花開院義兄妹〜ちょっとビッチなゆらさんで総受け〜2

380 :花開院義兄妹【花開院雅次】 :sage :2012/01/20(金) 00:51:13.59 ID:uPw8FPj9

【第二夜・花開院雅次】


「今晩は。ゆら」

やや冷たい雰囲気をもつ黒髪天パに眼鏡をかけた青年が、和綴じの古い本を片手にゆらを待っていた。
結界の福寿流。今はその現当主花開院雅次だ。

「今日は、オレの番らしいな」
「…雅次義兄(にい)ちゃん…」
「秋房とは、ちゃんとヤッたんだろ? 堅苦しい挨拶は抜きで済ませようか?」

眼鏡を指先であげ、読みかけの本を閉じた。

「時間はある。ゆらの考えは、コトの最中にゆっくり聞かせてもらうよ」

指で隣にくるよう促され、隣に座ると腕を取られた。
引き寄せられて、ゆらの顔の間近に雅次の顔があった。

「雅次義兄ちゃん…ッ」

口づけをされるのだとわかった。次の瞬間には奪われていた。
「あ…んんッ…んん…」

ゆらの口内に雅次の舌が入ってきて戸惑う。
――クチュ。チュル。チュプ。チュプ。レロッ。
口内が陵辱されるような卑猥な感覚。耳慣れない音。顔が恥ずかしさに紅潮する。
大事な人にと秋房に言われたそれは、呆気なく雅次に奪われてしまった。
息があがり、興奮すると同時にゆらの体から力が抜ける。
それを見計らったかのように、柔らかな絹の褥の上に押し倒された。

「――!」

雅次の手が伸び、躊躇なく夜着を脱がされ、半裸にされてしまう。
その露出した肩に雅次は口づけ、舌を這わせて、蛞蝓のように分泌物の跡を残して、
まだ幼い、ゆらのなだらかな肌の上を、雅次の舌が這ってゆく。
鎖骨、乳房、その先端の赤い蕾、脇、脇腹、へそ、その下の膨らみ、その谷間、太ももの内側、さらにその奥へ。
雅次のそれは、ゆらの体を余す所なく蹂躙した。

クセのある短い黒髪の頭髪に腕を回し、ゆらは全身を雅次の舌に犯され、足を開いて感じていた。
下半身――ゆらの秘所に黒髪の雅次の頭があり蠢いて。

381 :花開院義兄妹【花開院雅次】 :sage :2012/01/20(金) 00:51:44.99 ID:uPw8FPj9
触れられるコトに慣れていない足の付け根の内側は、雅次の頭髪が触れただけでも、ビクビクと反応する。
ゆらの恥丘の縦筋を割り広げて、ナカにあるゆらの性的弱点とも言える肉芽を
舐め、摘み、潰し、扱いて、ゆらを悦ばせていた。

(あ…すごい。…雅次義兄ちゃんの舌と指、気持ちええなぁ…)

その刺激にぞくぞくと興奮し、恍惚とする。

「んっ!あッ!…あ、ああンッ!」

唇から零れる、甘ったるい官能的な喘ぎ。

「なんだ。いい声、だせるじゃないか」

ゆらの下半身が自分のモノではないように、雅次の与える刺激にビクビク反応する。
それでいて、もっと欲しいと思った時には、刺激は緩められ焦らされた。
焦らしと快感を絶妙に繰り返す雅次の手管に、理性が少しずつ崩れ落ちて、そして――次第にゆらは快楽に屈服してゆく。

「そういえば――聞いてなかったな。ゆら」

ゆらの下半身から顔をあげ、手の甲で口元についた蜜を拭う。

「はぅッ…んんッ…義兄ちゃん…?」
「どうして俺と寝ようと思ったんだい? こんな破廉恥な儀式。
今時、真に受ける奴がいるとは思わなかったよ」
「――うちは、義兄ちゃん達の命をつなぎたかったんや……絶対に……呪いになんか屈指たりせぇへん…」

紅潮したゆらの顔が小刻みに小さく震えて、言霊を宙に解き放つ。

――狐の呪いに抗う。こうする事で愛する人たちの血が、子供が、命が繋げる――。

「ふぅん?」

宿敵・羽衣狐は、晴明の前で地獄へと消えた。
だが狐の呪いが消えた保証はどこにもない。
また数年後、数十年後にまた新たな依り代を得て生まれいづるかも知れないのだ。
もし、呪いが続いているならば。
――明日、誰かが。

382 :花開院義兄妹【花開院雅次】 :sage :2012/01/20(金) 00:52:51.63 ID:uPw8FPj9
あるいは雅次自身が、次の瞬間にも儚く、亡くなるかもしれなかった。

「――そうか。そういうことか。まったく嫌なコトを、無邪気に突きつけてくれるね?」

溜息を一つ、ついた。
差し迫る呪いへの恐怖と諦観。
それは花開院に生まれた男子にとって、死ぬまでついて回る心の闇の部分だ。
ならば雅次も、この少女に甘えてもいいのかも知れない。
ゆらの腹を借りて、己の血と才を次代に繋ぐ、そのために――。

「――もっと、してほしいか? ゆら」
「…うん。もっと、いっぱいしてほしい…雅次義兄ちゃん…」

性器を弄る雅次の手に自らの手を添えながら、ゆらが蠱惑的に笑む。

「それなら、ゆらも、オレを気持ちよくさせてくれないとな?」

大人の余裕をみせ、さり気なくゆらに奉仕を求めてくる。

体の向きを変え、ゆらは雅次の顔に跨り、雅次の一物を両手に持って、
露出した赤い粘膜の先端を口に含み、飴のように舐めた。
竿を両手で扱き、柔らかな袋と竿の裏筋を丁寧に舐める。

雅次の顔の前にゆらの縦筋と秘裂がピンク色の秘肉をのぞかせてピクピクと蜜を垂らしている。
ゆらの腰を両手で掴み、雅次はそこに舌を這わせた。
雅次の舌が、ゆらの股関の蜜と弱みを舐めあげるたびに、腰が砕けそうな快感が走る。

「あ、あかん、それ。…あかんよ。雅次兄ちゃん…ッ。んんッ。…うまく…、舐められんへん…ッ」

雅次の赤黒く脈打つモノを両手で握り、口の回りを唾液でベトベトにしながら、
ゆらは顔を紅潮させうっとりとした表情で顔を振り、空気を求めて喘いだ。

「ンッ……イけるなら、イってもイイぞ。ゆら?」
「ああンッ…!!…でも義兄ちゃ……ああッ」
「……子供が遠慮なんかするなよ。若いうちのセックスは勢いも大事だぞ?」

時折、年寄り地味たアドバイスをし笑いながら、
もうひと押しとばかりに雅次はゆらの弱みを責め立てた――。

383 :花開院義兄妹【花開院雅次】 :sage :2012/01/20(金) 00:57:51.19 ID:uPw8FPj9
「あ――…雅次、義兄…ちゃ…ッ!!!」

ビクビクっと、体を震わせ弓なりに体を反らせて、雅次の体の上に崩れ落ちた。
雅次との始めての絶頂に震え、ぼんやりした思考が壁に掛けられた時計の針を視認する。

(……あれ? おかしい、な。時計がほとんど進んでへん…?)

時計の針は、ゆらがこの部屋に入って、まだ数十分とたっていないことを示していた。
しかし、その時刻を正確に覚えていたわけでもないので、気のせいかもしれないと納得しておいた。


――そのまま、雅次とは生でやった。
秋房のゴムの反動か、生で粘膜をすりあわせるセックスは気持ち良かったが
雅次の一物自体は、秋房の憑鬼巨根に比べると物足りなく感じた。
しかし、年長者らしい余裕のある態度と、体中を嬲るようなねっとりと、
蛇のように執拗な長い長い交わりは、ゆらの理性を少しずつ狂わせていく。

甘い陶酔感に全身が軽く痺れる。ぼんやりとした目が、ふと時計でとまる。

(…おかしい…なぁ? もう朝方になってもおかしないと思ったのに……)

随分長い間、雅次と睦み、絡み合った気がするのだが、
時計は、まだ深夜とも言える時間を指していた。

「ん――どうした?」
「う、ううん…」

雅次がゆらのナカに射精し溢れ出した精液を、布で軽く拭いとる。
そんな事を異性にされるのも初めてて、気恥ずかしさが増す。

「――……?」
(…たぶん、気のせいやな…?)

ゆらと雅次は、それから何度も体位を変えてまぐわった。
ゆらが足を開き、雅次がその両足を持ち上げての正常位。
雅次のモノが入ってくるのが、ゆらの視界に入る体位だった。
互いにキスを繰り返しての対面座位。
これは顔が近過ぎる気恥ずかしさから、ゆらが早々に逃げだした。
そしてゆらが四ツん這いになり、尻を高く突き出した後背位。

384 :花開院義兄妹【花開院雅次】 :sage :2012/01/20(金) 00:59:02.31 ID:uPw8FPj9
ああッ…!!ええ…それッ…ええよッ。んんッ…兄ちゃん…ッ雅次義兄ちゃんッ…!」
「そうか。ゆらは、後ろから責められるのは好きかい?」
「…好き、や。……お腹の奥や襞にあたって……雅次義兄ちゃんの…すごい気持ちええよ……!」

雅次のモノを咥えこんだ尻を嬉しげに揺らし、顔だけ振り向いて、ゆらは答えた。
まだ幼さが残る肢体でも、それは十分蠱惑的で、扇情的な仕草で
雅次は不覚にも、ゆらが泣いて許しを請うまで責めたてたくなる。

「――ふぅん。その幼い顔で意外に、男の嗜虐心を煽ってくれるもんだね…!」

舌舐めずりをして、更にゆらの尻を両手で割り、ナカを円を描くように抉りこんだ。

「ひゃっ!…あはッ!…雅次義兄ちゃん…それ、ええ…!」

――更に時間を延長。

クスリと、雅次は口の端に笑みを浮かべる。
始終、竜二にいじめられ、秋房に庇われていた小さな少女。
そのいじめっ子の気持ちが少し、理解出来た気がする。

――限界まで、君を責めさいなんでみたくなったよ? ゆら。

「ひッ!あッ!あッ!あッ!あああ――〜…ッ!!!」

四ツ這いで後ろから責められ、後ろから乳首を弄られつつ、尻穴も指で犯されて、
ゆっくりゆっくりと焦らされるように昇り詰めた6度目のオーガズムで、ゆらは失神した。


――長い長い夜が、やっと明けた。

「時間だ。ゆら、先に失礼するよ」

朝方、着物をきちんと隙なく整えた雅次は、普段通りの冷徹な顔に戻っていた。

「――次があるコトを、楽しみにしてるよ?」

にっこりと意地悪く笑ってネタをばらし、雅次は部屋を後にした。

雅次の結界の中では、時間の流れは遅くなる。
実時間では6時間程度だが、体感時間では24時間。一日中、ゆらは雅次とやりまくっていた事になる。

「くぅ…ッ」

朝になり雅次が部屋を後にしても、ゆらは寝床から起きあがれずもがいていた。

「うぅ……腰がくだけて…起きれへんッ……」

結界師に必要なのは、物の強度と持続力だと言う。
ならば、花開院雅次は間違いなく才ある者であった――。


《続》
2012年03月26日(月) 20:52:56 Modified by ID:P3EJOw3Z0Q




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