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[SSメモ] 099 2012/12/17 37-407(6)

元ネタ:36スレ639氏提供のこれ
639 名無しさん@ピンキー sage ▼ 2012/11/18(日) 22:11:15.81 ID:fmEvem12 [1回目]
秘境探訪系のTV番組の海外ロケで響と同行 奥地の部族の村で何泊目かの深夜、
宿泊先の建物からコソコソ出ていく響を見かけて、気になってついていく。
月明かり程度の明るさしかないのに迷いなく進んでいく先は、集落から少し離れた水場兼広場
到着するやいなや、いくつかある巨石の陰へ回り込み、何かを観察しているかのような態勢に。
しばらくその様子を見ていると何やらモゾモゾとし始めたのでそっと近づいて見ると、視界の
先には…集落の若者達のおおらかな野合シーンが焚火を囲んで繰り広げれてるではないか。
「ぷぷぷ、ぷろでゅーさー!?どどど、どー☆*#$?」
…どうやら、気がつかない内にこっちの鼻息も荒くなってたらしい。
うろたえる響を見ると、うっすら上気した顔に潤んだ瞳。着衣も所々乱れているところを見ると、
当てられて自分で慰めてたらしい。

さて、貴方はどうしますか?
1.回れ右
2.放置プレイで野合を観察続行
3.オナニーショーを堪能する
4.問答無用でガッツリ犯る
5.響も連れて野合に加わる
6.ムードを作ってじっくりねっとり明け方まで睦みあう


  • 以下本編-

いわゆる秘境探訪モノのバラエティ特番である。

現地のコーディネーターが部族の長と携帯電話で取材交渉するような先を秘境と
いうのかという疑問は、飛行機と船を乗り継いでこの南洋の島まで来て納得に変わった。
たとえ文明化されていようが、現地語しか通じないここの環境は確かに秘境だった。
それでも伝統ある衣装で我々を出迎えてくれた島の人々は大らかかつ友好的で
歓迎の踊りが一段落する頃、もう響は子供達に取り囲まれて楽しそうに話している。

この調子ならメインに抜擢された以上の働きは充分期待できるし、
出来次第では全国区へのランクアップもいよいよ現実的なものになる。
移籍直後は固い表情でいることが多かった響が、あのように屈託ない笑顔を
浮かべているのは安心材料だし、仕事を成功させることでランクアップと共に
俺達の信頼関係もアップできればいうことはない。
プロデューサーが担当アイドルと恋愛関係になるわけには勿論いかないが
可愛い響と仲良くなることを夢見るくらいなら許されるはずだ。



初日の撮影が終わり、機材の片づけをしているところにやってきた響は
5、6人程の島の子供をちびっ子ギャング団よろしく引き連れてやって来ると
スタッフと打ち合わせ中の俺の袖を引いて遠慮がちな上目遣いをして見せた。

「あのさぁ、この子達が村に泊まりに来いっていうんだけど……」
「泊まりにって……確か夜間の取材はNGじゃなかったっけ?」
「そうですよ、何でも祭り事があるらしく部外者は立ち入り禁止だそうで」
「だそうだ響。本当にいいのかその子達に聞いてみてくれ」

響の沖縄弁交じりの日本語と、子供達が話す現地語。
それと俺達にはわかりにくい身振り手振りだけでよく意思の疎通ができるものだと
感心しながら見ていると、一応話はまとまったらしい。
どうやらカメラや照明などの機材とそれを扱うスタッフ連中がよろしくないらしく
響だけが来るのなら問題はないらしい。
とはいえ響を独りで行かせていいものか?
いくら友好的で平和な人々でも、未成年の女の子が異郷の地で万一何かあったら……

「プロデューサーも当然来てくれるでしょ」
「お、俺か? あぁ……一応保護者ということでいくべき…かな?」
「プロデューサーさん、そういうことならこれ、こっそり持っていってください」
「ハンディカムと、何これ……暗視スコープ?」
「ほら、番組的には響ちゃんが子供達と寝るシーンとか絵的にいい感じでしょ?
 それに夜の村で何か面白いものが撮れるかもしれないし」

結局番組作りの為ならと、俺と響は子供達と一緒に集落に戻ったのだが
そこに思わぬ誤算が待ち構えていた。部族長の家で夕食をご馳走になったあと
俺達が案内されたのは村はずれにある空き家だったのである。

「思ったより寝心地がいいぞ、この葉っぱのベッド」
「いや……そんなことより良かったのか、俺なんかと二人きりで」
「なんでさ? いつも仕事で一緒にいるからそんなの構わないさ」
「それはそうだけど、泊まりがけのときは別室だったからな」
「プロデューサー……一緒の部屋で寝るからって変なこと考えてないよね?」
「あ、当たり前だろ」
「それならいいさ。あ、着替えするからあっち向いててくれる?」

余計な誤解を避けるため、俺は小屋の外で響の着替えを待つことにした。
見上げると、文字通り降るような満天の星空だった。

ベッドに横になったと思ったらもう寝息を立て始めた響。
小柄な響が小さく丸まった寝相を取るとまるで子供みたいに見える。
一応本人も了解済みの寝姿をカメラに収めた俺は、できれば公開したくない
と思いながらカメラを片付けて横になった。

夜中に喉の渇きで目を覚ましたが、枕元に置いた水筒が見つけられず
懐中電灯に伸ばしかけた手を途中で止めた。
響を起してしまうのを恐れたのでなく、響の気配がないのに気付いたからだ。
部屋に差し込む星明りに透かしてみてもベッドに響を示す膨らみがない。
慌てて起き上がろうとしたその時、小屋の外に小さな足音がしたかと思うと
小柄な人影がそっと入ってきてそのまま寝床に横になった。
どうやら夜中に目を覚ました響がトイレにでもいっていたのだろう。
再び聴こえてきた寝息に安心した俺はそのまま眠りに戻った。

翌朝の響に特に変わった様子は見られず、撮影も順調に進んだわけだが
午後になると、休憩時間にぼんやりとしている響に気がついた。
いつもなら子供達や動物と遊びまわっているのが普通なのに。
元気がウリの響だが、さすがに異郷の地で疲れが出始めたのかもしれない。
2日目の撮影も順調に終えると、その夜は早めに響を休ませることにした。

その夜中、またしても俺が目を覚ましたのは喉の渇きでも尿意でもなく
隣で寝ている響が起き上がった気配のせいだった。
厳密には俺の寝息を伺うように覗き込む響の押し殺した吐息と
仄かに汗混じりの甘酸っぱい体臭が俺の意識を目覚めさせたのだが
その気配の異様さに、俺は寝たフリを続けながらその理由を考えていた。
だが響は俺が寝ていると判断したらしく、そのまま静かに部屋を出ていった。
足音が遠ざかってから起き上がり、例の暗視スコープを装着してスイッチを入れると
明るい緑の視界の端に、忍び足で歩き去っていく響の後姿が見える。
方向的にはトイレや水飲みでもなさそうだし、といって夢遊病という感じでもない。
まさか夜這いの訳もないだろうが、見た以上放っておくわけにはいかない。
暗視スコープを頼りに、足音を忍ばせて響の歩いていった方向に向かう。

小さな川に沿って歩くこと数分、響の姿はすぐに見つかった。
大きな岩陰に隠れるようにして、膝をついて岩の向こう側を覗きこんでいる。
どうやら向こうに明るい光源があるらしく、暗視スコープを外した俺は岩の向こうに
大きな焚き火があるらしいのに気がついた。
昼間の取材のとき、確かこの先には祭り事に使う広場があると聞いていたが
だとしたらそのことを村の誰かに聞いた響が見物にきたというわけか。

だが……何故響はその祭りに参加せず、あんな風に覗き見をしているのか?

響のどこか滑稽なその姿に安堵した俺は迂闊なことにその疑問には思い至らなかった。
暗さに目が慣れた俺はこっそり近づいて脅かしてやろうと思い、あと数歩でその体に
触れる距離まで近づいてから気が付いた。

響がそこで何をしているのかに。

予想もしなかった事実に不意を突かれた俺は、なんとか響に気付かれぬようその場を離れ
一目散に小屋まで戻ると寝床に潜り込んだ。
それからはとてもじゃないが眠るどころではなく、先ほど目に焼き付いた響の仕草を
思い浮かべながら、たまらず同じ行為に耽った。
空しい行為の後、戻ってきた響の気配を感じると、俺は脱力感のまま眠りについた。
翌朝、いつものように明るく振舞う響とは反対に、俺は平静を装うのがやっとだった。
無邪気で可愛い響が夜な夜な自慰行為に耽っていたという衝撃的な事実と
俺だけがその秘密を握っていることで沸き起こってくるうしろ暗い感情。
何故響がそんなことを、などと考える余裕は俺には無かった。


そしてその夜、昨夜と同じように抜け出した響を尾行して、あの岩陰まで辿りつくと
響から死角になる場所から例の広場を覗き込んで……仰天した。
密林を切り開いて作られた円形の広場では、赤々と焚かれた篝火を囲むように
何組もの若い男女が素っ裸絡み合い一心不乱に性交に励んでいた。
敷き詰められた椰子の葉は、男と女が垂れ流す夥しい粘液で濡れ光り
その上で若い恋人たちが、思い思いの格好で愛を交わしている。
だが不思議なことに艶かしさはあっても、いやらしさはそこになく
大胆で奔放な交わりには生命を生み出す喜びで満ちているようだった。

だが純情な響はそうもいかなかったらしい。
岩陰から目だけを覗かせた響は、繰り広げられる男女の営みを見つめながら
さっそく自分だけの行為に耽り始めている。
昨夜は後ろからしか見えなかったが、今は肌も露な姿がはっきり伺える。
シャツは完全に肌蹴られ、むき出しになった乳房を自らの手で揉みしだいている。
ホットパンツは膝までずらされ、響の指はショーツの中で激しく抜き差しされているのか
くちゅくちゅという盛大な水音が離れた俺にはっきり聴こえている。

その姿を改めて眺めてしまえば、もう我慢の限界だった。
響を手に入れる絶好の機会だと囁く自分の中の悪魔の囁き。
足音を殺して響に近づくと、夢中で自慰にふける彼女の肩にそっと手を触れた。
びくんと震え、ついで四つんばいのまま全身を硬直させた響。
その体にのしかかるよう抱きしめると、手で響の口を押さえてから囁いた。

「響、俺だ。声をたてると覗きがばれるぞ?」
「……んー、んん!?」
「いいから落ち着け。手を外しても声は出すなよ」
がくがくと頷く響の体から力が抜けたのを確認して、俺は口を押さえる手を外してやった。

「ぷ、プロデューサー……じ、自分はその……」
「心配するな、響を責めてるわけじゃない。それよりすごいな、あれ。
見てるだけで興奮してくる」
「……プロデューサーも?」
「当たり前だろ。あんなの見せられて興奮しないほうがおかいだろ」
「そ、そうなのか……まあ、自分も別に変な気持ちとかじゃないけど……」

言い訳する前にその格好をなんとかしろよと思いながら
火照った響と密着していた俺は、女の子の自慰という視覚的な刺激以上に
響が発する汗と体臭の混じったフェロモンのような香りに当てられて
無意識のうちに完全に猛りきった剛直を響の股間に押し付けていた。

「ほら、見つからないうちに小屋に戻るぞ」
「ちょ、待って……ていうかプロデューサー、何か変なのが当たってるぞ」
「何が変なものだ! これは別に変な気持ちとかじゃないぞ」
「ど、どうでもいいから当てないでよ……こっちまで変な気持ちになるから」

俺のほうはズボン越しでも、響の方はまだホットパンツをずり降ろしたままで、
ということは彼女の濡れたパンツ1枚向こうには……
そう考えた瞬間、今度こそ俺の理性は粉々に弾けていたらしい。

「それなら……さっきの続き、手伝ってやる」
「う、うぎゃぁ、しなくていいぞ、そんなこと」
「遠慮するな、ほら響のここ、まだこんなになったままだろ?」

バックの体勢のまま両足で響の下半身を逃げないように押さえつけると
右手を響のショーツの上からなぞってやった。勿論そこは先ほどの行為の名残のまま
愛液と汗が布地に染みこんで秘部を覆う辺りはぐしょぐしょに濡れきっている。


「もっと気持ちよくしてやるから、ほら力抜けって」
「うぎゃぁ、いやだー、やめてよ変態! 馬鹿ぁあ……あっ!?」
ぷっくらと肉感ある花弁を布地ごとこねているうち、愛液で滑った指が中に潜り込み
火傷しそうなくらい熱い秘部のある一箇所に触れた弾みで響の体はぴくんと跳ね
奥から湧き出す愛液はますます粘りを帯びて指に絡みついて音を立てる。

「いやぁっ、やめてぇ……自分、こんなの……いやだぁ」

体の抵抗は諦めたらようでも、まだ言葉は俺を拒絶しているわけで
そんな響が可愛さ余って憎さなんとやら、是が非でもを受け入れさせてやると
思ってしまうのは男の性(さが)というやつか。
濡れた肉襞を直接愛撫しながら、もう片手を胸元に伸ばすと驚くほど張りのある乳房は
手の中で柔軟に形を変えながら握り締める手を跳ね返そうと弾力を示す。

「やだ、プロデューサー……お願いだからもうやめ…て」
「だめだ響……お前がもっと気持ちよくなるまで」
「んっ、そんな……だめなんだぞ、こんなことぉ……」
「いいだろ響、俺はお前のことが好…………あっ」
「ん? どうしたのさ、なんで……やめちゃうの?」

いやいや、やめてっていったの響きだろ? などと突っ込むどころじゃなかった。

「どうしたのさ、プロデューサー……!?」

いきなり愛撫が止まったのを訝しんだ響は、四つんばいのまま振り返って理由を察した。
覗きがばれたのか、それとも岩陰での愛撫で気付かれてしまったものか
行為に励んでいたらすううち、1組のカップルが俺達を見下ろしていた。
しばし無言で見つめあったあと、女の子のほうが響に何事か話しかける。
響もそれに応え例によって沖縄弁とジェスチャーで何事か会話を交わしてから
それで話がまとまったのか、頷いたカップルは手招きのような仕草を見せると
俺達に背を向けて広場の方に戻っていく。

「響、やっぱり覗き見していたのってまずかったか?」
「ううん、そうじゃないさ」
「それなら今の話はどういうことになったんだ?」

俺の問いには答えず、響は立ち上がって着衣を整えると俺に手を差し出した。

「とにかく付いて行くさ」
「本当に大丈夫か、怒られるくらいで済めばいいけど」
「心配しなくても大丈夫さ…………たぶん」

そういうと響は握っていた手を一旦外すと、指を絡めて力を入れた。
横目でその表情を伺ってみたが、いつになく神妙で緊張しているのを見れば
万一の場合は俺が体を張って響だけは守らないと、などと覚悟を決めたのだが。

広場の入り口には年嵩の男女が陣取っていて、俺達を見ると現地語で何か言いながら
置いてある器を差し出してきた。響の翻訳を聞くまでも無く“飲め”といっているのは間違い
ないだろうが、果たして中身はただの飲み物か、あるいは酒か。
ヤバイものではないとは思うが、酒……いやドラッグ的なものだとしたら?
などと考えている間に、響は躊躇い無くそいつを飲み干していた。
そのうえ、甘くて美味しいなどといいながらお代わりを要求したので
俺も腹をくくって飲み干した。
トロミのある甘い液体が胃に落ちると、炎のように熱い感触が腹に点ると同時に
それが神経を伝うように広がって体中に力が漲ってくるようだった。
なるほど、これは精力剤のようなものかもしれない。


「プロデューサー、入る前に全部脱げって」
「えっ、ちょ…脱げって服をか」
「当たり前だって。皆脱いでるぞ」

そういうと響はあっさりとシャツを脱ぎ捨てて上半身裸になる。
ホットパンツに手をかけたところで俺は響を制止した。

「ちょっと待て、響。さっきあの子たちとどんな話をしたんだ?」
「そ、それは中で話すさ。プロデューサーも早くぬぎなって」
ホットパンツを地面に落とし、濡れたショーツも手早く下ろした響は
前を隠すことも無く、その整った裸体を誇示するように胸を張る。

「おい、響……中って、まさかお前」
「な、なんくるないさ、ほら……プロデューサー早く」

響のヌードに見とれる以前に、全員が全裸で俺だけ着衣の状況が
こんな恥ずかしいものとは思わず、俺は半ば自棄気味にシャツとズボンを下ろすと
どうやら世話役らしい年嵩のおっさんが“中に入れ”というジェスチャーを見せた。
俺は響の手を取ると、篝火に照らされる広場に足を踏み入れた。
広場には十組ほどのカップルがいて、その半分が今まさに交合の真っ最中で、
残りは前戯もしくは後戯らしく、入ってきた俺達に気さくな笑顔を向けてくる。
やはり響はそこでも人気者で、知り合いの女の子と名前を呼び交わしたりしている。

実際に他人のセックスを生で見るのはこれが初めての経験になるわけだが
状況が特殊なせいか、生々しさやエロさも確かに感じはするが、それ以上にこれが
人間本来の姿であるような気がするし、それは隣に横たわる響を見ても同じだった。
散々妄想の中で裸に剥き、触り舐め弄んできた小柄でグラマーな体も
今は幻想的なまでに美しく、下品な性欲で蹂躙するには畏れ多さすら感じてしまう。
響がさっき女の子と交わした会話、それは恐らくだが、そんな場所で遊んでないで
ここに来て一緒にしようよ、みたいなものだったのかもしれない。
それを響がどう捉えたのかは分らないが、俺にはもうそんな気持ちは失せていた。
つい先ほどまでは、あわよくば響をどうにかしてしまおうとすら思っていたのに
今は出す前の賢者モードというのも妙だが、響を傷つけずに済んだことに満足している。

ただ問題は周り皆が奮戦中なことで、特に隣のカップルは響や俺に興味津々らしく
時折こっちの様子を伺う視線が痛いくらいだ。
それだけにただ寄り添って寝ているだけでは目立つどころか不味い気がしてきて
とりあえずそれっぽく演技で誤魔化そうと思った俺は響を仰向けにすると
その上にのしかかって顔を寄せた。

「響、とにかく……やってるふりで誤魔化すから、俺に合わせて演技たのむ」
「……演技なんて、自分はいやだ」

そういうと響は俺の顔を引き寄せ、強引に唇をぶつけてきた。
逃げることも避ける事もできない不意打ちのキスだった。

「自分のファーストキスだぞ、だからプロデューサー、責任とってよね」
「……響、お前」
「プロデューサーはどうなの? 自分のこと、どう思ってる?」
「どうって、そりゃお前は俺にとって大切なアイ……」
「ねえ、さっき岩のとこで何か言いかけたよね? あれ、もっかい聞かせて」
「あ、あれは……違うんだ」
「ダメならダメでいいさ、どうせ自分はあんな変態なんだし」
「……そうじゃない、響がダメなわけ無いだろ」
「じゃあ、何で……うぎゃあっ!?」


浮かせていた腰を下げたせいで、怒張をもろに太ももに押し付けることになったが
俺は構わなかった。俺がどれだけ理性でもって響としてはだめな理由を数えようとも
この現状が俺の望みそのもので、響がそれを受け入れてくれるのなら……

「響、これが俺の正直な気持ちだ。響には申し訳ないがお前を初めて見たときから
俺はずっとこうなることを願っていたんだ」
「ほ、本当か? 自分のこと……そんな風に?」
「ああ。失望させたのなら謝る。さっきしたことも謝る。けど、やっぱり俺はお前が好きだ」
「プロデューサー……自分、う、嬉しいぞ。だって事務所変わってからずっとプロデューサー
には感謝してたし、自分の気持ちはそれだけじゃないからって、ひゃうん!」

響の言葉に安堵した俺は、彼女の言葉を最後まで聞かないまま強く抱きしめた。
その弾みで押し付けた愚息がまだ湿りを残す場所につるりと触れた刺激で
響が悲鳴とも嬌声ともつかない声をあげ周りの視線を集めてしまう。
俺達がごそごそと話を続けている間、周囲のカップル達は一戦を終わらせたらしく
息を凝らして俺達の動向を伺っているらしい。

「本当にいいのか、響。お前、こういうの初めてなんだろ?」
「それは……そうだけど。ここでなら構わないさ。プロデューサーこそ見られて平気か?」
「はは、実は少々プレッシャーを感じているよ。でも止める気はもうないぞ?」
「へへっ、それならいいさ、自分のこと、プロデューサーに任せるから」

衆人環視、とはいっても皆の視線は好奇のものではなく響を見守る温かいものだった。
俺は彼らを見回して頷いて見せると、じっと俺を見上げる響に唇を寄せると囁いた。
「響、愛してる。今からそれを証明するから」
「う、うん……その、や、優しくしてほしいぞ?」
「大丈夫さ、任せとけ」

そういうと、さっきから響の秘部に密着させていた愚息をゆっくりと前後し始めた。

「あっ、熱いよプロデューサー……それ、なんかダメ」
「ほら、力もっと抜いて……響のここ、熱くて柔らかくて気持ちいいぞ」
「ううっ、そんなの恥ずかしい……でも、き、気持ちいい」
「じゃあもっと気持ちよくさせてやる、ほら……」

響が顔をしかめたのは、俺が侵入した直後の破瓜の一瞬だけだった。
最初に飲まされたあの飲み物のせいかもしれないが、じきに響の表情に、そして声に
歓喜のそれが含まれるようになると、期せずして周りのカップルから拍手が巻き起こる。

「えっと……こういうのってなんか照れるぞ……でも、嬉しいさ」
「ああ……こういう初体験ができるの、響くらいのものだろうからな」
「自分は好きな人とちゃんとできたのなら、それでいいと思ってるぞ」
「じゃあせっかくだし……最後までしっかりいくからな?」

腹をくくった時点でその積もりでいた俺は、小柄な響を膝の上でしっかり抱えると
唇を重ね合わせながら激しい抽送を始めた。
間もなく訪れるであろう絶頂の瞬間を、俺はこの愛すべき少女を抱きしめ
しっかりと唇を重ねたまま迎えるために。



おしまい。

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