冷麗&毛倡妓凌辱

480 : ◆HbpyZQvaMk :2010/02/28(日) 18:41:36 ID:z7XhkRhH
冷麗の場合
 
 *


鬼童丸が足を踏み入れた部屋は、女たちの地獄の間だった。
予定通り弐修城を落とした羽衣狐が許可を出したのだ。曰く、好きに遊べ、と。
下等妖怪たちは、それを聞いて一斉にある部屋へと群がった。
何十畳もあろうかというその広間には、女の中でも
特に羽衣狐に敵対した勢力に属する者たちが捕えられていた。
羽衣狐のその言葉は、実質その部屋の女たちを好きにして良い、という許可に
他ならなかったのである。多くの妖怪たちにとっては、本来ならば
己よりはるかに格の高い女を好きにできるのだ。食いつかぬわけがない。

また、その部屋はある者の能力の支配下であった。
数多の妖怪に組み敷かれ、絶え間ない凌辱を受けている女たちは
すぐ隣に自らの仲間が自分と同じように裸に剥かれ、良いように犯されているのに
気づいてはいないだろう。
捕虜を一つの場所にまとめておきながらも互いにそれに気づくことがない、という状況は
見張りという観点からしても非常に合理的だった。

「ふん、」
鬼童丸はその光景をつまらなさそうに眺め、鼻を鳴らした。
愚かにも羽衣狐に敵対した者たち、特に憎き奴良組の女たちが情けなく悲鳴を上げ、泣きわめく姿には
いい気味だと多少の満足感を覚えぬわけでもなかったが、それよりはいろんな体液の入り混じった酷い臭いや
小物達の下卑た笑い声や呻き声の方が気に障った。
通り道でなかったらわざわざ覗こうとは思わなかっただろう。
その鬼童丸の耳にふと聞き覚えのある女の声が入った。
何の気もなしに視線を向けるとそこにいたのはかの遠野の地で
鬼童丸がリクオの首をあと少しで斬り落とすというところで邪魔をした雪女、冷麗だった。


「き、鬼童丸様……!!」
思わぬ大物の登場に冷麗の身体にむしゃぶりついていた男たちはあんぐりと口をあけた。


481 : ◆HbpyZQvaMk :2010/02/28(日) 18:42:45 ID:z7XhkRhH

「あなたは……」
「奴良組につけば皆殺し、と忠告はしたはずだがな」
鬼童丸が淡々と言ってやると、冷麗は涙で目じりの赤くなった目をそのままにきっと睨みつけた。
「そのような戯言に、遠野が従うと、本気で思っていたの?おじいさん」
「お、おじ……!!」
あまりに無礼極まりない女の言葉に周りの妖怪はそれを咎めるどころでなく、
鬼童丸が何をするかと思わずひぃと縮こまる。

「それで、結果がこれか。無様なものだ」
「くっ……」
「まぁ良い。お前が落ちた暁には遠野へ届けさせるとしよう。宣戦布告の良い手土産だ」
鬼童丸が僅かに口角を上げて紡いだ言葉に冷麗は怒り、しかしそれまでとは打って変わって
冷たい視線を送る。同時に彼女の周りの空気がすぅと音がしそうな勢いで冷えた。
「―――下衆の考えそうなことね。好きにするがいいわ……でもね、一つ私からも言っておくわ。
 『遠野は、誰にも屈しない』」
「いつまでそのような口が聞けるか、楽しみだ」
鬼童丸は冷麗の威圧をまるで意に介さず、むしろ笑みを強めて言った。
「おい、そこの」
一方で二人のやり取りに気押されていた者たちは、鬼童丸にふいに声を掛けられて裏返った声を出した。
「は、はぃぃ!」
「漆を持ってこい。それとお前、この女を身動き一つできぬよう縛りあげろ」
あたふたと指示に従い、一人がその場を去っていく。
残った者たちは荒縄で冷麗を後ろ手で縛り、残りを膝裏に通し足を左右に大きく開かせた状態で固定した。
一層の羞恥を煽る格好に思わず抗議の声をあげそうになった冷麗だったが、
鬼童丸に啖呵を切った手前、ぐっとこらえる。
まもなく先程の者が漆の入った小壺を手に戻ってきた。
「ただいま戻りましてございます、鬼童丸様」
「使い方は、わかるな?」
わざとらしい敬語にそういうのはいいとでも言いたげに顔を背けると、端的に問う。
それにようやく調子を取り戻してきた妖怪たちは、へぇと笑みを浮かべて答えた。
「昔より、女の拷問はこれと決まっておりますな」
「なら始めろ」


482 : ◆HbpyZQvaMk :2010/02/28(日) 18:43:32 ID:z7XhkRhH

壺の中の漆を滴らせた筆を手に男たちがにやにやとにじり寄ってくる。
「っ……」
「姉ちゃんよ、これどうするかわかるかぁ?」
「そんな下品なこと知らないし、知りたくもないわ」
「そーかい。でも知りたくないっつっても無駄だけどな」
「ま、そうは言っても命に関わるもんでもなし、大したことじゃあねぇさ」
言って、文字通り雪のように白い肌の中でほんのりと薄く色づく胸の先端へとその筆を滑らせる。
「あっ……つ、」「冷たいだけじゃねぇぞー?」
とろりとした液体が肌に伝う独特の感触に冷麗の口から声が漏れる。
しかしそう時を置かずして、それ以上に凄まじい感覚が冷麗を襲った。
「ひっ……!!ぁ、なに!?あぁぁぁ……か、痒いぃ……!!!」
漆の伝った部分が、真っ赤にかぶれ始めたのだ。
なんとも言い難い痒みに冷麗は唯一自由にできる頭を左右に振って身悶える。
「くぅぅぅ……!!ぃゃ、痒っ、い……!!!」
「おいおいまだ胸だけだぜぇ?」
「これで下の突起にも塗ったらどうなんのかなぁ」
楽しそうに笑って、男たちはただでさえ足を左右に割り開かれたことで僅かに露出していた
陰核をいっそう剥き出しにする。
「いやっ……」
「いいねぇその顔。さっきまでの泣き顔よりよっぽどそそらぁ」
「くっっ……ひぃぃぃ!!!!」
毛先が陰核に触れる。それがもたらす快感と、途端に襲ってくる痒みに
冷麗は弓なりに身体をそらせて悲鳴を上げた。
痒みの解消を求めて、縛られた手がぎしぎしと縄を引っ張るがそれが抜けることはなく、
余計に肌へと食い込み、赤く痕を残すだけに終わる。
「あぁぁ、かゆ、痒い……!!いや、嫌……」
床の上を転がる冷麗の身体を押さえつけ、男たちは焦らすかのように筆を滑らせる。
いつまで経っても薄れるどころかさらに増していく掻痒感に冷麗はびくびくと身体を痙攣させた。



「漆にかぶれたら、二晩は痒みが消えないと聞く……」
ふいに、それまでその様子をを冷めた目で見降ろしていた鬼童丸が声を発した。
「待っているのは発狂だな……それが嫌ならこの京都で暴れたことを大声で悔いてみせることだ」
遠野で冷麗が言ってのけた台詞をほぼそのまま返してやり、鬼童丸は背を向ける。
痒みに悶える冷麗がそれに気づいたかは定かではない。宴はまだ、始まったばかりだった。

 *

以上です


505 : ◆HbpyZQvaMk :2010/03/05(金) 00:45:27 ID:dpA1jXjh
毛倡妓の場合
いい加減嗜好が疑われそうな気もしてきたが
ネタ出してくれる人がいる限り投下させていただくことにする

 *

奴良組の中でも抜群の容姿と色気を誇る毛倡妓のもとには、その広間に囚われる女たちの中でも
特に妖怪たちがこぞって押し寄せることとなった。
あの奴良組の幹部ということを差し置いても、毛倡妓という種族は古来より
妖怪たちの中では情に厚い妖艶な美女ということで知られている。
抱きたい。汚(けが)したい。そのような想いを抱く者は元々多いのだ。
彼らは競うようにして彼女の身体を割り開き、熱い肉の中に欲望を注ぎ、その顔を、髪を汚した。
しかし数え切れぬほどの男に押し入られ、全身に汚らわしい精液を浴びせかけられてなお、
毛倡妓は気丈さを保っていた。数百年にもわたり、幹部の座に居続けただけはある。
男たちも初めはそれでも憎き奴良組の毛倡妓を好きに蹂躙できるということで興奮していたが、
さすがに多少の不満が生じてきていた。

「あーー出る、出る……」
好きなように毛倡妓の口内を犯していた男がいっそう腰を震わせたかと思うとそのまま吐精した。
毛倡妓はそれにも動じず、もはや悪態すら付かず忌々しげに吐き出すだけだ。
「けっ……可愛げのねぇ女だな」
「むしろさすが奴良組の幹部さまと言うべきじゃねぇのか?
 俺ぁ生娘みたいにぴーぴー泣きわめかれるよりこっちの方がそそるねぇ」
「それもそうだが。しかしこういう女が泣くのがまた良いんでねぇの」
「確かに」
目に冷めた光をたたえる毛倡妓の上で、男たちが勝手な議論を交わす。
そこへ一人の妖怪が姿を現す。
「おい、あっちで面白いことやってんぞ」
「なんだぁ?」
「これだよ、これ」
そう言って笑う男の手には小ぶりな壺があった。中は黒っぽい、とろりとした液体で満ちている。
「なるほど、面白そうだ」
「だろう?向……こうでこれ塗られた雪女が泣き叫んでたぜ」
その言葉に、平静を保っていた毛倡妓がさっと顔を青くした。
「雪女って……!氷麗!? あんたらあんな若い娘にまで何てことを!」
「あ〜〜?んな名前なんざ知らねぇよ」
「つーかその様子。これが何だかわかってるみてぇだなあ」
それまでにない反応に気を良くした男たちはけたけたと笑う。
「おっしゃ。じゃあてめえがこれに耐えられたら向こうの連中に止めるよう言ってきてやんぜ?」
「…………っ」
「んだよ不満か?お前自分の立場ってもんがわかんねえのかよ」
「いーぜそういうことなら。こいつにも飽きてきたし、あっちに混ざりに行こうや」

たとえ約束したところで、それが守られるとは到底思えない。
それどころか、どこまで耐えれば彼らのいう条件を満たしたことになるのかすら不確定だ。
しかし毛倡妓にはこう言うほか道はなかった。
「ま……待ちなさい!!…………いいわよ、受けてたとうじゃないの」



506 : ◆HbpyZQvaMk :2010/03/05(金) 00:45:56 ID:dpA1jXjh

「―――暴れられたら面倒だからな……とりあえず縛っとくか」
「あ、俺がやる俺が」
小男が嬉々として縄を持ってくる。
その者は背で腕を一括りにするだけでは飽き足らず、毛倡妓の豊満な胸をさらに強調するように
身体にも縄をかける。
「く、ぅ……」
手を縛る縄を首にもまわされ、上半身を僅かに反らす形で固められた毛倡妓が小さく呻く。
「さぁて楽しみだなぁ」
男たちがぬらぬらと光る筆を手に近づいてくるのを見て毛倡妓は歯を固く食いしばった。

「ぅうっ………」
肌に塗られたそれは、程なくしてその凶悪さを発揮する。
「おー、真っ赤になってらぁ。こりゃ確かに痒そうだなぁ」
「掻いてほしいか?ほしいだろ。ええ?」
「だ、れがっ…………かはぁぁっ!!?」
とうとう筆先が陰核にまで達した。あまりの感覚に瞬間、毛倡妓は我を忘れて叫んだ。
男たちはますます調子に乗ってその小さな突起を幾本もの筆で刺激する。
「くぅぅぅ!!!……あ、あぁあ!?」
「これこれ、この声だよ」
「たまらんねぇ」
「いっ、あ!!だ、駄目!!!」
思わず口走った言葉に、男たちは色めきたった。
「駄目、だってよぉ?」
「可愛い声出しちまってもう降参かぁ?思ったより早かったなぁ」
「降参……なんてっ!!」
ぎりと睨みつけるが、もはや男たちは聞こうとすらせずにその「遊び」に没頭している。
「にしてもすげえ濡れてんぞこいつ。こんなんで感じるなんて相当な好きものだなぁ」
「マン汁で漆流れちまうんじゃねえの」
一人が言った言葉がツボに入ったのか周りは下品な笑い声を立てる。
「じゃあ奥の方にもたっぷりと塗っておかねえとな」
「い、いやっ…………ひいぃぃ!!!」
面倒くさがった一人が毛倡妓の股間に漆をぶちまける。
他の男たちはそれを掬い、競うようにして筆を彼女の内部へと押し進める。
「あああああ!……か、痒いぃ……」
痒い、という言葉がとうとう彼女自身から漏れる。
毛倡妓は自由にならない手の代わりに、少しでも痒さを紛らわせようと足を擦り合わせたが
それに気づいた男たちがすぐさま両足を左右に開く。
「ぃやっ……」
気を紛らわせる最後の手段を奪われ、毛倡妓は知らず泣きそうな声をあげる。
「おーしそのまま押さえとけよ。しばらく放置だ」



507 : ◆HbpyZQvaMk :2010/03/05(金) 00:47:12 ID:dpA1jXjh

身体の表面どころか奥まで塗り込められた漆がもたらす掻痒感、
そしてそれをどうすることもできないもどかしさは秒単位で毛倡妓の身体と精神を蝕んだ。
少しでもその苦しさから逃れようと身体を揺らす様は淫蕩な舞にも似て、
どんな堅物であれすぐにでも飛びかかりたくなるほどの怪しげな艶を放っていたが
男たちは非情なまでの徹底さを以て彼女を放置し続けた。
両足を動かないように抱えるほかは、ほんの少しも触れようとすらしない。

そこにきて、毛倡妓の理性はいよいよ削がれ、いつの間にか叫ぶように懇願していた。
「痒い、痒いのぉ!!!な、なんとかしてぇ!!」
「もう無理かぁ?」
「無理!痒くてっ……き、気が狂いそう……」
涙を流しながら哀願する毛倡妓に男たちは満足そうに顔を歪める。
「おぅおぅ良い感じじゃねぇか。いいぜえ俺たちは向こうの奴らと違って優しいからな、
 素直な奴にはちゃあんと痒さを解消できるようにしてやるぜぇ」
「……っ」
妙に気前の良い言葉に疑念を呈する余裕もないまま、毛倡妓は期待感に満ちた顔で男を見やる。
「おらっ立ちな」
「えっ?」
後ろから抱えあげられるようにして無理矢理立たされる。
状況を理解する間もなく、途端に新たな刺激が彼女を襲った。
「ぅはああああ!!!」
後ろに居た男が床に垂らしてあった縄を引き上げ、彼女の股間に食い込ませたのだ。
毛倡妓が自身の衝動と必死に戦い周りに気が向けられないでいる間に
他の者は縄を用意し、片方の端を適当な柱にくくりつけて、彼女が折れるのを虎視眈々と待っていたのである。
「ぁ、あ…………」
「ほら、これで好きなだけ自分で慰めなよ」
跨ぐようにして立たされたその縄はちょうど毛倡妓の腰の高さまで持ち上げられ、
一定の間隔をおいて結び目が設けられている。
何を求められているのかを、毛倡妓はすぐさま理解し、絶句した。
股間に食い込む縄。それだけでも数瞬前の苦しみがだいぶ緩和された。
しかし間もなくこれだけで我慢できなくなるのは目に見えている。
目の前の縄に秘部を押しつけながら歩いたら、どれだけ気持ち良いだろうか。
そんな考えがどうしても頭をよぎる。
しかし、あまりにあさましい行為だ。一度は崩れかけた理性が再び蘇ってしまうまでに。



508 : ◆HbpyZQvaMk :2010/03/05(金) 00:49:28 ID:dpA1jXjh

「どうした?今までさんざん痒いって言ってたじゃねぇか」
「存分に味わっていいんだぜ?」
「ぅぅぅ……」
揺れる身体を必死で押さえつけている毛倡妓に周りの者たちは野次をとばし、
それに呼応して嘲笑が広がってゆく。
この上ない惨めさを噛みしめながら毛倡妓は耐えたが、
そうしている間に気の狂いそうな痒みはますますひどくなっていく。
しかも先程までとは違い、それを解消するための道具が眼前に用意されているのだ。


もう駄目かもしれない。
そう弱気になったのを見透かしたかのように、突如男が縄をさらに引き上げた。
「ぅああ!!」
「おらっもう無理なんだろ!」
悲鳴を上げた毛倡妓の尻を他の者が音を立てて叩く。
「きゃっ、―――ああああああ!!!」
思わずよろめき、しかもそのはずみで一つ目の結び目を超えてしまう。
その強烈すぎる快感を味わった瞬間、毛倡妓の理性は瓦解した。


「あぁっ、あふ!……ん、ん!!ぁぁあ……ぃ、いっ……」
周りの視線も何もかも忘れて、痒みを解消し、快楽を貪ることだけに没頭する。
目を閉じ、時に膝を崩しながら前後に腰を振るその姿は、得も言われぬいやらしさに満ちていた。
そんな彼女に妖怪たちは嬉々として手を叩く。

「ほら見ろ!奴良組幹部さまの貴重な踊りだっ」
「あの毛倡妓が縄で自分を慰めてるぞ!」
「ああ!んぅ……、ぁ、あ……。はぁぁぁ!ぁあ……」

毛倡妓が理性を取り戻し、己の所業に悶えるのは幾度目かの絶頂で気を失い
数刻後に目を覚ました時のことだった。


 *

以上です
2011年05月23日(月) 01:41:07 Modified by ID:99JzfgdaZg




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