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[SSメモ] 25 2011/05

入れ替わりネタ。
途中から律子視点だけで話が進みますが、入れ替わりでややこしいので
「私」:律子自身の心、意識。入れ替わった後は体はダーリン
「ワタシ」:律子から見た自分の体。入れ替わり後の中身はダーリン。
そんな感じで使い分けておりますのでご参考までに。

ダーリン視点はこちらから
  • 以下本編-

目が覚めたら変身していたなんて、カフカの小説じゃあるまいに。
階段から落っこちたわけでもないし、一緒に乗り物乗ってて転落事故に遭ったわけでもない。
ベッドの上では確かに転がりまくっていたかもだけど。
目の前にかざした手はどうみてもダーリンの手そのもの。
おまけに眼鏡をしていないのに、はっきり指に生えた毛まで見えている。
うん、夢ね。夢だからそう見えるの。

「きゃぁぁぁぁあぁああぁぁっ!!」
隣から自分の悲鳴が聞こえるなんて、斬新な夢だこと。
「ちょっ、律子ぉぉぉっ、な、な、なんじゃこれはぁぁぁ」
やれやれ。律子はあんたでしょうに。いや、私か。なんか変ね。
ほら、あれよ。こういうの、なんていったっけ……うん、明晰夢だっけ?

「お、起きろ律子。大変だ、おい、あれ、俺?」
ここんとこ働かせ過ぎた? まさか。壊れるほどこき使ってないわよ。
寝ぼけているだけならいいんだけどね。
それよりも久々のオフ、ゆったり目覚めたかったのに
耳元で叫ばれるとか、下半身がつっぱって痛いくらいだとか、なんか最低。
ほんと、夢ならどんなにいいことかしら。

あれ? ちょっと待て。
痛いくらいって…その、感覚がある場所変じゃない?
女の子のソコ、そんな出っ張ったところには何もない。むしろへこんでいるくらいで。
恐る恐るソコに手を伸ばして…見たら

「ぎゃぁぁぁぁぁぁ、なんじゃこれぇっ!!!!」
どうやら自分が出したらしい野太い雄たけび。
驚いた私とダーリンはもう一度飛び上がった。



「あ、あのさぁダーリン。これってダーリンの体よね?」
「そうみたいだな。なんか凄い不思議な感じだ」
「夢、ってことないわよね…。二人揃ってリンクした夢なんてありえないわけだし」
「うん、この感触は夢かもしれないが…」
「ちょっと! 人のおっぱいで遊ばないでちょうだい。そ、それと胸元のボタン閉じて!」

昨夜のことを思い起こしていた。
オフの前夜、それに久々ということで、結構羽目を外した気がする。
最後なんて溶けてひとつに交じり合っちゃうって思ったくらい、よかったし
終わったあと、そのまま裸で抱き合って眠っちゃうなんてのも、ねえ?
それにしてもはだけられた自分の胸のキスマークがなんとエロく見えることか。
いやいや、それよりこの体がダーリンのものなら、この下半身の異物感は。
す、凄いのね、男の人のって…ギンギンになるだなんて大袈裟な表現だとおもってたけど
その通りじゃない。感心してる場合でもないんだけどさ。

「あ、あのね、これ張り裂けそうで痛いくらいだけど、ほんとに大丈夫?」
「ああ。朝の恒例みたいなもんで、ほっとけばそのうち収まるから。
それより、あんまり見せ付けないでくれないか?」
「どうしてよ?」
「なんか俺、変な気分になりそうなんだよ。ていうか、もうちょっとだけ…」
そういって目の前でワタシの体がもじもじ足をこすり合わせている。
って、ちょっとぉ! なんでそうなっちゃってるのよ!! 人の体、勝手に濡らさないで。
そ、そんなもの見せられると私まで変な気分になるじゃない。
いや、もうそうなってるのかも……
だって、自分の体見てムラムラするなんて事、有り得ないはずなのに…



目の前にワタシの体があって、でも私の心はこっちにいる不思議で奇妙な現状。
私の心がダーリンの体を操縦している? 
いや操縦よりもっとナチュラルな感じだ。
意識しなくても、自分の体同然に手足を動かすことができている。
強いて違う点を上げるとしたら、
くっきりはっきり鮮やかな視界。(ダーリンの目の良さに感謝!)
それとパワフルな男の腕力。(目の前のワタシを押し倒して実感ってどうよw)
あとは身長差による、いつもより15センチ高い視点の違和感くらいか。

逆に本来の自分にないはずの器官が妙に馴染んでしまっている。
朝のあの現象はもう収まっているのに、どうかすると意識がすぐコイツに向いてしまう。
さっきから胸の奥が疼いて仕方がないのは、実はコイツが原因なんじゃない?
ほんとに困ったものだ………。
こんなのぶら下げてるんだから、ダーリンもああいう風になるわけよ。あっははは。
なんて呑気に笑っている場合でもなかったり。

さっき身体機能を確かめるつもりで、ダーリン(の入ったワタシのボディ)を押し倒してみた。
実は今も馬乗りになったままで、ついでといってはなんだけど両腕も押さえつけちゃってる。
悪気も何もない、ただの戯れのつもりだったのに
率直にいって、今どうしようもないくらいムラムラしている。
体は男でも心は律子なんだから、そんなのおかしいって思っても現にそうだからどうしようもない。
男の体の中にいることで、私の心が影響を受けて男性化しているのかもしれない。
そ、それにこういう時のワタシって、なんでこんな、エ、エロい顔するわけ?
真っ赤になって、上気して、目も潤んで、少し怯えたみたいに私を見上げるワタシの顔。
そんな顔するから私の心に火がついちゃったんじゃないの。
そして有り得ないことに、私はこんな風に思ってしまっている。

このままワタシを犯したいーー

そう思っただけで、下半身にどんどんと力が漲りはじめてしまう。
はっきりと。しっかりと。もうどうしようもないくらい。
ああ、これが男の人の勃起という現象なんだ……
ほら、朝の寝起きの時みたいに。
いや、あのときよりもさらに固く大きく尖ってしまって。

入れたい。
女の子の中にコレを入れたい。
それはもう欲望というより、渇望といっていいぐらい切実な欲求となって
下半身から私の心を、私の全身を真っ赤に染め上げようとしている。

いいの? してもいいの? 
こんな欲望のままにしちゃってもいいの?
ベッドに押さえつけたワタシの目を覗き込む。
いいでしょ、だって私がワタシを犯すのだもの。
ワタシ、震えているみたいだけど構わないわ、いつもしていることじゃない。

両腕は押さえつけたまま、足だけを使ってワタシの両足を開かせて。
その中心にある、すこしだけふくらんだ柔らかそうな丘をめがけて
大きく固くなった私のものを、ゆっくり、ゆっくり。

押し付けてあげる。
柔らかく、そして熱く湿ったワタシのあそこに。



押さえ付けられたワタシが見せた悩ましい女の顔。
それを見て勃起し始めたときから、私はすっかり男になっていたのだと思う。
ワタシの体の中にいるのがダーリンなんてことはもうどうでもよくなってて
とにかく私はワタシを犯したくて仕方なくて。
ワタシの体も表情も固く、少しばかりの抵抗が残っているみたいだったけど
固く尖ったペニスを押し付けてあげたら、ようやく観念して力を抜いてくれた。

キスをした。
その瞬間から、私は律子という存在ではなくなった。
今の私は律子を犯す男の形をしただけの存在。
律子は目の前で私に犯される女の子。
そんな倒錯した観念に支配され、女でありながら女を犯す非常識な歓喜に震えながら
パジャマのボタンに手をかけた。

ブラから半分ほどこぼれたいやらしい律子のおっぱい。
白い肌には幾つも赤くいやらしい痕跡が散らばったまま。
ほら、もっと増やしてあげる。ここにも、ほらこっちにも。
そのたび律子の体は震え、堪えきれない喘ぎが漏れてしまって私を昂ぶらせてくれる。
持て余すくらい固く勃起したペニスを律子の柔らかい太ももにこすりつけながら
ツンと立った乳首を咥えて、丁寧に舌と歯茎で嬲ってあげる。
ほら、ここ好きなんでしょ? 感じるんでしょ? 知ってるんだから。
ね、いい反応。そう、もっともっとしてあげる。
大きい声なのね律子は。でもまだよ。もっともっと乱れなさい。
ふふっ、じゃあこういうのはどう? 
いっちゃったみたいね。まだ始まったばかりなのに。

じゃあそろそろ次、いこうかしら。
私の方も余裕ばかり見せていられないみたいだから。
でも手を抜いたりしないから心配しないで。
ブラを抜き取り、パジャマを脱がせてあげると白い肌についたキスマークが
まるで花びらみたいで綺麗。
じゃあ今度はこっち。ほら、お尻あげないと脱がせられないでしょ?

なーに、こんなに糸ひかせて。
いってみなさいよ律子。どうしてキスしただけでこんなヌルヌルになってるのか。
知ってるんだから、隠したってダメよ?
ほら、これはどう? 指一本だけじゃ物足りないかしら?
恥かしがって閉じようとする太ももを押し返し、腰を持ち上げ大きく足を開いて固定する。
ほら、こうすればもう閉じられないし、アソコも丸見えでしょ。
ふふふふ。いいわ、指だけなのが不満なんでしょ。
欲しいんでしょ? でもまだダメ。
ちゃんとココを味わってから。律子の味に満足したら入れてあげるからもう少しだけ待ちなさい。

最初は軽いキスだけのつもりだったけど、少し開いた膣口にたまった粘っこい愛液、
舌で掬って味見してみたらもう止まらなくなった。
充血してぷっくりと膨らんだ左右の花びらを唇に見立て、そこにべったり唇を押し付けて
ディープキス。
そのままたっぷりと愛液を吸い取って味わうと、舌を侵入させていく。
中はさらに熱く、吸っても舐めても次々に湧き出る愛液のせいできりがないくらい。
なぁに? 律子もしたいの。いいけど、あとで。
ほら、私ももうそろそろ我慢できないの。
力抜いて。そう、それでいいわ。
そういえば、これってある意味初体験、ってことになるのかな。



大きく開かせた律子の足の間に腰を入れると、ゆっくり慎重にペニスを近づける。
だって初めてだもん。じっくりと女の子にいれる感触、味わってみたいのよ。
いい? んっ……ここ、だよね……。
先端がとぷん、って感じで温かい粘液と柔らかい襞に包まれたのがわかる。
根元に指を沿え、そっと動かしてみて……
うん、ここで合ってるわね。じゃ、いくわよ。
どうしようもないくらい濡れきっているおかげで、ほとんど抵抗もなく
固く尖った私のペニスが律子の中に侵入してく……でいいのかな。
なんか私が犯しているのに、律子のが私に吸いついているようにも感じる。
少しづつ、すこしづつ、律子の膣を押し広げていく私のペニス。
あぁっ……すごく気持ちいいんだ、これ。
中ってこんなに熱くて柔らかくてトロトロなんだ……
ダーリンが溶けそうっていってたけど、本当、溶けちゃいそう。
うぅっ……ダメ、まだダメだって……もっと奥まで入れないと……

はじけてしまいそうなのを必死で我慢して、残り半分くらい残っていたのを
腰を押し付け、一気に奥まで押し込んだ。
敏感らしい先端が奥で当たったのは、律子の子宮口なのだろう。
大きな悲鳴とともに、その体が跳ね上がる。
だめ、刺激しちゃだめ。
出ちゃうから。
まだ、もっとしてから。
もう律子を犯すとか私が犯しているとかだーりんのこととか全然わけがわからなくて
そこからは律子の両足を抱え込んで、動物のように、獣のように荒い息をつきながら
懸命に腰を動かして律子に埋め込んであげた固くて大きいペニスをピストンさせてると
律子の手が背中に回され、ぎゅっと抱きしめられ胸の間でたっぷりとしたおっぱいが
ぐにゃりとつぶれる感触と、抜き去るなんて許さないといわんばかりにきゅうきゅうと
締め付けてくる膣の感触に私の理性は根こそぎ奪い去られ、
そのまま大きな声をあげて、最後の力で律子の一番奥までペニスを突きたて。
ひとつに繋がっている私と律子のその部分が白く爆発して弾けて
それが神経を駆け上がり私の頭なのでもう一度真っ白に弾けて散って。

私は果てた。

力が抜けた体をぐったりと律子にあずけてしまっても
まだペニスはどくどくと脈を打って、律子の中に精液を送り込もうとしている。
熱く蕩ける律子の中で、私と彼女はひとつに溶け合い
ぬるぬるとした沼の中を抱き合ったままどこまでもどこまでも沈んでいった。




[SSメモ] BLOG only 2011/06
こちらはダーリン視点の話です。
一度女の体になってエッチしてみたいいう思いから付け加えたダーリン視点ですが
体は女でも心は男で、それが心は女だけど男の体に犯されるわけだから、この視点
で書くとどう考えても男に犯される男になってしまう罠。
ダーリン編の終わり方が唐突なのは、そのあたりが理由です。

  • SSここから-

押し倒した俺を見下ろす自分(=律子)を見つめ返しながら、俺は考えていた。
なるほど、欲情した男というのはこんな目つき、顔つきになるわけか。
そして押し寄せてくる、目には見えないむせ返るようなエネルギーの塊はなんだ。
これが男の<やりたい>という気持ちの発露であるなら、押し倒されてこんなものを
浴びせられる女はたまったもんじゃない。

だが、待てよ。
体は確かに俺のだが、今の中身は律子だろ。自分の体の欲情なんかするのか?
俺にも律子にも同性愛の傾向はないし、そもそも同性以前に自分そのものなのだ。
有り得ないだろう、そんなこと。
何故だか分からないがきちんと否定しておきたかった。でないと。
俺は、いや俺だけじゃない、きっと律子も。
今抱えている欲望のまま、やる。絶対に。
なぜならこの俺自身も、先ほど自分の下半身を見て(正確には俺自身の朝勃ち)
女のとしての反応をしてしまったのだ。
あれが欲しい。自分の中に入れて欲しいと。
それと同じ事を律子が考えて、なんの不思議もないわけだ。


このまま二人揃って流されればどうなってしまうのか。
それを考えるためには、事態はあまりにも非現実的すぎた。
やってしまえばどうなるかより、やってみればどんな思いができるのか。
俺の考えがそこに収束するとも、もう他のことは考えられなくなった。
余計な心配事がどうでもいいと思える程、女の体の居心地が良かったというのも大きい。

体のどこも柔らかく、特に胸とか太ももは自分で触れるだけでも気持ちがいい。
律子の体はこんなにも柔らかく、そして敏感だったとは。
目の前の律子(が入った俺の体)の目を盗み、もっと気持ちのいい場所を触りたくて
つい、服の中に手を忍び込ませようとしたそのとき。

不意にのしかかられた。
あ、いやいやちょっと待て俺。いや、今は律子か。
冗談でもこういうのはやめてよ。びっくりするだろう?
男と女の力の差がこれほどまでとは。いや、これは単純に筋力の差とかじゃない。
男に押えつけられるという事実が、腕力より強く心を押さえつけているみたいだ。
力をいれて押し返そうとしても、その力が入らない。

下腹部のあたりにのしかかった俺の体が、下半身の動きを全て抑え、
両手首もしっかりと掴まれて、ほんの僅かな動きもままならない。
それなのに、こうされるのを望んでいたかのような心のざわめき。
この後どうされるかを知りながら、それを待っている心の昂ぶり。


そんな心の動きを読み取りでもしたのだろうか、不意に律子は怖い顔になる。
足で乱暴に両足が開かされる。
心臓が破裂するくらい激しく鼓動する。
次にされることはわかっている。見えないけれど、そこに迫っているはずだ。
固く大きく勃起した俺のアレが。
そして、ついにその瞬間。
予想以上の固さと大きさに、つい悲鳴をあげた俺だが体は律子だった。

「ぁあっ……」

女の声で。
悲鳴ではなく、喜びの声で喘いでいた。



パジャマも下着もおかまいなしに、律子が押し付けてくるものだから
しなやかな布地を巻き込んでアレがぐいぐいとめりこんでくる。
乱暴で容赦のない動きなのに、痛みも嫌悪もない。
ただもどかしいだけだ……

いや、ちょっと待って、落ち着いて、律子……ちゃんと脱がせてから
それで……いいのか?
俺がオレに犯されようとしてるんだ、いくら中身が律子とはいえ。
いやいいのか、俺だって心は俺でも体は律子だから。
あぁもう訳がわからん。
律子があんな風に乱暴に迫るってことはすっかり男になりきってるわけだろう。
なら俺も女になりきれば、いや律子になり切れば問題なくないか?
ふ、ふふ。ふふふふふ。
そうだよ。男の俺が女になって、男に犯される経験なんて一生もんだろ?
じゃあいいじゃん。相手、律子なんだから。
そんな風に結論が出てしまうと、あとは簡単だった。
体からも心からも余計なものがストンと抜け落ちて、もうあとは律子に任せるだけ。

それが律子にも伝わったのか、押さえられていた両腕が解放される。
律子の手に頬を挟まれたので、目を閉じて待った。
女の違う分厚くて熱い男の唇。だけどそれは思ったほど固くはなく
ぴったりと重ねあわされてからは柔らかく唇を貪られただ夢中で応じるだけだった。
女になって優しく蹂躙されるのは思ったより遥かにいいものだった。
不意に動きの鈍くなった舌を訝しく思ったそのとき。

ずんっ、とそれが入ってきた。
思わず口を大きき開き、俺は声なき喘ぎを発し、のしかかる男の体にしがみつく。
体の中に入ってきたそれは
物理的なサイズを遥かに超越したかのように、私の体の真ん中深く打ち込まれて
私は懸命に息を貪り吸って、吐き出すその間にも、その男のモノは
膣をいっぱいにひろげながら内臓を押しのけ、一番奥まで入ってようやく止まった。


おしまい

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