ブログ「日々是千早」もよろしくね!

[SSメモ] xx 2010/04

  • 以下本編-


「ち、千早のメイド姿、やっぱり似合うな……」
「プロデューサー、落ち着いてください。声出すと人に見つかります」
「ここって旧倉庫なんだろ。それにこんな寂しい校舎裏なんか誰も来ないって」
「そ、それはそうですが……。それより仕事のオファーでヘソ出しというのは?」
「ごめん、それ嘘」
「はぃっ?」
「なぁ、いいだろ、千早のメイド姿に欲情した」

俺は仕事用の表情をかなぐり捨てると、薄暗い倉庫の中で千早を引き寄せた。




千早達が通う私立女子高の文化祭、その一般公開日に見物に来たわけだが、
さすが芸能人が何人も通う学校だけあって、規模といい派手さといいなかなかのものだった。
中でも凄かったのが、千早のクラスのメイド喫茶と真のクラスのホストクラブ風喫茶室で
行列の最後尾は校舎をはみ出している。
千早のメイド姿は惜しいが、あの行列では何時間待たされるか分かったもんじゃない。
見物に来た旨のメールを千早に送り、雪歩や春香のクラスを探して時間をつぶすことにした。

千早からメールが来たのは、パンダの気ぐるみを愚痴る春香の相手にいい加減飽きたころだった。
すがりつくパンダを振りほどき、指定された校舎裏に向かう。
にぎやかな校舎と裏腹に、古びた倉庫やゴミ捨て場が並ぶその一角は殺風景で物寂しい。
人気がないどころか、千早の姿も見当たらない。
と思ったら、古い倉庫の影から細い手が俺を手招きしていた。

古い倉庫の横には朽ちかけたベンチがあり、そこが千早の隠れた憩いの場所らしかった。
校舎裏からも死角になっていて、誰かが通りかかっても見えないらしい。
メイド服を隠すような大きなコートを羽織った千早は、お腹がすいていたらしく、
俺が与えたクッキーを結構な勢いで片付けていく。

「なあ、メイド服。似合うんだろうな」
「プロデューサー。からかわないでください」
「それを目当てに来たわけなんだが、千早のクラスいっぱいでな」
「見せませんから」
「そこをなんとか」
「どうしてもというなら、ちゃんと並んでください。そこまでは止めませんので」
「えー、無理だよあんな行列。な、ほらちょっとだけでいいから。ここ、誰もいないんだし」
「いやです。誰かが通りかかったら誤解されてしまいます」
「誰も来ないって。な、千早。いや、ちーちゃんってば」
「駄目です。プロデューサーに見せたら絶対変なこと考えるに決まってます」
「そ、そ、それは心外すぎるぞ…」

いかん。俺の考えはこの小娘に完全に読まれている。
しょうがない、作戦変更だ。
千早から見えないようポケットの中の携帯を手探りし、呼び出し音を鳴らした。

「もしもし、あ、どうも。ええ今大丈夫です。何か?」

俺は携帯を開き、架空の相手と会話を始めた。設定は急な、そして少々厄介な仕事のオファー。
そして勘のいい千早は、俺の口調から仕事絡みの話だと判断し、おとなしく会話に耳を傾けている。

「わかりました。ただ本人の確認を先に。ええ、30分もあれば。では後ほど」
電話を切り、思わせぶりに千早を見る。
「お仕事のオファーですか?」
「あ、ああ。そうなんだが…ちょっと問題というか」
「問題ですか? 先ほど本人の確認がどうとかおっしゃってましたが」
「あ、ああ、いや。うん、やっぱ今は駄目だから断ろう」
「プロデューサー、ちゃんと説明してください。一体どのようなオファーが?」
「いやぁ、実はヘソ出しのな………」
「はぃっ?」


架空のオファー、つまり某企業のCM出演でヘソだし衣装のオーダーがあり、
クライアントがタレントの“ヘソの形が綺麗こと”という条件を出していると。
その確認をする必要があるが、そのためには人目につかない場所に行く必要がある。
そんな話を千早に振ったら、それならと古い倉庫の扉を事もなげにあけ、中に入っていった。
南京錠がかかっていたが、金具の根っこのネジが馬鹿になっているをの知っていたらしい。
もともと人気がないところだし、文化祭の最中こんな裏手の旧倉庫に来る人もいまい。
ここならばメイド服拝見だけでなく、それ以上のことだって。グフフフフフ。

「声、立てないでください。誰か近くにいたら丸聞こえですから。それより早くしてください」

これが俺の企みとは露知らず、千早は仕事のためとやる気まんまんである。
俺は思わず舌なめずりしそうになるのを堪え、俺は千早に向き直った。

「なあ、千早さぁ」
「はいはい、わかってます。メイド服が見たいと」

苦笑しながら、それでも羽織っていたコートを脱いでくれた。
それだけでなく、少し照れながらだがメイドと猫娘が混ざったようなポーズを取ってくれる。
流石に台詞までは言ってくれないが。

「あの、暗いですが。見えますか、おへそ」


エプロンをたくし上げ、シャツをめくってヘソだけ露出させた千早の前に屈みこんだ。
そもそもヘソは目的じゃないし、いまさら見なくても何度も見知ったヘソである。
でもせっかくだからキスしてやろうと顔を近づけたら、拳骨がふってきた。

「真面目にしてください、プロデューサー。おへそはもういいですよね?」
そういってさっさと服を直してしまう。


「ち、千早のメイド姿、やっぱり似合うな……」
「プロデューサー、落ち着いてください。声出すと人に見つかります」
「ここって旧倉庫なんだろ。それにこんな寂しい校舎裏なんか誰も来ないって」
「そ、それはそうですが……。それより仕事のオファーでヘソ出しというのは?」
「ごめん、それ嘘」
「はぃっ?」
「なぁ、いいだろ、千早のメイド姿に欲情した」
俺は仕事用の表情をかなぐり捨てると、薄暗い倉庫の中で千早を引き寄せた。


「ちょ、ちょっとプロデューサー駄目です! な、何を、あっ、やぁ、んっ」

抱き寄せたまま唇をふさぎ、その勢いのまま、エプロンの下に手を差し込んだ。
懸命にもがきながら、それでも大声がだせないため、囁き声で抗議しようとする千早。

(んっ……んんっ、ん! んー!!)

俺は千早の頭を抱え込んでキスから逃げないようにし、差し込んだ右手をスカートの
中に侵入させる。生徒手作りらしいメイド服はゆったりした作りと大きめのサイズが幸いだった。
腰周りにゆとりがあったため、ホックをはずさなくても手が滑り込んでいく。

(んっ、ぷはっ…ぷ、プロデューサー駄目、だめです、こんなとこで、あっ、やだ、だめ)
(いいだろ、な、少しだけ)
(何が少しだけ、あぁん、触っちゃやだぁ、だめだめ、や、やめて、いやだ、ああ、あああ…)
(ほら、濡れてきてるぞ千早。おとなしくしないと脱がせるぞ?)
「んんっ、やぁ……指、いれちゃいやぁ、お願いです。あ、あぁぁ」

今日のショーツはシルクらしい。
しばらく、その滑らかな感触を楽しんでからゴムをはぐって手を押し進めていく。
柔らかい陰毛を軽く撫でてから、指を伸ばすともうそこは熱く湿った沼地だった。

(ほら、キスしただけでこんなになるんだからな、千早は)
(やぁっ…もう、ゆ、指だけですから、あああっ)
(あれ、指だけで我慢できるのかな。ほしくなっても知らないぞ?)

人差し指を根元まで挿入し、ゆっくりとかき混ぜていく。
指先を軽くまげて、膣壁のある一部をコリコリとこすってやるだけで
千早の腰がガクガクと揺れ始める。

(い、意地悪です…やぁ、ほんとに誰かきたら困ります、ん、んぁあ、はぁ、はぁ……)
薄暗い倉庫の中、千早の押し殺した喘ぎと、くちゅくちゅと濡れた肉の音が交叉する。
(千早は素直じゃないな。欲しいっていえば許してやるのに)
(い、言えば脱ぐのは許してくれますか?)
(もちろんだよ?)
(……あ、あの、プロデューサーのがほ、欲しいです)
(俺の何が?)
(お、おちんちん、私の中に入れてください……)
(よしよし、じゃあ入れてあげるよ。ほら!)
(ひぃっ、やぁ、ちょ、駄目です、うそつき、プロデューサー、だめ、だめです!)

千早を抱えあげると、背後にあった木製の大きな机に座らせ、足を大きく開かせる。
(まってください、ここじゃ駄目です、ほんとに、ねえプロデューサー!)
慌てて降りようとする千早を押さえ、スカートをまくりあげる。
流石にショーツまでは無理があるので、クロッチの部分をずらしながら、片手でチャックを下ろした。

(あ、やぁっ……プロデューサー…いれ……ないで)
(さ、いくよ?)

机の高さがほぼぴったりなのが具合よかった。
すでにギンギンに勃起した愚息を千早の花弁にこすり付け、ゆっくり腰を押し出すと、
ずぶずぶと千早の中に包まれていく。
(ほら、入ったよ千早)
(んんっ……あ、ああ、はぁぁ…)
それでようやく観念したのか、目をつぶって俺の腕を握り締める。
(なんだかんだで欲しかったんだろ、千早ちゃんはさ)
耳たぶを甘噛みしながら囁いてやると、怒ったような目が俺を睨む。
(プ、プロデューサーなんか嫌い…)
そういいながらも、千早の手が俺の動きを催促するように腰に回される)
(ほら、こうだろ?)
千早の中が馴染んだのを見計らい、ゆっくり腰に動きを加えていく。

足音に気づいたのは、俺だけだったらしい。
外からは全く見えないとしても、不意に入ってこられたらまずいことになる。
だから千早を抱き寄せたときから、外の物音にはずっと気を配っていた。
ついさっき俺の耳が捉えたのは軽い足音。おそらく生徒の女の子だろうか。
千早が気づかないよう、手のひらでその耳を塞ぎ、唇を押し付け舌をねじ込んだ。
ついでに腰の動きを少し強めてやる。
その間にも足音は近づき、おそらく倉庫のすぐ外、さっき千早と話していたベンチあたりでとまった。


「あれぇ? 千早ちゃん休憩だったらここにいると思ったのにな」
声の主は春香だった。
流石に千早の耳にも届いたらしい。焦った目が俺にすがりつく。
(ぷ、プロデューサー…?)
(大丈夫だって、声出さなかったらばれないから)
そういいながら、軽く腰をゆすってみせる。
(ふぁっ、あん、だ、だめぇ)
慌てて自分の手のひらを口にあて、声を殺す千早。そのしぐさが可愛かったから
そのまま腰の動きをつづけてやる。
(だ、だめ…とめ、あっ、やっ……春香に聞こえちゃう、から、あ、ああん…)
(春香ならばれても平気だろ? ほら、ほら)

「千早ちゃん、プロデューサーさんと一緒に回ってるのかな」

(おっ、春香正解!でも回ってはいないのな、ハハハ)
(ふ、ふざけてないで…あの、プロデューサー、早く、終わってください…)
(まだまだだよ、もっと千早の体味わってから)
(もう…やぁ、ああ…)

「そうだ、千早ちゃんの携帯呼んでみよっと」

(ほら千早。電話かかってくるぞ。マナーモードになってるか?)
(な、なってますけど……出れません、あ、プロデューサーだめ!)

「もしもし、千早ちゃん? もしもし…あ、ヤッホー!」
「は、春香なの? どうしたのかしら」
「私も休憩だから一緒に回らないかなぁって思って。いつもの場所に来たんだけどいなかったから。
 ねえ今どこ? プロデューサーさんと一緒なんでしょ?」
「えっ……      そ、そうよ。プロデューサーと一緒に見ているわ (ンッ」
「そうなんだ。って、今なんか変な声しなかった?」
「んっ……さ、さあ。気のせいじゃないかしら。んぁっ…(ダメデスカラ)」
「え、一緒に回るのダメだった?」
「あ、違うの。そうではないわ。一緒に行くわよ、(アァン…マッテ、ウゴカサナイデクダサイ)」
「あの…もしかして取り込み中? だったらあとでかけ直すけど」
「だ、だいじょうぶ、いくから、一緒に、あ、い、いく、行きそう、プロデューサー、イク、いっちゃう」
「ち、千早ちゃん?」
「ああ、春香…ちょっと待ってて、いくから、いま、いきそう、あ、そこ、強く、ああ、あん、来て
 あ、きた、いく、いく、いっちゃう、あぁ、ああああああああああああ……」
「千早ちゃん!?」

ツーッ ツーッ ツーッ ツーッ ……………



おしまい

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

管理人/副管理人のみ編集できます