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[SSメモ] 26 2011/06
アイドルそれぞれに「足を舐めさせて」というシチュエーションの短編SS集。
といってもまだ3人だけペロリ。

1:千早編「困らせてみてください」

2:春香編「春香の偽閣下」

3:響編 「響と口先の魔術師」



【足ペロ1・千早編】  「困らせてみてください」


「では困らせてみてください。その……少しだけ」
千早はそう言って、はにかんだ笑顔を浮かべた。

人を困らせる常習犯に言われたら、少しと言わずたっぷり困らせてやるのが世の理というもんだが
暇つぶしの遊びなら遊びらしく、ここは愉快な場にしてやろうと思って俺は言った。

「千早の足を舐めさせてくれ」

千早はさっきの笑顔のまま固まった。
というか顔が引き攣り、口許だけヒクヒク動いているのはなかなかシュールな感じだ。

「千早の足を舐めたいんだが?」
「あ、あしぃ……あの、えと、その、なっ、なめるって」
「足。舐める。簡単だろ?」
舌でペロリと唇を舐めて見せる。

「あぅ…そ、そのプロデューサー、本気?」
「本気も何も、舐めるとしたら足しかないだろ? ホントはホッペかおでこか鼻がいいけど
顔だとつい唇舐めちゃったら困るだろキスしたみたいで。いや困らせて欲しいだからいいのか。
でも今のところ遊びだから、洒落で済む場所って考えたらやっぱ顔はまずいだろ。
手を舐めるのは犬みたいだから俺がいまいち嫌だし、首筋は舐めるよりつい噛んでしまいそうで
そっちは千早的に困るだろ。胸とかお腹は舐めるよりむしろ揉む場所だからこれも却下。
つまり残るのは足しかないって結論だから今すぐそこに座れって」

そういって肩をトンと押してやると、俺の言葉を咀嚼しようと目を白黒させていた千早は
「は、はい……」と素直に頷いてすとんとソファーにお尻を落とした。
その拍子にスカートがまくれあがり、白い太ももが一瞬チラリと見える。

千早を説得する方法はいくつかあるが、今のようにそれっぽい話を早口でまくしたて、
考える隙を与えず勢いで押し切る、というのが一番手っ取り早くて効果的である。

「よし、分かってくれたようだな。では早速始めよう」
「あ、あ、あの……」
「遠慮しなくていい、たっぷり困ってくれよな」
すかさずその前にしゃがみこんで、黒革のローファーごと右足を持ち上げた。
「やっ、だ、だめ……あの、足、汗がその」
構わず靴を引っこ抜いた。
暑さが増してくるこの頃、午前いっぱい千早の活動を支えてきた靴の中から、
こもった熱気と湿気と臭いがふわりと俺の前に広がった。

「あの……ぷ、プロデューサー、ま、まってください。そこ汚れて、あっ」

みなまで言わせず、左足も楽にしてやる。
今時の女子高生のくせに、ストッキングを着用せず白のソックスだけとは感心感心。
俺は我知らず、おみ足を額に頂いてからそっと頬をすりよせた。
アイドルであろうと、美少女であろうと、千早が思春期真っ盛りの女の子である以上、
蒸れた足が臭いを発するという事実は変えようがない。
俺は美少女アイドル如月千早の蒸れた生足の酸っぱい臭いを心ゆくまで味わった。

千早はもう観念したのか、俺に委ねられた自分の足を呆然と見つめるだけだった。
頬ずりの時も、ソックスを丸めて脱がされるときも。
俺がこっそりスカートの中身を観察していたことすら気づいていないらしい。
もっと困った反応してくれないと面白みにかける、などと思いながら
生足の蒸れた肌が手に吸い付く感触を楽しんでから、おもむろに口を近づけた。


「ほ、ほんとうにな、なめ……ひゃあぁん」
足の裏を一舐めしただけで千早は大きくのけぞった。

「う、うそぉ、やぁ、やだぁこれ……だめです、だめぇえええええ」
ソックスを脱がせたあとは、もう臭いはほとんど気にならなかった。
指と指の間に舌を潜らせ、以後順番に小指に向かって舌で清めていく。
滲んだ汗も溜まった垢らしきものも全て舌で舐め取り奇麗にすると、今度は指を一本ずつ
口にいれ、舌をつかって丁寧にご奉仕する。
既に千早は抵抗も忘れ、のけぞってひくひく痙攣している。

「どうだ、千早。困った感じになったか?」
「はぁ、はぁ、はひぃ、あの…ゆび、足がぁ……もうらめぇ」
やれやれ。まだほんの序の口だというのに。
「なあ、千早。足を舐めるっていったよな?」
「……は、はい? いっ、いゃああああああんっ!」
捧げ持った千早の足を、踵からふくらはぎに舌を這わせると、千早の声が大きく弾んだ。
「だ、だめ、やめて……足、もうだめ……、指なめた、おわって」
「足の指だけなんていってないぞ。ちゃんと足が舐めたいっていったんだから」
「ちが……ちがう、足だめ、お願い……、やぁぁぁぁぁ」

膝の裏が性感帯である可能性を発見し色めき立つ性衝動をよそに
俺自身の口と舌はなおも冷徹に千早の足を蹂躙していく。
膝表をゆっくり一周してから、最後に残しておいた太ももに取り掛かる。

「さ、大きく開いてくれ」
のけぞった千早の足を掴んで引き寄せ、そのまま両足をM字状に開かせた。
あられもない姿をさらす千早の太ももの内側に沿い、尖らせた舌先をゆっくりと這わせる。

「あっ、ああ、やぁ、やだだめ、まって、とめて、そこだ、だめ、いやぁ……」
既にスカートは完全にまくれ、下半身を守る最後の砦は気高い白を露にしている。
その純白の布地に陥落を示す証拠が徐々に拡がりつつあるが、約束したのは足だけであって
その白の防壁を陥落させることではない。
舌先が足の付け根に至ると、俺は禁断の地に踏むこまないよう細心の注意を払った。
布地に覆われたすぐ外周を丁寧に慎重に舌でなぞり、往復させる。

「んあっ、あ、ああ、ダメ……やめ、やめないで……」
「千早、足はもう沢山舐めたから、そろそろおしまいでいいな」
「やぁっ、いやぁやめないで……あしもっと舐めてください」
「うんうん、もう十分困っただろ?」
「んんっ、やぁ。意地悪いわないでしてください……」
「そんなに足を舐めて欲しいのかい。千早ってほんと変態だなぁ」

「……ぷ、プロデューサーの馬鹿ぁぁぁぁ!」

ダンスで鍛えた脚力は伊達じゃなかった。
マンぐり返しの体勢から繰り出された千早の蹴りは胸にヒットし、俺は2mほど吹っ飛ばされた。
打撲の衝撃で息が詰まり動けない俺の上に、千早はスカートをたくし上げてまたがると
顔に狙いを済ませてどすんと腰を下ろした。

まずい、息が苦しい。
千早の雌臭がいくら芳しくとも、酸素の替わりにはならない。
この物体を早く取り除かないと確実に窒息してしまう俺は混濁しかける意識の中、
伸ばした舌をショーツの脇から侵入させ死に物狂いでそれを動かし続ける。


おしまい


【足ペロ2・春香編】  「春香の偽閣下」

「えへっ、学校からそのまま来てしまいました」

地味目の制服がアイドルのオーラを打ち消しているとでもいうのか、
玄関に立つ春香は、どこにでもいそうな普通の女子高生にしか見えない。
それでも俺には、そんな春香がまぶしすぎる。

「いやぁ、暑かったです。もう夏みたいですね」
ボタン一つ外した胸元を軽くパタパタしながら、屈託のない笑顔を見せる春香。
だが何気なさを装っていても、表情の裏に見え隠れする不安の翳は見逃せなかった。
分かっていても、決して受け止めるわけにはいかない春香の気持ち。
何も気づいていないという白々しい猿芝居に、今日はどんな筋書きを運べばいいのだろう。

「久しぶりに制服姿の春香を見ると、結構そそられるものがあるな」
「やだ、プロデューサーさん。なんか言い方がいやらしいですよ」
「現役トップアイドルの制服姿だぞ? そそられない男がいるかよ」
「どうだかなぁ。この制服、あんまり可愛くないから好きじゃないんですよね」
「それより早く上がれよ。おいしいジュース冷やしてあるから」
春香が隠すように背負っている不自然に大きいバッグは見ないふりだ。

向かい合わせに座っても、二人の間のガラストップのテーブルのせいで
意識しなくても俺の視線はつい春香の足元にむいてしまう。
さんざん躾けて、ようやく奇麗に足を揃えて座ってくれるようにはなったが
そうなったらなったで、膝上数センチのスカートから覗く脚線がまぶしい。

「プロデューサーさん、そんなに私の足気になります?」
わざと顔を顰めて視線を反らして見せた俺に、春香が笑いながら突っかかる。
「んっ? あ、いや、ちょっとな」
「それなら少しだけサービスしちゃおうかな……チラッ?」
膝小僧の上にあるスカートの裾をほんの少しずらして見せる春香。
ちょっとは俺のことも考えてくれ、春香。
俺の理性は強靭だが、限界が無いわけじゃあないんだぞ。

「あのなぁ、春香さんや。そのチラリはやめなさいって」
「お気に召しませんでした? 男の人ってこういうチラリが好きなんじゃないですか」
「そりゃ好きだよ。でもな春香、今ここには俺と春香、二人きりなんだぞ。
ただでさえ制服姿でやばいのに、そんな挑発されたらどうなっても知らないぞ?」
「あ、あはは、や、やだなぁ挑発だなんて。そんなつもりありませんよ?」
「ならその危険な太ももは隠しなさい」
「プロデューサーさんがどうなっても知らないなんてこと、するわけないでしょ?」
「そういうことも言わないの。俺だって年頃の男なんだぞ?」
「じゃあ、年頃の男性がこういうのを見たら、どうしたいと思います?」

春香は一旦離した裾をもう一度摘むと、ふわりとまくりあげた。

艶やかに張った太ももと、その付け根の部分にのぞくピンクの小さい布地。
永遠に思えた数秒間、俺の目はそこに釘付けだった。
春香なりに考えた奇襲が、俺の理性を押し流そうとしている。
そこから逃れたい一心で俺が口にしたのは。

「そんなもの見せられたらもう我慢できない」
待ち望んでいた言葉に期待した春香が、油断して綻んだ瞬間。

「春香。お前の足を舐めさせてくれ」

目の前の美しい少女に、俺は己の欲望をそのままぶつけていた。


「え、や、やだっ。な、何いってるんですか、あは、あはは。舐めるって」
綻びかけた表情のままでそう言ってから
「ほ、本当にそんなこと、したいのですか?」と、泣き笑いのような困った表情を見せる。
「ウソ。あは、嘘ですよね、だってそんな、プロデューサーさんが変態みたいなこと」
もう一度、こんどは笑い飛ばそうとして、それには失敗した。

「俺は本気だ。変態というならそうなんだろう」
「じゃあ……私がいいって言えば。舐めていいっていえば、本当に舐めるんですか?」
「もちろん。だがバカ正直に変態に付き合う必要はないぞ?」
「今さら取り消しは無しですよ、プロデューサーさん。だって私……」
泣き笑いのような表情を春香は言葉とともに飲み込んだ。

「こういうことなら、あの衣装があれば良かったかのにな……」

どの衣装のことかは、春香の表情だけで理解できた。
ギャンブルともいえるイメチェンに挑んだ楽曲で使った、黒と赤の衣装。
明るく優しい春香がアイドル生命を賭けて望んだ冷酷でクールな女王。
春香はそれにほぼ一瞬で切り替えて“入った”。

「そんなに舐めたいのなら、舐めさせてあげるわよ、この変態プロデューサー」
「いいんだな春香」
「春香様でしょ! 口応えしないで、ここに跪くのよ!」
そういって、ソファーに深く腰を下ろしなおして足を組んだ。
俺から仕掛けた手札が、もう俺にはコントロールできない有様になっている。
考えがまとまらないまま、気迫に押された俺はよろよろと春香の前まで進み、そこに跪いた。
顔も上げられないまま、俺は紺色のソックスに包まれたその脚を恭しく頂く。

「最初はキスからよ」
言われた通りその足を捧げもつと、爪先に唇をつけた。蒸れた特有の臭いは気にならなかった。
「いいわ。じゃあ脱がせて頂戴」
ソックスを丁寧に下ろすと、春香は足を俺の肩にどんと乗せ、もう片方を顔の先に突き出す。
そちらも同じように脱がせてやると、春香はその足を床につけた。

「さあ、どうぞ。心行くまで舐めなさい」

逆らわなかった。俺は床に這い蹲るよう顔を付け、春香の指に舌を絡めて行く。
その俺の頭に、春香のもう片方の足が乗せられ力が入る。
「ほら、こういうのが好きなんでしょ、変態さんは」
俺は言葉ではなく、舌を絡めることでそれに合意してみせる。
「んっ、はぁ……なかなか、じょ、上手じゃない……もっと、もっと気持ちよくさせて頂戴」
もう俺にも訳がわからなくなっていた。
ひたすら春香の足に舌を這わせ、指を口に含み、足全体が俺の唾液に塗れ尽くすまで
丁寧に何度も舐め続けた。唾液を塗りこんだ。

「上手じゃない、あなた。さすが変態……上出来すぎるくらい。だから……」
頭を押さえる圧力が消え、変わりにその足が俺のあご先を引っ掛ける。
「ご褒美、あげる。ほら、顔をあげなさい」
ソファーの上で腰をずらした春香は、足をひろげスカートを捲り上げていた。

「足を舐めたいんでしょ? ほら、足はここまであるのよ。分かるわよね?」
顎先にあった足が今度は俺の目の前に突き出される。
返事の代わり、恭しくそこにキスを捧げると、俺は身を乗り出して広げた足の間に入った。
「んっ……そうよ……舌広げて、あぁっ……気持ちいいわ、あ、あん」
既に春香は嬌声をとめようともしない。
そして俺は、もっと春香の喜ぶ声が聴きたくて舌と唇に力を込める。
「だめよ、生意気に焦らすなんて。ほら、早くここまで来なさいよ」


張りのある脹脛。丸っこい膝頭。全て舐めた。てらてら光るくらい唾液にまみれさせた。
そうしておいて初めて手を使った。太ももをいっぱいまで押し広げる。
浮き上がった足の筋がピンクの布地を押し上げたせいで、ショーツの脇からは陰毛がこぼれる。
布地の中央には濃い色の染みが広がり、そのせいで花弁の形がくっきりと現れている。
咽るような濃い香りは、春香が雌として完成していることを俺に伝える。
それを横目で見ながら、舌先で太ももの内側をゆっくりと舐めあげていく。

「あぁっ、やだ……足、足だけよ……それ以外は駄目だから」
だが言葉とは裏腹に、春香の両手は花びらを開いて見せるような動きでショーツに添えられる。
「そこもいいんだろ?」
「いっ、いやぁ、駄目よぉ……駄目っていってるでしょ、駄目なの、ふぇっ……」
「じゃあ、ここまでにしておこうか」
「駄目。駄目だから。ぐすっ、だって、こんなの。こんなのって」
「春香? おい、春香?」
「うわああああ、いやよ、こんなの嫌に決まってるじゃないですか、わああああん」

そういって春香は俺を突き飛ばすと、ソファーの上で丸まって。
今まで曝け出していた扇情的な下半身をしっかりと覆い隠して。
それから大声でわんわんと泣き続けた。



俺は寝室から持ってきたタオルケットで春香の体を覆い隠し
それから彼女が泣き止むまでずっと頭と背中をあやしていた。
そうやってかれこれ30分近くたってからだろうか。
泣き声が途絶え、時折ぐすっと鼻をすする声が何度かして。
クチュン、と可愛いくしゃみを一つしてから、タオルケットから手だけを出した。

「プロデューサーさん……ティッシュ」
ティッシュを掴むと手は引っ込み、びーびーと鼻をかんで丸めたそれが戻ってくる。
「もう一枚……」
それを3回ほど繰り返して、ようやく落ち着いた。


「春香、そろそろ顔見せてくれないかな。ちゃんと謝りたい」
「……いやです。こんな顔恥かしくて見せられません」
「その気持ちはわかるけどな、付き合うんなら泣いた顔も寝起きの顔も全部見せてほしんだが」
「…………!?」
「春香は笑顔が一番素敵だけど、かわいい泣き顔を俺だけのものにさせてくれないか」
「ぷ、プロデューサーさん……か、からかってますね」
「顔、出してくれたら本気が嘘かわかるぞ?」
「……じゃあ、やっぱりダメです。顔なんて出しません。これで嘘なんていわれたら……」
「わ、今のは言い方まずった。言い直す」
「…………」
「なあ、そんなに拗ねないで。聞き逃しても知らないぞ」


何を言っても春香が顔をだしてくれないので、我慢できなくなった俺は
無理やりタオルケットを押し開いた。
驚いて俺を見上げる春香に顔を近づけても、目を閉じようとしないから
俺と春香のファーストキスは、目を見つめあいながらということになった。
瞳の中で表情がころころと変化するのを見るのは楽しいが
これはこれで気恥ずかしいものがある。


おしまい



【足ペロ3・響編】  「響と口先の魔術師」

「あ、足を舐めるって、プロデューサー本気でいってるの?」

素っ頓狂な声で叫んだ響。産毛が怒った猫のように逆立っている。

「おお? お前、ひょっとして前の事務所ではしてもらってなかったか」
わざとらしく声のトーンを落とし、憐れむような視線を響に送る。
「前って……そ、そんな変態なことするわけないだろ!」
「そうか、してもらえなかったのか。うんうん、かわいそうに」
「ええ、なっ、何いってるんだよぉ……そんなことするなんておかしいだろ?」
俺は黙って携帯を取り出すと、ある画像を開いて響に見せた。

撮影場所はリゾートホテルのプールサイド。
デッキチェアに寝そべった千早の足元、跪いた俺がその足指を押し頂いている様子が鮮明に
映し出されている。某事務員が写真屋で加工したものとは思えない出来栄えのよさだ。

「ぐぇっ、千早ぁ?」
アイドルより既に歌姫として名高い千早は、自称ライバルの響もよく知るところである。
それだけに小さい画像でも、百万の言葉より説得力があった。通用するのは響くらいだろうが。

「賢い響ならこの画像の意味がわかるだろうが」
「あ、ああ。もちろんだぞ」
「でもまあ念のためだ。俺の口から説明しておいたほうがいいだろう?」
「うん、そうだね。間違いがあったら困るしね」
「やっぱり響は偉いな。才能に溺れることなくその謙虚さだから」
「へっ、へへへっ。それほどもないさ」

確かに才能豊かで際立ったキャラクター。おまけにこの扱いやすさ。
俺たちにとって願ってもない逸材だからこそ、とことん愛でてやりたいのだ。
そのために騙すけどごめんな、響。

「俺たちプロデューサーとアイドルの関係は、一見するとプロデューサーの方が偉いと
思われがち、そうだよな響」
「う、うん」
「だが実際は違う。俺たちは担当するアイドルを常に尊敬し、崇拝している。
プロデューサー以前にファン一号であり、召使で下僕で奴隷。それが俺たちだなんだ。
これこそがその証だ。アイドルに足を許されるため俺たちは忠誠を尽くすのだよ」

「そ…そうなのか。自分、知らなかったぞ」
「な。だから響をあの事務所から引き取ってよかったと思ってるんだ。
アイドルを蔑ろにして尊敬もしない事務所なんてつぶれて当たり前だ」
「う、うん。そのとおりだぞ」
響は自分がポカンとした顔をしていることに気づかず、感心して頷いてみせた。

「そういうわけで、響は俺に忠誠の証を許してくれるだろうか?」
「も、もちろんさ。自分を信じて引き取ってくれたことにも感謝してるし……」
「ん、どうかしたか?」
「だ、だから……しても、い、いいんだけど……」
「分かってるよ響。恥かしいんだろ?」
「……うん」
「よし。じゃ、部屋を真っ暗にしたら大丈夫かな」
「そ……それなら自分、な、なんくる…ないさ」
「じゃ、とりあえずシャワー浴びてきてくれるかな」

躊躇いながらも響が浴室に入ったのを見計らい、俺は脱衣場に忍び込むと
響が脱ぎ捨てた衣類を籠ごと回収し、代わりにバスタオルとバスローブをそこに置いた。

「な、なぁ……プロデューサー?」
シャワーを終えた響が、俺の目論見どおりバスローブで身を包んで
ドアの向こうから顔だけをのぞかせる。

「サイズはぴったりかな。うん、響はそういうのを着てもよく似合うんだな」
「へっ? そ、そうなのかな」
「そうだよ、もっと自信もって見せてくれよ。それともまさか照れてるのか?」
「そ、そんなこと無いぞ! じゃーん、どうだ自分は。完璧だろ?」
「ああ、完璧なスタイルだ。健康的な肌に白の組み合わせも最高だ」
「へへーん。そうだろそうだろ」
気をよくした響は、自分の服の行方も忘れて俺の前でポーズを取って見せる。

「じゃ、そろそろ、いいかな響さん」
「な、なんだよぉ。急にそんな呼び方しなくたっていいんだぞ」
「いいから、えーとそうだな。せっかくだからそこのベッドに座ってもらえるか」
「うん、ここだね。へー、一人暮らしなのに大きいベッド使ってるんだな」
シングルじゃ狭くて女の子連れ込めないだろうが。
疑うことなくちょこんと腰を下ろした響の足元に蹲る。
「心の準備はいいか?」
「う、うん。いいぞ」
「じゃ、響。足を舐めていいって言ってくれ」
「自分がいうのか……わ、わかったぞ。プロデューサー、そ、その……
 あ、足を舐めていいんだぞ」
「ありがとう響」

恭しくその足を捧げもつと、最初は軽く指の先に唇をつけた。
「んふっ……」
響の浅黒い健康的な肌は、事務所で一番じゃないかと思うくらいぴったり張り詰めていた。
舌を這わせてみても唾液ですら弾かれて転がるのではないかと思うくらい。
「ぁっ……んぁっ、く、くすぐったいぞ」
「もう少し我慢な、響。まだまだ始ったばかりだし」
「ん、うん……でも、あぁ、そっ、そういうことも……す、するの」
口で響の足指をほお張っているので返事しようがないから、舌でくすぐってその代わりとする。

「ひゃぁん、ちょっと……だ、だめだぞそういうのは、あっ!」
両足首を掴んで持ち上げてやると、油断していた響は簡単にベッドにひっくり返った。
「ちょっとやめてよ……びっくりするだろ。って、おい……そ、そこは」
「脹脛だな。うん、この筋肉がしなやかですごいな、響」
「やぁ……ちょっと、だめだって、くすぐったいから、ねえ、プロデューサー」
構わず俺はきっちりと閉じ合わせたバスローブの裾を軽く開いた。
膝のあたりから下が露になった響の下半身。
足首を掴んで身動きを制限しながら、伸ばした舌でアキレス腱のあたりからなめあげていく。



「だ、だめ、あっ、そこ、だめだぞぉ、やめ、て……」
照明を極端に落としたため、翳りのあたりから下は暗い影に隠れているが
腰のあたりから完全に開かれたバスローブを、響はもう合わせようともしない。
「だめ……そういうのはだめだってば……ねえ」
「なあ響、聞いてくれ。実はこれはまだ千早にも許してもらったことはないんだ」
「ち……千早に?」
「そうだ。千早だけじゃない、担当したアイドル誰にもな。だからこそ
初めてのここは、一番才能があって、一番可愛い響に許してもらいたいんだ」
「そ、そんなぁ……」
「もちろん、響が嫌ならノーでいい。でも、俺ならいいって思うなら」
「……なら?」
「足を開いて、そこに俺を向かえてほしい。そうしたら俺は響に約束のキスをする」
「約束?」
「そうだ、ずっと響を一番の女の子として守っていく約束」
「自分が……プロデューサーの一番、ってこと?」
「そうだ。その約束だ」
「ほ、本当だな? 本当に自分のこと、一番大事にするんだぞ?」


これじゃただのエッチだよ。
足ペロの必然はあるのか? どんな判断だ!
と、未完ぽいけどこれでおしまい。



【足ペロ4・XX編】  まだありません

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