クトゥルフ神話TRPGやろうずWiki

伊須町連続誘拐殺人事件。
数ヶ月の間に、十数人の死傷者を出したこの事件は、迷宮入り、という形でひとまずの決着を得た。
この結果は、決して警察の怠惰の招いた物ではない。
なぜか？

「脳だけになった人間が、様々な人物に摩り替わって行動し、次の獲物を虎視眈々と狙っていた」
「新しく得た肉体が気に入らず、内臓を奪い取っては自分のものと入れ替えていた」
「協力者は宇宙人で、地球にある鉱物と引き換えにこの蛮行を行なっていた」

―――下手なSFホラー映画の宣伝文句と見まごうばかりの真実。一体誰が信じるというのだろうか？

「世の中には、知らない方がいい事がある」…よく言ったものである。
こうしてこの事件は、何者かの手によってか。あるいは自然消滅か。誰にも気付かれぬうちに、ひっそりと幕を閉じるのだった。

「……」
新渡戸は愛用のデジタルカメラで取った映像データをパソコンで処理していた。
画面には、あの忌まわしい事件の被害者、波崎茜が映っている。
一人の人間の悪意と、あの異形の者達によって死んだ女性はいったい何人になるのだろうか。

だが……と新渡戸は考えてしまう。
もし自分が不治の病になり、この身体を捨てて、他人の身体を乗っ取るという選択肢が与えられたら……
もしかしたら、自分も……その話に乗ってしまうのではないだろうか……

嫌なことを考え、新渡戸はため息と共にその画像を消去した。
それだけではない、あの事件に関わる映像全てを消去する。
最近のニュースではもうあの事件も放送することなく、ネットの掲示板は別の話題に変わっている。
今までの被害者の家族は……犯人も分からず、悔しい思いをしているかもしれない……
犯人は死んだ、と連絡できたらどれだけいいことだろうか。
やるせない気持ちになって、眼鏡を外して目頭を軽く押さえる。
ふと、脳裏に異形の姿の「彼ら」が浮かぶ。

彼らもまた、同胞を失っていた。
自業自得とはいえ、このような異郷の地で仲間を失い、さぞかし無念だったはずだ。
特にあの界隈で変な噂もないところから、波崎家から無事「報酬」は手に入れられたのだろう。
……波崎家の協力が無ければ、きっと犯人は逃がすことになったか、
最悪、あの仲間達のうち誰かが死ぬことになっていたのかもしれない……

「はぁ……身体でも鍛えようかな」

もうあんな事件に巻き込まれることはないとは思うけれども。
せめて自分の身ぐらい守れるように身体を鍛えておくべきかもしれない。

眼鏡を欠けなおし、パソコン横の携帯を片手に出かける準備をする。
あの事件を共に調べた「友人」達を会う予定があるのだ。

「皆さん、元気にしていますかね」

なんだかあの事件が嘘みたいに昔の出来事に思えてくる。
しばらくは、新渡戸の生活に平和が戻りそうであった。

今回が初のＴＰＰＧでした。magaliです。
いやぁ！楽しかった！初めてのクトゥルフで☆４で内心どきどきしっぱなしでした！
ＫＰのうまい伏線にミス推理したり、皆様にフォローしてもらったり
予想以上に波崎組が微笑ましかったりと、楽しい卓でした！

いつかＫＰもしてみたいとは思っているのですが、いつになるやら……
またどこかの卓に参加希望を出すと思います。
もしご一緒する機会がありましたら、仲良くしてくださいね！
ＫＰさんも本当にありがとうございました。いつか新渡戸でまた参加したいですｗ

･･･あのありえないような、おぞましい出来事からようやく普段の生活に戻ることができた。
脳を入れ替え、生かす･･･。犯人を捕まえるため協力してくれた彼らの未知の科学を見て、
もちろんあんな技術は僕には扱えないだろうしする気もないけれど、
医者になるならもっと頑張らないとなと勉学により力を入れ始めた。

事件の後、僕と霧島さんは度々会っている。
霧島さんの精神分析は目を見張るものがあった。
さすが新聞記者だ。というか、霧島さんがすごいのかな？
･･･僕も見習わなくちゃと思い、色々教えてもらっている。
僕は一人っ子なので、お姉さんができたみたいでとても嬉しい。

波崎さんも篠塚さんも無事で本当によかったなと改めて感じ、他のみんなとも会いたくなって霧島さんに連絡した。
･･･波崎さんは、来てくれるかな？
僕は携帯電話を手にとって電話をかける。

「･･･････あ、波崎さん？こんにちは。あのね、今度皆と会おうって話があるんだけど･･･」

KPさん、皆さんお疲れ様でしたー！
初卓で☆4でRPがちゃんとできるか、生き残れるかなぁと心配でしたが、
なんとか一番いいENDを迎えることができたようでほっとしています。
死体や脳のレントゲンを見てSAN値がガンガン削れていって、医学生なのに大丈夫かこの子と思いました(笑)
後半の探索は医学ロールでなんとか役にたてた･･･のかな？

初めての卓がここで、欅を使えて、とても楽しかったですし嬉しいです。
KPさん、皆さん、ありがとうございました！

PS.魅音さんとのフラグの立てかたわかんないっす･･後日談これでよかったですか？ｗ
みんな欅と魅音さんを押しすぎですよ･･･！暴力団に就職なんて、しないんだからなっ！！

あの日から数日がたち、僕は仕事の毎日だった。

「はぁ……これで終わりだな」

ナイフを引き抜くと、真っ赤な血がベッタリと付着していた。
切れ味が落ちるなあ……戻って早く手入れしないと、そう呟きながら僕は事後処理を始める。

「そういえば、あの日から数日かー……」

いつも仕事している自分でも、キツかった脳みそのまま生かせるという技術……それを見たせいか、今までよりも耐性ができ、僕の仕事の成功率は少しずつ上がっているように見える。

（篠塚ちゃん達は今、何をやっているのかなー？）

そんなことを考えながら、僕は胸ポケットで震え続けている携帯電話を取り、今までと同じようにこう言った。

「はい、仕事でしょうか？」

ふぇいるです。KPさん、皆さんお疲れ様でした！
難易度☆４で自分は生き残れるのか？ちゃんとRPできるかな？そんなことをセッションが終わるまで考えていました。
でも、九十九で生き残れて良かったと思います……いつの間にか天然になってたけど……！
後、発狂したかったなあ、とか思っていません。絶対です。
活躍出来た所はあんまり無かったですが、楽しかったです。


それでは、もう一回。お疲れ様でした！
皆さん、ありがとうございました！

あの夜――宇宙へと旅立った彼らを見送った夜、僕は日常と非日常の境を見た気がした。
それからは、まあ、ゴミ捨て場で修理できそうなものを探したり、
先輩のところまで侵入して車の点検(という名の破壊)をしたりと、相変わらずな毎日を過ごしている。
でも時々、夜遅くまで瓦礫を漁っていると、ふと夜空を見上げて、彼らを思い出す。
鉱石を探すためにここへ訪れた彼ら、一体どこから来たのだろうか。ううん、知らなくても良いことだ。
けれど、また、もし再会することができたら、今度こそ――･････････む、着信だ、誰からだろう。

どうも一句です。皆さんお疲れさまでした。KPもメイン卓とサブ卓の同時進行お疲れ様ですm(__)m
幸運E判定と自称するわりには、今回ファンブルが少なかった気がします。どうしてでしょうね･･････。
しかしこの探索者、聞き耳と目星ぐらいしか役に立たなかった、今後はどう活躍するのかは、ヘタレPLの腕しだいでしょうね(そもそもまた使うのだろうか)
では、皆さんとロールプレイができて本当に楽しかったです。お疲れさまでした。そして役に立たないPLですみませんでしたm(__)m
とりえあえず最後に――･･････霧島さんは当分ドアには近づかない方が良いと思います^^;(ダイナミック頭突き･･････)

「…えぇ、はい。これ以上の情報を得ることは困難のようです。なので私は、この件から撤退します」

私は適当に編集長の言葉に返答し、そしてさっさと自分のデスクに戻る。
…あの数日で起こった、連続誘拐殺人事件。…確かにあれは解決した。波崎さんや篠塚さんを無事救出でき、犯人も確保できた。だけど…

「（脳の交換、地球上に存在しない生物、犯人の末路……こんなの、バカ正直に書けるわけない）」

…犯人は人質をおいて逃亡。人質は錯乱していたため犯人の特徴は不明。…そんなシナリオにし、このままこの事件は闇に葬ろう。
他の犠牲者の遺族の方には申し訳ないが…この件は、これ以上人目に触れるべきではない。
私はそっとため息をつき、事件についてまとめたファイルを片付ける。

「…おっと、そろそろか」

私は腕時計で時刻を確認し、バッグを持ってオフィスを出る。
今日はこれから欅君と会う予定だ。彼とはあの事件で起こってからたまに会っている。なんというか…弟ができたような気分だ。

「（…あぁ、そういえば今日は、篠塚さんたちにも来る日だったか）」

…前に会ったときに欅君から、あのメンバーでまた集まりたいと頼まれた。
全員集まるのは困難かと思っていたが、いざ連絡してみたらとんとん拍子で今日集まることになった。
私は携帯を取り出して新渡戸に電話する。どうせ行く方向は一緒なのだから、先に合流して平気だろう。
そうして新渡戸と合流し、バスに乗って集合場所へと向かう。

…さて、今回こそは、皆で平和な昼食会を開けるかな？

他のPLの皆様、そしてKP様。お疲れ様でした!!
難易度☆４ということで、始まる前から内心ビクビクしていましたが、無事全員生き残り、GOODENDを迎えることができましたー!!
また、途中で分断されたり、リアルタイムリミットを突きつけられたりして、とてもドキドキしましたが、すっごく楽しかったです。

そして、まさかのファンブルでドアに　頭　突　き　（しかも自分が受けたダメージが　最　大　値）　…霧島家は、ドジっ娘になる呪いでもかけられてるのか？＾＾；
それ以外は、普通にかっこいい真央ちゃんだったのにね＾ｑ＾

今回はこのような楽しいセッションを皆様とできて、本当に嬉しいです。
また、どこかの卓で皆様とセッションできる日を、楽しみにしております。それでは　ノシ

「…さんざんだったなぁ、もう…」

あの後、部屋に戻る前に、行かなければならない場所があった。
そう、警察である…
結局、話せば分かってくれた組長と当事者である魅音に相談し、この件はこっそりと圧力をかけ、自然消滅させる事を選んだ。
組長は、事件をひっくり返して、妻である茜の身体をこれ以上弄るのは是とせず、娘の魅音が自身の意思で行ったわけでもない罪を背負う事はないと考えた。
篠塚は、話しても信じられないことを説明するわけにもいかないし、何より嘘を突き通すことは警察にマークされ続けるという事でもある。
旅行どころか生活も好き勝手に出来ないということは、自身の身体を乗っ取られ、"自由"を失った事のある篠塚にとっては恐ろしいものに違いなかった。

暴力団と手を組むのは、本当はよくはないのだろう、と篠塚は思う。
だが、"法"で守られている人間は、その外からの力には何の防御もできない。
今回の手合いは、その"法"の外の相手だったのだ。
そして、その"法"は時に守る相手を傷つける。ただ、それだけのこと。

「話せば分かる、かぁ…」

空を見上げる。その遠くで輝く星のどれかに、命すらも踏み潰してしまった"彼ら"がいるのだろう。
宇宙人というのを信じてはいないわけではなかったのだが、こうも深くかかわってしまえば、感じるのは高揚感というよりも…
重く重く、冷たく感じ、深く深く、暗い場所へと沈んでいく感覚。

――そう、恐怖だ。

"彼ら"に話が通じなかったら？"彼ら"が敵意を持っていたとしたら？
それに、今回のように人間の悪意と組まれてしまったら？自分が自分でなくなってしまったとしたら？
そうだ、"アサギリ"が言っていた"あの人"とは誰だ？
私は何故、こうも…

…篠塚は緩く頭を振る。
出来る事はただ、平穏を望み、日常を楽しみ、その不幸が降りかからないことを祈るしかない。
ならば、戻ってきた日常を謳歌し、非日常を忌避するのが一番"ソレ"から逃れられる。

「やっほー。お待たせー」

篠塚は軽く手をあげ、その顔に笑顔をともした。

というわけで、お疲れ様でしたー。
祝・クトゥルフ神話技能取得、といいますかね。ええ。
ついに、篠塚も一般人を名乗れなくなってまいりました。大分探索者らしくなってきたのではないでしょうか。

分断してからの篠塚の様子は、恐らく死に物狂いだったんじゃないでしょうかね。
それがロールに現れたのです。きっと。
でも、そうなるとみんなといるときは死に物狂いじゃないってことなのか…
なかなかどうして、気になることがたくさんですね。

しかし、KPもなかなか…あの人、って真面目に誰やねん…（真顔
世の中には知らなくて良いこともありますが、篠塚はそうには行かないでしょうからな。
その謎が何時か解ける日が来るんでしょうか。それまでちゃんと生きてるかも怪しいですが。
…何故キャンペーンみたいになってるんだ(笑

そんなこんなで、皆様のおかげで篠塚も無事生還できました。
そして、面白いセッションをありがとうございました。
同卓してくださった皆様に感謝をば。
また、何処かでお会いしたらばpgrなりｍ９なりしてやってください。
PLともども、今後ともよろしくお願いいたします。
かむらいでした。