TCGINA FAQ

TCGINA FAQ & トラブルシューティング


最新版のTrueCryptで使用できない。

TCGINAは、利用できるTrueCryptのバージョンが決まっているため、
最新版のTrueCryptが出ても、対応版が出ない限り使用できない。

TCGINAによって暗号化ボリュームに格納して運用できるデータは?

  • %UserProfile%(Documents and Settings\【ユーザ名】)以下のファイル。(※デフォルトの場合)
    • マイ ドキュメント(My Documents)
    • ユーザーレジストリ(Ntuser.dat)
    • アプリケーションのデータ(Local Settings\Application Data\)
    • 一時ファイル(Local Settings\Temp\)
    • デスクトップ上のファイル(全ユーザー共通のものを除く)
    • ユーザー個別のスタートアップフォルダ内のショートカットファイル(全ユーザー共通のものを除く)
    • IEのCookie
    • 最近使ったファイルの履歴(Recent)

TCGINA、TrueCryptで暗号化して運用できないデータは?

  • システム起動時に読み込まれる、システム・ファイル(%SystemDrive%にあるシステムファイル、Windowsフォルダ以下に存在するシステムファイル等)
  • システムレジストリ (System, Sam, Security, Software, Default)
  • ページングファイル (pagefile.sys)
  • 印刷時に利用されるプリント スプーラ (%systemroot%\system32\spool\printer)
  • 休止状態の際に利用されるハイバネーションファイル (hiberfil.sys)
  • その他、TCGINAによるマウント処理前に読み込まれるファイルは暗号化して運用できない。


セーフモードで暗号化アカウントにログオンする方法は?

セーフモードで暗号化アカウントにログオンしようとしても、非暗号化領域に一時ファイル(【ユーザ名】.SYS)が作られて元のデータにアクセスできない。

そのためセーフモード下では、
1.セーフモードで起動し、非暗号化ユーザーでログオン。

2.TrueCryptを起動し、普段暗号化アカウントのユーザープロファイルをマウントしているドライブに、暗号化ボリュームをマウントする。

3.ログオフして暗号化ユーザーでログオンし直す。

という方法による。
そのため、少なくともAdministratorアカウントは暗号化しないほうが良い。


暗号化後、アプリケーションによってはファイルが見つからない等のエラーが出る。

ドライブのファイルシステムがNTFSならば、リパースポイントを利用して、
<暗号化ボリューム>\Documents and Settings\【秘匿ユーザ名】フォルダを
C:\Documents and Settings\【秘匿ユーザ名】フォルダ にマウントする。

Daemon Toolsをショートカットから起動すると「Product not installed!」と表示される場合は、ショートカットを右クリック→プロパティで
リンク先をC:\〜に変える。


ログオフ時「システムはレジストリログの中に必要なスペースを割り当てることが出来ませんでした」という趣旨のエラーメッセージが出る。


イベントビューア>アプリケーションで、「警告:Userenv イベントID 1517」のエラーが出る。


 上記二つの原因は、TCGINAによるログオフ処理中に、一部のプロセスがレジストリへのアクセスを停止しないためらしい。
 これはUserProfile Hive Cleanup Serviceをインストールすることで回避できる。


TCGINAのインストール後、ようこそ画面やユーザーの簡易切り替えが使用できなくなった。

仕様により、TCGINAとようこそ画面/ユーザーの簡易切り替えは併用できない。


Ctrl+Alt+Delを押してもタスクマネージャが表示されない。

これも仕様。タスクマネージャを一発で呼び出すには、Ctrl+Shift+Escを押す。


TCGINAをインストール後、自動ログオンが無効になる。

TCGINAインストール後、自動ログオンが一時的に無効になることがある。TweakUI等で再設定すれば直る。


TCGINAでユーザープロファイルをコピーする際、「C:\Documents and Settings\【ユーザー名】\Local Settings\Temp\hsperfdata_ユーザー名」というフォルダのコピーに失敗する。


これは、現在ログオン中のアカウントが、「hsperfdata_ユーザ名」というフォルダに対するアクセス権を持っていないことが原因である。
「ユーザー名」に示されたアカウントが残っている場合は、そのユーザ名で再ログオンすれば「C:\Documents and Settings\【ユーザー名】\Local Settings\Temp\hsperfdata_ユーザー名」フォルダを消去できる。
2008年02月06日(水) 23:30:39 Modified by hiverd




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