最終更新: hiragi_kaname 2015年06月01日(月) 01:08:51履歴
「卯月、今日は何してたの?」
「今日はお部屋のお片づけをしてました。もうすぐ星祭りですし…」
「…もしかして私が泊まりに行くから? いいよ、気にしなくても。卯月が片付け下手なことくらいもう知ってるし」
「だ、だめだめ、だめです! 私が恥ずかしいからだめなんですっ」
「まあ、卯月がそう言うならいいけど…」
「で、片付けは進んだの?」
「あうぅ…そ、それが、ちっとも…」
「途中で絵本を見つけてしまって、懐かしいなぁって思って読み返してたら、あっという間に時間が過ぎてて…」
「あはは…そりゃ、卯月らしい理由だね」
「凛ちゃん、そんなに笑わないでくださいよー…」
「ごめんごめん。…絵本って、もしかしてあれかな? 〈星の民〉伝説の」
「えっ? は、はい、それです!」
「でも、どうしてわかったんですか…!? 凛ちゃん、すごいです…!」
「わかるよ。卯月が昔から一番大好きな絵本でしょ、それ」
「昔はしょっちゅうごっこ遊びもしたし…私、何回卯月の騎士様の役やったかわかんないし」
「わわ、わー! わーわーわーわー! 忘れてっ、小っちゃい頃のことなんだから忘れてください凛ちゃん!」
「あはは! どうしよっかなぁ」
「うぅぅぅ〜…凛ちゃんの意地悪…」
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