リアルタイム系の3DCG制作に関するノウハウや実践的なTipsを共有するWiki形式のWEBサイトです。

アトリビュートの転送(Transfer Attributes)はこんな用途で使うことができます。
  • 別のオブジェクトにUVをコピー
  • 反転した頂点にUVをコピー
  • 別のオブジェクトに頂点カラーをコピー
  • 別のオブジェクトに法線をコピー
  • UVを元に頂点座標をコピー
などなど。
頂点座標やトポロジー、UV座標などを元に目的の情報を転送することができます。
ちなみにスキンウェイトのコピーは別の機能なのでこちらをご確認ください。
ウェイトコピーの手順



別のオブジェクトにUVをコピー

インスタンスでないオブジェクトでも頂点座標やトポロジーが同じならUVを転送することができます。
左のオブジェクトから右のオブジェクトにUVをコピーします。
(画像ではわかりやすいように位置をズラしています)

コピー元、コピー先の順に追加選択します。
Mesh->Transfer Attributes
のオプションを開きます。
UV Sets:Current
に設定。

反転した頂点にUVをコピー

半分だけUV展開した後に逆側にUVをコピーする時の方法です。
メッシュをミラーしても済みますがそうしたくない時に。

転送したい方の頂点を選択(UVではなく頂点です)
Mesh->Transfer Attributes
のオプションを開きます。
UV Sets:Current
に設定。
Mirroring:X
で反転させます。
UVも反転させたい場合は
Flip UVs
で設定します。

別のオブジェクトに法線をコピー

アニメ系のプロジェクトで、顔など複雑なシェーディングを入れたくない時などに使います。
参考URL
西川善司の「試験に出るゲームグラフィックス」(1)「GUILTY GEAR Xrd -SIGN-」で実現された「アニメにしか見えないリアルタイム3Dグラフィックス」の秘密,前編
VertexNormal - polycount


Mesh->Transfer Attributes
のオプションを開きます。
Vertex normal:On
に設定。

UVを元に頂点座標をコピー

トポロジーが違ってもUVが同じであれば頂点座標を転送することが可能です。

頂点数の違うオブジェクトでやってみます。
UVは0-1ぴったりのグリッドでどちらも同じです。

Mesh->Transfer Attributes
のオプションを開きます。
Vertex position:On
Sample scape:UV
に設定。

この状態でコピー元の頂点を動かすとコピー先も連動して動きます。

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