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メーカー:富士見書房(企画・開発)・メディアファクトリー(発売・販売)

あらすじ

ある日 世界は“連結”した。突如として開いた“門(ハイロウ)”、3つの異なる世界との融合。その影響によって、10代の少女たちは身体能力の飛躍的な向上や超能力じみた不思議な力など、さまざまな“異能(エクシード)”に目覚めるようになった。また、時を同じくして世界の均衡を司る“水晶”にも異変が生じるようになった。これは滅びの始まりである。そう結論付けた4つの異世界は手を組み、世界を救うカギであろう“異能(エクシード)”に目覚めた少女たち“プログレス”の保護と育成に励むこととなった。太平洋上に浮かぶ孤島、青蘭島。そこに設立されたプログレスたちの学舎“青蘭学園”。少女たちはそこで生活を送りながら、来るべき危機に向けて日々鍛錬に励んでいる。ささやかな日常と、迫り来る滅びの時。少女たちは自身の“可能性”の力を開花させ、世界に新たな道を示すことはできるのか。

登場人物

青の世界
高峰さくら
黒木由夢

黒の世界
ソフィーナ
シャルロット
アルスメル
ウェンディ
プリシラ
ロザリー
ハイディ
マリアン
ルーナ・ルナ
アイリーン
オリヴィア

赤の世界
ルビー

5つの世界

青の世界
われわれの住む地球に似た世界。東京都に属する太平洋上の島「青蘭島」には 青蘭学園という学園があり、現代より少し進んだテクノロジーで運営されている。青蘭学園はエクシードに目覚めた少女たち 「プログレス」のために作られた場所である。学園の中央に大きな広場があり、その地下には世界水晶が保管できる巨大な施設が造られている。

黒の世界
中世ヨーロッパ風でファンタジーのような世界。世界は常に闇に覆われており、空には血のように赤い月が浮かんでいる。鬱蒼とした森と岩山、荘厳な城、石造りの村や街が立ち並ぶ。「魔法」が発達しているほか、動物とは違う「モンスター」という生物が多数存在する。女王が世界を統治しており、世界水晶も女王の居城に運ばれ管理されている。

赤の世界
神話の世界をほうふつさせる、橙色の雲が浮かぶ薄桃色の空を持つ世界。金色の海にプレート状の大地が浮かんでいる。黒の世界とは対照的に、常に明るい光に満ちている。文明の発展よりも、精神的な豊かさや人々の幸福を重視する傾向が強い。世界は7人の女神たちが管理・修復しており、水晶も女神たちの住む神殿にある。

白の世界
未来SFのような世界。科学が発展した高度な文明を持ち、教育水準は極めて高い。住人はコロニーで暮らしているが、その外側を誰も知らない。世界を保つために必要な要素を、全ての機会を統治しているシステム・EGMAが分析し、それを元に人工生命体・アンドロイド・機械兵器が開発された。水晶はEGMAが管理・計測している。

緑の世界
かつては大陸に緑豊かな自然があふれる美しい世界であったが、異変によって環境が激変、現在は荒廃した世界へと変わり果ててしまった。現在はグリューネシルト統合軍が統治を行っている。

用語

世界接続(ワールド・コネクト)
4つの世界が繋がってしまった事件のこと。これにより、青蘭島を基点として、その上空に各世界への3つの門が出現した。

門(ハイロゥ)
世界接続によって現れた、青蘭学園の上空に浮かぶ光の渦。5つの異世界と地球を繋いでいる。青の世界に青蘭学園が存在するのは、他の世界を訪れるためには必ず、青の世界を経由しなければならないからである。

エクシード
世界接続の後、一部の少女たちに発現しはじめた、通常、人間には再現不可能な現象を引き起こす能力のこと。エクシード同士のぶつかり合いによって発生するエネルギーは、汎用性と変換効率が極めて高く、質量保存の法則を打ち破るものとされている。そのため、エクシードを持つ存在は今後の世界存続のためのキーであるという見解が、各世界・各国の間で共通している。能力の方向性や大小は個人によって様々。与える結果が同じであっても過程が違ったり、同一の能力は存在しない。また、黒の世界の「魔法」や、赤の世界の「祈り」は、青の世界にとっては超常現象に相当するものではあるが、必ずしもその全てがエクシードというわけではない。

エクシード測定カリキュラム
プログレスがどのようなエクシードを持っているのか、強さはどのくらいかを測定するカリキュラム。その分野は作中のような破壊力の測定だけでなく、多岐に渡る。エクシード成長カリキュラムであるブルーミングバトルとは別のもの。

エトランジュ
他の世界から迷い込んできた種族。グリューネシルトは、他の世界で「行方不明」になった人間が辿り着きやすい特性を持っている。青の世界における「神隠し」などに遭った人間は、グリューネシルトに迷い込んでしまう場合がほとんど。そのためグリューネシルトには、天使や魔女など、他の世界出身のプログレスがいることがある。彼女たちは、元の世界の特性を活かして活動していることもあれば、幼少期から緑の世界に馴染んだことで、緑の世界のプログレスとして活動していることもある。

世界水晶
各世界に1つだけ存在する水晶。世界に対し、何かしらの重大な役割を担っているとされる。青の世界のものは青蘭島に、黒の世界のものは魔女王の居城に、赤の世界のものは七女神の宮殿に、白の世界のものはシステム・E.G.M.A.そのものが直接管理している。

地球
通称「青の世界」。5つの異世界と繋がる門が存在している以外は、我々の暮らす地球との差異はない。アンジュ・ヴィエルジュの舞台となる青蘭学園は、日本の領海上に存在している。

プログレス
青の世界では、世界接続による異変を期に確認され始めた、異能を持つ少女たちの総称。世界接続以前から存在が示唆されていた「魔法使い」「超能力者」なども、プログレスにあたる。青蘭島には他の世界からも多くのプログレスが訪れており、単純に観光目的であったり、良い成績で卒業することを目指していたり、正義感で動くものだったりと、動機は様々。

αドライバー
プログレスたちを強化する力を持つ能力者のこと。確認されているその全てが男性。プログレスの持つエクシードを強化させることができるほか、αフィールドによってプログレスが受けたダメージを引き受けることで、彼女たちを保護する。ブルーミングバトルにおいては、プログレスたちは必ずαドライバーをチームメンバーに加えることが義務付けられている。数少ないプログレスよりもさらに数が少ない、極めて稀少な存在。人数比の関係上、一人のαドライバーに対し複数のプログレス、というチーム編成になる場合が多い。

αフィールド
αドライバーが発生させる、プログレスを保護するフィールド。青蘭島では、その用途からブルーミングバトルフィールドと呼ばれることもある。プログレスたちはαフィールド内において怪我を負うことはないが、αドライバーに一定以上の負荷がかかると解除される。また、ある程度原理が解明されており、コロシアム内の観客保護や、風紀委員用の携帯型フィールド展開デバイスも開発されている。

リンク
プログレスたちがαドライバーの支援を受けて行使可能になる必殺技。プログレスとαドライバーでしか確認されていない脳波をシンクロさせることで、エクシードの真価を発揮させるもの。

青蘭島
東京都に属する太平洋上の島、本作の舞台であり、ここに各世界からの門ハイロゥが存在している。元は無人島であり、世界接続ワールド・コネクトが行われたあと常識では考えられないスピードで島が整備されて現在に至る。エクシードに目覚めたプログレス、また異世界からやってきた来訪者の学業と生活の場として設けられたため、5つ世界の住人が共存している唯一の場所である。

青蘭学園
プログレスの保護・育成を目的に青蘭島に作られた巨大な学園。及び、その周辺に広がる研究・学術機関の集まる学園都市の総称でもある。生活に必要な物はすべて島内で揃うようになっており、その気になれば一生島から出なくても生活できる。カリキュラムは、エクシードの効率的な成長と、各世界の理解を深めるためのものが設けられていることが大きな特徴。特にエクシードを駆使する模擬戦『ブルーミングバトル』の存在が最大の特徴。青の世界の人間たちは、一応通常の授業も受けており、これには物好きな世界の住人が混ざっていることもある。

委員会
青蘭学園の様々な問題に対応するための、生徒によって運用されている組織。生徒会の下に属し、それぞれの担当分野を持って行動する。学園の治安維持を担当している風紀委員などは、その代表的な存在。生徒によって構成されている組織は、この委員会のほかには部やサークルが存在する。

生徒会
青蘭学園の生徒の安全と平和な生活を維持するため、生徒によって運用される組織。プログレスとしての能力と、生徒からの投票によって会長が決定される。その性質上、ランキング上位のプログレスが会長となることが多い。どの委員会よりも強い権限を持つが、それゆえに生徒会が主体となって行動を起こすことは滅多にない。これは、担当が細分化された委員会が存在しているためで、問題が複数の委員会の領分に渡る場合や、それでも対処不能である場合となってはじめて、生徒会が現場に出向くことになる。

風紀委員
青蘭学園の風紀と治安の維持を任務とする委員会。所属するプログレスには、αドライバーなしでαフィールドを発生させる装置が支給され、任務上においてエクシードを行使する権利が認められている。現在、第1風紀委員と第2風紀委員が存在している。

教務課
青蘭学園のプログレスとαドライバーを導き、育成する任務を負っている集団。一部を除き、普段はただの教師である。「権限者オーソライザー」と呼ばれる特殊なαドライバーを含んで運用される。風紀委員で対応不可能な事態、または人命に影響を及ぼす事件が発生した時に出動する。特に「犯罪」と呼ばれるものにおいて容赦がなく、出動から30分以内で全ての任務を完了させる。先の「権限者」や強力なプログレスだけでなく、一般人も所属しており、彼らは狙撃、電子戦、格闘戦において圧倒的な能力を有している。具体的には、レベル5のプログレスを鼻歌交じりで制圧できるほど。執行部が裏の抑止力であるならば、教務課は表の抑止力。

ブルーミングバトル
青蘭学園内で行われる、プログレス同士の模擬戦闘。最大4人のプログレスが、それぞれ一対一のフィールドを形成して戦う。戦況に応じて、リーダーであるαドライバーがプログレスを強化したり、控えのプログレスと入れ替えることができる。フィールドで発生するダメージやエネルギーはαドライバーが負荷として受け止めるため、αドライバーが倒れれば試合終了となる。参加にはチームを組む必要があり、プログレス1名、アルドラ1名が最低構成単位。青蘭学園に設けられたコロシアムで実施され、その様子は編集されたものであれば、島外でも視聴することができる。

コロシアム
ブルーミングバトルが行われるスタジアムの通称。戦闘フィールドには自動修復機能やαフィールドを参考にした最新型の保護フィールド展開デバイスが設置されている。観客席や更衣室は冷暖房完備、シャワーやトレーニング施設も完備された、ブルーミングバトルを行うための快適な空間となっている。

ダークネス・エンブレイス
通称「黒の世界」。世界は常に闇に覆われており、空には血のように赤い月が浮かんでいる。「魔法」や「錬金術」が発達し、日常生活に根付いている。各種族は、己が領地を中心に自由に暮らしているものの、魔女王と呼ばれる絶対的統治者が君臨している。

黒枢城
魔女王が住まう闇の城。人族の都である『黒姫の都』に存在しており、許されたものしか入城は許されない。黒を基調として壮麗な装飾が施されており、黒の世界のシンボルとして他世界でも有名。

魔女王
ダークネス・エンブレイスの統治者。その姿や声を知るものは限られているものの、深き叡智と力によって魔族すら畏怖する絶対の存在。魔を操る者たちにとって敬愛の対象であり、目指すべき頂とされている。

十二杖
黒の世界の比類なき実力者だけに与えられる称号。各人はそれぞれ他の誰にも再現できない魔法や、物理法則を超越した錬金術などを操るが、変わり者が多いことでも有名。

テラ・ルビリ・アウロラ
通称「赤の世界」。金色の海にプレート状の大地が浮かぶ、明るさに満ちた世界。世界は7人の女神たちが統治しており、「祈り」が人々の原動力となる。

虹の宮殿
赤の世界を守護する七人の女神が住まう宮殿。行政や信仰を司り、内部には赤の世界水晶が保管されているため、赤の世界の中核となる建造物といえる。

妖精
赤の世界でもオーソドックスな種族。花や宝石などを司っている。種族全体の特徴として、明るく好奇心が強く、物事を深く考えない傾向があり、子供の姿である場合が多い。基本サイズは30センチほどで、魔法に長ける。

七女神
赤の世界を統治する、他の女神とは一線を画した力を持つ七人の女神たち。神話のような存在が住まう赤の世界においてもなお、神格化されている。それぞれが虹にちなんだ色をトレードマークにしている。

システム=ホワイト=エグマ
通称「白の世界」。科学が発達した高度な文明を持つ。世界を統治するシステム・E.G.M.A.によって、人工生命体やアンドロイド、機械生物が開発された。

アンドロイド
白の世界における、人間の良き隣人。人工の生命体ではあるのだが、人権も認められており、目的に応じた様々な能力を持つ個体が存在している。エクシードを発現しているアンドロイドのほとんどは、「感情」や「心」といった存在を感じさせる言動を取るものが多い。

グリューネシルト
通称「緑の世界」。薄緑色の空に白い雲が浮かび、青緑色の海が広がる地球によく似た世界。昼と夜がほぼ同じくらいの時間で交互に訪れ、昼は薄緑の空に黄色い太陽が、夜は深く黒に近い深緑の空に黄色い月が上がる。世界水晶の力が弱まったことで、他の世界と比べて「異変」の影響を大きく受けている。そのため、軍事組織である『統合軍』が統治を行っている。この世界のプログレスは様々な形状の自分だけの『武器』を召喚することができる。武器として自分が扱うことができればそれは形状を問わず、またその武器は召喚主である本人にしか扱えない。

グリューネシルト統合軍
グリューネシルトを統治する軍事組織。短く「統合軍」と呼ばれることも多い。国家を統治する色合いが強く、国力的に他世界を侵略するような余裕は少ない。ただし、軍部は一枚岩ではなく、様々な派閥に分かれている。統合軍にもプログレスを育成する訓練校があり、緑の世界における青蘭学園のような存在。同じ校舎にはプログレスしか通っていない。またαドライバーとの接触は特別訓練時のみであり、個人的な接触はほとんどない。校則が厳しく厳格な校風。統合軍直属の施設であるため、学生のうちから統合軍の一部として機能している。

ファントム
特殊なフィールド発生装置を所持する、青蘭学園に潜伏する規模不明の犯罪者集団。第1風紀委員が大規模な掃討作戦を行い、表立った行動を押さえ込んだものの、撲滅には至っていない。

エクスペンド
人体改造、薬物などによって変質させられた強化人間。強制的にプログレスとなった者や、エクシードを無理やり強化された者がいる。代償に、人間的に何かしらの欠陥を抱える場合がほとんど。このグリューネシルト特有の技術は謎が多く、具体的にどのような行為が行われているかを知るものは少ない。

雑記



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