鉄拳

ストーリー

<ストーリー1>
 全世界を舞台にして、至上最強の格闘家を決定する、と銘打たれた格闘技大会が開催された。最強の拳「鉄拳」を持つ者だけが頂点に立つ、ということからこの大会はいつしか「The King of Iron Fist Tournament」と呼ばれるようになっていた。
 某巨大財閥の主催である、という噂と共に、誰もが驚くほどの莫大な優勝賞金が用意されていることも伝えられ、ありとあらゆる格闘家と名の付く者がこぞって参加することとなった。 世界各地で死闘が繰り広げられ、勝ち残った格闘家は男女含めて8名。いずれも腕に憶えのある者ばかり。
 だが、純粋に最強を目指す者がいる一方で、ある者は特定の人物に殺意を抱き、ある者は大会そのものの破綻を目論む・・・。様々な思惑が、そこには渦巻いていた。
 8名それぞれが大会に対する思いを胸に秘めながら、「The King of Iron Fist Tournament」は、謎の部分を残したまま、いよいよクライマックスを迎えようとしていた。世界の頂点に立つのは果たして誰か?そしてこの大会の、真の目的とは・・・!?
<ストーリー2>
世界有数の財閥である三島財閥の頭首・三島平八が主催する格闘技大会「The king of iron fist tournament」。優勝者には三島財閥頭首の座と財閥の全てが贈られる。この呼び掛けに応じ、世界中から様々な格闘家たちが参戦に訪れた。ある者は名声のため、ある者は復讐のため、ある者は己の野望を実現するため…。

優勝は平八の息子・三島一八。彼は平八の亡骸を崖より投げ捨て、満面の笑みを浮かべるのであった…。
 
<特徴>
ポリゴンを使用した初の本格的な3D格闘ゲームとして、セガの『バーチャファイター』が人気を博していた1994年、後を追う形で鉄拳は開発された。前者の影響を色濃く受ける反面、感覚的な操作を可能にした四肢に対応する4つのボタン、10連コンボ、ガード不能技といった斬新なシステム、熊やロボット、悪魔といった個性豊かなキャラクターなど、突出した独自性や個性が伺える作品であった。
 

アーケード版

  • 1994年12月稼働開始
 

コンシューマー版

  • 1995年3月31日発売(PlayStation)
 

登場キャラクター

使用キャラクター
三島一八(主人公)、ポール・フェニックス、マーシャル・ロウ、ニーナ・ウィリアムズ、キング、ジャック、吉光、ミシェール・チャン、
中ボス ※1
李超狼(リー・チャオラン)、クマ、王椋雷(ワン・ジンレイ)、アンナ・ウィリアムズ、アーマーキング、プロトタイプ・ジャック、 巌竜、州光、
最終ボス ※1
三島平八(通常時)、デビルカズヤ(平八使用時のみ)
 
※1(業務用では使用不可)

 
 

鉄拳2

ストーリー

<ストーリー1>
 世界に名を馳せる巨大財閥の長である三島平八。彼が主催する世界規模の格闘大会は、
いつしか「The King of Iron Fist Tournament」と呼ばれるようになっていた。
 前回大会から2年の月日が流れ、今再びあの闘いが始まろうとしている。今回の大会は、行方不明になった三島平八に代わって現三島財閥頭首である三島一八の主催による大会である。前回から引き続いての出場者は自らの技に更なる磨きをかけ、また世界各国から武術に精通した強者どもが新たに名乗りをあげている。
最強の拳、「鉄拳」を持つ屈強な者どもが今ここに・・・
<ストーリー2>
前大会より2年、三島財閥頭首となった三島一八が「The king of iron fist tournament 2」を開催。前回の出場者に加え、世界各地から新たな強者達が名乗りを上げた。一八の目的は、私設部隊の強化と死んだと思っていた前頭首である父・平八をおびきだすことにあった。

優勝は三島平八。彼は息子・一八の体を火山の火口に投げ捨てた。ヘリで去っていく平八の背後で火山が噴火し、平八は満面の笑みを浮かべるのであった・・・。
 
<特徴>
 鉄拳の正式稼働からわずか8ヶ月後にリリースとなった鉄拳2であるが、非常に優れたゲーム性で『鉄拳』の名を世に知らしめた名作である。システム面では中ボスとして登場したキャラクターが稼働時間の経過とともに使用可能となる『タイムリリースシステム』が話題となった。また、前作の主人公とボスキャラクターが後退し、本作の主人公は平八(54歳)となっている。
 初期リリース版では脱出不可能な永久コンボ等の不具合が存在し、2ヶ月後には調整版のVer.Bが稼働となった。
 

アーケード版

  • 1995年8月稼働開始(SYSTEM11)
  • Ver.B:1995年10月稼働開始(SYSTEM11)

コンシューマー版

  • 1996年3月29日発売(PlayStation)
 
プラクティスモード
プラクティスモードの採用は本作からとなる。アーケード版稼働からわずか半年後のリリースということもあり、プラクティスモードはプレイヤースキルと対戦熱を一気に押し上げる原動力となった。
 
 

登場キャラクター

デフォルトキャラクター
三島平八(主人公)、風間準(新キャラクター)、雷武龍(新キャラクター)、ポール・フェニックス、マーシャル・ロウ、ニーナ・ウィリアムズ、キング、ジャック-2、吉光、ミシェール・チャン
中ボスキャラクター
李超狼(リー・チャオラン)、王椋雷(ワン・ジンレイ)、ブルース・アーヴィン、クマ、白頭山(ぺク・トー・サン)、アンナ・ウィリアムズ、アーマーキング、プロトタイプ・ジャック、州光、巌竜
ボスキャラクター
三島一八、デビル(エンジェル)
ゲストキャラクター
ロジャー(アレックス)

 中ボス以下のキャラクターはアーケード版ではタイムリリース。稼働から一定時間経過ごとに1キャラずつ使用可能となる。
 コンシューマー版ではデフォルトキャラクターを使用してアーケードモードをクリアすると使用キャラに応じたキャラクターが使用可能となる。ロジャー(アレックス)はアーケードモードの3面でGREAT勝ちをすると4面で登場、そのままクリアすると使用可能となる。(コンティニューすると無効となる)

 
 

鉄拳3

ストーリー

<ストーリー1>
The king of iron fist tournament 2の闘いは終局を迎えようとしていた。

風間準は一八の神秘的な力の源がデビルによるものであると気が付き一八に接近する。
準は一八に出会いそこで自分が一八の神秘的な力に吸い込まれていくのを感じる。
数日後、この大会(The king of iron fist tournament 2)主催者である一八のもとまで辿り着いたのは、平八であった。
激闘の末、平八は息子一八を倒し再び三島財閥を我が手中に収める。平八はデビルの存在には気が付かず、一八を火山の火口に葬った。

それと時を同じくして風間準の前にデビルが現れる。準が一八との間に身ごもった新たな魂にとり憑くために。風間準はデビルをうち倒し、人里離れた屋久島の山中で一八の子、「仁(じん)」を育てる。

闘いが終わり、再び三島家の頭首となった平八はより絶大な権力を得る為、自らの手により各地で起きている世界の争い事を収拾する事で権力者間の信頼を得ようと考えた。紛争地帯には三島財閥私設部隊である「鉄拳衆」を派遣してその鎮圧に従事させ、貧しい国には食物をまかなえるだけの畑を開拓した。
 世界は表向きの平和を取り戻したかに見えた。

 約15年の歳月が過ぎた。 風間 仁 15歳の冬。

 平八の命令によりインディオの遺跡を発掘中の「鉄拳衆」が謎の生命体を発見する。
 平八は回収せよとの指示を出すが、「鉄拳衆」は「…部隊は全滅…奴は闘神か?!…」という謎の無線報告を最後に消息を絶つ。
 「鉄拳衆」捜索の為遺跡に降り立った平八が見たものは、おびただしい数の死体だった。平八は深い悲しみに陥るが、次の瞬間それは新たなる野望をかきたてるきっかけとなった。「これだけのパワーを秘めた「生命体」を我が手中に収めることができれば、若かりし頃に夢みた“世界征服”もまた夢ではない。」平八は再び野望に向かって立ち上がった。「闘神」そして「世界」を手に入れる為に。そして歴史は繰り返す…。

 やがて世界各国で奇妙な事件が多発する。その事件とは、強い魂を持つ人間−世界の格闘家謎の失踪事件である。

 この時、仁と静かに暮らしていた準は直感的に身に迫る危機を感じとる。
「とてつもないパワーに狙われている。」そう予感しはじめた準は、「来るべき日」に備えて、過去に起こった事のすべてを仁に話しはじめた。そして、自分の身に何か起こったら三島平八を尋ねるようにと。

 嵐の夜、その日はやって来た。 15歳の仁と準が暮らす山に「闘神」は現われ、すべてをなぎ倒しはじめた。「逃げて」と叫ぶ母を尻目に仁は闘神に立ち向かっていった。
しかし、仁は一瞬のうちに意識を奪われてしまう。

 仁が目覚めた時、そこには母も、母と暮らした森もなく、すべてが焼き払われていた。

「闘神」に母親を殺された仁は平八のもとへとやって来た。そして平八に「闘神」を倒すための術を教えてくれと頼んだ。
 事のいきさつを聞いた平八は「闘神」の狙いが「強い魂」である事を確信し、闘神をおびきよせる為「強い魂」がぶつかりあう「The king of iron fist tournament 3」の開催を決意する。

それから4年、風間仁19歳の春。

  「The king of ironfist tournament 3」の闘いが今、幕を開ける。
<ストーリー2>
The king of iron fist tournament 2終盤、三島一八の元にたどり着いた風間準。彼女は一八の神秘的な力に自分が吸い込まれていくのを感じた・・・。大会は一八の父、平八の優勝で幕を閉じる。大会を後にした準はデビルの襲撃を受ける。デビルの狙いは彼女のお腹の中にある一八の子供だったのだ。死闘の末、準はデビルを倒し、故郷の屋久島へと帰っていった・・・。

前大会より15年。世界は平和に時を刻んでいた。三島財閥頭首・三島平八は私設部隊「鉄拳衆」を使い、世界各地の紛争を鎮圧したり、貧しい国に対しての援助などを行っていた。ある時、インディオの遺跡を発掘中の鉄拳衆が「…部隊は全滅…奴は闘神か?!…」という謎の無線を残して消息を絶つ。平八はこの「闘神」を手中に収めれば世界征服も夢ではない、と確信する…。

やがて世界各地で格闘家の失踪事件が発生。一八との子供「仁」と屋久島で静かに暮らしていた風間準は、ふと身の危険を感じる。準は仁に話し始めた…。過去に起こったこと、もし自分に何かあったら三島平八を訪ねること。嵐の夜、2人の下に「闘神」が現れる。「逃げて」と叫ぶ母を尻目に仁は「闘神」に挑むが一瞬で意識を失う。目が覚めると母も家も生まれ育った森も何もかもが消えていた…。仁は平八のもとを訪れ「闘神」を倒す術を教えてくれるよう頼み込む。平八は「闘神」の狙いが「強い魂」であることを確信し、強い魂を持つ者、すなわち強い格闘家達が集うよう、「The king of iron fist tournament 3」の開催を決意する。そして仁に三島流喧嘩空手を伝授するのであった。4年後、「The king of iron fist tournament 3」が開催される。風間仁、19歳・・・。

優勝は風間仁。しかし「闘神」オーガを倒した直後、仁は待ち構えていた平八と鉄拳衆によって襲われる。それまで信頼していた者から裏切られた仁は、デビル化して彼らをなぎ払い、夜空の闇へと消えていった。
 
<特徴>
前作から19年後の世界が舞台となる。キャラクターは大きな世代交代が起こり、主人公は三島一八と風間準の子である風間仁である。システム面では「横移動」「受け身」「投げ抜け」が登場し、現在の鉄拳の原型をほぼ完成させた。奥深い駆け引きと空中コンボの爽快感により全国的に記録的なヒットとなった。ハード面では高性能基盤のSYSTEM12が登場し、高画質モニターと電光掲示板を装備した新筐体「サイバーリード」とともグラフィックを大きく向上させた。
 

アーケード版

  • 1997年3月稼働開始(SYSTEM12)
 

コンシューマー版

  • 1998年3月26日発売(PlayStation)
 
 

鉄拳タッグトーナメント

ストーリー

キャラクターを全員参加させたお祭り的なものでストーリーは存在しない。
大会主催者はなぜか巌竜となっている。
 
<特徴>
最大の特徴となるのは1本先取性のタッグシステムである。チェンジにより2人のキャラクターを同時に使用出来るが、そのうち一方がK.O.された時点で勝負は終了というスリリングな仕様となっている。
 

アーケード版

  • 1999年7月稼働開始(SYSTEM12)
 

コンシューマー版

  • 2000年3月30日発売(PlayStation2)
 
 

鉄拳4

ストーリー

前大会より2年。闘神の捕獲に失敗した平八は、残された血痕などを元に新たな生命体を作る研究を行っていた。研究が進むにつれ、闘神の遺伝子を生命体に組み込むためにはデビル化の因子が必要と判る。しかし自分にはその因子がない。因子のある孫の仁は行方不明…。

そんな中、平八は不思議な写真を入手する。その写真は20年前に撮影されたもので、全身に火傷を負い、背中に翼のようなものが生えた男の遺体が写っていた。その遺体が自らが20年前に葬った息子一八のものと確信した平八は、その遺体の行方を捜す。そして、遺伝子学分野で躍進を続けている新興企業“G 社”に行き当たった。

G社はその遺体を使って、新たな生命体を作る研究を行っていた。研究に使った遺体、そのデータの場所を突き止めた平八は鉄拳衆を送り込む。ヘリでその模様をみていた平八は成功を確信する。が、先陣を切った鉄拳衆が何者かに吹き飛ばされる。それをモニターで見ていた平八は驚く。なんと鉄拳衆を倒したのは、死んだはずの一八だったのだ。一八はG社の研究施設で蘇生し、自らの肉体を研究素材として提供し、デビルの謎を解こうとしていた。またもや平八に邪魔をされた一八は怒りに震える。鉄拳衆を全滅させ、「貴様からは全てを取り戻すっ!!!」と平八に向け宣戦布告をしたのち、一八は姿を消す。「死に損ないめ…」そうつぶやく平八。そして、「The king of iron fist tournament 4」の開催が世界中に告知される。自分をおびき寄せるための平八の罠だと知りながらも、一八は大会に参加するのであった…。

優勝者は風間仁?(鉄拳5の三島一八のストーリーでは「決勝で三島平八に敗れた」と表記されているので、表向きは優勝者無し。つまり平八が頭首の座を守ったことになっている、と思われる。)三島財閥・本丸で一八、平八を倒した仁。己の中のデビルを制御できなくなり、平八を手にかけようとする。背中からは黒い翼が生え、頭には角、全身に入れ墨模様が出現する仁。平八を殺そうとした瞬間、亡き母・風間準の幻影を見て正気を取り戻した仁。平八を離し、「母さんに…、風間準に感謝しろ。」とつぶやくと本丸の天井を突き破り飛び去っていった…。

アーケード版

  • 2001年8月稼働開始(SYSTEM246)

コンシューマー版

  • 2002年3月28日発売(PlayStation2)
 
 

鉄拳5 & 鉄拳5 DARK RESURRECTION

ストーリー

風間仁が飛び去っていった本丸。平八と一八が意識を取り戻すと、突然爆音とともにJack-4の部隊が現れる。一八の差し金か、と一瞬思った平八だったが、その一八も事態に驚いた様子。二人に襲いかかるJack-4達。不本意ながら共闘してJack達をなぎ倒す二人。隙をついて一八は平八を Jackの群れの中に放り込むと、デビル化して本丸を脱出。Jack達に覆い被されて身動きの取れない平八。すると、一体のJackが突然カウントダウンを開始。数秒後、本丸は大爆発を起こす…。

離れた場所でそれを見ている一人の男。彼は無線機のスイッチを押すと、何者かに報告を行った。「Heihachi Mishima is dead...(三島平八は死んだ…)」その直後、男の背後から一体のJack-4が襲いかかる。男はそれを撃退するとどこかへと去っていった。辺り一面燃えさかる中、本丸の瓦礫の中から何かが姿を現した…。

翌日、全世界に三島財閥頭首三島平八の死が報道される。それから1ヶ月後、何者かが三島財閥頭首の名で「The king of iron fist tournament 5」の開催を告知する…。

優勝は風間仁。彼は多くの部下が参列する中、三島財閥頭首の王座に座ると、不適な笑みを浮かべるのであった…。
 

アーケード版

  • 鉄拳5 Version 5.0 (2004年11月稼働開始、SYSTEM256)
  • 鉄拳5 Version 5.1 (2005年7月稼働開始、SYSTEM256)
  • 鉄拳5 DARK RESURRECTION (2005年12月稼働開始、SYSTEM256)

コンシューマー版

PlayStation2版
  • 鉄拳5 (2005年3月31日発売)
PlayStationPortable版
  • 鉄拳 DARK RESURRECTION (2006年7月6日発売)
PLAYSTATION3版
  • 鉄拳5 DARK RESURRECTION (2006年12月27日ダウンロード販売開始)
  • 鉄拳5 DARK RESURRECTION ONLINE (2007年8月1日ダウンロード販売開始)
 
 

鉄拳6

ストーリー

様々な混乱のあった「The king of iron fist tournament 5」だったが、大会主催者三島仁八と風間仁の死闘の末、風間仁の優勝で大会は幕を閉じた。

三島財閥頭首となった風間仁は突如、世界に対して独立と宣戦を布告。特殊部隊、鉄拳衆を使い、世界に戦いを仕掛けていった。混乱する世界。そんな中、些細ないざこざが世界規模の戦争に発展。国家は力を失っていった…。

破竹の勢いの三島財閥であったが、ある時を境にそんな三島財閥の対抗勢力として三島一八が権力を握ったG社が顕在化し始める。G社は各地で三島財閥の討伐を行っていく。そんなG社を世界は英雄としてもてはやし支持するのだった。そして、三島財閥頭首であり、混乱の原因でもある風間仁に対してG社は莫大な懸賞金を賭けるのであった。

一方、それまでG社に対して沈黙していた三島財閥は待っていたとばかりに「The king of iron fist tournament 6」の開催を宣言。

今ここに「The king of iron fist tournament 6」が開催される。ある者は名声のため、ある者は復讐のため、ある者は己の野望を実現するため大会に参加するのであった…。

アーケード版

  • 2007年11月26日稼動

 

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