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作者:上条明峰
掲載:週刊少年マガジン
出版社:講談社

あらすじ

ある日、学校からの帰りのバスに乗る高校生・桜小路桜は、公園で燃えさかる青い炎を見つける。炎の中では大勢の人間が燃え続け、その傍らには学生服をまとった1人の少年がいた。その出来事が気になる桜の前に、少年・大神零は翌日転校生として現れる。彼の正体と目的を探る内、桜は「悪」を裁く『存在しない者』=コード:ブレイカー達や、それらを陰で操る組織『エデン』の存在を知る事になる。真の「正義」と「悪」とは何なのか?『異能』を持つ者達が繰り広げる特殊能力バトルアクション。

登場人物

珍種
エデンから「天使」の隠語で恐れられる存在。12月32日にも関わっている。異能者に敵対する珍種は名前が判明しておらず零が子供のころにつけたあだ名で呼ばれる。
桜小路桜
黒髪ロングの輝望高校1年B組。見た目は清楚で儚げな美少女と周囲には思われているが、実態は格闘技を習い、怪力を持ち、男言葉を喋る武士道少女。一部の友人以外はその武士道然とした性格を知らず、彼女に惚れる男は後を絶たない。性格は男勝りかつ男前で、大神達の前で体が濡れて下着が透けても全く気にしないなど普段は女性としての恥じらいに欠けているが(とは言え、刻に胸を触られたり下着の匂いを嗅がれたりするとマジギレする)、動物を労わるなど優しい面も持っている。犬に「犬」、その子供に「子犬」と名付けるなど、ネーミングセンスは皆無。さらに天然ボケで、「珍種」の力に長らく気づかず、ロストにより身体が縮むことにも何の疑いも抱かなかった。大食漢で、特大おにぎり3個やお重箱を平らげる女性にしては大飯食らい。花火が目玉に見えるという理由から苦手で、花火が起こると体が石のように固くなる。ふとしたことから大神の正体を知り、人殺しをやめさせようと付き纏うようになったことで、異能者たちとの戦いに関わっていく。その行動を大神の正体を知らないクラスメイト達には、彼と遊騎の戦いで正体が知られるまで「大神に惚れている」と勘違いされていた。家は「鬼桜組」という名の極道一家であり、組員達からは「お嬢」と呼ばれている。実は渋谷とエデン創設者の1人・桜小路桜子の実の娘で、桜が5歳の頃渋谷自身が桜小路家に預けた。異能の効果を受けず、自身が触れた人間にかけられた異能まで無効化できる「珍種」と呼ばれる存在(ただし本人にその自覚はなく、しばらくそれに気づかなかった)。また、「珍種」の能力を使いすぎると異能者のロストの様に身体に異変(体が人形並みに小さくなってしまう現象)が起こる。最後の戦いにおいて神田とみしるの死によって心を閉ざしパンドラ箱を開いてしまうも、零の説得で心を取り戻し、零たちが虚無化を消し去った後、自らの力で虚無化で起こった事象をなかったことにした。5年後には医者を目指して大学に通っている。零たちとの思い出から以前と違って花火が好きになった。

エデン
CØDE:BREAKER(コード:ブレイカー)
八王子泪
『コード:ブレイカー』コード:05。ショートカットの女性。右目の下に泣き黒子を持つ。渋谷荘の真の主であり、渋谷荘を壊した者には容赦なく頭突きの制裁を加える。短気で乱暴ながらも通称は「王子」または「ルイルイ王子」(後者は遊騎のみ使用。どちらも名前に由来)。虹次や雪比奈には「泪」と呼ばれている(大神にも作中で一度呼ばれている)。紺色のバイクを所有しており、よく移動手段として利用する。家族全員が異能者の家庭に生まれ普通の生活を送っていたが、ある日何者かに事故に見せかけて暗殺され、自分だけが生き残ったという過去を持つ。その時に弟・冴親とも生き別れた。その後「Re-CØDE」に保護され、家族を護れなかった己の非力を恥じ、長かった髪を切ることで女であることを捨て、人を護る「守護神」となる。そして、いずれ「エデンに」狙われるであろう大神の守護を「捜シ者」に任され、「Re-CØDE」を抜けコード:ブレイカーになった。そのような過去から普段は男らしく粗暴に振舞うが、内面はとてもシャイで、少し褒められただけでパニックを起こし頭突きで周囲を破壊してしまう。根は優しく気遣いのできる性格で、料理や裁縫が得意。家族と暮らしていた頃から音楽も嗜み、密かに「8tears」の名で歌手活動をしている(これには度々破壊される渋谷荘の修理費を稼ぐほかに、家族の中で一人だけ生き残ったことへの贖罪も含まれている)。また、その立ち振る舞いから是土に「虹二が好きなのか?」と言われ、それからしばらく是土からのネタにされるなど、好意をほのめかしている。「エデン」が大神の左腕の奪還を命じて以降は、「捜シ者」の遺志に従ってそれを拒否し、渋谷や「Re-CØDE」と協力して大神を守る側につく。渋谷の取り計らいによって輝望高校の不良転校生として入学することになった。異能は「影」。物理的に「光」と対する「影」を自在に操り、あらゆる物を防ぐ「遮影」、影を大鎌へと変え、相手の影を斬ることで本体も斬り裂く「斬影」を使う。最強攻撃と鉄壁防御を兼ね備えた切り札「女帝の矛と盾(エンプレス・パラドックス)」があるが、身体への負荷も大きい。さらに、通常よりも高い能力を持つもう1つの人格「魔性(ダークサイド)」を宿す。冴親との戦いで魔性に弟を憎むよう囁かれるが逆に弟を見捨てないという決意を示し、その強い正の心で魔性が力を得て魔性との共闘ができるようになった。5年後には髪を伸ばして女性らしくなっている。虹次と交際している。ロスト時には下半身が魚になり、さながら人魚のような姿になる。モットーは「目には目を、歯には歯を、悪には報いの遺影を」。

CØDE:NAME(コード:ネーム)
高津あおば
「コード:リベンジャー」。零、桜のクラスメイトで、桜の親友。小柄だが巨乳(推定バスト98cm)で、ツインテールが特徴。前田・上杉とは幼馴染。バレンタインデーには「幼なじみのよしみ」として前田にチョコをあげる等、面倒見のいい性格。物語中盤まで「コード:リベンジャー」であることを隠していた。異能を用いて肉体強化を施すことで、打撃だけでも、驚異的なスピードで移動し、壁を軽々と殴り壊し、異能者で打ち負かすなど、超人的な戦闘能力を持つことができる。また、異能を使わずとも他の異能者かそれ以上の戦闘力を持ち、本人も格闘技に関しては自身があるという。かつて親に捨てられ、「ぺんぎんの家」という児童養護施設に上杉、前田と共に住んでいたが、その施設とシスター達を大神に燃やされたため、大神に深い復讐心を持つ。コードネームでは新参者であるため12月32日のことも触りしか知らず珍種が天使と呼ばれ恐れられていることも知らなかった。異能者を守るという冴親たちコードネームの正義にもそれほど関心がなく、珍種の襲来にも大神への復讐を優先させようとした。「天使の裁き」でのレゲェめがねとの戦いでシスターの死の真相を大神から聞かされ、憎しみにまかせて大神を殴るふりをして活殺穴法で大神を強化した。戦いの後で大神と和解し、エデンを抜けクラスメイトの守護を任される。異能の力は、右手で触れたものの時間(秒数)を言った数字の分だけ操作する「対物時変」と、物や人にあるツボに刺激を加え、肉体強化や破壊の効果をもたらす「活殺穴法」。活殺穴法による肉体強化の効果は対象者によって異なり、大神が強化され珍種と闘った際は、大神は対珍種用の遺伝子を持つため、あおば以上の能力を発揮できた。ロスト時は小柄な老婆の姿になる。最後の戦いでは上杉とともに虚無化を食い止める。事件後は上杉、前田とともに「ペンギンの家」の再生計画を立てる。

四傑
桜小路桜子
「女傑」の字を持つ四傑の1人で、桜の実の母親。平家同様百年以上生きているが、未だ若々しい美貌を保つ。お嬢口調で話し、場所を問わず帯刀している。口調は上品だが性格は鬼畜でかなりのドSであり、気に入らない人間には容赦ない言葉を吐く。意思を持つカラクリ人形を生み出すことができる異能「生命力」を持つ。この力でロストした異能者に生命力を与え戻すことが可能。カラクリ人形を介して与えることもでき、方法は口移しである。嫉妬の悪魔「リヴァイアサン」のカギを持っており、珍種との戦いで大神を逃がす際に彼にそれを生命力とともに口移しで渡した。四傑として12月32日に「天使」と呼ばれる珍種の存在と、エンペラーによって何人もの珍種が燃え散らされたことを告げた。ロスト姿は「ウサギ」。

エデンの関係者
神田
大神と桜のクラス担任の女教師。いつもジャージ姿であり、そのうえドジですぐ転ぶなど愛嬌があるため、クラスの皆から「神田ちゃん」と呼ばれている。しかし 真の姿は大神を裏で護衛する「エデン」のエージェント。両親を強盗に殺され、人見に助けられた過去を持つ。刃物を飛ばしてハエを仕留めるなどその腕はすこぶる良い。大神を「我が主人(マイ・マスター)」と呼び、彼を陰に日向に支えつつ忠義を誓っている。

Re-CØDE(リ:コード)
日和
ツインテールの少女。語尾がローマ字のテンションの高い口調で話す。明るく無邪気だが、本性はゲーム感覚で人殺しをするような残忍な性格であり、他人を殺すことにも何の躊躇も持たず、本人曰く「大切に殺してる」らしい。ソーセージに砂糖をかける、牛乳にオレンジジュースを混ぜるなど、非常に変わった味覚の持ち主。異能の力は「泡膜(バルーン)」。全ての流動性物質の表面張力を、自在に操作できる。主としてシャボン玉を使い、シャボン玉を纏うことで他人に擬態したり、シャボン玉で相手を閉じ込めておくことが可能。攻撃の際には、濃硫酸をシャボン玉化し、触れた対象を傷つける。ロスト中は小さな亀の姿になる。幼い頃に一家心中で家族を失い、親戚からも見捨てられ路上生活を送っていた所を「捜シ者」と泪に助けられた。当時は泪を慕っており、泪自身も日和のことは妹の様に気にかけていた様で、彼女のリボンは泪が縫った物でもある。「捜シ者」が渋谷荘に「パンドラの箱」を奪いに訪れた際に同行、泪との戦いでロストするも泪から地下へのカードキーを奪い取ることに成功。「捜シ者」の死後は時雨によってロストしたまま冴親のもとに連れられている。自分を心配してくれる時雨を慕っており、彼と共にコードネームにつく。天使の来襲には時雨を守るために自ら死を選ぼうとした。虚無化の事件後ロスト姿のまま時雨とともに遊騎のもとで暮らしている。

その他
リリィ
「捜シ者」の部下。お団子頭が特徴の、スタイル抜群の美女。幼少時代に異能のことで両親から虐待を受け、周囲からは陰湿なイジメを受けていた過去を持つ(その頃に刻まれた傷が体中にあるが、普段は異能の力で隠している)。その時救われた「捜シ者」に心酔しきっていたが、「捜シ者」は駒の一つとして利用しようとしていた模様。研究施設で遊騎と交戦するも敗れ、仙堂に始末されかけた所を桜によって助けられた。その後は、エデンによって連行されていった。その後、王生と共にエデンのエージェントとして零の刺客となるが、零や桜への恩義からエデンを裏切る。零に気があるらしく零達と行動を共にするようになってからは零にちょっかいを出す。虚無化の事件後は王生とともにバイトをしており、彼の世話を焼いている。異能の力は「分泌」。アルカロイド神経毒、濃硫酸等のあらゆる代謝産物質を作り出せる。なお異能の力を最大限に生かすため、彼女の服装は肌の露出が高い。ロスト時は小さな妖精の姿になる。

輝望高校
藤原寧々音
輝望高校生徒会副会長を務める、大神と桜の先輩。眼鏡を掛けた、表情の機微に乏しい少女。普段は生徒会室に籠っている。刻と同じオッドアイだが、初登場時は眼鏡を掛けている間は普通の虹彩となっていた。小柄な体格で、見た目も中身も実年齢より幼い不思議ちゃん。桜の左胸と右胸(「ひーたん」と「みーたん」と命名している)が大好きで、桜の背後に忍び寄っては揉んだり頬擦りしたりしている。平家とは生徒会同士で仲が良く、彼のことを「将臣(まー)君」と呼ぶ。バレンタインの際には彼に義理チョコを贈り、ホワイトデーにはわたあめを贈られていた。彼女もまた元『コード:ブレイカー』であり、任務に忠実で悪を1人たりとも生かさない、冷酷非道の殺人兵器として恐れられていた。当時の彼女は眼鏡を掛けておらず、雰囲気・言動は冷静沈着で大人びながらも、「冷酷非道」の異名に恥じない過激さを兼ね備えた非情そのものだが、弟・刻に対しては厳しくも「自分の意思で生きる」ことを望むなど優しさを見せていた。瘢痕の異能者から幼い刻を庇って深手を負うも、『12月32日』の場で4傑が零の異能を奪った場面を目撃していたことから始末を見送られ、「捜シ者」と同様に「パンドラの箱」によって異能を奪われたことでロストし、現在の人格となっている。故に「パンドラの箱」が開かれ、異能が戻ることで人格も元に戻る。持っていた異能は刻と同じ『磁力』で、異能を発現しなかった刻に力を半分与えたことで彼女の力も半減しているが、それでも裏では恐れられるほどの戦闘能力を持つ。ロストすると刻とは逆に「心だけ」が幼児化する。虚無化の事件後はコード:エンドで死を迎えるも、ロスト姿の人格は残った。

その他
ゐの壱
「渋谷荘」の地下にある謎の施設を守護する「境界のガーディアン」。少女の姿をしているが、馬鹿力と異能を吸い取る特殊な能力を持つ。謎の施設の境界線を越える者は、桜と渋谷以外全員排除するように何者かに命令されている(恐らくは渋谷本人。ただし、大神だけは例外で境界線を越えることを許されている)。その正体は、桜子の異能によって作り出されたカラクリ人形。頻繁に首が取れる。元々は桜を護るために作られた存在で、桜が記憶を失う前は彼女を付きっきりで護衛していた。桜と再会を果たしてからも、桜の身を護ることを常に「最優先事項」としている(加えて、桜の頼みことには基本的に従う)。桜が断片的に思い出したゐの壱に関する記憶の中で、桜を「捜シ者」から庇い一度半壊した描写がある。

用語

コード:ブレイカー
法で裁けぬ悪を裁くことを許された、異能を持つ『存在しない者』達。裁きを含めたあらゆる特権と引き換えに、全ての個人情報が抹消され、死亡した際には墓を立てることも許されない。任務によって世界中を飛び回る度に、偽名を使い分けることもある。

コード:ナンバー
コード:ブレイカーにつけられるコード名。ナンバー01から06までの人間で構成され、数字が小さいほど実力は高い。最初は誰でも一番下の06のナンバーを与えられる。

コード:ネーム
コード:ブレイカーよりも上を行く、エデンの4人の異能者達。コード:ブレイカーにさえ存在を知らされていない立場にある。各々にCØDE:〜とつけられる。「エデン」の許可した人間しか殺せないコード:ブレイカーと異なり、自分の判断で殺害対象を選ぶことが許されているなど、コード:ブレイカーを遥かに凌ぐ権限を持つ。しかし その本質は、唯一「珍種」に対抗でき得る異能者であるコード:ブレイカーを守るための異能者集団である。

エデン
コード:ブレイカー及び異能者達を管理する内閣総理大臣直属の組織。組織の活動拠点は国会議事堂内にあるらしいが詳細は不明。異能者達に仕事を与えながらも、異能者が自分達にとって「脅威になり得る」と判断すれば、抹殺対象としてしまう非情な組織。もともとはエンペラー、平家、桜子、是土の4人が異能者を守る自警団であったが、今のようになった経緯は不明。

異能(いのう)
一部の特殊な人間が持つ力であり、自然界に現存するエネルギーもしくは状態を自在に発生・操る能力。異能=生命力であり、生命力が多いほど強大な異能が使える。他人に与えることも可能だが、それは生命力を与えるのと同義であるため、その分命を減らすことになる。過剰に使用すると「コード:ロスト」を引き起こし、24時間使えなくなるだけでなく、肉体にも何らかのリスクを負うことになる。その代わりロストする度能力は強化されていく(イメージ的には筋肉の超回復と同じ原理)。だが、異能は限度を超えると肉体を蝕んでいき、最後は「コード:エンド」を起こし、死を迎える。

珍種(ちんしゅ)
全ての異能を打ち消し無効化することができる特異体質の人間。地球上のどの遺伝子コードにも該当しない極めて貴重な存在で、その血液が『パンドラの箱』を開くための鍵となっている。突発的に人形サイズまで縮小してしまうことがあり、同じ珍種の血清を浴びなければ元に戻れない。その本質は異能、すなわち人間の生命力そのものを無に還してしまう、暴走すれば人類にとっての脅威となり得る存在である。『12月32日』エデンからは「天使」という隠語で警戒対象とされており、結果として渋谷は着ぐるみで身分を隠さざるを得なくなり、桜にも異能者達による観察措置が取られている。

渋谷荘(しぶやそう)
渋谷が大家を務めるボロアパート。Re-CØDEとの邂逅後、桜とコード:ブレイカー達の住居兼修行の場となる。地下にはパンドラの箱が封印されていた。エンペラーの覚醒後、エデンの命により破壊される。

輝望高校(きぼうこうこう)
桜や大神が通う高校。正式名称は「輝望高等学校」。一見何の変哲もない普通の高校だが、校長兼終身名誉生徒会長である渋谷によってほぼ私物化されているとともに、「エデン」の異能者も多数籍を置いているなど、異能と深い関わりを持っている。「エデン」が「捜シ者」を裏切った後、中立を保つことを決めた渋谷の手によって、ありったけの「鎮珍水」を混ぜた建材によって建設された新校舎が存在し、そこでは一切の異能が使用できない。そのため「エデン」に抹殺指令を下された大神の最後の砦となる。

地獄の皇帝の系譜を継ぎし者(じごくのこうていのけいふをつぎしもの)
地球上には存在しない禁断の異能・『七魔の炎』を操る資格を持つと云われる一族の系譜。この系譜に名を連ねる者のさらに一部が、実際に『七魔の炎』を異能として操ることが可能であり、劇中では零とコード・エンペラーとみしるのみが炎を発現させている。

12月32日
幼い零と桜の手によって、「渋谷荘」の地下で発生した謎の大量死事件。この事件によって零は一度死に、コード・エンペラーの手によって左腕を授けられ蘇生した代わりに、4傑によって異能の一部を奪われた。零が桜と再び接触したことに加え、本来の異能を取り戻しつつあることでその再来が予期されており、『エデン』はそれを止めるべく零と桜の始末を決定した。

パンドラの箱(パンドラ・ボックス)
遺伝子コードの先にあると云われる、あらゆる情報が詰まっているとされる光る箱。それを開いた者は最強の異能者になれるらしいが、詳細は不明。『12月32日』に幼い桜の手によってもたらされたもの。珍種の血液によってのみ箱を開くことが可能で、異能者の異能を封じ込めてしまう効果もある。「捜シ者」の異能を封じ、彼曰く、大神の大切な物も入っているらしいがまだ明らかにはされていない。元々は『渋谷荘』の地下に厳重に保管されていたが、「捜シ者」の手によって奪還された後、時雨によって強奪された。

Re-CODE(リ・コード)
「捜シ者」一派の中でも力を認められた選び抜かれた異能と各分野のスペシャリストである六人の精鋭で「捜シ者」直属の親衛隊。コード:ブレイカーと同じく全部で6人存在する。組織内の最高位の称号で六聖人と敬れている。構成するメンバーは、自らが犯す所業に確固たる覚悟を自らに架している。

魔性・魔将(ダークサイド)
泪と冴親の両親がハイブリッドを斃すため二人の最強の影の異能者の遺伝子を泪と冴親に組み込んだことで生まれた人格と力。より強い負の心によって影の力を増幅させられるが、逆に強い陽の光で影が濃くなるように強い正の心でも影を強くすることができる。冴親のダークサイドは冴親の負の心を糧にしているが泪のダークサイドは逆に泪に弟を憎むよう誘惑して試し、結果泪が何があっても弟を見捨てないという強い正の心を見せたため強くなった。

雑記



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