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制作:東映動画

あらすじ

サイボーグ研究の第一人者の父の手により、死の淵からサイボーグとしてよみがえった少女リミット。元来明るく心やさしい少女であるため、学園や身近に起こるトラブルを、自身が持つ「ミラクルパワー」と「七つ道具」でそれとなく解決していた。同級生らとは、時にはけんかや仲違いもあったが、今までと変わらない日々を過ごしていた。しかし身の回りに起こる事件が不思議な解決を見せることに、内心疑問を抱く者もあった。それは、リミットが自身の正体がばれて仲間外れになるのを恐れ、正体を秘密にしていたからだ。人間ではないというコンプレックスに苦しみ悲しみにくれるリミット。父に自らの境遇を憂い、「ミラクルパワーは要らない、普通の人間になりたい」と当たることもあった。そのたびに、父の温かい励ましを受け、また身体への改良も加えられ、日々を明るく過ごすよう努めていた。父もまた、娘の願いを叶えるべく研究に尽力するのだった。自身がサイボーグであることを嫌っていたリミットであったが、ある冬の日に出会った、ハンターに打たれ瀕死の重傷を負った白鳥の若鳥を救うため、サイボーグ手術を父に懇願し、父は無事手術を成功させる。この一件はリミットに、改めて人の英知と優しさを気づかせることとなった。五年生の三学期が終わるころ、担任の乙姫先生が結婚退職することになった。相手は同じ学校の体育教師の坂田先生。その坂田先生がパンク修理中に崖に転落し身動きが取れなくなっていたところを、父の車で通りがかったリミットが、乙姫先生の前であるにもかかわらず、ミラクルパワーとフライングバッグを使って助けだす。自身の正体が親しい人に知れることをいとわず、ミラクルパワーを人助けに使うことをためらいなく選ぶほどに、リミットは心の成長を遂げていた。乙姫先生はリミットの秘密を胸にしまいこんで、小学校を後にした。

登場人物

西山理美/リミット
グー

リミットの「ミラクルパワー(超能力)」と七つ道具

本作ではリミットがサイボーグ化したことにより得た能力を「ミラクルパワー」と呼んでおり、能力を使う都度リミットは、「ミラクルパワー、(能力名)」と呼称して力を使用している。初期には「超能力」と呼称していた。また、七つ道具を装備し、場面に応じこれら道具も合わせて使用していた。これら能力や道具が、従来の「魔法少女物の魔法」に相当するものとして、劇中で扱われている。

ミラクルパワー
ミラクルパワーは、胸にあるマジックペンダントのダイヤルにより作動する。基本的な運動能力は常人より優れるため、器械体操やスケート、サッカー、野球など、より優れた技能でこなすことができる。記憶力、計算能力も優れている。初期には、電卓のIC回路がリミットの体に何らかの干渉を引き起こし、電子頭脳が一部機能不全に陥り、頭痛や計算不能に陥る不具合があったが、改良により解消された。怪我は、作品中顔にアザができることが表現されている。「サイボーグ」という表現を行っているが、1話では透視図が描かれており、脳も含めかなりの部分が機械化されているように見える。作中、西山博士が「どんなに時間がかかっても命がけで元の体に戻す」という趣旨の発言をしていることから、元の体に戻すには、これまで以上の研究の進歩が必要であることが分かる。

パワー
大の男の3倍以上の力を発揮できる。しかし劇中では金庫室の壁は破壊できなかった。また、フルパワーでも熊には歯が立たないらしい。

ジャンプ
垂直跳びで3mは楽に跳ぶことができる(作中ではフルパワーでなら10m程度跳んでいるようにも見える)。

ラン
フルスピードの自動車を、追い越すことができる。

七つ道具について
ミラクルパワーに関わるアイテムには、マジックペンダントに似たデザインがあしらわれているものがあり、その部分は機能の発動に大きく関与している。七つ道具といわれるが、この場合は「幾多の道具」の意味であり、次の8つが確認されている。
マジックペンダント
ミラクルパワーの使用に使うほか、「チェンジフェイス」機能により、ドレスチェンジや変装ができる。婦人警察官となって悪漢を懲らしめたり、ボスを指導したりしていた。

フライングバッグ
通常はショルダーバッグだが、本体より羽が生え、ロケットを噴射し、バッグのひもを持って空を飛ぶことができる。

マジックベレー
赤いベレー帽であるが、後頭部にはナイトキャップやサンタ帽を思わせる大きく突き出た部分がある。その先端は丸い意匠を持つ。やわらかいが、内部に小型テープレコーダー機能と、イオンロケットエンジンによる飛行能力をもち、超小型コンピューターにより自立航行・判断を行う、いわば「ロボット伝書鳩」である。先端の丸い意匠は、音声録再時はマイク兼スピーカー、飛行時は丸さが消えロケットノズルとなる。リミットが、研究所にいる西山博士に連絡を取りたい際に頻繁に使用した。ベレー帽の正面部にペンダントと同じ意匠があり、機能の切換や発動に用いられる。

ダンシングブーツ
赤いロングブーツであるが、つま先付近の外側のスイッチを押すと、ワルツやゴーゴーなどのダンスのステップを踏むことができる。また、サーチライト機能もあり、つま先内側のスイッチで作動する。踵の部分に黄色いリングが巻かれている。

フラワーリング
宝石の周りを花形のダイヤルで囲んだ指輪。ダイヤルを合わせると、花の香りや催眠作用のある香りなど、さまざまな作用をもたらす香りを芳香させることができる。宝石の台の部分は石の周りにペンダントと同じ意匠があしらわれている。普段着けていられない時は、バッグなどに忍ばせていることもある。

びっくりコインパース
ガマ口タイプの小銭入れ。泥棒に取られた際、犯人が開封しようとすると小銭が大量に射出され、犯人を撃退するブービートラップ付き。留め金部分がトラップの発動キー。

透視コンパクト
コンパクト形の透視装置。コンパクトのふたから透視光線を照射し、30cm程度の壁を透視することができる。

リップクリーム
一見普通のリップクリームだが、これを使って何か書くと、あぶり出しをすることができる。

雑記




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