紐と卒塔婆

毛の姐さん異物挿入&感電リョナ。気の弱い人は見ないでね。


874 :紐と卒塔婆(その1):2010/05/30(日) 23:35:09 ID:rrPW+B7w
生首がごろごろと転がってゆく。大木の根元にぶつかって跳ね返り、ようやく動きが止まる。
人間はもちろん、妖怪であろうと生きているはずがなかった。
しかし、その生首にはかろうじて息があった。本当にかろうじて、という程度だが。
元々首と胴体が分離した妖怪である首無ではあるが、さしもの彼も瀕死の状態であった。
血まみれの首と、離れたところに倒れているボロボロの胴体は、どちらもピクリとも動かなかった。
「く、首無っ!」
悲痛な叫びを上げて駆け寄ろうとする毛倡妓を、京妖怪たちが取り押さえる。
「全く、手こずらせやがって。」
不機嫌な声で、茨木童子が近づいてくる。彼に率いられて第六の封印・龍炎寺にやってきた
京妖怪達は、首無と毛倡妓によって大半が倒されていた。茨木童子の發・鬼太鼓でようやく
首無を仕留めることができたのだ。

「放せっ、触るなっ!」
身を捩じらせて抵抗する毛倡妓に近づいた茨木童子は刀を抜いた。
「ギャアギャアうるせえ女だ…。」
茨木童子は刀の切っ先を、片肌脱いだ毛倡妓の胸元に突きつける。さしもの毛倡妓も、
ぎゅっと目をつぶった。このまま心の臓を貫かれればそこまでだ。
だが茨木童子は、そのまま刀を真下にスッと振り下ろした。毛倡妓の胸に巻いていた
サラシに切れ目が入る。サラシによって窮屈な状態で閉じ込められていた大きな乳房が、
息苦しさから解放されたかのように、サラシを押しのけて露出し、ぷるんと揺れた。
毛倡妓の頬が真っ赤に染まる。

「な、何を……くっ!?」
その毛倡妓の乳房を、茨木童子は片手で乱暴に鷲掴みにした。ぎゅうぎゅうとこね回す。
「痛っ…!」
「助平そうな体しやがって。これじゃあ、毎晩体が夜泣きして仕方ねえだろう?」
「う、うるさいっ!」
「てめえの色男はさぞ大変だったろうよ。腰が抜ける程やりまくってたんだろうが。」
「黙れ、黙れっ!」
茨木童子は、地に倒れ伏す首無の胴体を一瞥しながら冷笑する。
「だがオレは奴ほど優しくねえぜ。おい、脱がせろ。」


875 :紐と卒塔婆(その2):2010/05/30(日) 23:36:17 ID:rrPW+B7w
それを合図に京妖怪達は、毛倡妓の帯をほどいて着物を毟り取る。毛倡妓も必死に
抵抗するが多勢に無勢、サラシの残りも引き千切られ、下穿きも引きずり下ろされた。
一糸纏わぬ姿にされ、豊満な裸身を晒す毛倡妓に、茨木童子は追い打ちをかける。
「足を広げさせろ。」
「や、やめろおっ!!」
数体の妖怪に羽交い締めにされ、両腕も押さえられた毛倡妓の両足を、別の妖怪達が抱え上げた。
そのまま左右に足を広げる。毛倡妓は惨めな体勢で、宙に磔にされる形になった。
ぱっくりと口を開けた秘肉が、奥の奥まで丸見えになる。
あまりの恥辱に、毛倡妓の瞳に涙が浮かんだ。

「ちきしょうっ…!」
「売女が恥ずかしがることもねえだろう。なあ、親父。」
「親父?」
「俺の顔のこれが何かわかるか?親父の卒塔婆さ。親父は血が大の好物でな。
 時々血を吸わせてやらねえといけねえんだ。」
毛倡妓は背筋が寒くなる思いだった。こいつ、イカれてる……。
「だから…お前の血を吸わせろ。」
そう言い放つと、茨木童子は下半身の着物をまくった。なんとそこには男根の代わりに、
彼の顔にあるのと同じような卒塔婆が数本生えていた。
その卒塔婆はメキメキと音を立てて伸び、絡み合って一本の集合体に変わった。
茨木童子が何をしようとしているのか気付いた毛倡妓の顔がさっと青ざめる。
「やめろっ!……いやっ、そんなの……やめてえ!!」
しかしお構いなしに茨木童子は、その巨大な卒塔婆を毛倡妓の膣口に当てた。
「いくぜ、親父。」
そして一気に腰を突き出す。

「ぐあああああああっ!!」
毛倡妓は絶叫した。古びた卒塔婆の集合体が、容赦なく彼女の子宮を貫く。
茨木童子が腰を引くと、血に濡れた卒塔婆がズルズルと現れ、女陰から血があふれ出す。
「どうだ、親父?味のほうは。」
そしてまた腰を突き出した。毛倡妓の口から再び絹を裂くような悲鳴が上がる。
「ぐうう、ああああっ!!」
その声を楽しむかのように、茨木童子は本格的に彼女を犯し始めた。


876 :紐と卒塔婆(その3):2010/05/30(日) 23:37:08 ID:rrPW+B7w
毛倡妓はせめて悲鳴をあげまいとするが、卒塔婆が出入りする度に子宮が抉り削られるような
地獄の苦痛には耐え切れなかった。
「はあっ!!…ぐう…ううう……あああ、ううっ!!」
「いい声だ。もっと親父に聞かせてやってくれ!」
茨木童子は言うと、自分の背後に円形の電気の輪を出現させた。バチバチと音を立てる。
「發・鬼太鼓!」
輪から電撃が放たれ、茨木童子の体に吸い込まれる。そして下半身が青白く光ったかと思うと、
卒塔婆を通して、毛倡妓の子宮から全身に電撃が走った。
「うあああああっ!!」

毛倡妓の全身が反り返り、ビクンビクンと大きく痙攣する。意思と無関係に乳首がピンと勃起した。
「オレは鬼太鼓の電撃を自由に操れる。オレ自身も、周りの連中も感電させずに、
お前の体内でだけ暴れさせることができるのさ。」
茨木童子が電撃を止めると、収縮した筋肉が弛緩し、毛倡妓は失禁した。
チョロチョロと小水が漏れ、足元を濡らしていく。
しかし、それを恥ずかしいと思う余裕はもはやなかった。毛倡妓は既に半死半生だった。

「そうかい、漏らすくらい気持ちよかったか。とんでもねえ雌犬だな。」
「き……気持ちよく……なんか……。」
「もう一発味わわせてやるぜ。」
茨木童子は毛倡妓の両の乳房を鷲掴みにすると、再び鬼太鼓を放った。
子宮に加え、乳房にも電撃をくらい、毛倡妓は悶絶する。
「あぐううう!ぐああああ!!」
電撃を止めると、毛倡妓はがっくりとうなだれた。意識が朦朧としてくる。
小水は止まったが、膣口は電撃で火傷し、焦げる匂いがする。

「親父、もう満足か。次はこいつのハラワタを突き破って食わせてやるからな。」
「う…あ……ああ……。」
このまま卒塔婆で、完全に自分を串刺しにするつもりらしい。しかし毛倡妓には、
抵抗する力は残っていなかった。この地獄の凌辱から解放されるためなら、
いっそひと思いに楽にしてほしいくらいだった。
(ごめん、首無……一足先にあの世で待ってるよ……。)

その時、茨木童子の後方から飛んできた紐が、彼の首に絡みついた。
「ぐおっ!?」
不意を突かれた茨木童子は後方に引っ張られる。卒塔婆が毛倡妓の体内から引きずり出された。
霞む目で毛倡妓が見たものは、ボロボロになりながらも、茨木童子の首にかかった紐を、
渾身の力で引っ張る首無の姿だった。
「て、てめえ!まだ生きて……!」
茨木童子は抵抗するが、少しずつ首無に手繰り寄せられてゆく。そして首無は叫んだ。
「俺の……女に手を出すんじゃねえ!!」
毛倡妓が覚えているのはそこまでだった。激痛が限界を越え、意識が遠のいてゆく。


877 :紐と卒塔婆(その4):2010/05/30(日) 23:38:45 ID:rrPW+B7w
「…………おい…………!………紀乃………!」
遠くで誰かが呼んでいる。人間だった頃の自分の名前だ。毛倡妓はゆっくりと目を開ける。
次第と意識がはっきりしてきた。今の世の中で、この名前で自分を呼ぶのはただ一人だ。
「首……無……?」
彼女の瞳に首無の姿が映る。首無は毛倡妓の体を抱き起こした。
「無事だったの、あんた…。」
「無事なわけねえだろ。あの野郎、やりたい放題しやがって…何とか始末したがな。」
首無は近くの大木を指さした。茨木童子が、首無の紐で宙吊りにされて絶命していた。
首にも手足にも紐が絡まり、不自然な方向に折れ曲がっている。
まるで、操り糸が絡まってしまい、使い物にならなくなった操り人形のようだった。
その凄絶さに、毛倡妓は思わずぶるっと体を震わせた。他の妖怪達も全滅したらしい。
(この非情な殺り方……まさか、この人…昔に戻っちまったんじゃ……。)

しかし彼女の心配は杞憂だった。
「傷の手当はしておいた。遠野のイタクとかいうカマイタチの小僧からもらった薬だ。
カマイタチの塗り薬は効くらしいからな。」
昔の、自分以外誰も信用しない首無だったら、つい最近知り合ったばかりの遠野妖怪から
もらった薬など使おうとしないはず。目の前にいるのは昔の一匹狼の殺し屋ではなく、
奴良組本家若頭の側近・首無であった。毛倡妓はほっと胸を撫で下ろす。
首無の言う通りイタクの薬が効いたらしく、包帯代わりにサラシが巻かれた下腹部の痛みは
思ったよりだいぶ軽かった。
「立てるか?」
「あんたこそ大丈夫なの?」
二人は多少ふらつきながらも、立ち上がった。イタクの薬が効いたとはいえ、
傷が全快したわけではないし、大勢の京妖怪を相手にした疲労が残っている。
しかし、次の封印に巣食う京妖怪を倒さねばならない。休んでいる時間はないのだ。
言葉に出さなくとも、二人の決意は同じであった。

「ねえ。」
「ん?」
「この戦いが終わったらさ…。」
「酒なら遠慮しとくぜ。お前につきあったら、すぐ潰されちまう。」
「バカ!……わかってるでしょ。また昔みたいに…。」
「ああ……だが訂正しろよ。『この戦いを勝って終わらせて』だろ。」
「ええ、そうね…。」
「さあ、行くぜ紀乃……いや、毛倡妓!」
「あいよ!」
支えながら歩く二人の姿は、京都の夜の闇に溶けていった。

(完)
2011年05月23日(月) 01:39:14 Modified by ID:99JzfgdaZg




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