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[SSメモ] 21 2010.9〜10
リクスー姿の千早の妄想が止まらず、そのシチュを強引にSSに仕立てたものらしい。
アイドルと高校を卒業した18〜19才くらいの千早を想定。
元々シリーズではなかったけど、最初のリクスーを投下後、レスの反応に気をよくして
そのネタをいくつか使わせてもらいながら続編を書いた次第。



◇リクスー1着目

「去年まではパンツが殆どだったが、今年はスカート主流か」
オープンカフェから、目の前を歩く人並みを眺めていたプロデューサーが呟く。
「スカート、ですか?」
「うん。流行かも知れないが、案外今の世相を反映しているのかもな」
「私はパンツの方がいいかと。スカートは苦手ですし」
「パンツはアクティブさや能率アップのイメージ、千早らしいな。けど俺は女性らしい柔らかさや
 可愛らしさはスカートが勝ると思うけどな、ほらあの子とか」
黒いスーツをきた学生らしき女性のグループをそっと指差す。
「そうですけど、服も髪型もメイクも画一的ですね」
「今時は外見にもマニュアルがあってな。没個性が求められているわけでもないんだが」
「そういえば以前、会社務めをしておられたのでしたね」
「短い間だったけどね。おっと、辞めた理由は聞かないでくれ?」
「なんとなく想像できる気がします」
フリーダムな性格の人だから、お固い仕事より今の仕事が向いていると思うわけで、
芸能界では浮き気味のきちんとしたスーツ姿も、私に言わせればとてもお似合いだ。
口に出すと調子に乗るから黙っているけれど。

「な、千早。いいこと思いついた。千早にもスーツを一着買ってあげよう」
思わず大きなため息がこぼれた。この人の魂胆は大体分かっている。
「千早も一応社会人で、来年には成人式だろ。スーツは必需品じゃないか」
歌手の私にスーツが必要なもんか。目的はアレに決まっている。
「スーツなんて必要ない、そう思っているだろう?」
この表情をみればわかるでしょうが。
「千早さんはどうも変な方向の期待をしているようだが、残念ながらそれは違う」
へ、変な方向とか……何をいっているのですか。いつものコスプレではないのですか?
この前リクエストされた高校時代の制服とか、アイドル時代のきぐるみとか着てするのでは?
頭の中に浮かんだその時のシーンを慌てて振り払う。
違うのですか?

「最近は変装しても、外でファンに見つかるケースが多くなった」
確かに帽子と伊達眼鏡の変装なしでは、迂闊に街も出歩けない。
「そこでスーツというわけだ。人目には就活生としか映らない。眼鏡は必要だけどな」
言われてみれば……一理あるかも知れないが。
プロデューサーのこと、絶対裏があるはずだけど別にそれが嫌い、というわけでもないから。
かくして私のワードローブにまたひとつ、彼のプレゼントアイテムが増えることになった。
試しにスーツ姿で街に出てみたが、効果は予想以上で、最初は窮屈に思えたスーツ姿も、
慣れてくれば身が引き締まるような気がしてきた。
それから3日たち、1週間たっても予想していた事態に至らない。
変な想像を膨らませていた自分を恥じ、心の中でプロデューサーに謝っておいた。
結論をいえば、すっかり油断していた、ということになる。だから
「如月君、明日の大阪出張だけど、移動は新幹線だからスーツでくるように」
「かしこまりました、主任」
などと、彼のいうところの<会社員ごっこ>もすっかり板につき、
「如月君、すまないが明日のプレゼンの予行演習につきあってくれ」
「わかりましたわ、主任」
などと、すっかりアシスタントになりきって部屋にお邪魔して、
「如月君……我慢できん!」
「い、いけません主任」
などと、この期に及んでもなお部下を演じていた私を、彼は乱暴に抱すくめる。

「なぁ、いいだろ?」
私の首筋を彼の舌が這う。荒い鼻息がこそばゆい。
「い、いやっ……だめです、や、やめてください」
2週間近く放置された私の体が暴走を始め、言葉とは裏腹に背中に回した手に力を込める。
彼の甘美で容赦のない言葉の責めに身を委ねるべきよと、頭の中のワタシが囁く。
私はその声に従ってあっさり理性を手放し、“上司”に襲われた“部下”になり切ることに決めた。
そうしたほうが、彼が喜ぶから。彼が喜んだほうが、愛撫に熱が入るから。

「凄くいやらしい表情になってるぞ?」
「いやだ……そんなこと言わないでくださ…んんっ」
唇が塞がれる。
焦らすようなキスに我慢できず、舌を伸ばしておねだりをする。
「ふふん、ほら。如月君は正直だな」
ジャケットのボタンが外され、ブラウスの上から胸が掴まれる。
犯されてしまう……抵抗しなければ……
なのに止めようと重ねた手には力が入らず、制止ではなく催促しているようになってしまう。
「ん? そうか。おっぱいをもっと可愛がって欲しいんだ」
ち、違う……そうじゃない……欲しいのはそこじゃない
「して欲しいのならお願いしないと駄目だろ?」
そうだ……お願いすれば、気持ちよくしてくれる……
「は、早くください……」

乱暴に引き剥がされ、体を半回転させられる。
「ほら、そこの机に手をつけ」
言われるまま両手をつくと、スカートが捲り上げられ、ショーツ越しに固いものが押し付けられる。
「欲しいのはこれか?」
「……はい」
「千早、顔をあげて前を見てみろ」
壁にはめ込まれた鏡の向こうには、スーツをだらしなくはだけ、アップにまとめた髪を乱した女が、
潤んだ目でこっちを見ている。
「どんな顔している?」
「い、いやらしい……顔……」
その間も、彼のものがアソコに擦り付けられていて、にちゃにちゃと音をたてている。
「そうだ。無理やり犯されそうなのに、自分から欲しがるなんて、いやらしい女だろ」
「そうです。お願い……プロデューサー、早く、早く犯して」
願いはすぐに叶えられた。
脱がすのももどかしかったのか、ぐっしょりと濡れているクロッチの部分がずらされ
一気に奥まで貫かれた。

立ったまま、後ろから犯されながら、懸命に目を開け鏡の中の自分に見とれる。
はだけたブラウスから剥き出しの乳房を、挿入のリズムに合わせて揉みしだかれていて
時折、奥深いところに先端があたると、だらしなく開いた口からははしたない喘ぎ声が
涎と一緒にこぼれ出て
それでもまだ足りず、首を捻じ曲げて男の唇を求めている。
それが私だった。

久々の交わりは、果てては求め、求めては果て、お互いが力尽きるまで続いた。
体の中にも、口でもたっぷりと彼の精を受け止めることができ満足だった。
彼の体にこびりついた、どちらのものともわからない交わりの残滓を丁寧に舐め取りながら、
ずっと気になっていたひとつの質問を投げかける。
「どうして2週間も放っておいたのですか? 高校の制服の時はその場で押し倒されたのに」
「制服とかスーツって、しばらく着ているとしっくり体にあってくるだろ。その方がリアルだしさ」
「……わざわざそのために?」
「まあな。千早もノリノリだったしすごく満足できたよ」
確かに部下になり切ったのは私の悪乗りだし、
こうなることも期待、いや予想もしていたし
いつもより気持ちが良くて何度もイッたわけだから、結果オーライなのだけど。
何か釈然としないものがあって、少しイライラした気持ちの八つ当たりに
丁度目の前で小さくうなだれている、暴れん坊君を口にいれて、軽く歯を立てみた。
悲鳴なんて大袈裟すぎます、プロデューサーたら。ふふっ……
そういえば、前の会社を辞めた理由って……まさかセクハラではないわよね。
さっきみたいなことしてクビになったとか。
違いますよね、プロデューサー。ね、あれ?どうかしました?
何を泣いているのですか? ねえ。プロデューサーってば、ねえ……

(リクスーちーちゃん1 おしまい)



◇リクスー2着目
昼下がりのグリーン車はガラガラで、まわりもほとんど空席だから気兼ねなく
お話ができる絶好の機会なのに、プロデューサーはさっきから新聞を広げたまま
顔もあわせてくれない。

「あの、まだ怒っています?」
「…………別に」

嘘、怒ってるくせに。
ふざけて歯を立てたのは行き過ぎだった。でも甘噛みのつもりだったし、
そんなに痛いと思わなかったし、何度もごめんなさいもしたし。
今度噛むときはもう少し力加減に注意しなければ。
そんな反省をしながら車窓を眺めていた私は、いつの間にか眠り込んだらしい。

んっ……くっ、くすぐったい……ゃん……
な、なにか触れている、動き回って……
だめ……そっちは……
体の奥底に昨夜の余韻がまだくすぶっている。そこに触れられると思い出してしまうから
だから、スイッチ、はいると困るから……電車の中でそんなことになったら……
(電車!?) そこで目覚めた。
窓の向こうに流れる田園風景。そう、新幹線に乗っているのだった。
視線を下げると、下半身がブランケットで覆われていて、その端っこからスーツの袖が……

(プロデューサー!だ、駄目です、こんなところで!!)
そう目で訴えかけたけど、返ってきたのは意地悪そうな、ヨコシマな笑顔。
悪戯なその手を捕まえようと、ブランケットに手を入れた丁度そのときに
ツン、とパンツ越しに敏感なところを突付かれて、思わず
ふぁっ……なんて声が漏らしてしまう。
(こら、声出したら回りにばれてしまうぞ?)
耳元に囁かれたから、今度は背筋がぞくぞくして、またため息が漏れる。
だめ……やめ……ちゃ
でも。電車の中で、こんなの……こんなことされると……おかしくなるぅ……
左手で口元を押さえ、右手でプロデューサーの悪戯な手を押さえようとしたけど
力の入らない手をソコに押さえつけられてしまう。
もうそこは湿っていて
(駄目です……やめましょう、お願いします)
(昨日のあれ、痛かったんだぞ)
(あぅっ……ごめんなさい……)
(だからその仕返し)
そんなことを言われると、悪いのは私なのだから、抵抗もできなくて。
(俺のいうとおりにちゃんとできたら、あれは許してあげる)
(や、約束ですよ……)
(ああ。じゃ、お手洗いにいってパンツだけ脱いできて。でないと帰り道困るだろ?)
本当はとてもドキドキして、スリルがあって、そう考えるとなんだかキュンとなってしまって。
ふらつきながらお手洗いにいって、少しシミのできたパンツは丸めてポケットにつっこんだ。
(OK。毛布と新聞で隠すから、千早が自分で気持ちよくなるようやってみて)
(ふぇ……わかりました……やります)

頬杖をついて、ぼんやり車窓を眺めているのを装っているのだけど
ブランケットの下ではスカートがまくりあげられて、お臍のあたりから丸出しなわけで
そろそろと右手をのばすと、ソコはもうすっかり準備が整っている。
ニ、三度なでただけで、指がぬるぬるになってしまって
もう窓の外を眺めるふりなんてできるわけがなくぎゅっと目を瞑って
中指で入口を探りあてるとすんなりはいったからゆっくり奥までいれていって
くちゅ、ぬちゃ。
やだ……音、聞こえてない? だいじょうぶかな。これくらいなら聞こえない?
くちゃ、ぬちゃ、ぬちゅ……
はぁっ、や。いやらしい音してる。でも……気持ちいい……
中指だけじゃ、ちょっと物足りない。人差し指もいっしょにして
にゅる、ぬちゃ、ぬちゃ、
んんっ、やぁ、だ……め……プロデューサーのがはいっているみたい
昨夜のことを思い浮かべながら、わたしはもう指の抜き差しに夢中で、
こっそり一人でする時よりも気持ちよくて、頭の中がチカチカして
わたし、こんなとこで……プロデューサーにみられながら……
お、おなにぃして……いっ、いっちゃう、あ、あぁ、だめ、こんなの……
んんんんっ……やっ、やだ、い、いくっ……いっちゃう……

……いっちゃった…………

そのままぐったりと動けない私の手を、いやらしい液でいっぱいの指をプロデューサーが
唇と舌できれいにしてくれて、ぐしょぐしょになったあそこも、ハンカチできれいに拭われて
まくりあがったスカートも直されて。
(千早、すごく可愛かったよ。気持ち、よかったみたいだね)
そんな風に囁かれても、返事をするどころか目だって開けられなくて
結局そのまま、もう一度わたしは眠りに落ちていったみたい。

「千早、そろそろ東京つくよ」
「…………?…………!!」
「毛布取るよ。ほら、髪乱れてるから直しておいで」
まだ少し夢うつつなまま、洗面所で髪を整える。
鏡に映った私は充血した目で、なんともしまらない顔。思い切って冷たい水で顔を洗うと、
やっと目が覚めてきた。おトイレで用を済ませてから、脱いだままなのに気づいて。
(あれ、無い……確かスカートのポケットに仕舞ったはず)
でも無かった。途中で落としちゃったのなら、まずい。すごくまずい。
泣きそうになりながら、途中の通路を懸命に探してみたけれど
やっぱり……ない。どうしよう……座席に落として?
席に戻り、シートも床も見回したけどやっぱりない。
「どうした千早、何か探し物か?」
そういってニヤニヤ笑っているプロデューサーが握り締めているのは。
(もうっ、ふざけないでください。落としたと思って大変だったのですから)
(ごめんごめん、千早が立ったとき落ちたから預かっていただけだってw)
ならその時にいってくれれば。立ち上がりかけた私をプロデューサーの手が押しとどめる。
(ほら、誰も見てないからここで履いちゃいなよww)
(なっ! なにいっているのです、無理ですそんなの)
(じゃ、これを見て考えてみて)

差し出された携帯の小さい画面の中、見覚えのある女の子が写っていて
その子は固く目を閉じ、眉間に皺を寄せて悩ましい顔で……
(!!!!けっ、消してください、今すぐ!)
プロデューサーの視線が携帯と私の握り締めたパンツを一往復。 そうですね、わかります。
消してほしければ、言うとおりここで履きなおせと。 はい、ここで履かせていただきます。


その夜。
お風呂に誘って背中を流してあげて、そのままベッドにひっぱっていって
ことさら丁寧に口で気持ちよくなってもらって、彼が油断したのを見計らい、意地悪な暴れん坊に
横からかぶりついて犬歯をたてた、まさにその時、またしても目の前に携帯の画面が差し出されて。
ええ、とっくにコピー済みということですね、わかりました。
今度は……ビデオカメラでえっちでぃーがしつ…ですか…機械のことはわかりませんが
犬耳でも何でも、おっしゃるとおりにさせていただきますから……

えーん……もう許してください。二度と噛んだりしませんから……



リクスーシリーズ これにておしまい。

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