最終更新: hiragi_kaname 2015年06月01日(月) 01:11:02履歴
「あら、凛! それに卯月ちゃん、未央ちゃんも」
「こんにちは、おばさま!」
「こんにちはー!」
「はい、こんにちは。二人とも元気でよろしい! …で、どうしたの凛? お父さんの手伝いは?」
「そっちはもう終わったよ。ただ…ちょっと用があって、今から〈フィクスの魔森〉のほうに行くんだ」
「一応、お母さんにも話しておこうと思って」
「森の方に行くの? …卯月ちゃんたちを連れて?」
「あー…うん。大丈夫、魔物の相手は私がするから」
「おおっと、しぶりんにばっかいーカッコはさせないぞっ! 私もついてるから大丈夫ですよ、おばさま!」
「そう? ふふ、じゃあ未央ちゃんも頼りにしてるわ。…卯月ちゃん、決して無茶はしないようにね。危なくなったら、二人を頼って」
「えっ? あ、は、はいっ! あのでも、大丈夫です! そもそもこれは私が言い出したことですし…」
「わ、私もちゃんと戦えますから! 凛ちゃんたちのことも、危なくなったら私が守ります!」
「ふふっ、ありがとう。でもうちの子は大丈夫よ、旦那がしっかり鍛えてるから」
「それに最近、どんどん自分から訓練のレベルを上げてくれってお願いしてるみたいだし」
「ふふふ…うちの子をやる気にしてくれてありがとね、卯月ちゃん?」
「へ? は、はい…どう、いたしまして…?」
「ちょ、っと、お母さん…!」
「も、もう行くよ、卯月、未央! じゃあねお母さん、行くって言ったからね!」
「はいはい、行ってらっしゃーい」
「おやおやぁ〜? しぶりーん、なんか顔、赤くな〜い?」
「…未央うるさい」
最新コメント