死告の鐘

黒鉛の霧が蔓延する夜に大鐘楼の鐘が響く。その町には大きな鐘などないのに、だ。
その鐘が一度鳴ると、一人、二度鳴ると二人……。
夜が明けると無残で凄惨な死体となっている。
故にそれは死を告げる鐘として地方では恐れられている。
ただの都市伝説のようにも聞こえるって?
そりゃあそうだ。黒鉛の霧なんて都心部ではもう廃れた光景だからな。

幻の黄金列車

金色に輝く汽車を見た事があるかい?
大陸鉄道が出来る前には、あれに乗って東西南北と行ったものさ。
レールもないのにどうやっていくんだって? あの黄金の汽車は空を駆けるのさ。
夢でも見てたんじゃないかって? ははは、あれは実際に存在していたのさ。
まあ、もう一度乗る事はかなわないだろうけれどね。

魂の眠る場所

魂の実在証明を我々は求めている。祖霊だとか幽霊だとかそういうものを解き明かす為にだ。
今では賢者の石によって精霊機関などが発生することが確認されている。
つまり、エーテルによってそれらは発生されていると考えているのだよ。
……なんだね君たち。そんな顔をして。後ろ? 後ろに何があると言うんだ……。

千年黄金郷

この大陸のどっかには千年前の遺跡が眠っているって話だ。
そこはなんとも黄金に彩られた豪華絢爛な国の遺跡らしくてな。
見つければ一生どころか五生ぐらい遊んで暮らせる金になるらしいぜ。
どうだい、探してみる気にならないか? あん? 具体的な話はって?
これから探すに決まってんだろ。

蒸気の動く城

野を歩く時、荒野を歩く時、森を歩く時、山を歩く時。
一段と霧が濃くなった時はなかったかい?
そういう時、大抵の人は動く事をやめ、霧が晴れるのを待つだろう。
しかし、そういう時一歩足を踏み出してみるとだね。
……とてもとても大きな動く城に出会えるそうだよ

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