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まったり3期

プロフィール

少しジャンルを広げて読みたいです。
あと今年は100冊読むゆとりを持ちたい。


読書状況

1.ドッペルゲンガー宮/霧舎巧(講談社ノベルス)
トリック自体は面白かったけど作品を取り巻く設定、雰囲気が好きになれなかった。登場人物に何の魅力も感じられない。

2.Jの神話/乾くるみ(講談社ノベルス)
序盤を読んだ感想は「マリみて」みたい、終盤を読んだ感想は官能小説、最後の締めくくりはホラー。
いやはや面白かった。専門的な記述が長々と続くのはメフィスト作家の悪い癖だけど何とか耐え切れた。

3.預言者の名前/島田雅彦(新潮社文庫)
盲目的に、妄信的に宗教を信仰する人について書いてあるのかと思ってたけどどうやら違うようで。いまひとつ呑み込みがたく楽しめなかった。

4.ナイフが町に降ってくる/西澤保彦(祥伝社文庫)
二人の主人公の視点をザッピングして進めていく形式なんですが、女性側の視点の時の彼女の心情描写というか考えが軽いと言うかくだけ過ぎてて少し敬遠気味でしたが、慣れるとどうってことはなかった。
SF的要素をミステリに組み込むことはある意味で縛りを付与させると言うことになりますから難しいです。この作品だとその縛りのお陰で肝心のトリックがすぐばれる、そして犯人もすぐ判る。後は理詰めのくだりだけ補完すれば完璧です。面白かったけどさ。

5.なつこ、孤島に囚われ。/西澤保彦(祥伝社文庫)
出てくるキャラが実在する人ばかりで面食らった。コメディの一環ですね。
肝心のトリックは全体的にギャグとしての流れが出すぎてミステリとしては弱すぎた。

6.幻惑密室/西澤保彦(講談社文庫)
これは面白かった。ナイフが町に降ってくると同じく現実にはあり得ない要素として「超能力で密室を作りました」というテーマの作品。悪魔のミカタと同じコンセプトといえば判りやすいのかしらん。

7.解体諸因/西澤保彦(講談社文庫)
断片的な小話が最後につながるタイプのお話。よくもまぁ解体だけをテーマに考えたものだ。
誰が主人公なのか判りづらくなるせいでキャラが弱いのが難点。

8.私立!三十三間堂学院 1巻/佐藤ケイ(電撃文庫)
105円であったからつい買ってみた。佐藤ケイの作品を読むのは…ほとんど初めてか。
思ってたよりはまともだった。なんか筆舌に尽くしがたい文章の書き方とかネタを乱発してくるかと思ってたので肩透かし。
作品としては薄い。シリーズモノの第1巻だから各々のキャラ個性を全て出し切れることは無理だとは思ってますが、いくらなんでも主人公がいるのかいないのかわからない程度の存在なのはどうかと思う。ただでさえハーレムモノなんだから主人公の影は薄まるのに…。

9.人類は衰退しました 2巻/田中ロミオ(ガガガ文庫)
ロミオはループが好きだなぁ

10.巨人軍論/野村克也(角川oneテーマ21)
昔の巨人軍の素晴らしさと今の巨人の不甲斐なさを照らし合わせておられてわかりやすい。良くも悪くも今の野球界の常識は巨人が築き上げてる。

11.ともだち/樋口有介(中公文庫)
樋口先生の書く男主人公はえてしてシニカルで小生意気な気質を持つのが多くて少し辟易してくる。
ただ、今作はヒロインがメインなので新鮮に読めたかな。

12.野球術(上)/ジョージ・F・ウィル(文春文庫)
13.野球術(下)/同上
偉大なメジャーリーガーたちの野球に対する術を試合中の出来事とインタビューを交えて紹介されています。一流の選手はもはや身体能力だけではなく、頭脳の方もフル活用しているから一流なんだと感心した。
およそ20年位前の選手の話であり、野球も変遷を重ねているにも関わらず、今の野球にも通じることばかりが普遍の野球術として存在しています。

14.私立!三十三間堂学院 2巻/佐藤ケイ(電撃文庫)
15.私立!三十三間堂学院 3巻/同上
1巻ごとにヒロインを変えてるのはよい点。だけど相変わらず主人公の影が薄いのはなんとかならんのかね。

16.Yの悲劇/エラリー・クイーン(創元推理文庫)
Xの悲劇以上に伏線の張り方が絶妙。全て道筋に配置してくれるから読み直したくなる。次はZだ。

17.七回死んだ男/西澤保彦(講談社文庫)
特殊な設定と舞台を作者が作り上げて、そこから派生する話を何度もやり直すという話ですが、最後にまさかのどんでん返しが起こるのは面白い。何気に伏線もしっかり張ってあるし。

18.殺戮にいたる病/我孫子武丸(講談社文庫)
叙述トリックとしてはさほど驚かされることもなかったかな。すらすらと読めただけ上手く書いてると思うけど。
そちらよりも殺人鬼の心理描写の方が興味深かった。しかしそれ以外のキャラの動機がなおざり。

19.文学部唯野教授/筒井康隆(同時代ライブラリー)
大学内部のどろどろした構造を表現する社会派作品として、文学批評をテーマにした知識モノとして、主人公の周りで色々起こるドタバタコメディとしての3つの面で楽しめた。

20.野球は頭でするもんだ/野村克也(朝日文庫)
短いコラムをまとめたもの。なのでテーマ別に区分されてはいるけところどころ見当違いのコラムを内包してる。面白いけど。

21.幻惑の死と使途/森博嗣(講談社ノベルス)
安定した面白さがこのシリーズの何よりの特徴だと思います。
ただ、ミステリにおいて今作のような状況設定はどうしても納得が出来ない。現実からの乖離が激しいと思えてしまって。器量が狭いからなんだろう。

22.夏のレプリカ/森博嗣(講談社ノベルス)

23.本陣殺人事件/横溝正史(角川文庫)

24.獄門島/横溝正史(角川文庫)

25.ABC殺人事件/アガサ・クリスティ(創元推理文庫)
アガサの代表作によく挙げられる作品ですが、全体的に物足りない印象。自分の中でポワロという探偵がなかなか実像に結びつきづらい印象なせいもあるのでしょうけど。

26.十角館の殺人/綾辻行人(講談社文庫)
どうも今まで本格モノという定義を勘違いしていたようです、自分は。この作品が新本格とか本格とか正直さほどどうでもいい区分だと思っているし。まさか○○トリックだったとは(一応伏字
しかしミステリで見かけることが多いんですが、作中に島田潔という実名(ペンネームだけど)キャラを使って推理を展開するのなんだか見ていて製作者側の一方的な満足しか見て取れない。正直、やめて欲しい。

27.不連続殺人事件/坂口安吾(角川文庫)
坂口安吾がミステリ書いてるなんて全く知らなかった。犯人は誰かに重点を置いたフーダニット作品としては一級品かと。しかしこういうミステリに出てくる登場人物は奇天烈な、悪い意味で気が違った人が多くて少し戸惑う。

28.実況中死/西澤保彦(講談社文庫)
一作目に比べると少し卑怯、こういう言い方は正しいのかわからないけどそう感じた。この作品もフーダニットがメインでした。
登場キャラの心情描写が多くなり、シリーズモノとしてようやく動き始めたという印象。続刊への期待も高まります。

29.私立!三十三間堂学院 4巻/佐藤ケイ(電撃文庫)
105円で買ったから読んでみた。これといって特筆すべきこともなし。続刊が105円であったら買ってもいいかな。

30.助っ人列伝/文藝春秋編(文春文庫)
主に80年代に活躍した外国人がメインなので、知らないことが多く非常に面白かった。特に王監督に否定的な選手もいれば肯定的な選手もいたりと、いろんな思惑があるのだなと。

31.ららら科學の子/矢作俊彦(文春文庫)
実に平坦な文章、いい意味でも悪い意味でも。村上春樹の文章も平坦だったけど、その文章の中にシニカル、アイロニカルを孕んだ趣があったけど、この作品はそういったものが感じられなかった。
作品自体は面白かった。ただ、やはり世代の差の問題だろうけど全共闘運動とか大学運動の雰囲気が伝わらないからイマイチ入り込めない。こればかりは読み手の問題なのか。

32.冬のオペラ/北村薫(角川文庫)
33.空飛ぶ馬/北村薫(創元推理文庫)
どちらも主人公が20歳前後の女性なのですが、その心情描写といい立ち振る舞い描写といい実に上手く書いている。確かにこれで覆面作家だったら北村薫が女性だと勘違いするのも仕方ないな。
どちらも日常ミステリが主で、殺人とかほとんどありません。だから血生臭い事件も起きませんが、「日常」の中でのミステリを解いてゆくということによって、「日常」における犯人たちの嫌な面が見えてくるので決して軽い話ではない。人間の暗部が見えるというか。

34.文学部唯野教授の女性問答/筒井康隆(中公文庫)
35.乱調文学大辞典/筒井康隆(講談社文庫)
どちらもコメディだと思ってたら前者はそうでもなかった。結構真面目に読者からの質問に、「唯野教授」が真面目かつシニカルに応えておりなかなか面白かった。
後者はひたすらギャグ。平気で嘘を吐きまくっているので、ホントか否かすごく悩むところがあったりするところがまた魅力。

36.稲垣足穂全集/稲垣足穂(筑摩書房)
星を扱った童話は面白かったのですが、後半に多く載っていた評論はイマイチわからなくてちんぷんかんぷん。

37.六とん2/蘇部健一(講談社ノベルス)
ミステリの話は相変わらず本を投げ捨てたくなるような内容です。全てコメディとして読めば悪くはない。病気の子供にホームランを打つ話は笑った。

38.念力密室!/西澤保彦(講談社文庫)
扱う密室の全てが「サイコキネシス」で外から鍵を掛けたのさ!」というそこだけ取ってみればふざけるなという作品群ですが、実際は密室は小道具のようなもの。フーダニット、ワイダニットを書く上ではこのような小道具は実に有効だなぁ。SFって便利。

39.文学部唯野教授のサブ・テキスト/筒井康隆(文春文庫)
一杯のかけそば論の大胆な論理の展開に感銘を受けました!(笑)

40.ぼくが電話をかけている場所/レイモンド・チャールズ(中公文庫)
訳が村上春樹なのですが、氏の文体が訳に如実に表れている。そんなくらいしか感想が出てこない…。

41.覆面作家は二人いる/北村薫(角川文庫)
萌え小説ですね、わかります。

42.ロココ町/島田雅彦(集英社文庫)
ダブ(エ)ストン街道のようなファンタジーだと思ってたらそうでもなく、SFの趣を示す小説だった。外交的なのか内向的なのか、どちらに収束していくのか途中でわからなくなったけど最後は意外に綺麗にまとめられてて面白かった。

43.マリオネット症候群/乾くるみ(徳間デュアル文庫)
>メフィスト賞作家が贈る変調コメディ
メフィスト出身の作家作品で紹介文を真に受けるほど純真ではないですが、逆に騙されました。必笑コメディです。ドメスティック・コメディです。面白かった。

44.ハローサマー、グッバイ/M・コーニィ(河出文庫)

45.東京奇譚集/村上春樹(新潮文庫)

46.PHYCHE/唐辺葉介(スクウェアエニクスノベルス)

47.ちーちゃんは悠久の向こう/日日日(新風舎文庫)
再読。

48.そして二人だけになった/森博嗣(新潮文庫)
読み進めていく度に面白さが失われていった気がする。序盤は非常に興味深く読み始めたのに、中盤あたりでもうトリックの察しがつき始めて、クライマックスでは首をかしげる設定を持ち出し始める。最後のあれは不要じゃないかしらん。
あとこの作品ほど解説が邪魔な本は見たことがない。なんでこの人に依頼したんだろう。

49.罪と罰(上)/ドストエフスキー(新潮文庫)
50.罪と罰(下)/ドストエフスキー(新潮文庫)
テーマが壮大なので読むのに少し疲れた。カラマーゾフはもっと疲れるんだろうなぁ…。

51.ねじまき鳥クロニクル 第1部 泥棒かささぎ編/村上春樹(新潮文庫)
52.ねじまき鳥クロニクル 第2部 予言する鳥編/村上春樹(新潮文庫)
53.ねじまき鳥クロニクル 第3部 鳥刺し男編/村上春樹(新潮文庫)
今まで読んだ春樹作品の中でもっとも難解だった。正直さっぱりわからない(CV:福山雅治)
ただ、感情の起伏の薄い主人公ばかりの春樹作品の中ではもっとも温度を持ったキャラだった。愛情、憎悪といった感情がここまで表現されているのは初めて。

54.夢幻巡礼/西澤保彦(講談社ノベルス)
シリーズの番外編なので雰囲気が全く違う。ミステリとしてよりホラーだった。

55.眼球蒐集家/船越百恵(カッパノベルス)
僕の知ってる某漫画にそっくりなところが多かったのは気のせいか…?

56.七人のおば/パット・マガー(創元推理文庫)
タイトルから見てもわかるように多くの叔母が出てくるだけでなく、彼女らの夫や恋人なども出てくるのでかなりの大所帯。しかしキャラの一人一人の個性が際立っており、それがこの作品の骨格を丈夫に形成した。キャラ立ちの上手さだけで成立している作品です。ミステリとしても。

57.私立!三十三間堂学院 7巻/佐藤ケイ(電撃文庫)
なんで読んでるんだろう…。105円だからか。

58.筒井康隆全童話/筒井康隆(角川文庫)

59.パン屋再襲撃/村上春樹(文春文庫)

60.大正野球娘。/神楽坂淳(徳間ノベルス)

61.点と線/松本清張(新潮文庫)

62.ミッションスクール/田中哲弥(ハヤカワ文庫)

63.シャングリ・ラ 上巻/池上永一(角川文庫)
64.シャングリ・ラ 下巻/池上永一(角川文庫)

65.神の子どもたちはみな踊る/村上春樹(新潮文庫)

66.生ける屍の死/山口雅也(創元推理文庫)

67.文学賞メッタ斬り!/大森望、豊崎由美(ちくま文庫)

68.簡単に断れない。/土屋賢二(文春文庫)

69.蜜の森の凍える女神/関田涙(講談社ノベルス)

70.ぼくらの時代/栗本薫(講談社文庫)

71.トーキョー・プリズン/柳広司(角川文庫)

72.死者の学園祭/赤川次郎(角川文庫)

73.みんな元気。/舞城王太郎(新潮文庫)

74.蹴りたい背中/綿矢りさ(河出文庫)

75.天使が開けた密室/谷原秋桜子(創元推理文庫)
2009年04月11日(土) 20:44:18 Modified by dokusho3




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