【基本理論】「家族」よりも、「相性の良い他人」
認知症の高齢者を抱えている家族は、
「うまく本人とコミュニケーションができないのは、
自分達が悪いからではないか」と悩むことが多いです。
しかし、一般に認知症の高齢者は、一番接する時間の多い
家族に対して、問題行動を起こしやすいといえます。
関係が親密であったからこそ、それが逆に仇となって、
様々なコミュニケーション上の問題が起こる引き金になる。
ここで重要なことは、人間関係が
(悪い意味で)近すぎる「家族」だけで
全てのコミュニケーション問題を解決しようとせず、
人間関係が(いい意味で)遠い、
「他人」を上手く活用することです。
介護の世界では、「受容より相性」という原則があります。
自分と性格の合わない相手を無理に受け入れようと
四苦八苦するのは、自分にとっても相手にとっても
不幸なことです。
相性が合わないな、と感じたら、自分以外で
相性の合う他の誰かと変わってもらえばいいだけのことです。
認知症高齢者の介護を、家族以外の会社やNPOに
依頼するのと同様、
認知症高齢者とのコミュニケーションにも
「外注」という概念を持ち込めば、
本人及び家族の精神的負担は、グッと軽くなるはずです。
本サイトに関するご意見・ご要望・お問い合わせは、
お話し相手が見つかる介護・福祉情報誌『傾聴生活』まで、
お気軽にお寄せください。
「うまく本人とコミュニケーションができないのは、
自分達が悪いからではないか」と悩むことが多いです。
しかし、一般に認知症の高齢者は、一番接する時間の多い
家族に対して、問題行動を起こしやすいといえます。
関係が親密であったからこそ、それが逆に仇となって、
様々なコミュニケーション上の問題が起こる引き金になる。
ここで重要なことは、人間関係が
(悪い意味で)近すぎる「家族」だけで
全てのコミュニケーション問題を解決しようとせず、
人間関係が(いい意味で)遠い、
「他人」を上手く活用することです。
介護の世界では、「受容より相性」という原則があります。
自分と性格の合わない相手を無理に受け入れようと
四苦八苦するのは、自分にとっても相手にとっても
不幸なことです。
相性が合わないな、と感じたら、自分以外で
相性の合う他の誰かと変わってもらえばいいだけのことです。
認知症高齢者の介護を、家族以外の会社やNPOに
依頼するのと同様、
認知症高齢者とのコミュニケーションにも
「外注」という概念を持ち込めば、
本人及び家族の精神的負担は、グッと軽くなるはずです。
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2007年03月21日(水) 16:14:17 Modified by ID:xNTPHfa01Q