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作者:久正人
掲載:コミックアース・スター
出版社:アース・スター エンターテイメント

あらすじ

2013年、修学旅行で台湾の高雄市蓮池潭に訪れていた女子高生 小椋しおは、突如出現した怪獣「進化侵略体」の群れに襲撃される。台湾軍の攻撃も歯が立たない中、取り残された友人 浅尾かおるを救おうとする彼女の前に、超国家機関「DOGOO」のエージェントで、「偉人の魂」を受け継ぎその力で戦う「E遺伝子ホルダー」が現れる。そのエージェントである「切り裂きジャック」ことアダム・ミューアヘッドは、通常兵器が効かない進化侵略体に対してナイフで戦うが、油断して負傷してしまう。アダムが落とした「AUボール」を拾い上げたしおは、失われていた魂の記憶-1582年の本能寺の変における織田信長-の遺伝子が覚醒した。信長の望んでいた銃の武器を得たしおは、新たなE遺伝子ホルダー「ノブナガン」となり、駆けつけた他のE遺伝子ホルダーたちと共に進化侵略体を殲滅する。進化侵略体の台湾上陸により、その活動が海から陸へと広がり始めたことを知ったDOGOOは、その存在を世界に明らかにする。そして かおるに励まされてDOGOOに参加したしおも、進化侵略体との戦いに身を投じていく。

登場人物

超国家機関DOGOO
第二小隊
小椋しお
日本人では初のホルダーで、女子高生。世界では25人目となる。団体行動が苦手で上手く周囲と馴染めていない。戦車の種類(M60A3とCM11)を一目で見分けられるほどの兵器オタクかつ特撮好き。E遺伝子ホルダーとして覚醒したことに戸惑っていたが、浅尾の言葉に励まされ、戦いに身を投じることを決意する。信長の記憶によってダンスによる精神統一や常識外れの戦略眼を発揮したり、オタク知識を作戦立案にも役立てる一方、仲間とのコミュニケーションや連携には自信を持てずにいる。当初は自身を半人前扱いするアダムに対抗心を燃やしていたが、戦いを通じて密かに恋心を寄せるようになり、ストーンフォレスト作戦終了後、口づけをされた時は興奮のあまり鼻血を噴き出していた。

AUウェポン:ノブナガン(織田信長)
右腕が巨大な銃になる(銃口は信長の旗印「永楽通宝」を象っている)。威力や連射速度はしおの意志で自由に調節することができる。左手に本体からリボルバー状の部分を分離させた指鉄砲「第二の銃」、側頭部に仮面状の浮遊砲台「第三の銃」を展開させ、同時に多数の目標を撃破する「ノブナガン三段撃ち」が必殺技。

ジェス・ベッカム
厚ぼったい唇と2本の三つ編み、巨乳が特徴の若い女性。戦闘時は「Sキャラ」だが、非戦闘時は博愛主義者らしく、誰彼かまわずキス(ディープ)をするキス魔。

AUウェポン:アイザック・ニュートン
そろばんのようなパーツが付いた右脚部装甲。右足で踏みつけた物を重くすることができる。最大の重力をかける「ビッグ・バン・U」が必殺技。

第一小隊
レモン
ベリーショートの女性。語尾を「〜ね」とする口調が特徴。第一小隊のリーダー格であり、アダムをライバル視している。戦闘中はエスイとのコンビネーションで敵を殲滅する。

AUウェポン:ジェロニモ
右腕が巨大トマホークに変化する。

モードチェンジ:精霊儀式(ゴーストプロトコル)
トマホークの先端にあるジェロニモの顔がパイプを咥えると共に能力が強化され、武器がトーテムポール状に延長・分解し、四肢それぞれに装着される。

イブキギーン・エルデネビルグ(通称エスイ)
長髪の女性。ジェロニモを「姫」と呼び慕い、彼女以外の人間を同乗させることに強い嫌悪感を持っている。常にサングラス(ゴーグル?)を着用している。

AUウェポン:スーホ
無限軌道を備えたバイク型の乗り物を作り出す。前輪部分を変形させてカタパルトとしたり、脚部に装着して格闘戦を行うこともできる。

特殊班
ガリ子
しおよりも年下の少女。「〜っす(ス)」という口調で話す。ヴィドックに好意を抱いており、彼のためならば多少の無茶も厭わない。一番下っ端のクルーとしてパシリ扱いされてきたが、しおの加入により彼女をパシリ扱いするようになる。

AUウェポン:ガリレオ・ガリレイ
ピサの斜塔を模したカプセル状の本体から観測球エウロパを飛ばし、データを観測する。ただし、エウロパを本体へ回収する前にAUウェポンを解除すると、観測したデータを得ることはできない。

DOGOOの装備

A・ローガン
第一小隊、第二小隊が駐屯する巡航要塞。名称は映画『スター・ファイター』の登場人物であるアレックス・ローガンに由来する。

J・アツミ
第三小隊、第四小隊が駐屯する巡航要塞。由来は映画『地球防衛軍』に登場する渥美譲治。

S・ヒラー
第五小隊、第六小隊が駐屯する巡航要塞。由来は映画『インデペンデンス・デイ』に登場するスティーブン・ヒラー。

C・フォレスター
特殊班が駐屯する特務艦。由来は映画『宇宙戦争』に登場するクレイトン・フォレスター。

J・リコ
高速艦。由来は映画『スターシップ・トゥルーパーズ』に登場するジョニー・リコ。

E・リプリー高速艦。
由来は映画『エイリアン』シリーズに登場するエレン・リプリー。

用語

E遺伝子(イー・ジーン)
ホルダー土偶によって見出された歴史上の傑物の遺伝子を受け継ぐ戦士達。採取された遺伝子は改良した上で適当な人間の血統に紛れ込ませてあり、直系の子孫というわけではない。各々のルーツである偉人の名をコードネームとしているが、しおだけは「ノブナガン」と呼称されている(「ノブナガンのほうがカッコいい」という本人の希望のため)。

AU(エーユー)
ウェポンE遺伝子ホルダーが球(ボール)を掴むことで、ボールを核として形成される武器。なお、ボールは個々専用のものではなく、他人のボールを使って発現することも可能。状況に応じて変形し、幅広い戦況に対応できる。損傷は使用者の肉体へ反映される他、使用者が体力を消耗すると形状を維持できなくなり、解除される。

DOGOO
正式名称は「Defence Organization aGainst Outer Object」。進化侵略体に対抗すべく結成された超国家組織。進化侵略体が襲撃してきた際は、太平洋上空を巡回する巡航要塞のうち一番近いものに所属する小隊が迎撃する。隊員服はオレンジ色のスーツに赤ネクタイと科学特捜隊のイメージに近い。

ストーンフォレスト作戦
あまりにも手強い戦艦型(甲)達に対し、しおが立案した作戦。E遺伝子ホルダーがたった9人で地球の命運を背負って戦う、戦艦型(甲)の相手を担当したしおがハインリヒに相当することを自称する、そして 作戦名を和訳すると「石森」になるという要素から、石ノ森章太郎の代表作『サイボーグ009』へのオマージュであることが示唆されている。

進化侵略体
一種の宇宙怪獣。飛来先の惑星に住まう生物のそれをなぞるように凄まじい早さで進化を遂げ、最終的にはその惑星の生態系を乗っ取った後、細胞を宇宙へ放って他の惑星を目指す。通常兵器による攻撃は通用せず、E遺伝子ホルダーのみが有効な攻撃を行える。かつて 土偶の母星を滅ぼし、地球にも10年ほど前から小型の隕石に紛れて単細胞の形で飛来した後、しばらくは古代魚のような形態で水中に棲息していたが、本編開始時点で上陸に至った。進化を経て様々な形態を獲得しており、単行本の巻末には詳細な進化侵略体大図鑑が記されている。

雑記



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