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[SSメモ] 22 2010/10

元ネタは以下のレスネタ由来。
千早女王:最初は渋るが結構ノリノリでやってくれる。終わった後で自己嫌悪で
     不貞寝してるところを欲情したPに襲われて「やっぱりこっちがいい」
     とか言う千早
     ※ちなみにPが欲情したのは背中向けて寝てるお尻を見た瞬間です

  • 以下本編-

3ヶ月ほど前から恒例となっている、深夜の営み。
2週間ぶり、明日はオフともなれば久々に夜明けまで、と勢い込んではみたものの
最初の一発を放出した時点で、わけもなくテンションが下がってしまった。
手首を拘束したままの彼女を放り出し、仰向けにひっくり返る。

「何かが……足りない……か?」

頭に浮かんだものを漫然と呟いただけで、特に意味があってのことではない。
足りないものはおっぱいの大きさくらいだろうが、特に不満はないから言葉にはせずにおく。


「私では、物足りませんか?」

器用に体をくねらせ、俺の胸にちょこんと顎を乗せ淋しげな眼差しを向ける。

「いや、千早のことじゃない」

現役人気アイドル。16才の高校生。端正な美貌。引き締まったスレンダーなボディ。
足りないどころか、望んでも手にはいらない極上の女。
3ヶ月前の雨の夜。突然押しかけてきた彼女の、濡れて透けた下着と体のラインに欲情し
酔った勢いもあって俺は彼女を押し倒し、強引に女にしてしまった。
その夜以来、どういうわけか千早は俺への依存を強めてしまい、今の関係に至っている。
俺の歪んだ欲望を、愛情表現と勝手に解釈して唯々諾々と受けいれる千早の心。
何度抱いても飽きない、名器であることは間違いのない千早の体。
では一体、俺の心は何が足りないと感じたのだ?

手首を戒めているシルクのスカーフをほどき、千早の体を抱き寄せた。

「何を考えていたのですか?」
「……何かを考えてたわけじゃないんだ」

胸に千早をのせ、長くしなやかな髪をゆっくりなでる。

「明日はオフですから、もっといっぱい苛められるのかと……」
「千早は苛められるのは好きか?」
「……プロデューサーがしたいのでしたら。……こういうのも、その、好きですけど…」

いってしまってから、いつものように顔を赤らめ視線を逸らす。
ひと月も経たないうちに体は性の快感を覚えたのに、恥ずかしがりなところは
いつになっても変わらない。だからこそ俺の嗜虐心が満足できるわけだが。

「じゃあ、もうしばらくこうしていよう」

千早は笑顔を俺に向け、甘えるように頬をすりつけてくる。
飴とムチを使い分けているわけではなかった。
今夜はこれ以上責めようという気にならなかっただけだ。
脅えた顔、懇願する顔、縋るような顔、いつも千早がして見せるそんな顔ではなく
甘える笑顔も可愛いものだと、気まぐれに思っただけ、そう、それだけの話だ。



実のところ、千早がM属性かどうかという点は今もって定かではない。
最初はともかく、2度目こそ彼女を気遣って普通にしたのだが、3度目からは容赦しなかった。
いや、もうこのいじらしい少女を責め立てたい気持ちを我慢できなかった。
しかし千早は俺の言葉責めも、手足をしばる行為も一切抵抗せず受け入れ、一月が過ぎる頃には
抱き寄せて耳元で囁くだけであそこを濡らすまでになった。

千早の変化は大きかったが、それは俺だけが知っている内面の話であって
表向きは相変わらずクールビューティだ氷の歌姫だといった有難くない二つ名通り。
他人に対しては素っ気なく無愛想なままで、事務所のアイドルたちが相手でもそう変わらない。
ただならぬ関係を結んでいる今だって、いざ仕事のことになれば千早は俺にも容赦しない。
物怖じせずまっすぐ俺を見つめる千早の眼差しからは、ベッドでの痴態など想像もつかないくらいだ。
今日の衣装合わせだってそうだ。
新曲のイメージに合わせた、別に水着でもなければ露出だってほとんどないのに
明らかにご機嫌斜めで、スタイリストさん涙目だぞ?
ああ、そうか。この手があったな。


「というわけで、ちょっとこの衣装着けてみてくれないか?」
「革…ですか。これはお仕事に関係があると解釈すべきなのでしょうか」
「あるといえばあるんだけど。ほら、サイズは合っているはずだから」

仕事を終え、和やかな夕食のあと連れてこられた千早は、
俺の差し出したボンテージ衣装を見て、どういう表情をすべきか戸惑っているようだ。

「イメチェンしてロックでもやるつもりなのでしょうか」
そんなことを呟きながら、取りあえず着替えには同意してくれた。

「あの、ブラはどうすれば?」
俺の用意したのは、あからさまに過激なものではない。下がミニスカートで
上は大きめの水着のような形状になっている。
「うん、ブラはとっちゃったほうがいいな」
「…では」

千早も仕事絡みというのが口実で、今夜のお楽しみのためのものだと理解したらしい。
顔を赤らめながら、俺に背中を向けてブラをはずし始めた。

「あの…どうでしょう?」
「ああ、思ったとおりだ。可愛いよ、千早」
「か…か、可愛いのですか?」
「うん、よく似合ってる。ほら、こっちおいで?」


予想通り、スレンダーで背が高めの千早にその衣装はよく似合っているが、
今のようなはにかんだ表情はマッチしていない。
もちろん、先ほど可愛いなどと煽てたのは作戦である。
のせ方さえ間違えなければ、この娘は結構ノリはいいほうなのだ。
白い肌と黒革のコントラストが鮮烈で、そのまま押し倒したい気持ちはやまやまなれど
ここは慎重に進めなければならない。

「うん、やっぱり。こういうアダルティーな衣装と清純な千早のギャップがまたいいんだ」
「そ、そうですか?」
「最近は表現力もアップしているからな。折角だからポーズ作ってみよう」
「えっ……でも…どんな風に?」
「そうだな、最初はちょっとクールな感じで。うん、そうそう、いい感じ」
そんな感じで少しづつポーズを変えながら、ある意味甘い“言葉責め”で千早を追い込んでいく。
そしてポーズが決まれば優しくキスのご褒美。
ほらな、ちーちゃんはもうすっかりおねだりモードにはいったみたいだね。
目が“そろそろ…”なんて感じになってるぞ。
では。

「可愛い千早を見ていると欲しくなってきたな」
「……/////」
「最後にちょっとオトナのお姉さんみたいな感じ、やってみてもらおうか」
「大人、ですか。どうすれば?」
「俺をプロデューサーでなく、そうだな…年下の男の子だと思うんだ。で、千早は年上のお姉さん」
「は、はい」
「男の子は綺麗で可愛いお姉さんに振り向いて欲しいんだけど、お姉さんはクールで冷たくて
 つれないんだ。男の子の気持ちに気づいているのにね」
「私、そんな意地悪じゃありません」
「あくまで設定だから。それで男の子に“私に何をして欲しいの?”なんていうのさ」

俺が仕事のときの指導と同じ口調で説明するので、千早もすっかりそれを信じている。
人差し指をほほにあて、真剣に俺の話を咀嚼しようとしている。
「だいたい分かったかな。あとは実際にやってみながら」
「はい」

そのまま千早の手を引いて寝室に移動。部屋も少し暗くする。

「あの、そういうことでいいのですね?」
「もちろん。ああ、俺がいつもやっている見たいにしてくれたらいいからな」
これで準備はOK。あとは出たとこ勝負だ。デュフフフフ…


「では、始めます…じゃなくて、えと、は、はじめるわよ、いい?」
「いいねえ、その感じ。思い切り苛めちゃっていいからね」
「……こ、こら、年上に向かってその言い方は何?」
「あ、す、すいません」
「そこに座りなさい。違う、正座よ。そう、それでいいわ」

意外とノリがいいな、ふふふ。

「で、あなた何ニヤニヤしてるの。もっと真面目にやりなさいよ、ほらこっち見て」

千早に顎を掴まれる。ん、目がマジになってないか?

「それであなたはどうしたいのか、いってみなさい?」
「千早とエッチした…」

ぺチンって…うわ、ぶたれたよ。手加減はいってるけど…

「済みませんでした」
「呼び捨てはだめ。やり直しなさい」
「千早お姉さまとエッチがしたいです」

バチンッ……   いてぇ、なんか本気はいってないか、今の

「嫌らしい。私とエッチしたいなんて」

ゲシッ。今度は足蹴か。これ喜んでいいんだよな?

「し、したいのならちゃんとお願いしなきゃだめ。ほらやりなさいよ」

いまいち千早の目指す方向がわかりにくいが、取りあえず土下座してみた。

「お願いします。千早お姉さま、僕にセックスを教えてください」
「……そんなのは嫌」

違うのか?。なら…

「千早お姉さま、僕を犯してください」
「あなた、私に犯されたいの?」
「は、はい」
「ちゃんと私の言うとおりにする?」
「します、なんでもします」
「いいわ、犯してあげる。ほら、ぼんやりしないで脱ぎなさい。全部よ」

取りあえず言うとおりにしてみる。

「次は…そ、そうね……ここ、綺麗にしてください」

戻っちゃった、ちーちゃん?
台詞はともかく、俺の前に仁王立ちのままなのは続けていいのかな、いいんだろうな。

「ひぅっ、あっ、ううっ、だ、だめぇ……」

千早のそこは、いつもどおりもうすっかり準備OKなわけで。
夢中になって舌を差し込んだ瞬間、千早に押し倒された、というか突き飛ばされて
受身を取るまもなく背中と後頭部を床に打ち付け、一瞬意識が遠のきかけた俺の視界を
横切った千早が寝室を飛び出すのが移った。

 - - -

言えない。
嫌なんかじゃないし、それどころか結構こういうのもありかななんて思ってしまった。
でも。
それがプロデューサーを割りと本気でひっぱたいたときだなんて。
絶対言えない。
そんなのおかしい。
それじゃ、まるで私が変態みたいだもの。
私はプロデューサーに苛められている方がいい。
縛られてもいいから。叩かれたって構わない。
お願いです、プロデューサー。

「あのぉ、千早?」
「こ、来ないでください」
「嫌だったのなら謝るから、顔あげてくれないかな」
「違います……」
「何もいってくれないなら、俺にも考えがある」
「……」
「口でいえないなら、体で聞いてやる」
「……////」

短いスカートが捲り上げられる。
そしていつものように、強引にショーツに
やっ、脱がさないのです、かっ、やあああっ……
うつ伏せのまま、プロデューサーは私の足をぐいっと開いて
ショーツをずらした隙間から、固くなったのを押し付けられて
ひゃん、は、はいって…くるぅ…
そんな…いっきになんて…き、きもち、いい…

「ほら、ちゃんと理由いわないと、やめてしまうぞ」
「や、やです、止めないでください。ちゃんといいますから」
「なら説明しろ、千早」
「あっ、や、やっぱりこっちのほうが…プロデューサーに犯される方がすきだから…」
「千早は苛められるのが好き?」


おしまい。



■千早の一日女王様 蛇足編・処女卒業のくだり

びしょ濡れになった千早をバスタオルでくるみ、寝室まで引き入れそのままベッドに押し倒した。
驚いた顔をしたのは一瞬だけで、千早は抵抗の意思を全く示さなかった。
事が終わるまで無表情と無言を貫く決心でもしたのか
体に張り付いた服を脱がせようと、俺がてこずっているときも
焦って下着を取ろうと、俺が物のように自分の体を扱っているときも
千早は表情を変えず、俺を見つめ続けた。
さすがに貫通の瞬間だけは苦痛が勝ったのか、歯を噛み締め目を固く閉じたが
俺を全て受け入れたあと、再び瞼を開き大粒の涙を浮かべたまま、俺をみつめていた。
無慈悲なまでの身勝手さで、自らの体を蹂躙している俺を。
両の手首をしっかりと押さえつけ、荒い息で腰を振る俺を。

この夜俺の犯した過ちは、勢いのまま千早の中にたっぷり精液をぶちまけたことではなく
全てが終わったあと、千早をしっかりと抱き締めてしまったことだが、
当然ながら、その夜の俺にそんなことまで気が回るわけもない。
少なくとも千早が高校を卒業するまでは待つつもりだった。
その予定が少々早まっただけの話、そうなるはずだった。


劣情も酔いもとっくに覚め果てていたが、後悔の念というのは一切なかった。
当然だ。勢いとはいえ、欲しかったものを奪うことができたのだから。
自分の手で、千早を女にできたのだから。
見つめ続ける千早の視線を、ようやく真正面から受け止めることができた。
閉じたままの唇がかすかに動いた。

「……せ」

責任取ってください、か?
16才の担当アイドルをレイプ同然に犯した上に、後先考えない膣内射精。
一体どんな責任がこの罪に釣り合うのだろう?
シーツに散った鮮血。破瓜と充血で真っ赤なそこから零れ落ちる白濁。
下手すれば妊娠。いや、警察沙汰もあるな。事務所は解雇。業界から抹殺。
そんな俺の思いを知ってか知らずか。
千早は、表情を和らげ俺に抱きついた。

「セ、セックスするの…はじめてでした…」

俺にとっては性欲解消の行為であっても、千早にとっては。
単なる性行為ではない、神聖な契りの儀式ということなのか。、
千早は零れ落ちる涙を拭こうともせず、懇願するような目で俺を見つめる。
そう、捨てないでくださいと。

「千早はずっと俺のものだ」

そう、離すもんか。ずっと俺の隣にいてくれ。



おしまい

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