ストロベリー・パニックのSS保管庫です。

6話 キミといる今

「ねぇ、玉青ちゃん。図書館ってあの素敵な建物なんだよね?」
「ええ。中はとても落ち着いた雰囲気なんです」
「・・・・・・・」
「渚砂ちゃん?どうかしましたか?」
「なんだろ?歌声かな?すごく綺麗・・・」
「ああ。スピカの聖歌隊ですね」
「聖歌隊かぁ。そんなのもあるんだねぇ」
「一昨日おつとめがあったばかりなのに、相変わらず練習熱心なんですね」
「一昨日って?なにかあったの?」
「ええ。スピカ乗馬部の報告会が。鳳天音様が大会で優秀な成績を残されたんです」
「へー。どんなひとなの?」
「そうですね・・・一言で言うなら王子様でしょうか」
「王子様?スピカって女子校じゃないの?」
「もちろん女性ですよ。ただ、中性的な雰囲気の方なんです。
それに愛馬が白馬なのでそんな風にみえるんですね」
「そんな人もいるんだねぇ。でもホントに綺麗な歌・・・」うっとりした表情で
聞き惚れる渚砂ちゃん。もっとも、私としては貴女の横顔のほうがよほど綺麗
なんですけど。
「それなら、本を借りた帰りに見学にいきましょうか?」
「うん」

「渚砂ちゃん。少し待っていてもらえますか?10分ほどで済みますから」
「うん。中を見て回ってるね。前に来たときはゆっくり見れなかったし」
「終わったらむかえにいきますから」

20分後・・・
ついていませんね・・・。あんなにカウンターが混むなんて。渚砂ちゃんはどこに・・・?
「渚砂ちゃん」え?一緒にいるのは?天音様?
「あっ、玉青ちゃん。あの、友達が来たので失礼しますね」
「ああ。さよなら」
 随分親しげだったような・・・。
「驚きました。天音様と一緒にいたんですね」
「え?天音様ってさっき話してた王子様?気付かなかった・・・」
「ふふ。そんな渚砂ちゃんだから天音様も気を許していたんでしょうか?」
「うーん。よくわからないけど・・・ちょっと気になる本があって、
取ろうとしたらちょうどあのひとも同じ本を取ろうとしてたみたいで。
それで一緒に読んでたの」
「そうだったんですか。さて、お御堂に行きましょうか?」
「そうだね」

「あれ?誰もいないね」お御堂に入ってみると誰もいませんでした。
「ゆっくりしすぎたみたいですね・・・」
「あーあ、ついてないわねー。せっかく早く終わったのに忘れ物するなんて・・・」
「夜々ちゃん・・・。それでもいつもよりゆっくりできるんだし・・・」後ろから
やってきたのは・・・光莉さんと夜々さん。
「あれ?もしかして・・・聖歌隊のひとですか?」
「そうですけど・・・ってミアトルの蒼井渚砂さんですよね」
「ふぇ?なんで知ってるの?」
「そりゃあそうですよ。転校初日でいきなりエトワール様に迫られたんだもの。
いちご舎では知らない人なんていませんよ」
「夜々ちゃん・・・。そんな言い方したら失礼だよ・・・」
「それに光莉だって興味あるって言ってたじゃない」
「それは・・・だって私も編入生だったから・・・」
「え?そうなの?」
「そういえば、光莉さんも一昨年、じゃない・・・去年編入していらしたん
ですよね」

その後、話は盛り上がって二人の編入生による苦労話が始まりました。
「そうなんだ。三学期になるとダンスの授業があるんだぁ」
「そうなんです。私フォークダンスくらいしか経験なくて・・・夜々ちゃんが
教えてくれたんですけどなんども足を踏んじゃって」
「言ったでしょ。誰もが通る道だって。私もそうだったし」
「あとは・・・フランス語ですね」
「う・・・。それ、私もだよ・・・」
「結局去年はサマースクールにいけなかったんだっけ・・・」
「うん・・・」
「サマースクールって・・・何?」
「いちご舎の行事なんです。毎年夏に二泊三日で海に行くんです」
「それって臨海学校みたいなもの?」
「多分そうですね」
「うわー楽しみ。私海って大好きだから。あれ?でもフランス語と何の関係が?」
「アストラエアでも当然期末試験はあるんです。そして、結果次第では
補習授業も・・・」
「それって・・・試験の点数が悪いとサマースクールに行けないってこと・・・?」
「はい・・・」
「どうしよう・・・。私フランス語全然解からないよー」
「でも・・・今からがんばれば・・・もしかしたら?」
「今から?」
「はい。私はそのことを知ったのが期末試験後でしたから。それから夜々ちゃんに
教えてもらってやっと授業にもついていけるようになったんです」
「そっか。そうだよね。それにこのままじゃフランス語の授業も苦しいだけだもん。
がんばって勉強する!」
「それなら私もお手伝いしますね。私フランス語なら少しは得意ですから」
「うん。お願いしてもいい?」
「ええ、それでは来週から特訓を始めましょう」
「来週?今日じゃないの?」
「もっともな意見ですけど・・・お部屋番の時期ですから」
「ああ、そっか。今日中にカード書かなきゃいけないんだっけ・・・」
「お部屋番って・・・確かミアトルの制度ですよね?新入生が上級生の
お世話をするって・・・」
「ええ。奉仕の心を学ぶためと聞いています」
「少しうらやましいですね。実はスピカにはぜひ奉仕の心を学んでほしい
一年生がいまして・・・」
「夜々ちゃん・・・。そんなこと言ってこき使うつもりじゃないよね・・・?」
「まさか。ただ奉仕の心を教えてあげるだけよ」
「それで・・・お部屋番の子っていつ来るの?」
「明日カードが一年生の手に渡るんです。それからですね」
「そうなんだ。あっ、そろそろ帰らないと門限の時間だね。」
「すっかり話し込んでしまいましたね。今日はこのへんでお開きにしましょうか」

結局、私達のお部屋番になったのは千代ちゃんでした。その後一騒動あって
夜のお茶会を開くことになったのですが・・・。
「後は、千代ちゃんと蕾ちゃんを待つだけだね」
「なんだかわくわくしますね」
「ね。言ったでしょ。きっと楽しいって。ところでどうしたんです玉青さん?
さっきから難しい顔してますけど・・・」
「いえ、なにか忘れているような気が」
「そう?ティーセットにお菓子でしょ。あとなにかいるっけ?」
「そういうのではなくて・・・」でもなにかが?
 コン、コン
「あっ、千代ちゃん達だ」
「あっ、駄目です。渚砂ちゃん」思い出しました・・・。
「なんで?早く入れてあげないと見つかっちゃうよ?」
 そう言って開けたドアのむこうには渚砂ちゃんの予想通り千代ちゃんと
蕾ちゃん、そして私の予想通りの人物が・・・。

次の日曜日。私達はシスターの『ご好意』で『特別に』お御堂のお掃除を
『させていただく』ことになりました。途中、渚砂ちゃんが膝に怪我をしたり、
千代ちゃんが泣き出したりといろいろあったのですが・・・

「「「「「「終わったー」」」」」」
 なんとか日が沈みかける頃にようやく終わりました・・・。疲れました・・・。
「ねぇ、玉青ちゃん。この建物ってアストラエアで一番高いんだよね?」
「ええ。そうですけど?」
「だったら、ここのてっぺんからはアストラエアが見渡せるってことだよね?」
「ええ、そのはずですけど・・・まさか?」
「うん。行ってみない?」皆へたり込んでるのに一人元気ですね、渚砂ちゃん・・・。
「私はパス。今夜にそなえて休みたいから」
「夜々先輩?今夜なにかありましたっけ?」
「もちろんお茶会に決まってるじゃない」前言撤回。もう一人いましたね。元気な人が・・・。
「夜々先輩・・・。まだ懲りてないんですか?」
「なによ〜。光莉はやりたいでしょ?」
「うん。興味あるし・・・」
「渚砂さん達は?」
「もちろん私はOKだよ。玉青ちゃんと千代ちゃんは?」
「確かに・・・このまま引き下がるのは少し悔しいですね」
「今度は見つからないようにします!」
「なら決まり。今夜は5人でお茶会ね」
「ちょ、待ってくださいよ、夜々先輩。私も行きますから」
「ところで・・・上に登るのって私だけ?」そうですね・・・せっかくの
機会ですし。
「私もお供しますね」

「玉青ちゃん?大丈夫?」
「はい・・・さすがに・・・疲れ・・・ました・・・けど・・・」本当に
その元気はどこから出てくるんですか?
「無理に付き合ってくれなくても良かったんだよ」
「一度いちご舎を上から見てみたかったんですよ。それに、こんなに綺麗な
景色をみられましたし」
「そうだね。ほんとに綺麗」
渚砂ちゃん・・・私ね、思うんです。今、毎日がとても楽しいって。

『貴女の隣をずっと歩いていけたら』そう願う。
私の・・・私達の未来はどんなものになるのでしょう?
迷い、心の傾ぐこともあるかもしれません。
いつか見た暗闇への怯えもあります。
それでも・・・心は今満たされているんです。


7話 生まれたてのように

「う〜ん」
「渚砂ちゃん?どうしました?」
「うん。さっきのフランス語なんだけど・・・ここの訳がよく解からないの」
「ええと・・・ここは・・・あ、今夜までの宿題にしておきますね」
「はーい」
「でも、確実に前進してますよ」
「そうかなぁ?」
「ええ。前はどこが解からないかも解からなかったでしょう?でも今は
どこが解からないか解かっていますよ」
「渚砂ちゃん、玉青ちゃん」
「あれ?千早ちゃん、どうかしたの?」
「ちょっと聞きたいんだけど、二人はクッキーって好き?」
「うん。大好きだよ。玉青ちゃんは?」
「ええ、好きですよ」
「そっか。今日クッキー焼くから後でおすそ分けするね」
「でもなんで?」
「千早ちゃんはお料理部なんです」
「そうなんだ。ありがと。そういえば・・・水島さんもなの?」
「水島は弓道部よ」
「ふーん、私もなにかやってみようかな?」
「そうですね。見てまわるだけでも楽しいと思いますし」
「そうだね。じゃあこれからいろいろ見てまわろうかな?」
「はい。では後ほど」

 その晩・・・
「ところで渚砂ちゃん。なにか良さそうな部はあったんですか?帰りは随分
遅かったですけど」
「うーん、あの後ル・リムのほうに行ってみたの。そしたら千華留さんに会ったの。それで千華留さんの変身部ってのに誘われたんだけど・・・」
「そういえば・・・千華留様が主催している部がいくつかあるって聞いたこと
ありますね」
「まぁそれは遠慮したんだけどね・・・。あっ、そうそう、そのときにル・リムの
子と知り合ったの。絆奈ちゃんって子と檸檬ちゃんって子に。
その後で温室に行ったの」
「温室・・・ですか・・・」温室。エトワール様・・・静馬様がよくいるんですよね・・・。
「うん。エトワール様専用なんだよね。それで、お手伝いしてきたの」楽しそうに
静馬様のことを話す渚砂ちゃん。でも・・・。
「玉青ちゃん?」
「えっ?ええと・・・なんでしたっけ?」
「温室の話。なんだか今日のエトワール様雰囲気が違ったの。普通に話せるって
いうのかな?そんな感じ」
「そういえば・・・最近はエトワールの役目もきちんと果たされてるって聞きますね」
「へぇーそうなんだ。それでね、明日は東儀さんと狩野さんが来れないから
ひまなら来てほしいって」
「それで・・・お手伝いするんですか?」
「うん。そのつもり」嬉しそうに言う渚砂ちゃん・・・。でも・・・それは
私には・・・少し辛い。だからなのか・・・。
「それなら、私もお手伝いしましょうか?」思わず言ってしまった。
「え?玉青ちゃんも?」
「ええ。人手は多いほうがいいでしょう」
「そうだね。じゃあ一緒に行こっか」
「はい」新入寮生歓迎会以来静馬様には会っていませんけれど・・・。

翌日・・・
「渚砂ちゃん。来てくれたのね。あら?」
「えっと、玉青ちゃんも手伝ってくれるって」
「あの、ご迷惑でしたか?」
「いえ、そんなことはないわ。ありがとう、玉青ちゃん」そう言って静馬様は
私に・・・微笑んだ。渚砂ちゃんに向けたのと同じ・・・穏やかに・・・。
知りませんでしたね。静馬様があんな顔をするなんて。
「じゃあ、渚砂ちゃんには昨日の続きをお願いするわ。玉青ちゃんにも
やり方をおしえてあげて。数が多いから大変でしょうけど。なにか
わからないことがあったら聞いてくれればいいわ」
「はい、わかりました。じゃあ、玉青ちゃん。こっちもはじめよっか。玉青ちゃん?」
「え?あ、はい」
「どしたの?」
「あ、いえ。なんでもありませんから。それで、なんでしたっけ?」まさか
静馬様に見とれるなんて思いませんでしたね・・・。
「だから、こっちもはじめようって」
 一時間後・・・
 慣れない作業にとまどいはした、けれど花の世話は意外と楽しかった。
まぁ渚砂ちゃんと一緒だからかもしれませんけど。そして・・・予想より早く終わったので手伝いのお礼ということで静馬様がお茶をいれてくれました。なんでも静馬様の実家から届いたものだとか。
「へぇ〜。花言葉って面白いですね」
「ええ、そうでしょう。アストラエアでは花言葉をこめて贈り物をするひとも
いるわ」二人は花言葉の話題で盛り上がっている。不思議ですね。渚砂ちゃんが
静馬様と楽しそうに話していても少しも嫌な感じがしない・・・いえ、それどころか・・・。
「じゃあ、エトワール様もそんな贈り物をしたんですか?えっと・・・
そう、桜木さんってひとに」え?
「あの、渚砂ちゃん。どうしてその名前を?」
「前に図書館で、アストラエア名鑑って本にあったよ。それで、天音さんに
教えてもらったの。エトワール様って二人いるんだよね?」あのときに?
「渚砂ちゃん、その話は・・・」
「いいのよ」
「ですけど・・・」あなたにとってその名は・・・。
「桜木花織。私のパートナー・・・最愛の女だったわ。でも、エトワールに
なってすぐに病で・・・ね」
「え?あ、ごめんなさい。無神経なこと聞いて・・・」
「いいのよ。それに・・・いい機会なのかもしれないわ」
「いい機会って・・・?」
「いつまでも過去にとらわれ続けることを花織は望まないわ。だから、
全て洗い流そうと思うの。生まれたてのように・・・ね」本当にそれでいいんですか?あなたにとって花織さんは・・・。
「それって、悲しすぎる・・・」渚砂ちゃん?
「どうして、そう思うの?」
「だって、エトワール様は・・・本当に花織さんが好きだったんでしょ?」
「ええ、だから・・・」
「だったら、どうして?もし、私になにかあったらきっと玉青ちゃんは
悲しむと思います」もし、なにかあったら・・・その言葉に鼓動がはげしくなる。
渚砂ちゃん?いったいなにを?
「そうなったら・・・いつまでも悲しんでてほしいなんて思いません。
だけど・・・いつまでも心のどこかで憶えててほしいって、忘れないでいてほしいって思うんです。私はまだ誰かを愛したことなんてないけど・・・それでも・・・大好きなひとにはずっと憶えていてほしいって・・・そう思うんです」
 渚砂ちゃん・・・。
「大好きなひとにはずっと憶えててほしい・・・ね。まったく、私はなにを
解かったつもりでいたのかしら・・・。本当に・・・教えられてばかりだわ」
「エトワール様?」
「花織との素敵な想い出はたくさんあったはずなのに・・・ずっとそれを心の隅に
追いやって・・・失った悲しみばかりに目を向けていた。そして今度は花織の
全てを忘れようとしていたなんてね・・・」静馬様・・・。
「ありがとう。私は、また間違いを犯すところだったのね」
「あ、いえ。私こそ偉そうなこと言ってしまって・・・」
「そろそろ門限が近いわね。二人は先に戻っていて。私の方はなんとでも理由がつくから」

「ねぇ、渚砂ちゃん」
 いちご舎に戻る途中、私は口を開いた。
「さっき、言いましたよね『もし自分になにかあったら私が悲しむ』って」
「うん。あ、ごめんね。勝手に決め付けちゃって」
「いえ、それは多分事実ですし・・・」悲しむだけで済むとは思えませんが・・・。
「お願いがあるんです」
「お願いって?」
「たとえでも、もしもでも、言わないでほしいんです。『自分になにかあったら』
なんて」
「玉青ちゃん・・・。もしかして・・・玉青ちゃんにもあったの?」
「はい・・・もう『過ぎたこと』ですけど・・・」
「うん・・・。約束するよ。絶対に言わないって。ごめん・・・。本当に
無神経だね・・・私って」
「いいえ。そんなことありませんよ。私こそ不躾なことを頼んでしまって」そう、
貴女はなにも悪くないのに・・・。

でも、また貴女になにかあったなら、きっと私は正気ではいられない・・・だから・・・。

その晩・・・
「悪かったわね、深雪。こんな時間に呼び出したりして」
「それはいいけど、何の用?」
「ええ、返してほしいの。あなたに預けていたもの・・・私の心を・・・」
「静馬・・・そう、わかったわ」
「なにも聞かないのね」
「ええ。蒼井さんのおかげでしょう」
「25点ね。渚砂ちゃんだけのおかげってわけじゃないわ」最期まで私を想って
くれた花織。私がしてきたことに気付かせてくれた玉青ちゃん。私が犯そうとした
過ちに気付かせてくれた渚砂ちゃん。そして、ずっと私を見守ってくれた深雪。
「もう一度花織のことと向き合ってみようと思うの。ただ悲しみに浸るのでなく、
忘れるのでもなく・・・ね」
「そう・・・明けようとしているのね。ずっと冬だった静馬の心が」
「ええ、深雪にも随分迷惑をかけたわ」
「まったくだわ。もっと早くに静馬が更生していれば私の苦労もどんなに
減ったか・・・」呆れたように言う深雪・・・というか本気で呆れてるわね。
それに更生って・・・ひとをなんだと思ってるの?まあ負い目もあるけど・・・
悔しいから少し仕返してあげようかしら。
「ねえ、深雪」耳元でささやく。
「また辛くなったら・・・その時は慰めてほしいの」
「な、慰めて!?」ふふ、動揺してるわね。
「昔はよくしてあげたでしょう。抱きしめて、頭を撫でてほしいの。ベッドの
中で・・・ね」
「なっ、なにを馬鹿なことを。用が済んだなら私はもう帰るから」
「鍵を返してからね」
「う・・・」少し苛めすぎたかしら。でもね、あなたには本当に感謝してる。
それは本当よ。


  1. Shining way
  2. Shining way(2)
  3. Shining way(3)
  4. Shining way(4)
  5. Shining way(5)
  6. Shining way(6)
  7. Shining way(7)
  8. Shining way(8)
  9. Shining way(9)
  10. Shining way(10)
  11. Shining way番外編

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