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[SSメモ] 20 2010.7.16
記念すべきエロパロスレへの投下SS第一作。実は妊婦シリーズが最初じゃなく
このチハニーがデビュー作なのである。
最初の台詞どおり、この話は無印のあのコミュから着想を得ている。
◇SSここから

「では困らせてみてください、少しだけ……」

打ち合わせの後、気分転換のつもりで始めた何気ない遊びのはずだった。
頬や口元を遠慮がちに触られたので、そんなのは別に困りませんが、というと
彼の手がいきなり胸に伸びてきた。
といっても、揉まれたとかいやらしい感じではなく
胸の膨らみの間にふわりと手のひらを置かれただけだったけど。

「千早の心臓がドキドキしてるのがわかる」

そんなことを澄ました顔で言われたら、なんといい返したものかと困ってしまう。
その場限りの秘密の遊びが、あとでもっと困ったことになるとは思いもしなかった。



その夜ベッドに潜り込んでから、ふとあの出来事を思い返してしまった。
プロデューサーとした、二人だけの秘密の遊び。
たくさん困らされた気分にされたのは、まさかあなたが胸に触るなんて
思いもしなかったから。
遠慮がちに、ふわりと置かれただけの、大きな手のひら。
少し恥ずかしかったけれど、温かく心地が良かった。
いいえ、とても気持ちよかった。
あなたの指先が、私の胸のふくらみにふれていたから。

プロデューサーがしたように、パジャマの上からそっと胸に手のひらを当ててみる。
それだけのことで、胸の鼓動が高まっていく。
パジャマのボタンをひとつ、ふたつ外し、直接乳房に触れてみる。
ほんの僅かな時間、触れられただけであんな気持ちになるのだったら
もしこんな風に触られると、いったいどんなに気持ちがいいのだろう。
まだまだ小さな胸だけど、ちゃんと膨らみもあるし
ほら、こんなに柔らかいのですよ、プロデューサー
あなたにこんな風にされたら、わたしもっともっと困ってしまうと思います。
まぶたに彼の姿を思い描きながら、胸に置いた手を動かしてみる。

(千早の胸は柔らかいね。こうすると気持ちいい?)
(だ、だめです。プロデューサー、私、変な気分になりそうです)
(そう? 俺の手は気持ちよくないのかな?)
(そ、そんなことは。あの、もう少しだけ……触ってみてください)

下半身に違和感があった。

(ひょっとして始まってしまったの?まだ少し先のはずだけど……)

空いている手を下腹部に伸ばし、下着の中に指先をくぐらせる。
ぬるりと指先に液体が絡みつく。
枕元の小さい電球をつけると、透明で粘り気のある液体が反射してきらりと光った。
女の子の体がそうなることは知っている。
何のためにそうなるのかも分かっている。
でもどうしてですか?わたし、プロデューサーのこと考えていただけなのに。
それだけで、どうしてこんな風に変になってしまうのですか?
私が、へ、変態だから……ですか?
こんな風に、熱くなってしまって……ここも触ると、胸みたいに気持ちよくなるのですか?
だめ、こんなことしてちゃ。本当に変態になってしまう。
ティッシュで指先を丁寧に拭い、乱れたパジャマを治した。
自己嫌悪を感じ、頭まで布団をかぶった。


事務所に顔を出すとき、プロデューサーと会うのが少し気恥ずかしくもあったけど
ばたばたと着替えて仕事の準備をしているうち、それも収まった。
プロデューサーはいつもどおり変わりがない。
あの程度のことでドキドキしていた自分はやはり子供なんだと思う。
ただ一回だけの、気まぐれのお遊びだから、もうあんなこと忘れなければ。
収録、打ち合わせ、取材。
仕事をこなしているうち、いつのまにかあの事は忘れていた。
最後の取材が終わったのは、八時近かった。
プロデューサーと一緒に夕食を済ませ事務所に戻ると、事務の音無さんが
ちょうど退社するところだった。

遅い時間のときはプロデューサーに車で送ってもらうことになっている。
彼が報告書を仕上げる間、私は着替えを済ませ、休憩スペースで待つことにした。
ふとテーブルの上に置いたままの雑誌に気づく。
春香がよく読んでいる、ティーン向けの雑誌。
内容に興味は無かったけど、他に適当な時間つぶしもない。
手にとってパラパラとめくってみる。
ファッション特集。タレント情報。次々と読み飛ばしていく。
歌、に関する記事はほとんどないようだし、女の子向けだからアイドルの情報なんかも
のっていない。
派手なカラーページを過ぎると、中ほどには読み物のページ。

<女の子だって気持ちよくなりたい!>
な、何?
<ひとりでも気持ちイイところ、探してみよう>
<ひとりエッチは恥ずかしいことじゃない>
<ひとりエッチの嘘・ホント!?>
これは、つまり……
ご丁寧なことに、シンプルなイラストでどのようにするかまで解説されている。
気がつくと、夢中で記事を読みふけっていた。

「千早、おまたせ。ん、めずらしいな、そういう雑誌読むなんて」
すぐそばからかけられたプロデューサーの声に、私は慌てて雑誌を閉じた。

「い、いえ。ただの暇つぶしなので」
「そっか。遅くなったから、そろそろ帰ろう」

プロデューサーが背中を向けた隙に、その雑誌を丸めてバッグに押し込んだ。


玄関でプロデューサーを見送ると、逸る心を抑えながらしっかりと鍵を閉めた。
お風呂の準備をして、バッグから雑誌を出して丁寧に皺を伸ばす。
勝手にもって帰ってしまってごめんね、春香。
これはあくまで、研究のためなのだから。
一応、女の子として必要な知識はきちんと身につけておかないといけない。
体調管理のために、生理にもきちんと配慮しているのと同じで。
こういう記事は、女の子にきちんとした知識を伝えるために掲載されているはず。
だから、決してこういうことは変態だからするわけではないんだ。
そう、きっとそう。
テーブルに置いた雑誌を見つめ考えているうち、お風呂が沸いたことを知らせるチャイムが鳴った。

<大切なトコロだから、清潔にするのがとても大事>

確かにその通りだ。女の子の体はデリケートだから。
今まではなんとなく気恥ずかしくて洗い方も大雑把だったけど、改めなくては。
ボディソープの泡をつけた手で外側をさっと撫でるだけだったけど、記事には
もっときちんとした洗い方が書いてあった。
それを思い出しながら、手についた泡を洗い落とすと、指先をそっとそこにくぐらせる。
(綺麗にする、といっても洗いすぎるのもだめ……)

それにまだ経験のない私に、その中まで指を入れるのは少し怖い。
ぴったりと閉じたソコに指先だけを差し入れて、丁寧になぞってみた。
この前のように濡れてしまうということがなくてほっとする。
お風呂のたびにあんなことになってしまうと大変だもの。
その矢先、滑らした指先が偶然、小さな突起に触れる。

(……ひゃっ!)
のけぞるくらいの鋭い刺激を感じた。
(こ、ここが、クリ○リス……。だから強く刺激するのはダメって書いていたのか……)

記事を思い返しながら、今度はゆっくり、そっと指先を伸ばす。

(ふぁっ……ここ、すごい……)

まるでそこがスイッチのように、奥深くから、あの液がじわりと滲み出してくるのがわかった。
そして、ぴったりと合わさっている花びらが、いまでは少し開き始めている。

(続きはお風呂を出てからにしなくちゃ……)

そう決心して、指先を戻した。
丁寧にシャンプーをしてからゆっくりと浴槽につかった。
風呂を出ると、バスタオルで丁寧に水気をぬぐい、そのまま下着をつけずにバスローブを羽織った。
もともと寝るときにブラはほとんどつけないし、ショーツはすぐに脱ぐことになる。
ドライヤーで髪を乾かし、ついでに歯磨きもすませると雑誌を持って寝室に入った。
念のため、とシーツの上にバスタオルを一枚広げておく。
それからヘッドボードに枕とクッションを積み重ね、そこに背中をもたれさせた。
バスローブの前を広げてから、膝の上で雑誌を開いた。

<ビギナーのあなたはまずここから!>
<読者のオ○ニー体験>
そんなコーナーを何度か読み返し、ようやくイメージが固まってきた。

(…やはり、自分が一番ドキドキするシチュエーションを考えるのが一番みたいね)

雑誌を脇にどけると、照明を少し暗くした。


家まで送ってもらったとき、思い切って切り出してみた。
「あの、相談したいことがあるので少しお時間いただけませんか?」
プロデューサーをリビングのソファーで待ってもらい、着替えのため寝室に入る。
一つ深呼吸してから、シャツとズボンを脱ぎ捨て、思い切ってブラも外すと、
素肌の上に男物のYシャツを羽織る。

「プロデューサー、また私を困らせてみてください」

一瞬驚いた顔をしたプロデューサーが、不意に真剣な顔になる。
不意に手が伸びてきた。
やや早急な手つきでシャツがはだけられる。
この前のようなソフトな触り方ではない。大きな手のひらがゆっくりと乳房を揉み始めた。

「千早は悪い子だな。こんな風に誘うなんて」

腰に手が回され、引き寄せられると、強引に膝の上に座らされる。

「この前のあれで味を占めたな。気持ちよかったんだろ」
「…はい。その、私、変態なのですか」
「確かめてやるよ、今から」
プロデューサーの両手が、後ろから私の胸をしっかりと捕まえる。

「んっ、い、いや」
嫌なはずはないのに。これを待ちわびていたのに、口から出たのはそんな言葉。
無論、プロデューサーはそんなことで止めたりはしない。
それどころか、ますます胸を揉む動きが激しくなってくる。

「千早、手が遊んでるよ?」

耳元でささやく彼の声は、意地悪そうで楽しげだ。

「どうすれば?」
「自分で触ってみな。気持ちいいと思うところ」
そういうと、彼はぐいっと足を広げた。その上にのっている私の足ごと。
「ほら、触りやすくなったよ?」

くちゅっ。
少し触っただけで、指先がぬるぬるした液体にまみれる。
普段ぴったり閉じているはずの私のソコは、いま口をあけたように広がっていて
奥から液体がとめどもなく湧き出ている。
やっぱり、私って変態なんだ。でないと、こんなにココがいっぱい濡れるはずがない。
性器の形をなぞるように動かしていくたび刺激が頭に伝わり、増幅されていく。
だめ、もう何も考えられない。
指先は、休むことなく動き続け、貪欲に快感をもたらす場所を探している。
そしてついに中指の先端が、するっと中に吸い込まれる。
不安や恐れが一瞬で消し飛んでしまう、それほどの快感だった。

(大丈夫よ、これくらいなら。タンポンだって大丈夫だったんだし)

細くしなやかな指がゆっくりと、自らの性器を犯していく。
指の中ほどまで没入したあたりで、微かな痛みを感じる。

(ここまでなら、大丈夫…)

あとはもう雌の本能だけだった。
ゆるやかに指を往復させ、快感の高みを追い求める。
偶然触れた別の指が、敏感な肉の芽をこすりつけたことで
わずかに残った理性も蒸発する。
頭の中が真っ白にはじけ、それから真っ暗になった。

目を開くと、見慣れた寝室の天井だった。
意識がはっきりとしていたが、まだ体には力が入らず動かせない。
いつの間に脱ぎ捨てたのか、バスローブは見当たらず、しいておいたバスタオルも
足元でくしゃくしゃに丸まっている。

(シーツ、お洗濯しなきゃ…でもとりあえず明日の朝…しよう…)



「続・千早のおにゃに」


乳房の上に置かれた左右の手のひらがゆっくりと動いている。
小ぶりだが形のよい乳房は、ゆるやから手の動きにしたがって柔軟に形を変え
いまでは桜色に染まっている。

(プロデューサー、もっと……困らせてみてください)

その呟きとともに、右手が乳房を離れ、下腹部へすべりおりていく。
まばらな茂みをゆるゆると掻き分け、その部分に到達した3本の指が、
まるで愛しむように自らの秘部を撫でさする。
肉付きの薄い体だが、その部分だけは女らしく、
ふっくら柔らかそうな花びらを思い起こさせる。
人差し指と薬指が花弁をそっと押し開き、わずかに開いた隙間に
中指がゆっくりと沈んでいく。
とぷん。
音であらわせば、きっとそんな感じに聞こえただろう。

(やだ……もうこんなに濡れてる)

既に膣内に十分満ちていた愛液を感じ取り、満足そうなため息を漏らす。
その間にも指は溢れそうな粘液をすくいとっては花弁全体に塗り拡げていく。
やがて、にちゃにちゃと湿った音が薄暗い寝室に響き始めた。

初めて自慰を覚えたあの日から約一ヶ月がたった。
今までに3回、今日の分を入れると4回目ということになる。
平均して週に1回というのが、多いのか少ないのかはわからない。
例の雑誌にもペースはまちまちで、要するに人それぞれということらしい。
するのが習慣となりつつある私がいうのも変だけど、やはり<イケナイこと>だと
いう思いは抜けきらず、終わったあとは軽い自己嫌悪に苛まれるし、翌日プロデューサー
と会うときには中々目をあわせられなかったりする。
それなら、するときにプロデューサーの事を考えなければいいようなものだけど、
それ抜きでは考えられない。

だって、あのとき秘密の遊びをしたのがそもそものきっかけなんだから。
あれ以来、この<イケナイこと>をしたくなるのは、決まってあなたが私に触れたとき。
だからプロデューサーには責任を取って、私の空想の中で付き合ってもらわなければ。
…もう余計なことを考えるのはよそう。
私はいつものようにバスローブの前を広げ、胸に手をやる。
それから目を閉じ、今日の出来事を思い浮かべた。


参加者全て人気、実力とも全て格上ばかりが集まった今日のオーディションは、
今のレベルだと難関だろうといわれていた。
「千早がどうしてもっていうからエントリーしたけど、これは流石に……」
「流石になんですか?」
「悪い、今のは失言だった」

ふと悪戯心が芽生え、プロデューサーの言葉尻を捕まえる。
「では合格したら、今の失言のツケを支払っていただくことにします」
「笑顔でそんなこと言われると怖いな。とにかく行って、全員ぶちのめしてこい」
「それが今日のアドバイスですか。フフ、ではそのように」


「ヴォーカルが流行1位という追い風もありましたが、ご指示のとおりに」
「千早の笑顔が小悪魔風なのは俺の目の錯覚だろうか?」
「ええ、きっとそうです。ツケといっても、対した要求ではありません」
「それは助かる。で、姫のお望みとは?」
「頑張ったご褒美…沢山ほめてください、いつものように」

思い切って2歩前に踏み出す。
目の前のプロデューサーの顔を見上げた。
「な、撫でてください、その、たくさん……」
「上目遣いなんてどこで覚えてくるんだか……千早、それは反則だよ」
肩を抱き寄せられたので、自然とプロデューサーの胸に顔をうずめることになった。
ゆっくりと髪を流れていくプロデューサーの大きな手の感触に陶然となった私は
どさくさまぎれに、両手を彼の腰にまわしてしっかりと抱きついた。

「頭以外も撫でてください……」
「頭以外?」
「えと、その首筋とか……」
彼の手が、耳元の髪をそっとかきあげ、そのまま首筋を伝っておりてくる。
「あっ……」
「おいおい、そんな声だすなよ」
「だって……くすぐったかったから」
「自分から言い出しておいて」

そういいながらも彼の手は休まず、首筋と喉元をいったりきたりしている。
くすぐったいのは本当だけど、それ以上に気持ちがよいのは内緒にしておく。
「では……もう少し下のほうも」

いきなり手がわき腹をふにっと掴む。
「行き過ぎです」


わかっているせに意地悪なプロデューサーの背中をぎゅっとつねる。
「どこだろう、俺にはさっぱりわからない」
「この前、困らされた場所といえば思い出してくれますか」
「思い出した。けどあとで文句は言うなよ?」
「この前みたいな中途半端な触り方なら文句を言います」
今度はいきなり、手のひらで軽く包まれた。
「これでいい?」
「んっ……も、もう少し強くても大丈夫です」

動きが加わった。手のひら全体が私の乳房を包み込み、ゆるやかに揉まれている。
ブラと乳首が擦れ、その度に体に震えが走る。もどかしい……服とブラが邪魔だ。
肌に直接触れて欲しい、そんな願いを読み取ったのか、プロデューサーの片方の
手が、衣装の裾から背中を這い上がってくる。

プチッ。
器用なことに、彼は片手でいとも簡単にホックを外した。
その手はそのまま前に回り、カップを押しのけるともう一度乳房を掴んだ。
胸に彼の体温が伝わってくる。そして先ほどより強く、激しくも揉まれた。
時折指先が乳首を摘み、今度はそのたびに頭の芯に快感が伝わる。

「これで満足した?それとももっと他に撫でてほしいところある?」
そう耳元でささやかれるだけでも、体はびくびくと反応してしまう。
「し、下も……」
「下?さっき触ったろ」
「そこじゃなくて……その……」
「ちゃんといわないと分からないよ?」
「お、女の子の……ところも撫でてください」
返事の代わりに体をくるりと向こうむきにされる。
右手はおっぱいに、そしてもう片方の手はゆっくりお腹を滑り降りていく。
そしてミニスカートを捲り上げると、アンダーパンツの中に乱暴に潜り込んでいく。
「いけない子だな。もうこんなにびしょびしょにして」

耳元で感じる彼の荒い吐息。

「そこも……たくさん撫でてください、わたしのいやらしいところだから」
彼の手は撫でるだけではなかった。
今ではすっかり口を開けた花びらを丹念に撫で回したあと、的確に一番敏感な
小さい蕾を指で捕らえ、最後にはその指が私の中にゆっくりと……
その瞬間、頭の中が真っ白にはじけ、私は絶頂に達していた。 .

おしまい

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