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作者:鈴木ジュリエット
掲載:花とゆめ
出版社:白泉社

あらすじ

ギャンブル好きの父親が蒸発し、借金取りに家を追い出され、桃園奈々生は途方に暮れていた。そんなとき、犬に追われていたところを助けてやった気弱な男ミカゲが「私の家を譲る。」と突拍子もないことを言い出す。驚きはしたものの、宿無しの身の上には渡りに船だ。とはいえさすがに半信半疑のまま男に言われた住所に行ってみると・・・そこはなんと廃神社。奈々生はミカゲにだまされたと思うが、そこには家出した土地神のミカゲの帰りを待ち続ける鬼火童子の鬼切と虎徹、神使の巴衛がいた。鬼切と虎徹はすぐに奈々生を受け入れミカゲの後継者となることを望むが、巴衛は自分はミカゲの神使であるとして奈々生を受け入れず、神社から立ち去る。とりあえず一夜の宿を借りた翌朝 鬼切と「虎徹から土地神の仕事について説明を受けた奈々生は、自分には土地神は勤まらないと考え、立ち去ることを決意する。奈々生は、巴衛に別れの挨拶をするために鬼切と虎徹に案内を求め、「あちらの世界」を訪ねる。巴衛はあちらの世界の遊郭で遊びほうけていた。妖怪たちにとって土地神である人間はまたとない獲物であり、奈々生は妖怪に襲われる。巴衛ははじめ高みの見物を決め込んでいたが、鬼切と虎徹のアドバイスを受けた奈々生にキスされたことで奈々生の神使となってしまい、不承不承奈々生を助ける。こうして 神社を譲り受け、その代償として土地神になった奈々生、巴衛、鬼切、虎徹の共同生活が始まった。

登場人物

桃園奈々生
快活で前向きで何があってもへこたれない性格の宇治上高校2年生。父親が蒸発し、家を借金のカタに取り上げられて行き場がなくなりホームレス状態になるが途方に暮れているときにミカゲと出会う。その後、巴衛との出会いを経て土地神としての生活をスタートさせた。出会った当初は、巴衛の傍若無人な振る舞いにより衝突することも多かったが、彼の時折見せる優しさに触れ、次第に惹かれていく。その後告白するも、あっさり失恋。それでも一途に巴衛を思い続けている。その身に龍王の目を宿していたり、過去へ行った際に雪路本人から愛しく思われたりと、雪路と何らかのつながりがある描写がされている。


奈々生の式神。普段は子猿の姿をしているが、少年の姿に変身することもできる。

鬼切・虎徹
神社に憑いている鬼火童子。鬼切はおかめ、虎徹はひょっとこのお面を常に着けており素顔は不明。

沼皇女
ミカゲの代からミカゲ社に縁がある「多々良沼の主(たたらぬまのぬし)」である高等妖怪。元はナマズの化身。奈々生が小太郎との縁を結びなおしたことから友神として今も友好関係にある。歯をガチッとならして返事する癖がある。小太郎と二人でいるところを竜鯉錦に襲われた際、小太郎との仲が一時決裂し錦の求婚を受け入れたが、現在は正体を打ち明けた上で小太郎と両思いとなりデートを重ねている。

亀姫
龍王の奥方。龍王にとっては頭の上がらない存在で、怒るととてつもなく恐ろしい。裁縫が得意で、刺繍はなかなかのもの。

雪路
奈々生が巴衛の過去に行った際に出会った人間の女性。巴衛と深い関わりがある描写をされている。

ヨノモリミツハ
ヨノモリ社の神。後に、瑞希の主となった人物。

呪文

桃園奈々生 言霊縛り(呪縛術)

用語

夜切車
ミカゲの愛車。闇を切って進むため、夜しか動かない。

時廻りの香
炉香をかぐことで過去に行くことができる。行く場所と時間も設定できる。魂だけを過去へ飛ばす場合と実体のまま過去へ飛ばす場合に分けられる。前者の場合は、他者の体を借りることになり、後者の場合は、実体に負担がかかるため長時間はもたない。いつも瑞希が持ち歩いている。

雑記



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