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メーカー:Lump of Sugar

あらすじ

夏休みを有意義に過ごせず落ち込んでいた律は、ある朝目覚めると、時間が夏休みの前日に戻っており、見知らぬ部屋で謎の少女に捕まっていた。オリエッタと名乗る少女は律のせいで日常を狂わされたと彼に文句を言った。心当たりがなく戸惑う律だったが、原因を調査すべく、彼女の要求もあって、魔法少女たちのための専門学校「ウィズレー魔法学院」に入学することになった。

登場人物

オリエッタ・クロノ・イスタリカ・ジナスティール(Orietta Chrono Istarica Ginasteele)
イスタリカの姫君で、律の監視役。わがままで子どもっぽい性格で、うさ宗というキャラクターのグッズを集めるのが趣味である。ミスティック所属であるが、作中では既に魔法学に関する全ての学問を修めており、卒業してもイスタリカの姫という立場上から他に行く宛てもないという理由で所属しているに過ぎない。現在は律の面倒を見るため、ノービスメイジに通っている。魔法使いのエキスパートとされ、あらゆる魔法を自由自在に行使することができる。その中でも特に、時の魔法使いとも称されるほどの時空魔法の使い手であり、それゆえ「輪廻天星(アルティネイト・リヴォルヴ)」というイスタリカの魔法学史上の中でも最高位に属する魔法と言われる、時空遡行魔法が使える。幻創庭国イスタリカから出ることは出来ないとされ、使い魔がもつクロノカードによって擬似的にのみ外に出ることができる。イスタリカの姉であり7世紀以上前に生まれた。しかし長い間仮死状態で過ごしたために実際に活動していた時間は律たちとほぼ変わらない。TRUEルートの最後では魔法の消失と共にイスタリカの姫という立場から開放され、恋人である律と共に共学の学校に通うことになった。

葉山秋音
律の幼馴染で、男装して魔法学院に入学した少女。学園側には男として認知されている。ノービスメイジ所属。魔法学院唯一の男子である律とは同性として付き合っているため、少女であることは見抜かれていない。おとなしく引っ込み思案のようで、内に情熱を秘めた性格でもある。努力家でもあり、律に勧められたゲームやキャッチボールなどを密かに練習し続けてきた過去があり、律を圧倒する驚異的な実力を見せ付けることがある。絶対王言(インペリアル・オーダー)という魔法を無意識の内に使っており、彼女の正体(女性であること)を知らない人からは男性と認識される。正体を知った場合は自動で魔法が解除される。魔法使いのエキスパートであるオリエッタにすら認知できないほどの力をもっていた。

夏本諷歌
律の妹で、幼いころから魔法学院に通っている。大人の女性になりたいと常々思っており、そのため子ども扱いされると怒る。ミスティック所属。また、胸が大きいことをコンプレックスに思っており、出来れば胸を小さくしたいと思っている。また、胸のことでからかわれると怒る。心では兄である律のことを好いているのだが、久々に再開した兄に対して素直になることができず、きつく当たってしまうことがあり、本人はその度に後悔している。精霊学に関する魔法のエキスパートであり、この影響で精霊と会話することが出来る。また、天降霊祈(アニマ・インヴォーク)という召喚魔法が使える。幼少のころからアルパカさんと友達であったが、ある日突然、魔力が発現してアルパカさんの声が聞こえるようになった。このために学院に強制的に通うことになった経緯がある。尊敬する人としてルームメイトである姫百合を挙げており、目標であると言及している。いわゆる努力型で成績優秀であるが、運動は苦手。

白神姫百合
諷歌のルームメイトであり、お姉さん的存在。聡明な努力家である反面、プライドが高い。ミスティック所属。神魔討撃(しんまとうげき、作中では「フェイズ・アクセラレーション」とも呼ばれる)という魔法の使い手であり、イスタリカを物理的に滅ぼすことができるほどの膨大な魔力を持っている。本人はこのことを隠しており、また長い努力の末に身に付けた強大な魔法制御によって魔力を高い精度でコントロールしており、魔力が暴走しないようにしている。律たちがまだ幼少の頃、公園で偶然すれ違った際に魔法(神魔討撃)が暴走する形で突如発現した。この影響で律は大怪我をした過去があり、本人はずっと罪悪感を感じていたが、姫百合ルートでは律と和解した。テニスが得意で、専用の運動服を所持しており、また自身もテニスが上手いことに関してある程度認めている。

ジャネット/田中 夢子
魔法学院の恋愛学科講師。いかにも魔女という格好をしているが、学園内では浮いている。

シャロン・デュカス(Sharon Dukas)
学院のメイドで精霊学講師。猫耳、「〜でげす」や「〜でやんす」といった口調をはじめとしたふざけた面が強いが、メイドとしては完璧。また、お世話の対象であるオリエッタをからかうことがあるが、決して見下しているわけではない。メイドとして優秀である一方で、学園内では腹黒い性格をしていることでも有名。また、メイドとしてだけでなく精霊魔法のエキスパートでもあり、魔法のエキスパートであるオリエッタですら力が及ばない。TRUEルートで律達と対峙した際、諷歌とほぼ互角の戦いをした。その正体はイスタリカの使い魔の一人で、黒猫である。イスタリカに初めて出会ったときにケガ(骨折)を治してもらったことがあり、本人はそのことを「忘れられない出来事」として恩義に感じ、イスタリカのことを敬い尊敬している。イスタリカとは最初に使い魔契約を行っており、これにより人型の姿と高度な自我を得るに至った。また、メアリーとランドルフとの使い魔契約を提案したのも彼女である。

メアリー・デルフィニウム(Mary Delphinium)
魔法学院の講師で、物質学を専攻。ずぼらで生活習慣が悪く、下ネタが大好き。温室の管理だけはかかさず行っている。また、他人を性感帯を瞬時に見抜くことができ、律にヒロインの性感帯を教えようとすることもある。人間界でギャンブル(パチンコ、麻雀など)を楽しんでいるが、よく負けている。そのため、シャロンから「負けっぱなしギャンブラー」と呼ばれることもある。シャロンの料理中にツマミ食いをする常習犯である。ただし火が苦手であり、調理中の火に驚いて逃げ出したことがある。その正体はイスタリカの使い魔の一人で、デルフィニウムという花である。イスタリカとの使い魔契約によって人型の姿と自我を得た。イスタリカの3人の使い魔(ファミリア)の中でも特に忠誠を誓っていると言われている。TRUEルートにおける使い魔(ファミリア)との戦いにおいて、彼女がとりわけ本気で律側に挑んだのもそうした高い忠誠心が元になっている。

ランドルフ・ヘイワード(Randolph Heyward)
魔法学院の図書館司書兼時空学講師。男性が好きな同性愛者。律のことはタイプの男性ではないと語っているが、貴重な男の魔法使いとして友好的に接してくる。見た目は男性であるが、元の姿は魔導書(グリモワール)であるため実際は性別が存在しない。正体はイスタリカの使い魔の一人で、イスタリカの所持していた魔導書が使い魔契約によって人型の姿と自我を得たものである。主人であるイスタリカに対して個人的な感情は抱いていないものの、「客観的に見て素晴らしい御仁」と表現している。

イスタリカ(Istarica)
オリエッタの妹で幻創庭国イスタリカの創設者にして、メアリー・シャロン・ランドルフからなる3人の使い魔(ファミリア)の主人である。オリエッタと同様に魔法のエキスパートである。作中では既に魔力が衰退しているようであるが、元々は膨大な魔力を持っていたようである。夢想灯火という記憶を操作する魔法の使い手。オリエッタの時間遡行魔法「輪廻天星」によって生じた時間遡行がもたらす記憶の混乱やループ前における「事故」を未然に回避することを目的として、幻創庭国イスタリカに住まう人々の記憶を操作していた。温室には「イスタリカ像」と呼ばれる石像が置かれているが、これはイスタリカ本人であり、世界がループするようになって以来、イスタリカが「眠り」についた姿である。自らを犠牲にすることで幻創庭国イスタリカに存在する「泉」を維持していた。TRUEルートでは救出され、再び姉妹で仲良く、普通の人間として生活することとなった。

舞台

幻創庭国イスタリカ
魔法によって作られた世界で、世界最古の魔法使いの名が世界の名前の由来である。オリエッタはここをマホーツ界と呼んでいる。一般の人間には出入りが不可能、というよりも認識することすら不可能であり、魔法使いでも専用の飛行艇で移動する必要がある。魔力をもった者にしか世界を認識することができない。それゆえ魔力の消失は認識の消失と直結しており、認識の消失が原因で海に落下する危険があるので魔力が完全に消失する前の段階をもって卒業とする。幻創庭国イスタリカの中枢に存在する泉によってその機構が維持されており、また泉は魔力を満たすことで維持することができる。必要な魔力はイスタリカの魔力や学園生から抽出されている。その泉自体にも意思があり、枯れ始めると周りにいる魔法使いの「歴史」を食べる性質がある。そのため、食べられた魔法使いは存在が消滅してしまう。TRUEルートでは最終的に崩壊し、魔法も同時に消滅した。

ウィズレー魔法学院
人間界では名門女子校「真東女子学園」として知られているが、マホーツ界における正式な名称が「ウィズレー魔法学院」である。実際は普通科とは別に魔法科という学科があり、作中に登場するのも魔法科である。魔法科は魔法の習熟度によってクラス分けがされており、幼少期に入学した者もいる。作中では入門クラスである「ノービスメイジ」と、最上級クラスである「ミスティック」が登場する。ノービスメイジから昇級しないまま卒業を迎える生徒が大多数であるとされ、必ずしも入学したものがミスティックに上がれるとは限らない。クラスの昇級は修学年数ではなく、魔法学の習熟度によって分けられる。そのため、諷歌のように年齢の低いものでもミスティックに上がるケースが見受けられる。魔力が衰退するまで保護するか、あるいは魔法が暴走しないように魔法制御を身に付けることを目的とした学院である。そのため、魔力が衰退して魔法を行使することができなくなった時点をもって卒業としている。どのクラスでも共通して授業の内容は難しく厳しいようである。しかし、その分進路は保証されていると言われている。

用語

クロノカード
律が所持している魔法のカードである。時空干渉による影響を受けないという特殊な性質をもっている。クロノカードは使い魔が操ることの出来る魔道具という位置づけとなっている。そのため、使い魔でない者がクロノカードを使用することはできない。基本的には使い魔(律)が見聞きして経験した事象(行動や場所、魔法や記憶など)が自動で書き込まれて増えていく仕組みになっている。ただし、作中で登場する「クロニクル=ゼロ」というカードのように、必ずしも経験した事象によって作られるとは限らない。集めたクロノカードの数がゲームの攻略に直結しており、特定のカードが無いと特定のカードが手に入らなかったり、TRUEルートを最後まで進めることが出来ないことがある。TRUEルートでは「クロノカード」と唱えるとボロボロのクロノカードが出てくるが詳細は不明。TRUEルートのエンディングでは最終的に世界中から魔法が失われたため、それに伴いクロノカードも共に消滅した。

魔法の等級
カードのレア度と魔力には関係があり、普通(C)を1とすると希少(R)が3、超希少(SR)が5となる。カテゴリーにも関係があり、物体が1、場所が2、動きは3、記憶は6となる。そして、カードが持つ魔力はレア度×カテゴリーによって求めることができる。例:SRでかつ記憶に関するカードなら、魔力は5×6=30。TRUEルートを攻略するときに必要となる知識である。

ヘブル語
実際に存在する言語(ヘブライ文字)であるが、ゲーム中では数字としてのみ登場する。1=アレフ、2=ベート、3=ギーメル、4=ダレット、5=ヘー、6=ヴァヴ、7=ザイン、8=ヘット、9=テット、10=ヨッド 、20=カフ、30=ラメドとなっている。これより上の読み方もあるが、40以上は作中で言及されることはない。例:ラメド・アレフなら31、カフ・ザインなら27前述の「魔法の等級」と共に、TRUEルートを攻略するときに必要となる知識である。

4大属性
火、水、土、風を指すが、作中では専ら四精霊を対象にして語られることが多く、サラマンダーが火、ウンディーネが水、シルフが風、ノームが土の属性を持っている。それぞれの属性は、火<水<風<土<火・・・の4すくみの関係を持っている。特定の属性に対し、それに打ち勝つ属性で魔法を行使すれば効果が上書きされる(一例として、火属性の魔法に対し水属性の魔法を行使すれば火属性の魔法は上書きされて効果が消滅する)。一方、同じ属性同士で魔法を行使しあった場合では、効果は相殺されずに相打ちとなってしまう。前述の2項目と共に、TRUEルートを攻略するときに必要となる知識である。

スーパーときねちゃん
人形オリエッタが片手間で作ったもので、TRUEルートのクロニクル=ゼロで記憶を見た後にオリエッタから渡される。一度限りで使用可能だが、使わなくてもゲーム進行可能。

雑記



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