですね」
「わかった、分かったから手を離そう、な。やよいさん」
「私も大人ですからこれくらい平気です。それとも私に触られるのはいやですか?」
「イヤじゃない、むしろ嬉し……やよいだっておっぱい触られるのは嫌だろ」

しばらく考え込む顔をしたやよいが、俺の手を捕まえたあとは予想通り。
「わ、わたしは嫌とは思いません。お兄ちゃんはどうですか」
ああ、もう心ゆくまで揉みたいよ、揉みしだきたいよ、揉み倒したいですよ。
今宵一晩、ひたすらやよいのおっぱいを愛でて過ごしたいですとも……

「ああ、もうホントやばい、頼むやよい、いうことを聞いてくれ」
胸に押し付けられた手をなんとか引き離し、それからやよいの手も離させた。
まあこれくらいならお風呂の中の悪ふざけってことでなんとか勘弁できる範囲だろう。
だがやばい状況はこれで終わりではなく、まだまだ先があった。

「それじゃあ背中流してあげますから、お湯からでてください」

慌てて入ってきたからタオルはないし、泡もそろそろ消えてなくなりかけだ。
だがあえて前を隠さず例の椅子におとなしく座ったのは、開き直ったからじゃない。
あるがまま自然に振舞うのがやよいに対する正解だと思ったからである。
さっきやよいが俺のを握ったのも、兄弟の体に対する好奇心と愛情の故であって
性的な関心だとは思えない。
あくまで兄が妹に背中を流してもらう、そう考えるしかなかった。

「よし、じゃあ頼む。ごしごしやってくれたらいいからな」
「わかりました! でも痛かったらいってくださいね」
裸を隠そうとしなければ、恥ずかしさもそう感じず自然に目にすることができる。
たとえばこんもりとした股間の膨らみと、そこに生え揃いつつある柔らかな陰毛。
時折鏡に映ったり、あるいは背中に触れて存在感を発揮している乳房。
小さいくせにやたらとしっかり丁寧に俺の背中をあらってくれるやよいのてのひら。
おっぱいを見ておったてたさっきの俺が恥ずかしいよ。

「はい、次は手と足を洗いますね」
「えっ、ちょっとやよい、背中だけでいいから」
「遠慮しないでください。今日のお兄ちゃんは聞き分けがないですよ?」
結局有無を言わさぬやよいに足を洗われた時、太もものくすぐったさが刺激となって
再度勃起させてしまった。

「プロデューサーは……またエッチなことを考えたのですか?」
「またじゃないよ。変な気持ちがなくても体が勝手に反応するんだよ」
「じゃあついでだからそこも洗ってあげましょう」
「だめだめ、それより交代! 次は俺がやよいを洗ってやるよ」

あのやらかい手で握られたら暴発する自信は十分だった。
ともかくやよいを椅子に座らせると、スポンジをボディソープでたっぷり泡立てて
まずは背中からゆっくりとこすっていく。
「どうだ、強すぎないか?」
「は、はい……これくらいでちょうどいいです」
背中から腰の下まで泡を立てると、今度は片方づつ腕をとって包み込むように洗い
後ろから首と肩口から鎖骨あたりを洗うと、そのまま腹にスポンジを滑らせる。

「お兄ちゃん……洗い忘れていませんか」
「大丈夫、ちゃんとそこも洗うから」
お腹から脇腹を洗い終わると、スポンジを絞って泡を手に取り
後ろから両手で乳房をそっと覆った。

「んっ……はぁーっ」

手が触れた瞬間、かすかに体をこわばらせたやよいがため息とともに力を抜いていく。
柔らかく、そしていくばくかの弾力で俺の手を押し返そうとするやよいの乳房を
丁寧に揉むようにしながらその全てを手に記憶させていく。
その最後に人差し指でそっと乳首を撫で、反応を伺いながら転がし摘み上げる。
それが未知の刺激であっても、今まで感じたことのない快感であることは
未熟なやよいにも伝わっているはずだ。
だがそれ以上の深追いはせず、乳房から手を離しすと太ももから足先までを
一通り洗い終わってから、シャワーで泡を洗い落としてやった。

大人になりたがっているやよいにはこれくらいの行為が丁度いいはずだ。
もちろんそれは俺の勝手な想像だとしても、満足そうなやよいの顔を見れば
それが間違いでなかったことは十分わかる。



兄妹がお風呂でするには少しだけ脱線した行為かもしれないが
俺とやよいにはこれでもいいコミュニケーションになったと信じたい。
ともかくお互いを洗いっこしてからもう一度湯船につかり、十分温まってから風呂を出た。
火照った顔が満足げなやよいを鏡の前に呼んでドライヤーで髪を乾かしてやる。
髪を下ろせばやよいだって年齢相応に大人びて見えるなどと思いながら
美容院よろしくブラシを使って髪をふわふわに仕上げていく。

「えへへ、人にしてもらうのは凄く気持ちいいですぅ」
「やよいはいつも妹のをしてやるばっかりだからな」
「でも……するのも好きですよ、わたし」
「俺もだぜ? 特にやよいの髪を触るのは大好きだしな」
「そ、それならわたし……お兄ちゃんにならいつしてもらってもいいかなぁって……」
「ああ。でも俺は髪を下ろしたやよいも結構好きなんだけどな」
「どうしてですか?」
「だってそのほうが大人っぽく見えるから。 ほい、完成。どうかな、この髪型」
「うわぁ、凄くお姉さんに見えます、ありがとうございます!」
「せっかくの誕生日にこんなことくらいしかしてやれないけどな」

「あの……じゃあ、えと…その、もうひとつだけお願いしてもいいですか?」
「いいぞ、誕生日特典だ。俺にできることならなんだって」
「じゃあ…寝るときにも大人っぽく……してください」


へっ? 寝るときに大人っぽくってなんだそれは。
お休みのチューでもすればいいのか、腕枕でもしたほうがいいのか……?
まさかスリープじゃない方の“寝る”とか……それはないな。
よし、ぎゅっとしてチューしてよしよしして寝ればいいやな。
やよいが望むのなら腕枕をしてやってもいいし。

などと平和な妄想に耽る俺はやよいの気持ちを読み損ねていた。

抱き寄せて頭を撫で撫でして、それから唇を近づけておでこにチューした後
おやすみを言おうとしたらやよいは思い切りふくれっつらをしていた。

「プロデューサー、子供扱いしないっていったくせに」
「えっ……いや待てやよい。ちゃんと順番というものがあってだな」
「本当ですかぁ?」
「大人には大人の手順があるんだよ。それよりやよいは本当の大人が
どういうことをするか、その意味も分かっているよな?」
「はい……あの、赤ちゃんを作ることです」
「そう。でもまだやよいは本当の大人じゃない、だからそういうことをするのは
まだ早いのも分かってくれるよな」
「…………はい」

分っているならそこであからさまにがっかりしないでくれ。
俺だって滅茶苦茶我慢しているんだかあら。
みたろ、さっきのあのカッチカチを。
だが……そうはいっても潤んだ目で俺を見るやよいを抱いていると
理性とかタブーとか、そんなことがどうでもよくなってきたのも事実。
ええ、もうどうにでもなれ。
中学時代ならいざ知らず、4月からやよいも女子高生だい。
最後まではいかなくともその手前くらいなら大丈夫だよ……な?
信じてるぞやよい。
途中で怖くなったらちゃんとそういってくれよ?
俺も絶対一線は越えないように頑張るから。


髪を愛撫する手を徐々にさげ、頬をなでながらそっと顔を近寄せると
じっと目を開けたままのやよいに俺は注意する。
「やよい、こういう時は目をつぶらないと」
「えっと……こ、こうですか?」
「そんな力いっぱいじゃなくて自然でいいんだから」

そうしてやよいがふっと顔の力を抜いた瞬間、俺は唇を重ね合わせた。
一瞬体を固くしたやよいだったが、俺が撫でてやるだけで力を抜く。
思った以上にふっくらと柔らかいやよいの唇。
まだキスの受け止め方がよくわからないぎこちなさが新鮮で
駄目だとわかっていながら、つい舌を差し込みそうになるのを思いとどまる。
やよいにはまだ早い。
だから舌で軽く唇をなぞるだけにとどめる。
キス自体は軽く唇を合わせるだけ、それを何度か繰り返していくと
ようやくやよいも慣れてきたらしい、悩ましくも健気な鼻息をんんっ……んふぅ……などと
可愛くもらしながら、懸命に俺の唇を受け止めてくれる。

それならばもう少し、大人の愛撫を味わっても大丈夫だろう。
唇をなぞるキスでやよいがぽわんとしてきたころ、矛先をやよいの首筋に向けた。

「ふぁっ! あっ……そこぉ……」

首に軽くキスしたあと、舌先でそっと舐め上げるだけでやよいは声を立てる。
風呂上りの肌からは甘いやよいの体臭が濃密に立ち上り、それが唾液で濡らした
匂いと混じりあい、鼻腔と性欲を刺激する匂いに変化していく。
だがそれは我慢だ。
首筋から徐々に喉元にうつした唇を、今度は真下にさげていく。
同時に頭をなでていた手もおろし、そのままやよいの掌と重ね指を絡ませる。
このあとの行為にやよいの手で制止させないように。

パジャマ代わりのバスローブの胸元を鼻先でひらいていくと
先ほど風呂でみた乳房の裾野があらわになる。
そこにもキスをしてからゆっくり、そしてたっぷり舌を這わせた。

「そ、そんなとこ……あっ、ふぁああ、んっ、んはぁ……」
「どうだやよい、イヤだったらちゃんというんだぞ」
「んんっ……いやじゃないです、なんか変な……あんっ、くすぐったくて……」
「気持ちいい?」
「はぅぅ……なんか、なんか変です……」
「大丈夫、やよいの体が大人になりかけている証拠だから」
「ほ、ほんとですか?」
「ああ。その証拠に」

少しづつ開いていった胸元から、二つの乳房が完全に姿を現せると
その頂点で既に固く尖った肌色の乳首を俺は咥え取った。
その途端、やよいは軽く背中をのけぞらせ、声なきあえぎ声を漏らすと
大きく息を吐き出しながらゆっくり体を沈めていく。
本人は気付いていないだろうが、生まれた初めて味わった絶頂をへて
意識をさまよわせているやよいを見て、俺は乳首から唇を離した。

今夜のところはこれで十分だろう。
やよいの心と体の成長にあわせ、すこしずつ教えていけばいい。
焦る必要などない。そうだろ、やよい?
目を閉じたまま、少しづつ呼吸を落ち着かせていくやよいのおでこに
もう一度軽いキスを与えると、胸元を直して布団をかけてやった。

いい夢見ろよ、おやすみやよい。



目が覚めるとやよいは起き出していて、両サイドにまとめたいつもの髪形で
昨夜散らかしたままの荷物をくるくると忙しそうに片付けている。

開いた窓の向こうには晴れ渡った青空。

「あ、プロデューサーおはようございます! すっごくいい天気です」
「おはようやよい。ほんとにいい天気だな」
「さぁ、起きて準備してください、さっさと片付けておうちに帰りますよ」
「そうだな、それよりやよい……ちょっとおいで」
「何ですかぁ……あっ、やっ」
ベッドに腰掛けたままやよいを抱きしめると、そのまま強く唇を重ねてやる。
「んっ、んん〜っ、ん……」
じたばたもがくやよいを抱きしめたまま、俺は抵抗がなくなるまでキスを繰り返す。
そのうちぐんにゃりと力が抜けたやよいを膝の上に乗せる。

「プロデューサー……朝からやりすぎです。メッってしますよ?」
「昨日言い忘れていたことがあって、それを今やよいに聞いてほしかったんだ」
「……じゃあ聞いてあげます」
「好きだよ、やよい」
途端に顔を真っ赤にして俯いたやよいだったが、しばらくして顔を上げると
俺に抱きついて勢いよく唇を重ねてきた。

「わたしも……プロデューサーが大好きです!」


おしまい。

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