ブログ「日々是千早」もよろしくね!

[SSメモ] ブログ限定シリーズ  2012.8.22 初出

★原案
765プロみんなの様々なフェラを紹介するシリーズと思いながら、無理して全員分に
するより千早愛を貫くべきじゃね?と原点に立ち返るか迷っているけど原則千早だけ
(又は千早メイン?)、でもネタによっては他アイドルもOKというシリーズで
やってみようと書き進めながら試行錯誤。

☆予定ネタ一覧
手の併用:無理して口でしなくても、手でしてくれても気持ちがいいよ
おねだり:そうすると彼が喜ぶよ、なんて春香あたりにそそのかされて
無断で:朝、寝ている彼の朝立ちをイタズラ心で
ごっくん:初精飲編と、美味しくいただきます編とかのパターンで
無我夢中…:慣れてきた頃、彼の反応に気をよくしてつい夢中で……
カプッ!:初期のころ、何かの原因で歯を立ててしまった!
返品です:いけずなPに対する千早さんなりの反撃
落書き:Pがマイ息子にマジックで落書きして、千早しゃぶる前に大受け。
毛が邪魔:陰毛でついクシャミをしてしまうとか。小ネタ的に
技術向上:CHM的なガールズトークの番外編として
寸止め:Pの構造に興味を持った千早が好奇心のまま発射直前せき止める。
イラマチオ(イマラチオ?) カテナチオ ピスタチオ
 千早「イラマって何?」 P「そんなのとても説明できない」 千早「

例えば「手コキ」=「やよい」とか、「落書き」=「亜美真美」とか。
落書きなんて千早とあまりそぐわない気もするし。

返品ネタ→千早、エッチ中に自分のを口にされて感じた→一人エッチで試したら
実際あまりよくなかった→じゃあ彼はどうなんだろう?→で実行しちゃう千早さん


★そしてブログ公開時のまえがき
インサートシリーズに味を占めた、短編シリーズの第二弾で即興10分くらいで
書きあがった千早さんのとりとめのない話。
 ↓
9/3、正式シリーズ「Licker」と決まりました。
コメントで頂いた「Licks」という提案をバイオハザード的に(なんでだ?)
少し捻った感じですが、意味は単に「舐める人」です。
千早さんがリッカーのごとくPさんのPを舐めるわけではありません。

※ブログでは#1から#8まで、時系列が前後した状態で発表しましたが
 ややこしいので時系列順にまとめなおし、一部を加筆修正しました。



千早ちゃん一番の親友を自負するわた……春香さんとしてはですね
ウブでオクテの千早ちゃんに正しいアドバイスをする義務があるわけですよ。
一応こう見えて私はエッチ経験の先輩でもあるわけですし。
それに放っておいたら、あの性格だから上手くいかない可能性も高いですから。
そんなわけで彼と結ばれて幸せいっぱいの千早ちゃんに次のステップとして
フェラチオのことを教えてあげたのは当然のことなんですけどね。
口で咥えるってだけで真っ赤になって驚いていたけど、してあげたら彼が最高に
喜んでくれるっていったら必死でやり方教えてなんて……ホント可愛いんだから。
ちょっと調子にのって、“やるなら最後までやるべきだよ”なんて教えてあげたら
千早ちゃんてば“最後までってどういう意味?”なんて言うわけ。
だから懇切丁寧に教えてあげたわけですよ、うふふふふふふ。
そうやって送り出した千早ちゃんが、数日後に結果報告に来たのですけど……




「く、咥えればいいのですか?」

緊張した面持ちでそう尋ねる彼女の手は俺の勃起を握り締めたままで
力が入りすぎて痛いのは我慢しておく。

フェラチオをしてみたいと言い出した時には時期尚早だと思ったが
それが誰かの入れ知恵だとしても、本人がその気になったのなら
いずれはやらせようと思っていた事だからあえて止める理由も無い。
そう思って実行に移したのだが、すぐ問題が発覚した。
まず千早本人がフェラチオがどういう行為か把握していなかった点。
そして俺が教えた具体的な方法に非常に抵抗を感じている点。

千早が何を考えているかは表情を見ただけでよく分かる。
もっと慣らしてからと考え、「無理にしなくていいから」と言ってしまってから
己の発言の迂闊さに気が付いた。

「私が言い出したことですのでお気遣いは無用です」
切り口上でそう言ってから、語調と表情を少しだけ緩めて
「方法、教えてください」と付け加えた。

「とりあえず咥えてくらたらいいよ。ただし歯は立てないように」
技巧をあれこれ説明しても覚えられないと考えてそういったわけだが
最初はキスくらいで慣らしておくべきだと思っても後の祭り。
そして彼女は何度も躊躇ってから、ついに意を決したのか
大きく深呼吸をして、開いた口でそのまま俺の愚息にかぶりついた。

率直な感想を言えば、陳腐な言い方だが“感激”した。
口に入れて咥えただけの行為だが、それをしているのが最愛の女の子だという
事実が俺の精神とチンコの神経を激しく揺さぶる。
その彼女はと言うと……目を大きく見開いたまま眉を顰めた奇妙な表情。
それが今にも泣き出しそうに見えたもんだから、もうこれで十分だといったのに
どこの誰に吹き込まれたのか「いくまでやります」と来た。

本音を言えば口の中で果てたいし、一滴残さず飲ませたい。
だが今日が初めての千早にそれを強行するほど俺の精神は鬼畜でもない。
変なところで意固地な千早を説得するため、俺は少し考えてからこういった。

「ほんとうにいっていいのか? 喉にすごくダメージがあると思うが」

効果は覿面、即座に口を離した千早は驚いた顔のまま俺を見上げる。
「あ、あの……ダメージというのはどういうことなのでしょう?」
「あの液は凄く粘りがあって苦いんだ。だから下手に飲み込みでもしたら
喉にへばり付いてうがいくらいではどうにもならないんだよ」
「そ、そうなのですか……そんな恐ろしいことに」
「ああ。だから千早は無理しなくていいんだからな」
「わかりました。これからは咥えるだけにしておきます」


千早のためを思ったこの小細工のせいで
俺が念願の口内射精と精飲を果たすことができたのは
随分と後になってのことである。




「その顔は上手くいったみたいね」
「え、ええ……フェラチオ自体は何とかできたと思う。けど……」
「けどって千早ちゃん、何か失敗でもあった?」
「ううん……ただあれが有害だってことは前もって言っておいて欲しかったわ」
「ちょ、ねえ……あれが有害だって何、どういうこと?」
「春香は教えてくれたわよね、最後までしてあげれば彼が喜ぶって」
「あ、うん。そうだね」
「だから何とか最後までしようと頑張ったのだけど、彼に止められたの。
 あれを飲むと喉にダメージがあるから無理しなくていいって」
「ダ、ダメージ?」
「ええ。いくら彼のことが好きでも歌に影響があるのは困るから」
「…………ねえ、千早ちゃん」
「なに?」
「もしあれが飲むと有害だとして、そんなことを私が勧めると思う?」
「えっ……それは、その……思わない」
「それとも私のプロデューサーさんのは無害で千早Pさんのだけ有害だとか?」
「そんなことは……ない…かな」
「はっきり言って有害なんかじゃないから! 確かに苦くて不味くて後引く味よ?
でも彼のを飲むのはそういうことじゃないんだから」
「春香……」
「これは私の勝手な想像だけど、千早ちゃんが最後まで無理してやろうとするのを
止めるための方便だったんだよ。千早Pさん、変態だけど優しいから」
「……変態は余計よ」
「ごめん……ともかく、フェラしてあげて飲むのをどうするかは千早ちゃん次第。
よく考えて、あと彼ともきちんと話し合って決めるべきだと思うから」
「あ、ありがとう春香……」
「次は頑張ってね千早ちゃん、あと焦らずゆっくり覚えていけばいいから」




「いいですね、以後セ、セックスに関して嘘や誤魔化しが無いようお願いします」
千早はお説教の締めに鼻息も荒くそう言うと、顔を赤らめ小声でこう付け加えた。
「セックスに関する疑問は私も恥ずかしがらずに相談しますので」


千早に無理させないため“精液は飲むと喉に悪い”と嘘を吹き込んだのが災いして
念願のごっくんを果たせず悶々としていた問題は、春香のおかげで解決できそうだが
それ以上にあり難いのが千早からの提案である。
今まで千早に遠慮していた事もきちんと話ができるならそれに越したことはない。
ただ焦って事を勧めても仕方がないからある程度の自重は必要だろうが……。


「では誤解も解けたことですし……その、この前の…つづきを……」
「えっ、いきなりなのか?」
「い、いけませんか?」
照れながらの上目遣いは反則だぜ全く……
やれやれ、俺が手綱を握らなければこの娘はどう暴走するかわからない。

「ちーちゃんは初心者だから基礎からしっかり覚えるべきなんだよ」
「確かに初心者ですけど、私だって一人前の“女”のつもりです……」
「じゃあ基礎を疎かにして、派手な大技だけを覚えたいか?」
「そ、それは……プロデューサーの仰るとおりです」
「というわけで、今日はフェラチオ以前の基本技を覚えてもらうことにする」
「基本……ですか」
「とりあえずその前に一緒にお風呂入ろう」



入浴によるリラックスと健全な意味での裸のふれあいが功を奏したのか
千早の緊張もほぐれたらしい。
この前までなら愚息を触るどころか見るのだって強張っていた千早が
今日はニコニコと俺の(まだ開店前の)愚息を指でふにふにと遊んでいる。

「こうして見ると可愛いものですね……っていったはしからもう」
「そうはいっても千早の指が気持ちいいから」
「ですが……本当に手でするだけがそんなにいいものですか?」
「ああ、すぐに証拠を見せるから、まずは……」

千早に座る位置を指示すると、改めて握り方から細かく教えてやる。
動かし方がぎこちないのは仕方がないが、せめてローションでもあればもう少し
スムースになっていいのではと思った俺は思い切って千早に耳打ちした。

「千早、そのままそこに唾をたらしてくれないか」
「えっ!? あ、あの……それはまたどうして」
「擦れると痛くなるかもしれないから、滑りをよくしておきたいんだ」
「でも……い、いいのですか」
「ああ、頼むよ千早」

股間に顔を伏せる形で唾を垂らすその表情が見えないのは残念だったが
温かい唾液が亀頭に当たった瞬間、それだけでも感じてしまうくらいだったが
そのあと擦られたのはさらに快感が増していた。
美しい少女にしごかれるという状況では長く保つわけもなく、ほどなく俺は急激に
高まる射精感を得て千早に左手を添えるように指示をし、そこに発射した。
千早にとって初めて間近に見た射精、それも自分の手で導いたのが感慨深かったのか、
手のひらで受け止めた白濁を眺めていたのだが不意に顔をあげて言い出した。




「これ、飲んでも大丈夫なのでしょうか?」

千早は手のひらに溜まった精液をゆらゆら揺らしながらそんなことを言う。

初めてのフェラで無理して最後までやろうとする彼女を脅かしたのが災いし
飲ませるどころか口内発射ですらできない状況が続いていたわけだが
つい先日、某友人のおかげでなんとか誤解をとくことはできた。
ちなみに今こうして千早の手のひらに出したのは、フェラチオ以外にも
こういうやり方だってあるのだと教えてやった“手こき”の結果であって
さっそく飲ませてやろうと意気込んでいるわけではない。
華奢な指による繊細な動きが絶妙で、速攻いかされたのは想定外だが。


「試してもいいけど、不味いらしいぞ?」
「味見したことがあるのですか?」
「ま、まさか。飲んだ人の感想を聞いただけだよ」
「そう……ですか。つまり、私以外に飲ませた人がいる……」
「いやいや、そういう方向に突っ込んじゃだめだって」
「まあ、私と出会う前のことにとやかくいうのはアンフェアですね」
「そういうこと。とにかく今度気が向いたら試してみればいいよ」

先送りにしようとしたのは、精液は空気に晒されて変質するから不味くなると
聞いたからでもあるが、好奇心の強い千早には逆効果だった。
シャワーで流そうとするまえ、手のひらの液体の匂いを確かめてから
舌を出してペロリと舐めてみせた。

「確かに塩素みたいな変な匂い……でも味は」
「不味かっただろ」
「わずかだったので味までは分かりませんでした」
「まぁ、味を楽しむ行為じゃないからな」
「そうだとしたら、どうして男の人は飲ませたがるのでしょうか?」
「えっと、飲ませたがる男が一般的ってわけでもないけど……」
「プロデューサーご自身はどうなのですか?」
「俺か……俺は、相手が嫌じゃなければ飲んでほしい派だ」
「では。プロデューサーが相手に飲んで欲しいと思う理由は?」
「それはな、正直にいうと征服感ってやつかな」
「征服感……ですか」
「そう。千早は“口でする”とか“精液を飲む”って初めて聞いたときどう思った?」
「正直いって……ショックというか驚きでした、悪いほうの意味で」
「そうだろ。つまり、女の子にとって抵抗ある行為だ」
「そうですね、今でも変態的だと思っていますし」
「でも俺のために、その変態的行為でもしてくれる、そういう特別扱いされる
部分で精神的に満足するっていうのかな」
「成る程、なんとなく分かるような気はします」
「ま、無理はしなくていいからな」
「それは試してみればわかることですから」
「やる気満々なんだな」
「次回にでも試すことにします。ですがプロデューサー?」
「なに?」
「あまりに不味ければそれっきりということもありますので」

それは困る……とは言わなかった。
千早なら、たとえ不味いと思っても俺が喜ぶことならきっとしてくれそうだから。
それにちーちゃんだって変態の素質、充分なんだぜ?




「あの、今夜あたり……試してみようと思うのですが」
「試すって何を?」
「ですから、あれ……を、そのぉ……の、飲んでみようかと」
「だめだめ、千早はまだ未成年なんだぞ」
「お酒ではありません。ていうかこの期に及んでとぼけないでください」
「……本当にいいんだな?」
「前にも言ったとおり、試してみてダメならそれっきりですから」
「わかった。じゃあ……えっと、どんな風にしてみたい?」
「そんなことは分りません……プロデューサーがリードしてください」
「ふむ……じゃあ俺がしたいような感じで」
「無茶なことでなければ私はかまいませんので」

まあなんていうか……こういうことも生真面目なのが千早という娘の
いいところであり面白いところでもある。
そういう子が初めてしてくれるのだから、どうせなら俺自身の嗜好を満足すべく
“嫌がる女の子に無理やり飲ませる”シチュエーションにもっていきたいのだが
それで千早が懲りてそれっきりになってしまうのも勿体ない。
無茶をしない範囲で千早をうまく調教、いや指導してやるのがベストだろう。

「よし、じゃあ風呂に入って洗ってくるよ。千早はあとで交替な」
「今日は一緒にとは言わないのですね」
「色々と段取りが……あっ、もしかして俺に洗ってほしいとか」
「ち、違います! やっぱり今日は別々にします」

よしよし、まず最初の段取りはオッケー。
いったとおり準備もあるし、シチュエーション作りはエッチの前から始まるからな。
そう、千早が風呂から出てベッドにやってくるときからがスタートということで。

風呂を済ませると千早と交替し、俺はベッドの準備をしておく。
シーツを整えて各種アイテムを確認し、部屋の照明は少しだけ暗くしておく。
いつもは恥ずかしがる千早のためかなり明りを落とすのだが、今日はその時に
千早がどんな表情をするかしっかり見なければならない。

やがて待つほどもなくシャワーを終えた千早がバスローブ姿で戻ってきた。

「あのプロデューサー……何故羽織るだけなのでしょう?」
「いいからおいで、ほら」
戸惑う千早を抱き寄せると、いつもより強引に顔を引き寄せ唇を奪う。
反射的に逃げかけるのをさらに追いかけ、舌を捻じ込んでいくと千早も抵抗を諦め
おずおずと舌を絡め合わせてくる。
そうやってしばらくはお互いの鼻息と鼻声を聞きながら深いキスを続ける。

「んむっ……あん、……今日は強引なのですね」
「千早が可愛いから我慢できないんだ、ほら」
「んっ……やっ、そんな強く握らないで、あぁっ……んっ」
「でもこうされるの好きだろ? ほら、乳首をこんなに固くして」
「やだぁ……あっ、だめです……もっとキスしてくれなきゃ」
「いいよ、千早の唇おいしいからもっと味わってやる」
「んっ、んむ……ほんとに美味しい、ですか?」
「ああ、柔らかくていいにおいがして……そんな千早の綺麗な唇で……」
「あん……もう一回、ふふっ、今みたいなキス、好きです」
「好きなのはキスだけじゃないだろ?」
「えっ……」
「この綺麗な唇で、俺のこれを……咥えてしゃぶるのも好きだろ?」
「あっ、やっ! そんなことは……」
「違うならそういっていいんだぞ、フェラチオは嫌いですって言えよ」
「き、嫌いでは……ありません」
「そうだろうな、初めての時も千早の方から咥えさせてほしいっていったもんな」
「それは……その」
「で今夜は俺のを飲んでみたいんだ」
「……い、意地悪なこといわないでください」

やはり恥ずかしいのか、千早は顔を俯けて見せようとしない。
だがその手に握らせた俺の勃起を離そうともせず、熱を帯びた華奢な手に
じっとり汗が浮かんでいるのが分る。
まだまだ、千早の本能はもっと責めて欲しがっている。
俺は千早の顎をつまむと、顔を上に向け優しいキスを何度か与える。
唇を捕らえると、手を千早の裸身に沿って撫でおろしていき、目的地が
すでに準備を始めているのを感知した。

「意地悪なじゃなくて、千早がしたいっていったことだろ」
「……そうだけど」
「千早の手、柔らかくてすべすべしてて凄く気持ちいいよ」
「…………」
「だけど、千早の口はもっと気持ちよかったよ」

耳もとで囁き続けながら、這わした指を徐々に秘孔に近づけていく。
千早の身体は無意識に俺に押し付けられ、足がそっと開かれていく。
そうして指をまげると、熱く潤ったそこにゆっくりと沈めた。

「もちろんここも気持ちいいけど……」
「やっ……ちゃんとベッドで……してください」
「あとでね、今日は最初にしてもらうことがあるから。だろ?」
「……はい」
「千早が俺のを飲みたいって言ってくれて嬉しかったんだぞ?」
「本当に?」
「ああ、だから俺のだってこんな風に……」
「プロデューサーのも……いっぱい濡れてる」
「そう、千早と一緒で興奮してるからだ。そうだろ?」
「はい」

沈めた指の愛撫に応えるように、俺を握った千早もゆるやかにしごき始める。

「千早が今から口にするのは何かいってごらん」
「ぷ、プロデューサーの……おちんちん」
「そう。じゃあ俺のおちんちんを咥えてどうするの?」
「舐めたり、しゃぶったりして気持ちよくしてあげます」
「そうだね。それから最後には?」
「プロ…あ、あなたの……せ、精液を……飲む」
「その通り。ありがとう千早、俺のために」
「そ、そんなことは……」
「じゃあそろそろ初めてもらうから……」

俺はそっと抱擁を解くと、もう一度キスをして千早の頭を撫でると
ベッドに腰を下ろした。

「千早、俺の前に跪いて」

開いた足の間に膝をつくと、千早はそっと俺を見上げてから股間に顔を埋めた。
前はただ開いた口に含むだけだったが、今夜は違った。
捧げるように持ったペニスの先端に恭しく唇をつけてキスをすると
亀頭をぬらす先走りを丁寧に舌で舐めとってからゆっくりと飲みこんでいく。
喉奥深くくわえ込んでから、すぼめた唇で締め付けながら戻していく。
そして口から離れる直前、舌を竿にひとしきり絡みつかせると
またずぶずぶと深く咥えていく。
その刺激につい俺も声を漏らしてしまうのだが、その度に千早は俺の反応を
気にするようにちらっと顔をあげて恥ずかしそうな目を見つめ合わせる。

今までは顔を見せるのも嫌がっていたくせに。
ただ口にいれてキャンデーのように舐めしゃぶるだけだったくせに。
今夜は立派に女の顔をして、上目遣いで俺を試すように見つめながら
俺が声を漏らすポイントを捕まえると、その愛撫をしつこく続ける千早。
それで長く持つはずはなかった。
躊躇うそぶりを見せようものなら、その頭を掴んで喉奥にぶちまけて
やろうと思っていたのに、俺はただ呆然と眼下でゆれる千早の頭を
見つめるだけだった。

「千早、きもちいい……もう、我慢できん」

千早は亀頭を口に含んだまま俺を見上げる。
表情から微笑みを浮かべたのであろう、そのままもう一度根元まで
口に収めると、今までに無かった強烈な吸引力が俺のペニスに襲いかかり
それが引き金となって俺はあっけなく絶頂に追い込まれていた。


「出る!」

かろうじてその一言だけ発することができた。
熱く柔らかい千早の口に包まれたまま、俺は情けない呻き声をあげながら
びゅるびゅると大量の精液が千早の中に流れ込んでいくのを感じていた。
刺激と快感が大きすぎたせいか、思ったより遥かに大量の精液。
我に返り、千早に無理をするなとつげるより前に、しっかりと唇を閉ざした千早は
やや苦しげな顔をあげ……喉を何度か上下させた。
そうして全てを飲み干したあと、表情を緩めて口をひらくと小さく溜息をついて
俺を見上げて笑みを浮かべた。


「不味かっただろ、大丈夫か?」
「ええ、本で見たより沢山だったのには驚きましたが……」
そういって唇の周りに残った精液を指で拭い集めると
それも口に咥えて綺麗にした。

「少し苦味がありますけど……まぁ、これなら大丈夫かと」
「そうか、まあ……それは何よりだな。それよりほら……これで口直ししろ」

俺は用意しておいたレモン水のコップを千早に差し出す。

「あ、ありがとうございます。でも、これでおしまいじゃありませんよ?」
「えっ、まだやりたりないのか」

「違います。今度は私が気持ちよくしてもらう番です」





「してあげますね」

彼女がそういって始めるときは機嫌のいい証拠だ。
“したい”という本音を“してあげる”という建前で隠した彼女は
それがばれないよう股間に顔を伏せてあげようとはしない。
チャックが降ろされ、めくるめく快感の期待に膨張を始めた愚息が
彼女の細い指でつまみだされると、屋外の開放感にひたるまもなく
熱く濡れた唇に捕捉され一息に飲み込まれる。

すぐに舌が亀頭に絡みつき、縦横無尽に這い回る柔らかくざらついた
舌の感触に敏感な先端はなすすべがない。

「濡れて来ましたね」
それを吸い取るとき、チュッと音をたてるのは意図的な仕草だ。
そのときになってようやく顔を上げた彼女は上気した顔で
今しがた吸い上げた俺の先走りを喉の奥に流し込むと
少しばかり照れた表情で、舌なめずりをしてみせる。

“全部飲ませてもらいますから”
彼女の表情を代弁した台詞は俺の希望的観測ではない。
実績を伴った規定の事実である。
それが証拠に、再び愚息を口に収めた彼女は
こんどは唇をしっかりと絞るように閉じながら、ペースをあげて上下させる。
きわめて性交に酷似した感触、そして膣内には存在しない舌の暗躍が
たやすく俺を絶頂に導いていく。

少しばかりの意趣返しもあって、夢中で顔を振る彼女のあたまを掴むと
絶頂の直前、強くそれを股間に引き寄せ盛大にぶちまけてやる。
けれど彼女はそんなことは気にも留めず、どくどくと流し込まれる
粘っこい体液を一滴も余さず口に収めると、俺を上目遣いで睨みながら
喉を鳴らして飲み込んでいく。


「おいしかったか?」

千早は返事の代わりにもう一度舌で唇を舐めてみせる。


「もうおしまいですか?」
彼女がそういって愚息を握ったときは機嫌のいい証拠だ。
だから俺はお返しの意味をこめて返事を返してやる。

「今度はどこに欲しい?」と。


◆ 

「口でして欲しいのですか?」

彼女がそういいながら一向に始めてくれないのは機嫌が良くない証拠だ。
愚息に絡められた指先が先走りをこね回すニチャニチャという音。
わざとらしい溜息とつまらなそうな表情。
それでも彼女は一通り指先で弄んだその部分に開いた口を近づける。
咥える寸前、上目遣いで俺を見つめ「少しだけですから……」とつぶやいて
ようやく愚息が温かい粘膜に包まれる。

技巧と機嫌は無関係のようで、機嫌のいいときの熱心さは無いものの
丁寧な口舌による愛撫は、彼女が浮かべている表情と相まって
“嫌がる女にフェラ奉仕をさせている”という精神的な快感ももたらしてくれる。
もちろんそんなことはおくびにも出さず、彼女の舌がツボを刺激してくれるたび
せいぜい神妙な声を出しているわけだが。

「手がお留守です」
しゃぶってくれる彼女の頭を撫でてやらないと、咥えたままでも催促される。
そしてそれをすると、途端に愛撫にも熱がこもるという寸法だ。
こうなればもう機嫌が良いとか悪いとかは関係無くなっているようで
黙っていても最後まで……俺の射精を受け止めてくれるわけだが
それをすると、せっかく上向きかけた機嫌を損ねるのは分かっている。

「なぁ、このまま出してもいい?」
相変わらず咥えたまま、彼女の上目遣いが俺を軽く睨みつける。
「頼むよ、千早に飲んでほしいんだ」
切なそうな声と表情で彼女に懇願するのがこの場のマナーってやつだ。

「しょうがないですね……」
そういってラストスパートに入る彼女の頭をそっと撫でながら
俺はもう押し寄せる快感にブレーキをかけるのを止める。
ほどなく堰を切って発射されて精液を、彼女はしっかり咥え一滴もこぼさない。
そして。
いつもなら口にためた精液を嬉しそうに俺に見せてから飲み干すのだが
こういうときは口元を手のひらでかくして、つらそうな顔で飲み干す。

少し面倒な部分もあるが、これはこれで可愛いからよしとする。


◆ 

「動かないでください」

俺とほぼ同時に達したらしい千早は、跨ったまま上体をゆっくりと倒すと
耳もとに唇を寄せてそう囁いた。
セックスに慣れた頃を見計らい教えてやった体位。
最初は恥ずかしがってろくに動くこともできなかったが、味を覚えてしまえば
交わりに欠かせなくなり、今夜は彼女の催促でフィニッシュに至ったわけである。

いつもなら千早をいかせた後、繋がったままで余韻を楽しむよりも
絶頂して放心状態でいる千早を眺めているほうが好きなのだが
彼女が跨ったままなので、今日は好きにさせてみようと思う。

千早はふらつく上体を持ち上げると、俺の胸に手をついて体を支える。
その間もまだ性器は繋がったままで、熱く濡れた千早の膣がたっぷりと放った
精液を一滴も残さずに吸い上げようと蠕動に似た動きを繰り返す。
それが一旦は萎えかけた俺の愚息に力を与える。

「ふふっ、また元気に。でも……」
千早は悪戯っぽい笑みを浮かべると、ゆっくりと腰を持ち上げた。
結合が解けた瞬間、まだ俺の形に開いたままの膣口から白濁が垂れて
硬度が戻った俺のうえにたらりと落ちて来る。

「続けるのじゃなかったのか」
「今夜はもう充分いただきましたから……」
そういいながら、足元のほうに後ずさると視線を股間に戻した。

「汚してしまいましたね」
「いいさ、シャワーを浴びれば」
「私が綺麗にしてあげます」
千早はそういうと乱れた髪をかきあげて股間に顔を埋めた。

熱い吐息とともに少しざらついた舌が裏筋から亀頭に這い上がる。
その動きを何度も繰り返され、砲身の硬度はますます高まっていく。
やがて幹の粘液を舐め尽した千早は、そのまま顔を上げて亀頭全体を
口に含んで舌で転がし始めた。

「どんな味がするか言ってごらん」
「は、はぃ……す、すごくエッチな味……あむっ……」
「俺のと千早のが混じってどろどろだったもんな」
「ええ……でも、んむ……これで綺麗に」
「ああ、俺も千早のを綺麗にしてあげないと」
「では……こ、これで、その、私のを綺麗にしてください」
「さっきもういいって言わなかった?」
「えっと……しゃぶっていたら欲しくなってしまったから。ダメですか?」

潤んだ目でそんなことを言われたらたまったものではない。
千早の体を引き寄せて持ち上げると、膝に載せて抱き寄せながら
下から貫いてやる。


※現時点ではここまでです。いずれ続きがあれば追加していきます。

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