若菜×珠三郎

777 :名無しさん@ピンキー:2011/11/07(月) 23:46:06.87 ID:3eV+ONon
オーケー。>>766だがPCから行ってるので今別IDです。
  • 設定捏造注意、若菜さんのキャラ崩壊気味
  • 若菜さんの所持拳銃がとあるしょうもない理由でリボルバー式に変更

この2つが許容できる方の心を少しでも満たせることを願い、これよりSS投下を宣言します。
こちらでのSS投下はお初ですのでどうぞお手柔らかに。


778 :名無しさん@ピンキー:2011/11/07(月) 23:47:56.86 ID:3eV+ONon
奴良組本家の風呂場には、一見どうでもいいようである意味重大な秘密がある。

生物とは異なる存在である妖怪は、湯を張っただけの風呂に身を沈めたところで実はあまり心地よさを感じないという本音が一部を除いてあったりする。
故に、妖怪の利用する風呂というものはそれぞれ湯の成分等にちょっとした工夫をしたり、霊験あらたかな水から 湧き出た温泉をそのまま利用したり、などとしている。
その工夫が、奴良組の場合かなり大胆とも呼べるものであったのである。
やっていること自体は湯の成分をいじっているにすぎないが、その湯に浸かっている妖怪は人間並みに弱体化し、
畏も全く使えなくなるという非常に無防備な状態に陥るのだ。
その分力も抜けて疲れも取れるという事なのだが……もしもこれが敵対勢力に知られたならば、頭及び幹部の

暗殺に利用されかねないことである。


779 :名無しさん@ピンキー:2011/11/07(月) 23:50:02.07 ID:3eV+ONon
 潜入した百物語組の幹部「面の皮」珠三郎は、主たる精鋭の出払った本家に、幹部の一人に変装してまんまと潜入することに成功した。
 ごく普通の人間にすぎない奴良リクオの母、若菜がたった一人で邸内に居ると分かった時、彼(?)の心の内では笑いが止まらなかっただろう。
 何ら疑う素振りを見せない若菜から入浴に誘われた時、彼はその浴場を惨劇の舞台にすることを決める。
 赤黒く染まった湯に浮かぶ青白い死体、はてさてこの結末までどのように立ち回ってみせようか。
 劇的な結末に持って行こうとするあまりただ殺すことをもったいぶるこの性分は、彼の完全な変装と畏に繋がっていることは間違いないだろう。
 しかし、それが身の破滅に繋がっていたことを知って彼が後悔した時には、事態は既に手遅れであった。
 
『若(も)しもの逆転劇』若菜×珠三郎
 
 
 湯船に浸かった途端、急激に力が弱まっていったことは、彼の正本にはない全く予定外の事態であった。
 己の畏の弱点となるぐらいこのような事態への『アドリブ』を苦手とする珠三郎には、弱体化と共に解けようとする変装を繋ぎ止めるのが精一杯であった。
 己の思い描いた正本通りの殺害は中止せざるを得ないと判断。体調不良を口実に足早に浴場を出ようとする彼に、無力な人間であるはずの柔らかな肢体が彼の背後から重く纏わりつく。
「うふふ……まだ入ったばかりなのに『のぼせた』なんて嘘が下手よ?」
「い、いえ、そうではなくて、本当に、あ、あうううっ……!」
 激しくうろたえながら振りほどこうと抵抗するも虚しく、ずるずると浴場の中心に引きずられていく。

 後のことは、さながらまな板の鯉のごとし。

 前戯で早々に化けの皮が剥れてもなお、若菜は彼を離さなかった。


780 :名無しさん@ピンキー:2011/11/07(月) 23:51:27.78 ID:3eV+ONon
「う……ごぼっ、ごっ……おご、っ……!!」
「ほら、あと三十秒よ頑張って我慢しなさい。出来なかったらこれ、撃っちゃうわよ?」
 湯船に肩まで浸かった体勢で座らされた珠三郎の股間に、若菜がその秘裂を埋めて腰を上下に振り始めてから既に数分が経過した。
 彼女の左腕は珠三郎の首の後ろに回されており、右手に握られた拳銃の銃口を口に捻じ込まれた状況から、彼が逃れようとするのを許さない。
 銃口が喉まで届いている故の吐き気と張り裂けんばかりの射精の衝動に加えて急所に届く拳銃への恐怖。
 珠三郎は涙と鼻水でぐしゃぐしゃになった顔で呻き声をあげるばかりであった。
「もう、しょうがないわね……正直に「我慢できない」って言ったら許してあげる」
「ふごっ、はがふへ……うぐお……!!」
「ふふ、何て言ってるのか分からないわね」
 口を異物を捻じ込まれて満足に舌も回せぬこの状況で、意味のある言葉を話せるわけがない。
 無論、若菜にもそんなことは分かっている。
「う……ふごっ、うごおおおおおおおおおおおっ!!」
 そして十秒と待たずに、若菜は熱い奔流がドクドクと己のうちに迸っているのを自覚する。
「あらあら……中に出しちゃ駄目じゃない……」
「う……うう……」
 若菜は目を細めた淫蕩な笑みを浮かべ、痙攣する珠三郎の陰茎を己の秘裂に咥えこんだまま彼の腰を両足で抱え込む。
 そして、首の後ろに回した左腕で彼の頭を一層強く固定し……
「う……うぐう、ほぐへ……っ!!!」
 身を捩って逃れようとする感触も、彼が「助けて」と言おうとしたのも若菜は理解している。
 分かっているからこそ、若菜は更に笑みを深くする。
「言ったでしょう? 出来なかったらこれ、撃っちゃうって……ねえ?」
「ふぐっ、ぐごおおおおおおっ!!」
 ゆっくりと引き金が引かれていくのを目の当たりにして、珠三郎は声にならない嗄れた声で泣き叫んだ。

――カチリ。

「……あらやだ。うっかりしてたわね」
 不発に終わった拳銃を見、若菜は困った顔をした。
 その一方で珠三郎は泣き叫んだ瞬間の顔のまま光を失った目を見開いて呆けている。
 ずるり、とようやく彼の口から銃口が引き出され、細い銃身一面に塗りたくられた唾液が糸を引いた。
 彼の固まった表情にここでやっと生気が戻り始める。
「……うごほっ!!」
 しかし、呆けた口にすかさずもう一度銃口を捻じ込まれ、珠三郎は眼を剥いて呻く。
「ホント、うっかりしていたわ……そういえば今は『一発しか』入ってないものねコレ……。あと何発回せば良かったかしら……」
 再び撃鉄が引かれて引き金に指をかけられたのを見、珠三郎は悪夢がまだ終わっていないことを知って青白い顔をさらに青ざめさせた。
 対して、若菜は湯船に当てられ上気した赤い顔で、見た者を癒すような母のごとき笑みを浮かべて告げた。
「さあ、まだ挽回できるわよ……もう一度、一緒に頑張りましょう?」
 ぎゅうう、と入ったままの陰茎を膣が締め付け、珠三郎は再び声にならない呻き声を上げた……。
2011年11月22日(火) 23:15:48 Modified by ID:P3EJOw3Z0Q




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