保健の危機

すいません。>>390さんのが途中ですが投下させて下さい。

ちなみにリアル中学生を題材にしましたので、キャラのイメージを崩される場合があります。注意。

僕は中学から始まった保健の授業が嫌いだ。
ガラの悪そうな同級生が変な質問をするのと、みんなの前でエッチな話に耳を傾けるのが何より苦手だった。

女子A「ねー今日の男子最悪じゃなかったー?」
女子B「真面目にキモいよねー」

カナちゃんと僕達妖怪探索同盟(仮)のグループまでそんな愚痴が聞こえてきた。

カナ「…私もそうだけど、たまにあんな生生しい話聞くと駄目かな。」

つらら「超そうだよね。生理って言葉口にした時の先生の顔トラウマー」

ゆら「ありゃほんとにエッチなこと考えてそうな顔してはりましたね。イヤやわぁ」

こんな日に限って清継くん達は欠席。そしてグループでただ一人の男の僕は男性として認識していないのだろうか。雪女を含めた三人は僕をそっちのけで女子の本音の会話が盛り上がる。

カナ「そういえば今月生理きた?」

リクオ「っ!?」

いきなりの生理という言葉に自分がここにいて良いものか困る。と、同時にあそこに血が通うのを感じた。

ゆら「私もまだかな。ひどい時は仕事にも影響でるから、心配やわぁ」

女子の生の会話は少し聞いただけでも中学生の僕には大ダメージだった。
リクオ(せ…生理…)

保健の授業の後ということもあり、ある程度の知識を得て妄想の幅が広がった僕のあそこは瞬く間に大きくなる。

リクオ(こんな時にっ?カナちゃん達に見られたら絶交ものだよ!)

僕は近くにあったカナちゃんの机に股間を隠すように寄り掛かり、完全に立ってしまったあそこを必死で隠そうとした。机の取っ掛かりが痛い。

しかし、うち一人に気付かれてしまった。

つらら「…?」

ふと僕の方が気になったのか振り向いたつららだ。僕の不自然なポーズを見て不思議がってる。

リクオ(わ、わわわ)

そしてその大きな瞳が僕のそれを見つけてぎょっとした。

つらら「…っ!?わ……」

あろうことか雪女に見られてしまった。

つらら(わ、若ぁっ!?)
リクオ(あ…あ……)

目の前が真っ白になった。よりによって身内に…。喪失感と共に、真っ白になる頭。それとは裏腹に、より一層元気になるあそこは僕の恥ずかしい気持ちを加速させた。

僕は恥ずかしくて顔がどんどん赤くなってきた。そして、それに釣られるかのようにつらら(雪女)の顔も赤くなる。

リクオ(…終わった……)

雪女は呆然とする若とあそこを凝視してしまった。雪女から見てもリクオのそれはもう刺激が強すぎた。
中学生にしてあの太さ、あの大きさ。何より将来奴良組を率いるものが今自分にだけみせている恥ずかしさには胸を引かれた。何とかしなければいけない。私が若を助けるんだ!

つらら(な…なにやってるんですか、若!)

リクオ(だっ…だって、保健の授業の後にそんな話されたら!)

雪女は考えた。こんな姿をクラスメートに見られたら、若はもう学校にこれないかもしれない。しかも、今にも限界点に到達しそうな若のあそこはいつクラスメートに気付かれてもおかしくない程に膨れていた。

つらら(若!早くそのブツをしまって下さい!)

リクオ(そ、そんなの…む、無理だよぉ…)

ブツを上に向けようかとも考えた。しかしわざわざ教室で触ったら注目を浴びてしまう…。どうすればいいのだろう、考える程に雪女の頭が混乱してきた。

カナ「…ん?どしたの?顔赤いよ」

カナが異変に気付く。いよいよまずくなった時、ピカーンと雪女はひらめいた。

つらら「ご、ごめん…ちょっと熱っぽくて…保健室いってくるね。奴良くん、付き添ってくれていいかな」

名付けて保健室作戦!我ながらナイスアイデアね!と雪女は思った。これなら若も教室から出れてあそこを見られる心配もない。そして、若のそれが落ち着くまで自分もその間若を見守ることが出来る。一石二鳥とはまさにこのことである。

カナ「大丈夫?それじゃあリクオくん、つららさん頼むよ」

つらら「リクオくんいこ?」

つららの声にはっとする。そうか、雪女…助けてくれるのか。涙を堪えてつららの体を支える。軽くて柔らかい。
こうして僕は雪女のおかげで危機を脱したのだった。気付かれないよう裏の扉から教室を抜けだし、すぐさま人気のないトイレに駆け込んだ。

リクオ「た、助かったよ雪女ー…」

僕が安堵の表情を見せると雪女は顔を赤くしながらいった。

雪女「もう…お年頃なのも分かりますが、じ、自重してくださいよ!仮にも奴良組の三代目を継がれる方なんですから!」
なにはともあれ助かった。ありがとう。雪女…

その夜―――…

雪女「若?いらっしゃいますか?」

夜遅く雪女が尋ねてきた。

リクオ「ん?雪女?」

みんな寝ている時間になんだろう。

雪女「夜這いしにきました!」
リクオ「ぶっ!」

一瞬寝ぼけているのかと思ったが違ったようだ。

雪女「今日の姿見て思いました!やはり奴良組の三代目になられる方が女性に疎いとあってはいけません。
だから、練習しましょ!性を!」

リクオ「え、ええ…ちょっ!」
ガバッモゾモゾドピュッドピュッ

リクオ「あーーーーーっ!」

終わり
2008年08月10日(日) 20:14:15 Modified by ID:vqJ/huhBhQ




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