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[SSメモ] BLOG限定公開(7/20) スレには未投下

【注意書き】
千早と付き合っていながら、彼女が他の男性と親しくする様子を不幸な誤解から疑惑を
つのらせ、精神的に追い込まれたPは千早がその男性に乗り換え関係を持ってしまった
と思い込み、千早を家に連れ込み、俺にもやらせろと押し倒し犯してしまう。けれど
千早は……という話です。いろんなSSを書いていますが、この手の不幸で後味の悪い
のは多分すごくすくなくて、それ故ずっとお蔵入りだったのでしょう。

改めて閲覧注意。救いのないレイプものです。

  • 以下本編-


「もしもし、あ、はい、先生。今ですか、ええ、大丈夫です」
さっきまで不貞腐れていた千早の声が弾んでいるところを見ると、相手は作曲家の先生
だな。向こうが千早を気に入ってくれ、何かにつけアドバイスなんかをしてくれる。
俺や千早にとって、専門家の指導は願ってもないありがたい話だし、収録前に千早の
ご機嫌が直ったようだし、足向けて寝られないな全く。

「で先生、なんだって?」
「あ、いえ特にこれといっては。ただの世間話のようなお話でした」
「そうか……」
「プロデューサー、もしかして妬いてるとか?」
「んなわけないだろ」
「そうなのですか? 少し拗ねているような気もしますけど」
「先生みたいなええ年したおっさ……おじさん相手に嫉妬なんかするわけないだろ」
「あら、そうでしょうか。渋くて素敵だと思いますけど?」
「そんなら今度デートでもしてやれ。喜ぶぞ、きっと」
「感激してよりいい曲を作ってくださるかもしれませんね」
「こらこら、人の冗談を真に受けて乗り気にならない、ほれ、仕事だぞ仕事」


千早が18才になり高校卒業と同時に行ったアイドル卒業ライブのあとで告白された。
俺がそれを承諾したので、一応は付き合っているということにはなる。
もっともそれには打算が混じっている。信頼関係の延長として、男女の仲を彼女に意識
させることで、初心な千早のコントロールをより確実にする。
それに千早は真面目でお堅い天然記念物並みの処女である。今時の女の子のように
ベタベタとあれこれねだって来るようなこともなく、リスク管理も困難ではない。
“妬いている”“、”デートしてこい“というのは、2人の間でお決まりの冗談である。


なんてことのない、ライブ前の応援メールだ。
俺は一体何を疑っているんだ?
どうしてそんなに拍子抜けして。いや、ほっとしたのか?
ほかならぬ千早だぞ。歌以外、何にも関心を向けない天然記念物並みの堅物だぞ。
いくら先生と話が合うからといって、色っぽい話に繋がるわけがない。あり得ない。
それに先生は俺よりさらに一回り上。千早の親といってもいいくらいの年齢だ。
ますますあり得ない。
つまらないことを考える暇があれば、もっと千早のことを考えてやれ。
そろそろBランク昇格を視野にいれる時期のはずだ。

「プロデューサー、今日のステージの講評をまだ聞かせてもらっていません」
「ん、なんだって?」
「ですから……」
千早は言葉を切って、大げさにため息をついてみせる。
「何か考え事でも? 今日のプロデューサー少し変ですよ。しっかりしてくださいね、
プロデューサーだけが頼りなのですから」
それだけ言うと、体ごと向こうを向き、事務所に戻るまでずっと外の風景を眺めていた。
俺だけが頼り、か。それは何かの皮肉か?

そうはいってもランクアップ直前の慌しい1週間。
いちいち先週の些細な出来事など気にしている暇も余裕もない。
仕事に追い回されるのが、かえってよかったのかもしれない。
そんな一件もあっというまに記憶の隅においやられ、いつしか忘れ去っていた。


「もしもし千早です。あの、お時間少しいただいても? ええ、ありがとうございます。
 いえ、歌のことではなくて。プライベートな相談なんですけど……」


「あのプロデューサー。今日は待ち合わせがあるので……ここで降ろしていただければ」
「そうか。じゃあまた明日。集合時間は大丈夫だよな?」
「ええ。9時集合でしたよね。ではお疲れ様でした」
その日最後の仕事である番組収録を終えたあとの話である。
珍しいとも思ったが、大方春香あたりと買い物でもするのつもりなのだろう。
ショッピングモールの車寄せに降ろした千早に手を振り、帰ろうとしたところで
携帯が震える。一旦車を止め、携帯に出る。

何気なく見たバックミラーに千早の後姿が小さく写っている。
その彼女に歩み寄る人影。
男? どこかで見たことのあるシルエットだが……!?
近づいてきて何やら話しかけたその男に、千早は笑顔を向けると腕を絡め歩き出した。
慌てて振り返ったが、そのときにはもう2人の姿は視界から消え去っていた。


「すみません先生。お買い物に付き合っていただいて」
「ちょうど俺も買物ついでなんだ。可愛い教え子のため、父ちゃんに任せな」
「ふふっ。父ちゃんだなんて。パパというほうがイメージですけど」
「俺にも千早ちゃんみたいな娘がいればそう呼んでもらうのに、息子だからな……」
「では今日は私が先生の娘になりますから……よろしくお願いしますね、父ちゃん」
「いやいや、これは照れくさいな……で、あいつの誕生日プレゼント選びだったな」
「ええ。男性の喜ぶもの、私には見当つきません。ですから先生のセンスに
お願いしようかと」
「あいつ割りと地味だからなぁ。まかせてくれ、千早ちゃんのプロデューサーをもっと
見栄えのするカッコいいのに改造しなくちゃな」
「期待しています、けどわたしは今でも充分素敵だって思っているんですけど?」
「おーおー、小娘がいってくれちゃってまあ」


そういうこと……なのか、千早?
どうして、先生とそういうことに……
違うよな、千早。お前、歌にしか興味ないんだろ。
どうして先生なんだ? どうして腕なんて組んで笑っているんだ?
いやいや、これは何かの間違い。見間違い。勘違い。思い違い。
本人に聞けばいいだろ、ほら手にもったその電話で。

何をどう聞くんだよ?
<もしもし千早? 今腕組んで歩いているのは君の新しい彼氏かい?>
アホか俺は。
<やあ千早。俺に見切りをつけてそっちの先生に乗り換えるつもりかい?>
いい加減にしろ。

メールだ、さりげなく買い物の相手を聞けばいいんだ。
<ところで今日の買い物って春香? ケーキ食べ過ぎるなよ>

<春香ではありません。今日の相手はヒミツです>

なんだよ、この返信は。

「プロデューサー、具合でも悪いのですか?」
「いや、別に」
「顔色、あまりよくないみたいですけど」
「少し寝不足気味なだけだから心配しないでくれ。それより何か用事か?」
「え、ええ。プロデューサーに、その……用事というかお話というか。いえ、
仕事のことではなくて」
「千早が仕事以外の話なんて珍しいな。今夜は雪でも降るのかな」
「あの、茶化さないでください。真面目な話ですから」

心が痛い。あの夜壊れたらしい、俺の心がギリギリ痛む。
でも君はそんなことは知らないのだろうな。ばれてないと思っているのだろうな。
いやいいんだ、君の罪ではない。そんなことはいいんだ。
でも俺は君に教えてあげる。俺の罪を。罪深い俺を。

「すまんすまん。で、どうする。ここでもよければ今聞くけど?」
「あの、ここではちょっと……」
「そうか。それなら今日は早く帰ろうと思っていたから、うちでもいいか?」
「ええ。片付いているのでしたら」

くすりと笑う君に俺はあいまいに頷く。
そんな無邪気に微笑まないでくれ。
もう俺を騙す必要なんかないんだ。俺は全部知っているんだ。
それよりいいのか、そんな簡単に“違う男”の家に上がって。
この前のような仕事の打ち合わせでもなければ、二人で料理をつくったあの日の
オフでもないんだぞ。
いや、もうそんなことはどうでもいいことか。
さよなら、千早。君のよく知るプロデューサーはもうすぐいなくなるのだからな。

言葉を交わすと、せっかく固めた決心が崩れそうになる。
だから体調のせいにして、家に着くまで口を閉ざし、視線をそらし続けた。
俺の態度の不自然さに千早が気づかないわけがないのに、彼女は何も言わない。

やるべきではない。こんなことはやるべきではない。
やめるなら、いまだ。
全てを話せ。それから千早を離せ。
これが最後のチャンスだ。いいか、

小さなエレベーターの扉が閉まると、千早はそっと俺に寄り添ってきた。
嗅ぎ慣れたシャンプーの香り。微かに甘酸っぱい千早の体臭。
その匂いにつられ、半ば無意識のまま彼女の肩に手を回し、そっと引き寄せる。
そのときに気づくべきだった。
その肩にかかった、見慣れない大きめのバッグに。
そのバッグに詰められたものに。
その中身にこめられた彼女の思いに。


玄関を入り、彼女に気づかれないようしっかりロックをかけた時点で
もう俺は俺でなくなっていた。
いつものように明かりをつけたのは彼女を警戒させないため。
スリッパを彼女の前にそろえ、リビングに通して。
スーツを脱ぎながら、何気ない素振りで寝室へのドアを開け。
何気ない様子で千早の名を呼び。
全く警戒せずついてきた千早の腕を掴んで真っ暗な寝室に引きずり込むと
ベッドに突き飛ばした。

「きゃっ、ぷ、プロデューサー?」
ベッドに仰向けに倒れた千早にのしかかり、動きを封じた。
「あ、あの……冗談、ですよね?」
俺の不意打ちに、抵抗することもできず震える声の千早。
冗談なんかでこんなことができるか。
千早の上に馬乗りになって、両手を胸元に伸ばす。
「い、いゃです……こんなの……」
千早の手が、胸元を掴んだ俺の手にまとわりつく。
「あ、あの野郎ならよくて、俺とやるのはいやか?」
かろうじて搾り出した俺の掠れた声を聞き、千早の動きが止まる。
「……!?」
「ふざけるな!」
絡みついた千早の腕を振り払うように、俺は両手を左右に振り払うと
ぶちぶちぶち、と鈍い音をたててシャツのボタンがはじけ飛ぶ。
ようやく目が暗闇に慣れてきたが、千早の白いブラが微かに見えるだけで
表情までは伺えない。わずかな明かりでもあったなら、千早が流した涙が
蛮行を留めることができたかもしれないが
俺の目に映ったのは、獲物の白いからだ、それだけだった。
早く姦れよ、俺の中の獣が囁くとおり、ブラも力いっぱい引き裂いた。
ほの白く浮かんだ乳房と、その頂で震える小さい蕾がわずかな理性も押し流した。
力のない動きで覆い隠そうとした千早の両手首をつかみ、ベッドに押さえつけ
震えるその乳首を口に含んだ。

「……ぃゃ……」
既に狂った獣に、千早の微かな抵抗の声など届くわけもないのに。

「やめてください……」
「いいから俺にもやらせろよ?」
ぴちゃぴちゃ音を立てて乳首をしゃぶり、乳房を掌でこねまわし、涎まみれになる
千早のおっぱい。

「あいつともこんな風にしたんだろ?」
「違う……そんなの……違う」

人の声が獣に届くわけもないのに、千早はあきらめない。
ズボンに手がかかる。引きちぎるかのような乱暴さでボタンが外されて。
まるで破り取るようにジッパーがおろされ。
千早が力を込めて足をつっぱっても、それは無意味な抵抗だった。
体ごと放り出されるようにズボンが引っ張られて、やがて下半身もむき出しにされる。
千早の体を守る最後の一枚も、獣の前には無いに等しい。
小さい布切れが引き破られ、彼女の体を守るものが無くなると、抵抗の意思も
失ったのか千早の体から力が抜けた。

無理やり開いたその足の中心、そこに触れた手に感じる微かな潤い。
知っている。それが彼女の意思によるものではないことくらい。
女の体の防衛的な反応であることくらい。
関係ない。突っ込んで動いていればそのうちもっと濡れてくるはずだろう?
そのまま突き立ててもよかったが、獲物の体を味わう獣の本能とでもいうのか。
俺は顔を突っ込んだ。
やたら大人びたふりをしたがるのはまだここが小便くさい小娘だからだろ?
が、違った。千早のそこから立ち上る雌の匂い。
かすかな尿臭もいまは艶かしいチーズのような匂いにおしやられている。
ここもあいつに。だから、こんな雌の匂いに。畜生めが。
俺のものなのに。俺だけの千早なのに。
口をつけ、舌をなかに差し込み、嘗め回した。
抵抗の意思を失った千早の体は、まるで糸の切れた人形のようで
充分に味わい堪能した俺は、千早の体を横たえると服を脱ぎ、のしかかる。
無造作に足を広げ、十分にぬめっている中心に、己のものをあてがった。
先ほど嘗め回したとき、少しは千早の中から滲みだしはしたが、大部分は俺が
垂らしておいた唾。
そのおかげで、先端がするりと入り口にもぐりこもうとする。
腰の位置を整え、そのまま前へと押し出す。
千早の表情はわからない。言葉も発しない。
ただ途中の抵抗が思ったよりも大きく、力を入れてそれを突破した瞬間
微かな声がしたようにも思えたが、そのときには俺のすべてが千早の飲み込まれていて、
俺はその強い締め付けに酔い、そのまま動き始めた。
きつい。まるで初めてのように。
あいつとはまだそんなに回数もこなしていないのだろう?
俺が慣らしておいてやる。もともと千早は俺のものだったんだからな。
少しは反応したのだろうか、俺が腰を動かすたび、交わったあたりからじゅぷじゅぷと
した音が聞こえてくるが、相変わらず千早は唇を固く閉ざしたままだ。
かまうものか。
そのうち、千早だって反応するだろう?
だが、その前に。
この締め付けにはたまらない。限界……が……もうきやがった。
いっそ、たっぷりと中にぶちまけようかとも思ったが
流石にそれは出来なかった。
直前、引き抜いて千早の腹の上に発射した。
相変わらず千早は、身動きもせず、言葉も発しない。

たまらない気分だった。
俺のしたかったことはこういうことか?
手が触れた下半身がぐしょぐしょで、それが今はわずらわしい。
千早をそのまま放り出し、シャワーを浴びよう風呂場に向かう途中、
足にからんだそれは千早のバッグだった。
足でどけようとして、角ばった感触に気づいた。バッグからはみ出した四角いものは
どうやら紙で包まれた箱のようだ。
何の気なしに、明かりをつける。

リボンがかけられた、高級そうなデパートの包み紙。
その表面に鮮血でスタンプされた俺の指紋。
その包みを取り落として、両の掌を見、視線を落として下半身を見た。

悲鳴をあげた。
いや、そうすることしか出来なかった。


おしまい

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