魔法少女データベース。更新手伝ってくださる方、大募集中です。

作者:神野オキナ
イラスト:放電映像→西E田
出版社:メディアファクトリー MF文庫J

あそびにいくヨ!
作戦名『うにゃーくん』
たのしいねこのつかいかた
やめてとめてのうちゅうせん
仔猫たちのがくえんさい
ぎゃくしうのビューティフル・コンタクト
とってもあついのキャーティアシップ
バレンタインデーのおひっこし
ねことみんなのいろいろと
わるいことしまし?
こねこたちのぎんこーごーとー
仔猫ただいましっそうちう
おかーしゃんにあいましか?
かみさまそこにおらりましか?
あねうえとにかくけっこんしやう!
こねことなつとへいこーせかい
こねこたちのびっぐ・じゃーにぃ
とりのひとふたたび
そして こねこはあそびにいくよ?

あらすじ

「あそびにいくよ」 地球外からメッセージが送られてきたある日、沖縄に住む騎央は、一族郎党が集まる法事の席で「宇宙人」を自称する少女エリスに出会う。だが・・・エリスにはネコミミとしっぽがついていたのだ。こんなご都合主義な宇宙人なんてアリかー!と、狂信的正統派宇宙人信奉者や謎の政府機関がエリスをつけ狙うが、なんとエリスを捕獲したのは、騎央の幼馴染の真奈美だった。騎央はエリスを助けるため、嘉手納基地へ突貫する!!

登場人物

地球人
キャーティア臨時大使館関係者
双葉アオイ
金武城真奈美

キャーティア
エリス
チャイカ
クーネ
メルウィン
デュレル
セシミ
セルカ
ナクト
ラーマ
アルカーマツ
アルリエル

ドギーシュア
ジェンス
リュンヌ

バルンムウ
ニルメア

ガーヴル人
サヲリ
ラウヴァ

種族

キャーティア
猫の耳と尻尾が生えた宇宙人であり、エリス達の母星の種族の総称である。日本語とほぼ同じ言語や文字が母星語となっており、本来の表記ではそのまま「地球」になってしまうので、混乱を避けるために採用された呼称。精神的な面も日本人に近い。住民は遺伝子的には猫から進化したため、猫舌やカナヅチ、一周期につき1回の発情期などの種族的特徴を持つ。男女比は1対30で圧倒的に女性の方が多いが、家族形態は一夫一妻。体重は同サイズの地球人の3分の2ほどしかない。7万年以上戦争も何もない安定した状況が続いて遺伝子的にも文化的にも行き詰まり感が強くなり、それを打開するために宇宙外交へ乗り出している。数世代前から徹底した遺伝子調整が行われて美形揃いとなっている上、老化も遅く平均寿命は200から300周期とかなり長寿。耳は地球人と同じ構造の「副耳」と頭の上にある猫と同じ「主耳」の2種類で合計4つ存在するが、主耳は鼓膜ではなく骨伝導方式で音を捉えている。原始的な猫の言葉がわかるらしく、コタツ好きであったりもする。
キャーティアと地球の時間表記の違いは以下の通り。
一周期=約1年/一中周期=約1か月/一短周期=約1日/一小周期||約1時間/一微少周期=約1分

ドギーシュア
通称「犬の人」。犬から進化した種族で、犬耳と尻尾を持った宇宙人である。キャーティアの鈴の代わりに首輪をしている。キャーティアのようなボディスーツ文化は無い。かつてはキャーティアと敵対していたが、過去に「禁」を破り、オルソニア人によって新たな国交や母星からの外出を封じられてしまう(それは「大封鎖」と呼ばれ、宇宙航行に必要な船や施設がそれらの技術に関する記憶ごと種族全体から抹消されてしまった)。しかし、彼らの休眠期を利用してバルンムウ人と手を組み、裏でアメリカを操っている。軍人は決意を表明するために尻尾を切り落とす習慣がある。捕虜になることを最大の恥としており、「生きて虜囚の辱めを受けず」ですぐ自殺したがるので「犬」を捕虜にする軍は少ない。

バルンムウ
通称「鳥の人」。鳥類から進化したため、背中に天使のような翼を持った宇宙人である。戦略国家で策略や謀略に長け、親しい者ほど卑劣な罠にかけて陥れるというような種族的特徴を持つ。「犬」より1000年以上前から地球の裏で暗躍している。

オルソニア人
肉体を持たない精神生命体にまで進化した種族で、別名「監視種族」。宇宙の均衡を維持する「銀河知性連盟」を組織している。主な役割は、発展途上惑星への過度な干渉の監視。侵略を行ったら種族ごと全滅させてしまうなどかなりおっかないらしいが、意外と気さくな面があるらしく、キャーティアに地球のことを教えたのもオルソニア人である。通常の生物と異なるバイオリズムを持ち、定期的な休眠期がある。

ガーヴル人
爬虫類から進化した宇宙人。好戦的な戦闘種族であるが、決闘に負けた場合は相手に素直に従う潔い一面もある。多種族の遺伝子を取り込んで自身を強化するため、さまざまな星で「狩り」と称して戦闘を行っている。徹底した実力主義で、同族間の話し合いも三微小周期内でまとまらなければ、後は実力行使で決定する。

テクノロジー

地球の技術
剛柔型パワードスーツ
日本政府が作り上げた極秘兵器。「犬」側から与えられた技術の一部を使っていて、基本機能は「犬」のパワードスーツと同じだが、「倍力」ではなく「補助」に特化しており、重い物を「支える」ことは出来るが「動かす」ことは出来ない。しかし、地球の技術を遥かに凌駕しており、現代兵器では歯が立たない。地球人の反乱を防ぐため、「犬の人」を攻撃しようとすると機能停止する不可視プログラムが組み込まれている。のちに、猫耳教団事件の際に入国管理局から奪取したパワードスーツを元にしてキャーティアの技術を使って「防御力場」などを加え、アオイ専用に改良されて生まれ変わった。

アンドローラ号
石油タンカー並みの大きさとイージス艦に匹敵する武装を併せ持ったアントニアの居住地のクルーザー。超大国でさえ迂闊に手が出せない海上の要塞だったが、アシストロイドが大暴れした結果、あっけなく沈没した。

アンドローラII、アンドローラIII
同型のクルーザー。「II」は、より武装が強化されている。「III」は「I」と同等の装備があり、飛行甲板を持っている。初期のアンドローラ号が沈んだあとの拠点となっている。

うにゃーくん
アントニアが自作した人間大の大きさのアシストロイド。「中に人は入っていない」らしい。アントニアが正体を隠してエリスと遊ぶために作ったのだが、似ているのは外観だけで、いわゆる「着ぐるみ」である。重量が40kgあり、動きにくさと暑さで2時間でダウンしてしまう。おまけに極度の脱水症状まで引き起こすほどである。鍛え抜かれたメイド部隊でも4時間、摩耶でさえ5時間が限界という悪魔のスーツ。のちに「メイドへのお仕置き兵器」となっている。「うにゃーくん改」、「うにゃーくんマークII」という後続もあり、見た目は同じだが、中身は簡易倍力システムやエアコンが組み込まれており、快適になっている。

うなーたん
屋外でアントニアを護衛するという目的で作られた装甲強化服。敵を察知するセンサーや暗視装置に戦車砲も弾く防弾装甲に長時間使用するための冷却機構など、ほとんど兵器のような代物だが、見た目がアシストロイドなので迫力は無い。「うなーどの」という後継機もある。

うにゃーのすけ
モルフェノス財団が開発した大型のパワードスーツ。アシストロイド専用であり3体まで乗ることができ、宇宙空間で動ける推進装置が付いている。

守礼皇5号(シュレイオーファイブ)
いちかが未完成のまま放置していたパーツを、改良を加えて完成させた兵器。基本骨格にはモルフェノス財団が造ろうとしていた全長約40メートルの「巨大アシストロイド」を用い、「犬の人」といちかの技術を併せて完成させた。いちかの仙術により零子兵装も兼ね備えており、次元間攻撃に干渉することすら可能な超兵器となっている。見た目は「アシストロイド(通常型)」のため、最初は「うなーどの」という名前を付けようとしていたが、いちかが強引に改名した。ちなみに沖縄サミット時代での「対テロ特殊チーム」編成時期に造られた1号は「戦闘機」、2号は「攻撃ヘリ」、3号は「潜水艦」、4号は「装甲戦闘車」である。

キャーティアの技術
アシストロイド
種状のナノレベル工作機械を使って土中の成分を抽出精製して作られるアシスタントアンドロイド。キャーティア人にとって家族であり、仲間であるロボット。喋る機能は無く、プラカードに文字を書いてコミュニケーションを取る。通常型とカスタムバージョンがあり、通常型はすべて外見が同じな上にやたらと数が多いので番号で呼ばれることが多いが、カスタムタイプは外見も性格も個性化されている。通常型は5体以上を同時起動していると、妙な個性の個体が必ず出るように調整されているらしい。理由はアリやハチと同じで、集団行動における潤滑剤や意図的に邪魔者(オッドマン)を加えることで「思考の多様化」を生み出すのが目的。武装はピコピコハンマー型の疑似反物質装置で、見た目は頼りないが一撃で戦車1台を消し去る。他にも無機物限定の簡易転送装置や原子変換炉の動力や自己修復能力などを持つ。ちなみに壊れたら土に埋めて置くだけで修復されるが、修復が必要な3割以上の破壊は地球の科学力では核レベルのパワーが必要である。カスタムタイプはたまに自分で名前を付けることすらある。

ゆんふぁ
サングラスにトレンチコートがトレードマークの真奈美専用の射撃特化型アシストロイド。装備はデフォルメした銀玉鉄砲型の疑似反物質ランチャーとショットガン。トリガーハッピーな性格で、粗大ごみを撃つのが趣味。暇な時はガンシューティングゲームで遊んでいる。

チバちゃん、錦ちゃん
アオイ専用の近接戦闘型のアシストロイド。サムライ風の姿をしている。眼帯をしたのが「チバちゃん」で、眼帯無しが「錦ちゃん」。装備はデフォルメされた日本刀型の超振動ブレード。外見どおりに時代劇が好きで、暇さえあればテレビにかじりついている。趣味は試食コーナーの食べ歩き。実行不可能な命令を出されるとじゃんけんで負けたほうが切腹、勝ったほうが介錯をする。

6
通常型アシストロイドで「変わり者」属性。優先命令者はエリスと騎央。通常のプログラムでは「変な事」「無意味な事」と判断されること(例えば散歩)を好んで行う宿命を持つが、地球という特異な環境に身を置くためか同じ「変わり者」の中でも際立った特性を持ち、本来は敵である犬ロイドのマットレイとも交流関係を持っている。さらにアリシアとの「お茶会」と称する会合も続いており、後にカスタムタイプと同様の「食事をする」機能を追加された。

定やん
ハンチングと鼻眼鏡がトレードマークの騎央専用、丁稚型アシストロイド。交渉や隠密捜査が得意。装備は南部十四式をデフォルメした電撃銃。金銭面に几帳面であり、許可をもらったお使いのお釣りやお年玉を真奈美のツテで作った口座に貯蓄し、拾ったパソコンでネット株に投資して密かに資産を作るほどである。吉本興業のファンで、わざとボケてはハンチングの裏に常備した「ツッコミ用」スリッパでどつかれるのが趣味。みたらし団子とりんごが好物。

とぉんきぃ
故障した地球のアイボを模した玩具を「定やん」が改造した専用ペットロボット。キャーティアの技術が使われており、光学迷彩や振動音声検出装置などを持つ高性能ペットロボ。「定やん」の命令しか聞かない。

じぇっと・へいほん
護衛用アシストロイド。弁髪にカンフー服。クリスマスプレゼントとしてエリスからアントニアに送られた。護衛用だけあってスペックの大半を戦闘に特化しておりやたらと強く、発射された弾丸を掴み取り制圧用アシストロイドですら一撃で沈黙させ、専用システムを積んだ通常型の「1」「2」「6」号でしか歯が立たない。戦闘時の基本は中国拳法である。あらゆる物事に興味を持つよう設定されている反面、一般常識が皆無でいわゆる「乱暴者」である。他のアシストロイドと違い扇子で会話をする。やたらと態度がでかく、あまり家事を手伝わない。外見どおりに中華料理が好みだが、アントニアと暮らしているわりには安物の味が好み。

すねいく
セルカ専用の警備型アシストロイド。アイパッチにマフラー、ベレー帽が特徴。ボディおよび服装はすべて黒色である。最新型で、アシストロイド同士でもプラカードで会話する。セルカを「ボス」と呼び、ローアングルにこだわりがある。アシストロイド管理局の人間が大の苦手。

ラウリィ
第一世代型のアシストロイド。現存するすべてのアシストロイド達の先祖であり、エリス達の持つ第六世代のアシストロイドにとっては「おばあちゃん」にあたる。当時は人間サイズでないと宇宙船の助手はできないと思われていたため、キャーティアの女性の姿をしている。主と共に知的生命体生息候補惑星の1つを探索するため地球に向けて旅立つも、ワープ装置が故障し異次元に閉じ込められてしまい、救出されるまでの800年以上の間に彼女を残して乗組員は全員死亡してしまった。残された彼女は主の悲願であった「地球で現地の歌を歌う」ことを叶えるために、1日だけ嘉和家に滞在する。その後、自ら延命処置を拒否し、その生涯を閉じることになる。

いごーる
アルカーマツ教授専用のアシストロイド。第四世代型で、全長120cm、体重50kgとかなり大きい。本来は音声による会話が可能なのだが、現在は教授の脳とリンクして思考の肩代わりをしているために処理が追いつかず、教授が寝ている時以外は喋れない。ちなみに彼の代で現在のアシストロイドシステムの基礎が完成し、その後の第五世代を改良したのが第六世代なため、エリス達のアシストロイドにとっては「叔父」にあたる。


キャーティアの象徴とも言えるアイテム。軍人・民間人を問わず首に携帯している。民間人のものは不明だが、軍人等の上級士官の場合は万能携帯機となっており、地球にやって来た中ではクーネ、メルウィン、デュレルなどが所持している。空気中の分子を固定・練成して物質にしたり、物質を原子分解して収納したりすることができる。他にも単体での遺伝子操作すら可能となっている。ちなみにエリス達下級士官のものは階級証と翻訳機能のみである。

ボディスーツ
肌に張り付くようなキャーティア共通の衣服。とても着心地が良いらしい。自由自在に「解除」ができるため、家の中では靴の部分だけを消したり、暑い時は水着のように要所要所だけ隠した状態にもできる。簡易型のパワードスーツでもあり、隔壁程度なら素手で破壊できるが、発情期の際には不慮の事故を避けるために使えなくなる。

医療コミュニケーター
見た目は携帯電話のようなキャーティアの医療器械。かざすだけで診察や治療ができ、擦り傷から遺伝子治療まで可能である。オルソニア人との取り決めで治療できるレベルが厳密に区別されており、地球人の中では大使館関係者以外には気安く使うことができない。

認識攪乱装置
特定の人物の意識に干渉してその目的の対象をずらす効果を持つ。

キャーティアシップ
エリス達の母船。キャーティアの最新型の恒星間外交船である。恒星間航行クラスの宇宙船は減速なしで重力圏に入ると船体を構成する物質が分子レベルで崩壊し、決して他所の星に迷惑をかけない設計になっている。キャーティア側の国交樹立外交継続条件のため、テロで故障し大気圏外に飛びたてなくなったフリをして地球にとどまる作戦だったのだが、本当に飛べなくなってしまい、燃料である結晶化セリオンが届くまでの半年間立ち往生状態になる。その後、当初の計画通り抽選で毎日1000名ほどの地球人を艦内見学させている。

ルーロス
エリスが乗って来たシャンパンゴールドな色をした一人乗りの小型宇宙船。単機で太陽系を飛び回ることが可能である。人工知能が搭載されていて、指示を出す際には熊だかネズミだかわからない生き物のホログラムが現れる。潜水も可能である。

ルーロス改
システムは一緒で10人以上搭乗が可能になっただけである。キャーティアシップ地球衝突未遂事件の際、犬ロイドに破壊された後に生まれ変わる。

ルーロスミニ
三人乗りの空陸両用車。地上モードではちゃんと車輪で走る。キャーティア護衛の時に乗っているアオイのバイクに感動したエリスがクーネに進言して貰った代物である。

定やんカー
アシストロイドサイズにデフォルメされた定やん専用のオート三輪。動力にはキャーティアの技術が使われているが、エンジン音を電気でわざと出したりしている(しかもV8エンジン)。数々の秘密兵器が搭載されていたりもする。

軌道エレベーター
クリスマスにキャーティアから地球へ「プレゼント」として送られた巨大なガラスの塔。わずか数時間で大気圏外に到達することができ、質量のほとんどが宇宙側にあるため、地球上のどこにでも設置することが出来るという優れものだが、キャーティア側ではすでに時代遅れな代物である。贈呈の際、宛先を「地球の皆様へ」としてしまったため、所有権をめぐって戦争が勃発する危険が出てきてしまい、騎央のアイディアで国境線直下の場所から、アントニアが買収した嘉手納基地から北に数十キロ離れた土地へバレンタインデーの日に引越しさせた。その後、根元に建てられた「キャーティア大使館」の所有物となっており、外交が正式に樹立されれば地球に譲渡される予定である。

仔猫艦隊
アシストロイドの運用する戦艦・空母・潜水艦による艦隊。デフォルメの効いた形状で、見た目は可愛らしい。軌道エレベーターを守るためにキャーティア側が配備させた。地球の各国海軍の将兵にも人気がある。

ドギーシュアの技術
犬ロイド
「犬」の世界のアシストロイド。ややこしいので、文面上ではキャーティアのものと区別するために「犬ロイド」と表記される。以前はキャーティアと同じく仲間であり家族であったが、オルソニア人による「大封鎖」以降は技術の遅れなどもともない、その扱いは道具と同等に成りつつある。旧型である高級アシストロイドを「大佐」や「大尉」が所有している。

マットレイ
参謀型アシストロイド。ずんぐりしたボディで、首にマフラーのような気象情報センサー、口に見える放熱装置や笑い声に聞こえるエアインテイクの音などが特徴。

くろきち
「犬」の亡命者の旧型高級アシストロイドである。「マットレイ」へ自身のデータを転送して情報収集活動を行っている。「軍曹」の所有。

剛柔型パワードスーツ
「犬」の世界のパワードスーツ。攻撃力・防御力共に優れた、敵を殲滅するための兵器。キャーティアと違ってバッテリーに制限時間があったり弱点が丸出しだったりと、「犬」の技術の遅れが垣間見える。

ネフェルターガス
特殊指向性合成微粒子ガス。ほぼ「対キャーティア用」に作られたと言ってもよいほどの代物で、キャーティアの使用するセンサー類を撹乱させることができる。タクティカルパワードアーマー(戦略型特殊強化外骨格)レーザー砲やミサイルランチャーなどで武装された巨大な人型機械。外見はゴリラのような姿形をしている。粒子ビーム兵器付きの子機も多数存在する。

能動チャートシステム
「犬の人」が開発した未来予想演算システム。カオス理論による確率事象予測ではなく、該当する人間の心理や行動パターンを分析することで「その人間のやりそうな行動」を割り出すことにより未来予測を可能にするシステム。しかし、実際には「8割予想して残りの2割は現場で調節」というかなり大雑把なものであり、「システムは完璧だからこそシステム」というキャーティアには合わない。

その他
零子
宇宙に存在するエネルギーの一種。キャーティアでは理論上は存在するが実用法が確定されておらず、「犬の人」の間では存在そのものが否定されている。地球では道術士や魔法使いなどが術を使う際のエネルギーに使われている。その威力は、時間への干渉や意識の空白を恣意的に生み出す結界や近距離空間転移などを可能にするほどである。しかし、使う本人もどうやって使っているのか自分でもわかっておらず、いちかのように長年の修行の成果の末なんとか数式で理解できるようになった者以外は想像力と気合で何とかしているのが実情である。

組織・団体
嘉和家
沖縄に本家を持つ騎央の親族の総称。代々「ユタ」の家系で沖縄の神霊を鎮める役割を果たしてきたが、第二次世界大戦の際に世界中へ離散。一族は軽く1000人はいるらしい。

入国管理局特別部
日本政府にとって危険だと思われる不法入国者や不法滞在者を非合法工作員など使って「検挙」するための非公然組織。一般の「入国管理局」とは別にオフィスは渋谷にある。

ビューティフル・コンタクト
宇宙人との接触を美しいものにしようという組織。彼らにとって「美しい接触」というのは、「人の形をしていない」「言語が通じない」などといった、いわゆるハードSFのような出会いである。そのためならば手段も選ばず、SETI計画や防衛庁に破壊工作を仕掛けるなど様々な手を使う。

仔猫の足裏
アントニアが創設した準宗教組織。通称「猫耳教団」。内容は「猫の耳と尻尾のみを崇める」と言うもので、同系統の愛好家の起源は古代エジプトの猫神信仰まで遡れるとされている。基本が「可愛い者(物)が大好き」という信者で構成されているため、人種・性別・年齢を問わずキリスト教に並ぶ巨大集団となっている。のちにエリスの説得により、エリスを御神体として崇めることをあきらめ、エリスのファンクラブとして方針転換する。

モルフェノスのメイド部隊
モルフェノス家に仕えるメイド達の総称。属するものはあらゆる面で超一流であり、家事全般はもちろん個人戦闘も全員が海兵隊レベルという世界屈指のプロフェッショナル集団。全員ミニスカメイドである。

守礼皇(シュレイオー)機関
いちかが沖縄サミット時代に編成した「対テロ特殊チーム」の機関。いちか、瑞慶覧旅人、アロウ、虎鈴の4人で編成。サミット終了と共にチーム自体は解散している。

雑記



情報更新者

どなたでも更新可。情報の追加・補足歓迎します。
画面上の編集ボタンをクリックすれば編集できます。

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

どなたでも編集できます