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マレーシア原産で、東南アジアの熱帯雨林に自生するニガキ科の灌木です。
『トンカットアリ（Tongkat Ali）』と呼ばれるこの植物は、学名を「ユーリコマ・ロンギフォリア・ジャック（Eurycoma Longi-folia Jack）」といい、マレーシアでは「ロングジャック」という通名でも呼ばれ、和名では「ナガエカサ」といいます。
ニガキ科の植物は、苦木の字にあるように【苦味】を特徴として持ち、トンカットアリも葉や幹に苦味があり、中でも根は特に苦味を持っており、この苦味が様々な薬効の源となっています。
東南アジアの人々は、昔から様々なハーブを民間薬として利用しており、その中でもトンカットアリは広く名が知られているハーブの１つで、男性向けの滋養強壮薬としての効果効能から「マレーシアの朝鮮人参」などと称されたり、亜熱帯及び熱帯地方特有の伝染病であるマラリアの治療にも効果を発揮することから「マレーシアの国宝」とまで呼ばれることがあります。

代表的な効能は、以下のとおりです。

• 低下した生殖機能を高めます。

男性側の不妊の原因の１つとして、精子数の減少がありますが、トンカットアリには精子数の増加作用がありますので、小精子症や無精子症による不妊の改善に大いに役立つと言われています。
また、精子の運動を活性化させる働きもあります。

• 男女の更年期障害を緩和します。

更年期障害は、現在では男性にもあることが判明しています。
男性の更年期障害は、男性ホルモンであるテストステロンの分泌量の低下が原因となっていますが、トンカットアリには、テストステロン量を増加させる効果があります。
また、女性の更年期障害は、女性ホルモンであるエストロゲンの急激な低下が原因となっていますが、トンカットアリは、エストロゲンの分泌を促進する効能もあります。

• 冷え性やむくみを改善します。

トンカットアリには、血液の循環を向上させる効果がありますので冷え性の改善に役立ちます。
また、血流が良くなると、体内の余分な水分を排出する働きが活性化されますので、むくみの解消にも役立ちます。

• トンカットアリに関する重大な副作用は、現在のところ報告されていませんが、まれに一時的に体温が上がる場合がありますので、その際には水分を十分に摂るように言われています。

• 不妊症の改善に役立つとされているマカとの組み合わせがサプリメントで人気です。