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[SSメモ] 067 2011/08/29 27-624 

タイトル:甘く切ない真乳(真誕生日記念用) 

※某事務員さんが作った「乳房が大きくなって母乳が出るようになる薬」を
飲んでしまったアイドル達の悲喜劇シリーズの真編です。
元に戻すには母乳を全部飲んでしまえばいいという設定です。

  • 以下本編-

「あの、プロデューサー……ちょっとその…」
「どうした真。体調でも悪いのか?」
「悪いっていうか…とにかくその、見てもらっていいですか?」

らしくない歯切れの悪さも気になったが、それ以上におかしいと感じたのが
ダンスレッスン前なのに、まだジャージを着込んだままでいることだった。
普段ならさっさと脱いでアップを始めているはずが、スタジオの隅で身を隠す
ような格好でもじもじしている。
グラビア撮影前の千早ちゃんじゃあるまいに。

「どうしたんだ、真。顔赤いけど熱でもあるのか……」
額に触れてみたが、特に熱がある様子でもなかったのだが。
「プロデューサー……あのぉ、ボクの、む、胸…」
「胸? 胸がどうした。痛むのか?」
「ち、違います……あの、これ」

前屈みになったまま、ジャージの前のジッパーを降ろしていく真。
それと同時にほんのり甘ったるい匂いが鼻をくすぐっていくのだが、
このミルクのような匂い、そうそう、これは赤ちゃんの匂いだな。
この前あずささんが赤ちゃん抱いて遊びに来た時嗅いだ覚えがある。

「あの、プロデューサー? 聞いてますか」
「あ、ああ。悪いっ……いい!?」
回想に耽っていた俺の目の前に信じがたいものが出現していた。

た、谷間!?

ジャージ下の、黒いタンクトップを押し上げてくっきり谷間を形作る物体。
それがおっぱいであるなら、推定サイズはD、いやEは下らないか?

「ど、どうしたんだそれ?」
「ボクにもわかりません……なんだか急に大きくなってしまって」
「急にって……昨日はそんなことなかっただろ?」
育ち盛りの食べ盛りとはいえ、女の子の胸が1日でこんな急成長するはずがない。
どう考えてもおかしい。そうだろ、ちーちゃん?

「プロデューサー、しっかりしてください。夢でも幻でもありません、ほら!」
呆けていた俺の手は真に掴まれ、無造作にそこに押し付けられる。
確かにそれは現実に存在するおっぱいだった。サイズは非現実的だが。
そして黒い布地のせいで触れてみるまで気付かなかったが、乳首を頂点としたかなり
広い部分が濡れている。ジャージを開いた時から濃密になった甘い匂いが何なのか、
もう確かめるまでもなかった。

「真…もしかすると、これって母乳……だよな?」
「……は、はい。胸が大きくなってからどんどん出てきて止まらないんです」
「ひょっとして……いや、まさかそんなことは」

一瞬。
そう、ほんの一瞬頭をよぎった。
あずささんに母乳が出るのは子供を産んだからで、それは出産から子育ての過程に
おける正しい母親のあり方である。何も、どこも間違っていない。

まさか真が妊…
いやいや、それはおかしい。
第一に俺と真はまだそういう関係ではない。
ハグとかキスで妊娠する特異体質なら話は別だが、それこそ現実にありえない。
第二……いや、そんなものはない。
俺に覚えがない限り、真が妊娠する前提自体がありえない。

「プロデューサー……ボクどうすればいいのでしょう? 
おっぱいは止まらないし胸もなんだか痛くなってきたみたいで」
「そ、そんなことをいわれてもだな……」

残念ながら、これが自力で解決できない問題であることは明白だった。
担当アイドルの胸が急に大きくなって母乳が溢れて止まりません。
こんな突拍子もない問題を打ち明けて相談できるのは一体誰だろうか。
子育て中のあずささんか、あるいは問題解決能力をとって律子か……
そう考えても中々決め手が浮かばない。
ともかくまずは事務所に電話してみなれば。真のレッスンはどうにでもなるが、
その後のスケジュールは俺単独でどうこうできる問題でもない。


「もしもし、あ、音無さんですか。実はその、問題が発生しまして。
いやいや俺じゃなくて真です。あの、驚かないでくださいね、
はぁ? なんで胸って分か……母乳がって………えぇ、薬のせい!?」

音無さんの説明に呆れている場合ではなかった。
ともかく問題の原因とその対処法まで一応判明したのである。
ただ今この場で解決できるそれを、真がどう受け止めるかが問題なだけで……
俺は電話を切ると、不安そうな顔の真に向き直った。

「真……聞いてくれ。その現象の原因も解決方法も全部分かった」
「それじゃ、これ治るんですね!」
「ああ、治る。すぐにでも治せる。今ここで出来る方法で」
「ならその方法を教えてください。このままではレッスンも仕事もできませんから」
「……あ、ああ」
「あの、プロデューサー、 何か問題でも?」
「いや、あの……それな、全部吸ってしまえば治るんだって」
「それなら簡単じゃないですか。プロデューサー、お願い…しま……!!!」
言いかけた真が、顔を真っ赤に染めてうつむいた。
そりゃそうだろうよ。オーデ合格のご褒美代わりにハグしてやっただけで
真っ赤になる純情な女の子なのである。勢い余ってキスでもした日には、気絶するか
失神するか倒れるか。そのどれでもなく30分フリーズしただけだったが。
ともかくその真が乳房を晒すだけでなく、溢れて止まらない母乳を吸われるのである。
今度こそ恥かしさの余り気絶してもおかしくないだろう。
それが善後策なのかどうかはわからないが、同性同士ということで張本人に責任を
取らせるか、あるいはどこか病院にでも、と考えているところで真が顔を上げた。


「あの……ボク、プ…プロデューサーになら、その……」
「真、無理しなくていいぞ。病院を探して絞ってもらうとかの手段だってあるんだし」
「プロデューサーは……嫌ですか。ボクみたいな子のおっぱい、す、吸うとかは……」
「い、嫌なわけないだろ。大切な真のためなら俺は……」
「良かった……なら、いいですよね……ボクの、その…おっぱいを」
たまらなくなった俺は、いいかけている真の口を指でふさいだ。
「本当にいいんだな、今、ここで、俺でも」
真の目がまっすぐ俺を見つめ、力強く頷いた。


扉の施錠をしっかりと確認し、部屋の照明も姿かたちが見える程度にまで
小さく絞っておいた。
壁沿いに敷いたマットに真を座らせると、その前に俺も腰を下ろした。
真の体が小刻みに震えているのは、緊張なのか恥かしさなのかわからないが
心臓が破裂しそうなのは俺も同じだった。
右手を真の頬に添えて、左手で真の手を取ると俺の胸にあてる。


「…プロデューサーも……緊張してますか?」
「ああ、緊張してる。でもな、それだけでもないんだ」
「……?」
「俺は、その…真とこうしたいと思ってた。初めてキスしたときから」
「そ、それはボクだって……同じですよ」
「そうか。でもまさかその機会がこんな形になるとはな」
「じゃあ今回のはノーカンってことにしませんか。ボクだって……その、
ちゃんとした形でしてもらいたいとか……あ、いえ、その……」
「じゃあ今からすることは俺と真、同時に見た夢ってことにしよう」
「夢……わかりました。でも、夢でもその、や、優しくしてくださいね?」
返事の代わりの軽いキスをきっかけに、真はそっと目をとじた。
真も俺も震えはもう止まっていた。
ここから先は考えていても仕方がない。
タンクトップの裾を摘んでゆっくり持ち上げると、それを察した真の協力もあって
すんなりと脱がせることができた。その下の、たっぷり母乳が染み込んでじっとり
重くなったスポブラも脱がせると、真の上半身を隠すものは何もない。

俺は一旦目を閉じ大きく深呼吸してから、ゆっくり目を開けた。
それから初めて見る真の乳房にゆっくりと焦点をあわせる。
本来のプロフィール通りならトップ73の奇麗なお椀型をしているはずのバスト。
それが音無製魔薬の効果で大きく膨らみ、その中で作られているらしい母乳のせいで
パンパンになるくらい張り詰めている。
暗くしたせいで細かいディテールを見て取れないのが残念だが、そういうことは
こんなイレギュラーでないまっとうな機会に取っておくべきだろう。
今は余計なことを考えず、早く真を楽にしてやることだけに集中しよう。
そう思った俺は、じわりじわり母乳が溢れている乳首に狙いを定めると
まずは右の乳首を口に含んだ。

「んぁっ……」
咥えた一瞬、真の体が小さく跳ねてすぐに収まる。
唇で乳首を挟み込むと、息を吸い込む要領で乳を吸い上げようとしたが
思ったほど口の中に母乳が入ってこない。
少し考えてから、両手を乳房に添え、それから舌を乳首に絡めながら扱き出すように
吸い込んでみると、今度はチュルチュル、といった感じで温かい母乳が口のなかに
たまりすぐにいっぱいになった。

「あっ……んくっ…ふぁっ、んんっ……あぁ」

唇が挟むたび、舌でしごくたび、真の口からは切ない溜息が漏れ
それと同時に溜まっていく甘い母乳を俺は夢中で飲み込み、そしてまた乳首を吸う。
俺は壁にもたれて座る真の胸に顔を埋め、真の手で頭をしっかり抱きかかえられている。

「プ、プロデューサー……ど、どうですか……」
「ああ、真のおっぱい、甘くて温かくてすごくおいしい」
「ふふふ、今のプロデューサー、大きな赤ちゃんみたいですよ……アッ!」
「そういうことはいわないの。俺だって恥ずかしいんだからな」
「ボ、ボクはもう…平気です。この前のあずささんになった気分です」
「真も結婚したら……子供はほしいか?」
「それは……プロデューサー……あぁっ!」

真の答えは分かっているつもりだったが、それを確認するとしたら
今ではない、別の機会の方がいいような気がした。
だから俺は真が答えるまえに、その乳首を軽く甘噛みして答えを封じたのである。


片側の乳房が本来のサイズに戻るころには、かなりの量の母乳を飲み干したはずで、
お腹は既にタプタプだったが、俺の気持ちは全く止まらなかった。
吸い尽くしたのを確認してから、残る片側のおっぱいに口を移す。
その頃には舌の動かし方にも慣れたせいで、真のたてる切ない喘ぎ声も
いつしか満足そうな響きを帯びているようにさえ思える。
吸い始めた頃は、乳房を吸う行為や真の声で不埒な反応を見せていた俺の体も
いまはすっかりおとなしくなっていた。

真の腕に抱かれ、優しく頭を撫でられながらおっぱいを吸うという行為で
俺は例えようのない心の平安に満たされている。
残る片側の乳房からも溜まっていた母乳を全て飲み尽くしてしまうと、
名残惜しくはあったが、乳首から口を離した。
体を起こそうとして、真の腕が俺の首にすがりついて引き寄せられる。

「へへっ……少しだけ味見」
「んっ……んんん!!! プハッ、こら真!強く吸いすぎだ」
「……んっ!?。ほんとだ、おっぱいってちょっと甘いミルクみたいですね」
「だろ。味見はもう済んだな」
「……あの、もう一回だけ」
「…………もういい?」
「あの、あと一回」
「………………舌、入れる必要あるのか?」



結局ダンスレッスンが全くできなかったのは、半分は薬のせいだが
残る半分は味…。いや、いうまい。俺だって真のバストが元通りに
戻ったのを何度もしっかり確認したのだから。

そんなわけで、765プロを揺るがした母乳秘薬事件は幕を下ろしたのだが
ライブツアーに出ていたため、唯一難を逃れたはずの某アイドルが、
誰よりも切ない悲鳴を上げたのはまた別のお話。


おしまい。

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