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作者:日日日
イラスト:左
出版社:小学館 ガガガ文庫

あらすじ

ささみさんは引きこもり。着替えるのも、食事をするのも、がんばらない。生活の面倒を見るのは、ささみさんの大嫌いな奴隷体質のお兄ちゃん。ささみさんの日課は、パソコンに繋がれた「お兄ちゃん監視ツール」で外の世界を覗くこと。引きこもりの「ささみさん」と奴隷体質の「お兄ちゃん」のささやかな生活に降りかかる、八百万の神々による怪奇現象。そして、個性あふれる「邪神三姉妹」とのありえないラブコメ。そんな日常系として描かれる非日常の物語。

登場人物

月読家
月読鎖々美
桜ノ花咲夜学園1年右組(4巻より2年左組)の生徒。天沼矛町で兄・神臣と2人暮らしをしている。重度の引きこもりで学園には通っていなかったが、1年の2月から通い始める。生活面では兄への依存度が高く、怒ると言葉が下品になるなど性格に二面性がある。引きこもっていた頃は自室から「お兄ちゃん監視ツール」を用いて神臣を中心とした外の世界を覗いていた。元「最高神のちから」を持った月読の巫女であり「がんばる」日々を送っていたが、インターネットを通して世界を知ったことで負担から耐え切れず兄を連れて逃げ出し「がんばらない」ことを選ぶ。2巻以後は外へ出られるようになり、事件に巻き込まれながらも家族や邪神三姉妹との絆と共に「がんばる」と「がんばらない」を繰り返している。4巻から2年生へ。7巻から3年生へ進級している。巻が進むにつれて友人となったかがみや情雨に対して百合チックなスキンシップを繰り出すようになる。

月読呪々
鎖々美の母親であり先代の「月読の巫女」。鎖々美は母を尊敬しており、また呪々自身も不器用ながら娘を愛していた。鎖々美が幼いころに死亡したはずだが、鎖々美が「がんばらない子」になったのを見かねて「根の国」から黄泉返り、鎖々美に強行的な手段を取ろうとして邪神三姉妹と敵対。最終的に敗れるも、鎖々美に取り憑いていた玉藻前に対抗するためにつるぎと共闘。その際に鎖々美・邪神三姉妹と和解する。鎖々美の肉体による「神産み」の形で数年足らずの寿命ながら転生する。その際に一時的ながら「最高神のちから」を預かる事になった。

月読日留女
鎖々美にそっくりな外見をした謎の少女。7巻における主人公。初登場は6巻だが、存在と名前自体はそれ以前に神臣の記憶の中で示唆されている。

月読るるな
呪々が生み出した鎖々美の妹。「対抗兵器」。

邪神三姉妹
名前は全員三種の神器から採られている。
邪神つるぎ
邪神三姉妹の長女。桜ノ花咲夜学園の教員(鎖々美の担任)。31歳。実年齢は大人であるが見た目は子供(性格は中年男性)という、ロリコンに優しいスペックの人物。いわゆる合法ロリ。職員室でエロゲをしたり、日常的にギャルゲー用語や乱暴な口調で会話するなど教師として色々と問題がある。しかし鎖々美や妹達の「がんばる」姿を見守る側面も見せている。その正体は最初に「最高神のちから」を持っていた神様。またかがみ・たまはつるぎが体を切り離して作った「娘」とも言えるが恥ずかしいので三姉妹と名乗ってるとのこと。

邪神かがみ
邪神三姉妹の次女。桜ノ花咲夜学園1年右組(4巻より2年左組)の生徒。鎖々美とは当初お互いにぎこちない関係でもあったが、お互いに最初に出来たかけがえのない親友となる。常に眠そうにしており、『〜なのです』という喋り方をする。つるぎから切り離された肉体を秘密結社「アラハバキ」が改造して作り出した「霊的ロボット」であり、後につるぎに奪還されて現在に至る。敵と戦う際は内蔵兵器による重火器で戦う。

邪神たま
邪神三姉妹の三女。小学3年生。9歳。つるぎとは反対に、見た目は大人の女性(しかも巨乳)であるが実年齢は小学生というアダルトビデオの撮影のような少女。性格は無邪気で年齢相応かそれ以上に幼い。しばしば「〜だお」というやる夫口調で話す。神臣を「パパりん」と呼んで懐いている。つるぎが「最高神のちから」を与えるための次世代神として生み出された存在である故、精神は年相応だが肉体年齢は威厳があるというミスマッチが生まれてしまっている。「改変」の結果、月読家の人々や姉達、クシナダヒメの力を持つ希美などを除いた普通の人間からは「大人」の肉体を持つ彼女が小学生をしている事に違和感を持たれていない。幼いが自分の改変によって人々の心を操ってしまうのではないかという事を恐れており、それ故に「改変」の影響を受けづらい鎖々美や希美にはよくなついている。

悪徳オカルト結社『アラハバキ』
蝦怒川情雨
2年編から登場。鎖々美の宿敵(自称)にして親友。かがみとは鎖々美を巡るライバル。桜ノ花咲夜学園2年左組(3巻より登場)の生徒で鎖々美のクラスメイト。クラスでは議事長を務めていて、桜ノ花咲夜学園の生徒会長もしている。また、悪徳オカルト結社『アラハバキ』の首領。鎖々美とは対照的に努力家であり、活発的で男勝りな面も持つ。『くっくっく』と魔女のような笑い方をし、神臣などには中二病だと勘違いされている。神霊『まつろわぬものアラハバキ』の持ち主であり、神々を捕食し取り込むことができる。父の意志を継ぎ世界征服を目論んでいて、唯一神になろうとしている。

玉藻前
悪徳オカルト結社『アラハバキ』の幹部であり、一万年生きる伝説の金毛白面九尾のきつね。情雨の保護者のような存在でもある。初登場時は過去を「改変」して鎖々美と最高神のちからを手中に収めようとしたもののつるぎと呪々の共同戦線もあって敗北。しかし鎖々美が情雨に対して友情を向けてる事には好意的である。

月読神社の関係者
肉腫
通称「肉ちゃん」。鎖々美に埋め込まれていた別人格。鎖々美の身の安全を守る事とは別に自我が生まれており、自由になるために神臣をそそのかしたり月読神社と接触を計ったりするが、つるぎに阻止されペットの兎として飼われる事となる。それ以後は鎖々美や邪神三姉妹との仲も良好。

布津野弥火=ミッちゃん(仮)
月読神社の巫女さん。月読神社の関係者からは主に「ミッちゃん(仮)」となぜか(仮)をつけて呼ばれる。業務日誌においても自身をミッちゃん(仮)としている。3巻では、ある理由で当主である留座から「ミッさま(仮)」と呼ばれるようになってしまった。素性が明らかになるのは3巻からだが、1巻からそれらしき人物は登場している。
本人曰く「いつもニコニコあなたのそばに這いよる謎の後輩キャラ」。鎖々美の前に突如現れ、「邪神オリエンテーリング」に強引に誘い込む。日留女の失われた過去に関係のある人物であり、7巻におけるキーパーソン。

『根の国』の関係者
イザナミ
英雄神スサノヲの母親。死体のように顔色が悪く、皮膚はつぎはぎ、目元には大きな隈があり、頭には沢山のナイフが王冠のように突き刺さっているという異様な外見をしている。スサノヲ曰く「照れ屋さん」らしく、何かを言いたいときはスサノヲに囁き、それをスサノヲが通訳して話すといった方法をとっている。一日に千の『死』を生産でき、頭に刺さったナイフを放つことで対象に死を与える。スサノヲを溺愛しており、常に一緒に行動している。

たまの友人
櫛名田希美
たまのクラスメイトの委員長。たまが小学生として存在する事を「普通ではない」と知覚出来る数少ない人物。実はクシナダヒメの力を持っており、それ故に怪異を認識出来てしまう所もあったが、基本的には「〜なのよ」を語尾に付けて喋る事が多いだけの普通の少女。

キュピちゃん
たまがふとしたことから保護した宇宙人。

諸外国の神様
ヴィシュヌ
印度神話の『最高神』。6巻におけるキーパーソンで、「現代のトロイア戦争」で失ったものを取り戻すべく訪れた鎖々美と情雨を鍛え上げる。「るる〜ん♪」という謎の口癖がある。作者曰く、インド→カレー→ルー→「るる〜ん♪」とのこと。

用語

天沼矛(あめのぬぼこ)町
月詠兄妹や邪神三姉妹が暮らす町。

桜ノ花咲夜学園(このはなさくやがくえん)
天沼矛町の真ん中あたりにある高校。桜並木で有名。

『創る会』
かかみが所属し、神臣が顧問を勤める学園の同好会。

お兄ちゃん監視ツール
鎖々美が自室から外の世界をのぞくために用いる装置。頭にかぶって使用する。

『改変』
『神々』が起こす出来事。例えば世界中をチョコレートまみれにしたりする事も出来る。鎖々美は月読の巫女として訓練しており、邪神三姉妹もそれぞれ感知できるが、基本的に人間には感知する事は不可能。

月読の巫女
邪神つるぎから「最高神のちから」をもらったニニギノミコトの子孫である月読一族の女性のこと。鎖々美と呪々があたる。近親相姦を繰り返して存続しており、男は巫女の世話役・黒子として、女は世界を人間に都合のいい世界を維持するために使い潰される運命にある。故に鎖々美は「がんばる」ことから逃げ出す事となる。

雑記



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