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アミノ酸の中で、分子量が一番小さく、不斉炭素を持たないもっとも単純な構造をしており、セリンから体内で生合成が可能であるため、非必須アミノ酸に分類されています。
グリシンは、神経伝達物質として運動や感覚機能に関わりるだけでなく、ヘモグロビンや肝臓中の酵素などの構成成分としての重要な役割があります。
以前より、食品添加物として使用されていましたが、コラーゲンの生成に欠かせないことや、抗菌作用・抗酸化作用・緩衝作用などを持ち、近年、睡眠の調整に関係していることが明らかになったことで、サプリメントなどでも注目を集めています。
体内でも生合成されるグリシンですが、ストレスなどの影響によって、生合成が阻害されてしまうと言われています。

代表的な効能は、以下のとおりです。

• 快適な睡眠に役立ちます。

睡眠の調整に大きく関係していると言われているグリシンは、就寝前に摂取することで、自然な深い眠りを得ることができ、朝の目覚めがスッキリすると言われています。
「味の素」の脳波試験において、「睡眠の質」を改善する事が明らかになっています。

• ハリのある美しい肌を作ります。

グリシンは、体内でコラーゲンを生成する際に、欠かすことのできないアミノ酸です。
また、水分保持能力に優れ、抗菌作用もありますので、化粧品にも配合されています。

• 副作用は殆どありませんが、まれに悪心、嘔吐、上部消化管の不調などが起こる場合があります。